知らないと損する!合同説明会を120%活用する3つの技術

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就活の風物詩になっている合同会社説明会。毎年、多くの学生が参加していますよね。ところが、この説明会、ただ参加するだけでは、ほぼ時間の無駄に終わってしまうリスクがあるのです。

内定を得た学生に聞いても「合同会社説明会はあまり意味がなかった」「時間の無駄、参加する必要なし」といっている学生は少なくありません。

では、どうすれば合同会社説明会を意義のあるものに変えられるのでしょうか?

合同説明会とは?

合同説明会とは、複数の企業が1つの会場に集まって合同でおこなう説明会です。

開催規模やイベント内容も様々で、多種多様な業界から数百社の企業が集まるような大規模な合同説明会もあれば、少人数の学生を対象にした数社のみが参加する小規模な説明会もあります。

また、いくつかの業界に特化したイベントや、理系学生限定のように特定の学生を対象としたイベントなど、特色のある合同説明会も見られます。

合同説明会では、各企業が構えるブースの中から興味のある企業を自由に選び、そこで企業の説明を受けるスタイルが一般的です。

また、1回の説明は10〜30分と比較的短く、個別説明会と比べて大まかな内容の説明となることが多いです。

【会社説明会ですべき質問】注意点と合わせて解説

2021.03.02

合同説明会に参加するメリット

合同説明会には、合同説明会ならではの様々なメリットがあります。一方、企業の詳しい話を聞きたい学生には不向きといったマイナス面があるのも事実です。

そのため、全ての学生にとって有意義なイベントになるわけではありませんが、合同説明会の特性を上手く利用できれば、就活を効率的に進められるのは間違いありません。

合同説明会を最大限に活かすためにも、メリットをしっかりと理解して、明確な目的を持って参加するようにしましょう。

気軽に参加できる

合同説明会のメリットの1つは、その参加ハードルの低さです。入場の制限はほとんどなく、入場料は無料なので、気軽に参加できます。

また、基本的には終日開催されており、大規模なものだと数日間に渡って開催されます。途中入場・退出もできるので、就活のスキマ時間や予定の前後に参加が可能です。

合同説明会だからといって必ず複数社の説明を受ける必要もないので、参加企業リストを確認して気になる企業が1社でもあれば、少しだけ参加してみるのも良いでしょう。

開催場所も様々で、大学によっては学内合同企業説明会を開催する場合もあるので、授業の合間などに参加してみるのもおすすめです。

業界や企業に関する知見が広がる

合同説明会には多種多様な業界の企業が参加するため、今まで知らなかった業界や企業と出会うことができるのも大きなメリットです。

興味のある分野や業界の企業を探すことは比較的簡単ですが、全く知らない業界や企業は検索しようがないので、簡単に見つけることはできません。

そのため、知らない企業が多く参加する合同説明会は、就活の視野を広げるチャンスとも言えます。

興味・関心のない業界の企業が多く参加する説明会に思い切って参加することで、新たな発見があるかもしれません。
また、知った気でいても、実際に企業の話を聞くとイメージが変わり、興味がわくケースもあります。

少し話を聞いてみて興味がわかなければ、その業界や企業を選択肢から外せばいいだけなので、効率的に企業探しができるのも合同説明会ならではの利点です。

就活生仲間を作れる

合同説明会には多くの学生が参加するので、就活仲間を作るのにも最適です。就活仲間がいると、就活に関する情報交換や相談をすることができ、心強い味方となってくれます。

知らない人にいきなり話しかけるのはハードルが高いかもしれませんが、同じような業界を志望する学生や同じブースで説明を受けた学生であれば、共通の話題が見つけやすいです。

また、合同説明会で就活仲間を作りたいと考えている人も多く、個別説明会や選考と比べて就活特有の緊張感も薄いので、声も掛けやすくなります。

合同説明会では就活セミナーを同時開催している場合も多く、セミナーで組んだグループ内で仲良くなる場合もあるので、積極的に参加すると良いでしょう。

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合同説明会を有効活用する方法

合同説明会ならではのメリットについて解説してきましたが、これらの強みを最大限に発揮するためには、合同説明会に参加する時期や参加の仕方の工夫が大切です。

もちろん、ここで解説する方法だけが正解というわけではありません。合同説明会に参加する目的によって、最適な方法も変わってきます。
視野を広げるために多様なブースを回ってみるのも良いですし、業界研究のために特定の企業だけを選ぶのも良いでしょう。

