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新卒採用では、「志望動機」が非常に重要です。リクルートの調査「就職白書」によれば、78%の企業が「企業への熱意」を採用項目として重視しているからです。(全項目中2位)
新卒の場合、中途と違って能力面では差が少ないので、「企業への熱意」にかかわる志望動機がより重要になります。同じ能力なら、志望動機がしっかりしているモチベーションが高い就活生を採用したいのです。
では、どうすれば「企業への熱意」が伝わる志望動機が書けるのでしょうか?わかりやすい志望動機の例文を使って、志望動機の書き方を徹底的に解説いたします!
これを使えばOK!内定する志望動機のフレームワーク
実は、説得力のある志望動機を書くのは簡単です。採用担当に響く「志望動機の型」を押さえておけば、誰でも説得力のある志望動機が書けるようになります。説得力のある志望動機のフレームワーク
志望動機の書き方は、実は簡単です。以下の図のポイントを押さえて志望動機を書くだけで、上記のような説得力のある志望動機が簡単につくれます。企業で働く意志、企業研究の深さ、熱意すべてが伝わり、人事に評価されるでしょう。以下のポイントを押さえましょう。

志望動機が書けない時は、志望動機作成ツールを活用してみよう
ここまで○○の志望動機を作成する方法を解説してきましたが、例文のような志望動機を一人で書き上げる自信がない方も多いはず。
そんな時は、「志望動機ジェネレーター」を活用してみましょう。
志望動機ジェネレーターなら、簡単な質問に答えるだけで説得力のある志望動機が完成します。
志望動機作成ツールを活用して、人事を唸らせる志望動機を完成させましょう。
参考になる!大手内定者の志望動機の例文
ただ、フレームワークの図を見ただけでは「実際、どう書くの?」とイメージが沸かないでしょう。そこで、このフレームワークに基いている、大手内定者の志望動機の例文を見てみましょう。例文を先に読んだ方が「こんな風に書けばいいのか!」と完成形のイメージがつかめると思います。私はキッコーマンの製品を世界に広めることで、日本の食文化の素晴らさを世界に伝える一助になりたいと考えています。
このフレームワークのポイント
ビジョンを語ると本気度が伝わる
まず、大事なポイントは「私は貴社で〜に取り組みたい」というビジョンを語ることです。「〜に取り組みたい」という明確なビジョンを語ることで、仕事への能動的な熱意を伝えられます。なぜ目標にこだわるのか?を説明しよう
ただ、目標だけを語っても「本当?」と疑われてしまいます。だから、過去の経験を踏まえて、「なぜその目標に取り組みたいのか?」を答えましょう。過去の経験を根拠として「なぜその目標なのか?」を答えることで、あなたの本気度が伝わります。会社の特徴をとりあげ、「なぜ御社なのか」を伝える
次に、「その目標に取り組むには、なぜ他の会社ではなく御社でなければならないのか?」を語りましょう。自分のビジョンと、志望企業の特徴をすりあわせることで、高い志望度がアピールできます。その会社の特徴をとりあげ「●●業界の中でも、御社は〜という強みがあります。御社でなら、〜に最も取り組めると感じました」とつなげるのです。
入社後の展望を語る
「入社できた際には、(自分の長所)を活かして、(こんな風に)働きたい」と抱負を述べましょう。「自分の長所を活かして、こう働きたい」と展望を語れば、熱意を伝えると同時に自己PRにもつなげられます。STEP1…「やりたいこと」をベースに主体的な志望動機をつくる
「魅力を感じる」「惹かれる」志望動機は評価されない
就活生がよくある駄目な志望動機が、以下のようなものです。- 御社のグローバルな事業展開に魅力を感じております。
- 御社の環境に配慮した高い技術力に魅力を感じております。
- 御社の「人」に魅力を感じております。
「その会社で事業を動かす人間」としてふさわしい志望動機を
仮に入社するとしたら「その企業の従業員」になるわけです。だから、そこで働く動機としてふさわしい「貴社の事業で〜がやりたい」「貴社の仕事でこんなことにチャレンジしたい」と「やりたいこと」をベースに志望動機を作成するべきです。その会社の仕事を通じて「やりたいこと」を志望動機のコアにしよう
志望動機を作成するときは、「その仕事を通じてやりたいこと」をベースに志望動機をつくりましょう。「やりたいこと(ビジョン)」をベースに志望動機を作成すれば、仕事への意欲が伝わる志望動機が作成できます。たとえば、例文では、STEP2…「なぜその目標なのか??」を過去の体験から語る
ビジョンだけでは説得力がない
「やりたいこと」だけでは説得力がありません。口で言うだけなら誰でもできるので、「これがやりたい」だけでは本気度が伝わりません。本気度を伝えるには、「なぜそれをやりたいのか?」理由もしっかり説明することです。過去の体験から「なぜその目標なのか?」を説明する
STEP3…なぜその会社でなければならないのか?