大事なのは、合同説明会への参加目的を明確にすることです。そして、ここで紹介する方法を参考にして、自分なりの活かし方を模索してみてください。

就活の取っ掛かりに利用する

気軽に参加でき、業界や企業の視野を広げることができる合同説明会は、これから就活を始める学生におすすめのイベントです。

就活を始めたばかりだと、何から手をつければ良いのか分からない、なかなかやる気がでないという学生も多いはずです。

そのような場合、合同説明会に参加して気になった企業の話を聞いてみることで、志望業界や企業を見つけるキッカケが得られるかもしれません。

また、就活の雰囲気に慣れたり、周りの就活生から刺激をもらえたりと、会場に足を運ぶだけでも意味があります。就活を体験してみるという意味合いで、大学2年生や3年生の早い時期に参加してみるのもおすすめです。

就活初期の時間に余裕がある段階で、とりあえず行動したい学生にとって、合同説明会は最適なイベントと言えるでしょう。

知らない業界や企業のブースにも積極的に参加する

合同説明会で視野を広げたい学生には、もともと興味・関心がなかった業界の企業や、名前だけは聞いたことあるような企業のブースを重点的に回るのがおすすめです。

合同説明会での企業説明は、良くも悪くも初歩的な内容になり、採用サイトやWebで調べれば分かるような情報が大半になる場合も少なくありません。

そのため、もともと興味があって個別説明会に参加する予定の企業や、業界・企業研究をすでに終えている企業のブースにわざわざ参加する必要性はありません

それよりも情報を持っていない企業の説明を聞いて、業界やビジネスに関する知識を確実に増やしておくことで、視野が広がるだけでなく面接の受け答えの材料にもできます。

少人数のブースでじっくり話を聞く

合同説明会では、参加する企業の中で知名度による差が生まれてしまうため、どうしても有名な企業に学生が集中してしまいます。
そのため、定員オーバーで座りきれない状態の企業もあれば、学生がほとんどいないブースもあります。

そのような少人数のブースをあえて回ってみるのも1つの手です。
なぜなら、社員と近い距離でじっくりと話せるからです。

合同説明会は緊張感も少なく、社員とフランクに話しができます。選考や評価をあまり意識せずに社員と話せる機会も貴重なので、チャンスがあれば積極的に参加してみてください。

担当が人事の社員であれば、業界や事業についてだけでなく、就活全般に関する疑問や相談をしても良いでしょう。

合同説明会の見つけ方

合同説明会は、基本的にネット検索で探します。大学のキャリアセンターやハローワークで情報はもらえますが、そのためだけに足を運ぶのは効率的ではありません。

就活イベントの中から条件を設定して検索できる就活サイトを使えば、簡単に合同説明会が見つけられます。

ただし、サイトによっては検索できる地域が限定されていたり、全てのイベントを網羅できていないものもあるので、複数のサイトを併用するか、信頼できるサイトを利用しましょう。

情報サイト「イベカツ」では、合同説明会や就活セミナーなどの就活に役立つ最新のイベント情報を発信しています。主要都市の大型イベントだけでなく、地方で開催される小規模イベントも網羅しており、検索条件も細かく設定できるのでおすすめです。
イベカツはこちらから

合同説明会の参加方法

合同説明会は基本的に入場料無料で、申し込みや予約も不要な場合が多いです。
ただし、予約が必要な場合もあるので、念のため事前に確認しておくようにしてください。
会場の収容人数が限られる小規模のイベントは、特に注意が必要です。

事前準備が必須な書類なども特になく、途中入場・退場も可能なので、息抜き感覚で足を運んでみるのもおすすめです。

あくまでもビジネスシーンの一部なので気を抜きすぎるのはNGですが、合同説明会での振る舞いが選考に影響することはほとんどないので、気楽な気持ちで参加してみましょう。

合同説明会の回り方

合同説明会の参加企業は事前に公開されるので、話を聞いてみたい企業にあらかじめ目星をつけておくと、効率的に回れます。

また、参加したい企業が決まっていなくても、とりあえず参加してみて、会場を回る中で気になったブースに参加してみるのもOKです。話を聞ける企業数に制限はないので、時間に余裕があるなら、1日かけて複数の企業を回ってみるのも良いでしょう。

少し話を聞いてみて興味がわかなければ、途中で別の企業に移ってもよいですが、説明途中に席を立つのは迷惑になる場合もあるので、後ろの方で話を聞く等の配慮をするようにしてください。

ただし、説明終了後にエントリーシートを配布する場合もあるので、少しでも興味があるなら最後まで話を聞くようにしましょう。

合同説明会の服装と持ち物

合同説明会の服装は指定がない場合が多いですが、ほとんどの学生はスーツで参加します。

そのため、スーツかオフィスカジュアルでの参加がおすすめです。ビジネスシーンに不適なラフすぎる格好は失礼に当たりますし、悪目立ちしてしまうので避けてください。

合同説明会の持ち物は、企業のパンフレットが入る大きさのバッグと筆記用具、メモ帳が必須です。

また、入場券が必要な場合は忘れずに持っていくようにしてください。もらった資料をまとめておくクリアファイルや、選考予定を書き込むスケジュール帳もあると便利です。履歴書は基本的に不要ですが、指示があれば用意しておきましょう。

合同説明会に行っても無駄だと言われる理由

上記で合同説明会の参加メリットを伝えても、やたら混みあうわりに、選考上のメリットがなく、説明もHPを見た方が早い、だから、あまり参加する意味はないと思う人もいるでしょう。

では、合同説明会はまるで意味がないのかというと、実はそうでもないのです。

あなたの就活力はどのくらい?

就職に成功するためには、まず自分の就活力を知っておく必要があります。就活力とは、就活で必要な準備や企業側が重視しているポイントに対して、どれだけ備えているかをはかる指標です。
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合同説明会で寂しそうにしている中小企業こそ穴場

多くの学生が行きたがる大手企業の説明会には、あまり意味がない。では、どこに行くべきなのか?おすすめは中小企業のブースです。

学生は大手有名企業しか見ないため、中小企業の説明会はかなりガラガラ。東証二部上場のメーカー、はては一部上場のメーカーですら、学生が一人も来ず、人事や役員がポツンとしている……ということは、しょっちゅうです。

人事の気持ちになってみれば、これは辛い。まざまざと「自分の会社は知名度がない。若い人から見向きもされない」という現実を見せつけられるのですから。知人の人事のなかには「あれは辛かった。費用の割に学生も集まらないし、もう二度と参加しない」と言っている人もいます。

中小企業に行くと深い話を聞ける

誰も見向きもしない状況で、学生が来て、しかもその学生が熱心に話を聞いてくれるとなれば、どうでしょうか?どうしても心理的に贔屓をしてしまいます。

人数も少ないので、人事はあなた一人のために話をしてくれます。深い話が聞けますし、名刺を持っていけば、人事に名前を覚えてもらうことも容易です。大手企業の説明会場に行くよりも、何倍も実りある時間が過ごせます。

とはいっても、むやみやたらに中小企業のブースに行けばいいというものでもありません。
合同会社説明会に参加する企業をひと通り検索して、事業内容に興味が持てそうな企業を絞り出しておきましょう。

内定がゼロにならないための対策|就活生が知るべき企業選定

2020.05.19

説明会から内定につなげよう

中小企業の説明会の話を聞いて少しでも興味が持てたなら、人事に名刺を渡し、OB訪問や工場見学ができないか聞いてみましょう。

ダメだと言われたところで、失うものがあるわけではありません。学生の方から積極的にアプローチをかけていけば、多くの企業は柔軟に対応してくれるものです。

合同会社説明会から工場見学の約束をとりつけ、人事から「ぜひ、選考に参加してください」と言われ、選考に参加し、とんとん拍子に内定をもらったというケースもあります。

人事の方としても、大手の選考に落ちてから中小企業を志望する学生よりも、就活早期の合同会社説明会から、自分の企業に興味を持っている学生の方を評価したくなるものです。

内定があることの意味

就職環境がよくなっているので、学生は「中小企業の内定なんかもらっても…」と思うかもしれません。しかし、一つ内定をもらっていると、「まぁ、職はあるし」と気持ちが楽になり、本命の企業の選考を受ける上でもプラスに影響します。

さらに、「すでに内定をもらっている」というだけでも、人事のあなたを見る目が変わります。内定があるということは、「他の企業の人事に『内定を与えたい』と思わせるだけの人物」であるという証明だからです。

このように、合同説明会では中小企業の説明会に行き、熱心に話を聞き、選考に参加し、早いうちから内定を得ていると、就活がとても有利になります。

合同説明会の特性を活かして就活を有利に進めよう

合同説明会に参加する場合は、何を目的とするかを明確にしておくことが大切です。

友達と一緒に参加する学生も多いですが、目的が違う友達と一緒に回ってしまうと、お互いにとって非効率な回り方になってしまう可能性もあります。また、あなたの目的が合同説明会で達成できないものであれば、無理に参加する必要もありません。

合同説明会に参加する意味があるかどうかはあなた次第なので、周りの意見に流されるのではなく、自分の考えに従って最大限に活用するようにしましょう。

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