数ある会社の中で、なぜその会社なのか?
既に述べたように、新卒採用では「企業への熱意」が伝わるものでなければなりません。だから、志望動機の最後に「その目標を達成するには、貴社で働くのが一番である」と結論づけ、「第一志望感」が伝わる文章に仕上げます。「第一志望」と伝わる志望動機の構成
「第一志望」だと伝わる志望動機にするには、以下の点に気をつけて、文章を構成しましょう。- 1.仕事を通じて、成し遂げたいことを明確にする
- 2.会社の特徴・強みを分析する
- 3.上記の強みを持つ御社でなら、「1」の目標を達成できる
たとえば、例文では、
STEP4…入社後の展望・抱負を語る
展望を語ると熱意が伝わる
文字数に余裕があれば、最後に- こんな職種で
- 自分の〜という長所を活かして
- こんな風に働きたい
自分の長所をどう活かすか?
展望を語るときには「その職種では、自分のどんな長所が活かせるか?」にも言及しましょう。自分の長所が仕事でどう活きるか?に言及することで、仕事への能動的な姿勢をアピールできますし、自己PRにもなります。STEP5…志望動機を添削しよう
どんなに良い志望動機を書いていても、読みにくい文章やレイアウトで書かれていると、魅力は半減してしまいます。以下のポイントを心がけて、少しでも読みやすい志望動機に仕上げましょう。読みやすい志望動機を書くためのポイント
読みやすい志望動機の文章をつくるために、以下のポイントを心がけましょう。- 一文はできるだけ短く。できれば1行40文字程度に押さえたい
- 一文が長くなりそうなら、つなげずに、「。」で文章を区切る
- 主語と述語はできるだけ近づける
- NG 貴社は、個人向けの信託販売において、他行に先駆けた取り組みをしています
- OK 個人向けの信託販売において、貴社は他行に先駆けた取り組みをしています
手書きの志望動機を書く時の注意点
手書きの志望動機を書くときには、以下のポイントに気をつけてください。- できるだけ綺麗な文字で書く
- 結論部分は少し大きな文字を使い、下の段落と空白を空けて、見やすく書く
- 文字の詰め込みすぎに注意。手書きの場合は、文字数を少し犠牲にしても「見やすさ」を優先しよう
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志望動機のNG例
志望動機は、就職試験で必ずといっていいほど聞かれる質問です。ありきたりな答えでは、採用担当者の印象に残ることはできません。自分の志望度の高さや、企業に対する思いがうまく伝わるように工夫して書くようにしましょう。ただやみくもに、自分の意見ばかりを押し付けるのはよくありません。簡潔に分かりやすく、相手にいいたいことが伝わるような文章が理想的です。
ここでは、志望動機でよく見られるNG例を紹介していきます。これから挙げる例文のような文章では、企業からの印象が悪くなってしまう可能性もあるので、注意が必要です。
「経営理念に共感した」という志望動機
志望動機でよく聞かれるフレーズですが、経営理念に共感したというだけではNGです。ありきたりな答えで、どこの企業でも使える文章なので、他の履歴書でも同じようなことを書いているのでは、と思われてしまう可能性があります。理念に共感したというのは、立派な志望動機のように感じますが、それだけでは薄っぺらく中身がないという印象です。どんな経営理念に共感したのか、具体的に説明するようにしましょう。
経営理念の内容をしっかりと把握しておくことで、企業について事前に調べていることが分かります。どのような理念に共感したのか、それについて自分はどう思ったのか、などオリジナリティが出せるように、自分なりの考えをまとめて答えるようにすると、好印象です。
「御社で学んでいきたい」という志望動機
謙虚な姿勢をアピールしようと書いてしまいがちな表現ですが、これもNGです。これから勉強していきたいです、というアピールは一見すると熱意があるように思えますが、受け身で人から言われて動くタイプだと思われる場合があります。企業はなるべく即戦力となる人材を求めているので、受け身な態度は好ましくありません。すでに持っている能力やスキルを活かして、業務を進んでこなして欲しいと思っています。
研修制度が充実している、などの志望動機も同じです。企業から与えられる機会を待っているだけでなく、自ら積極的に仕事に取り組んでいく前向きな姿勢をアピールすることが大切になります。
学んできた知識を活かし新しい挑戦をしていきたい、自分のこんな能力を発揮したい、などやる気と対応力を伝えるようにしましょう。
休みや給料などの待遇で選んだという志望動機
仕事をする理由のひとつに、生活のためのお金を稼ぐことが挙げられます。給与面やプライベートに関係する休暇は、企業を選ぶ上でも重要なポイントです。しかし、志望動機として休みや給料などの待遇面を出すのはNGです。仕事に対するやる気がないと思われてしまいますし、プライベートに重点を置いていると感じられます。
まずは、企業や業務に対しての志望動機を伝えるようにしましょう。企業を選んだきっかけが待遇面だったとしても、あえてそのことを伝える必要はありません。
待遇だけを気にした志望動機では、採用してもギャップを感じればすぐに辞めてしまうのでは、と思われる可能性があります。志望動機は、仕事の内容や企業の事業に関することを軸に構成するといいでしょう。
志望動機の例文①
実際に、独学ながらホームページを作ってみたり、セミナーで専門的なソフトの操作方法を学んだりと、努力を重ねてきました。
またWebデザインを学ぶ中で、お客様の意向を知るためにもコミュニケーション力が、とても大切であると感じました。
学生時代には接客のアルバイトをしていて、相手の要望をくみ取る能力には自信があります。入社後は、コミュニケーション力を活かしながら、Webデザイナーとして貢献したいと思います。
また、実務に必要なデザインの知識だけでなく、顧客とのコミュニケーション能力があることもアピールしています。社外の人はもちろん、社内でも仲間と協力していく事は重要になります。
志望動機の例文②
私自身が、貴社の商品広告を見て実際に商品を購入した経験があります。はじめは、その商品にあまり興味を持っていませんでした。しかし貴社の広告を拝見し、「この商品を使うと、こんな利点があるのか」と新しい発見があり、購買意欲をそそられたことを、今でも覚えています。
今度は、私がより多くの人にそう思ってもらえるような広告を発信したいと思います。そのために、貴社の広告ノウハウの習得に励み、一日でも早く貢献したいと考えています。
自分自身が実際に経験したエピソードを元に、分かりやすく文章にしているのもポイントです。広告の必要性や目的をしっかりと理解して、企業に貢献していきたいという思いがよく分かります。
志望動機の例文③
そして、それを聞いてますます貴社で働きたいという思いが強くなりました。
在学中はパソコンスキルを磨くために、独学で様々な資格を取得しました。情報処理の速度にも、自信があります。貴社で事務のスペシャリストになれるよう、持ってる能力を活かしながら精進していきたいと考えています。
自分で積極的に勉強して資格を取ったという、前向きな姿勢も伝わります。同じ事務職でもほかの企業ではなく、この企業に入社したいという志望度を、インターンの経験を通して伝えているのもポイントです。
志望動機の例文④
貴社は、ひとつの案件に真摯に向き合うことを大切にしながら、地域に根付いた事業を展開する一方で、海外進出などの新しい挑戦を続けておられます。事業の方針が、私自身の考えと重なるところがあり、貴社で自分の想いを実現したいと考えました。
入社後は業務に携わる中で、自分の能力を伸ばしながら、仲間とともに成長し、お客様の期待に応えていきたいと思います。
また、事業内容や経営方針をしっかりと理解しているという印象も与える文章です。入社後の目標を述べることで、積極的な姿勢を伝えることができます。
自己分析ツールで、ハイレベルな志望動機を完成させよう
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偏差値形式で表示してくれるので、「自分の強みは何なのか?」「向いている仕事は何なのか?」「どんな弱点があるのか?」「向いていない仕事は何か?」が一発でわかります。自分の向き・不向きがわかるので、自己分析で適職について考える時にとても役立ちます
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