【会社説明会ですべき質問】注意点と合わせて解説

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会社説明会は、企業の人事が事業内容から募集要項などを口頭で説明してくれる機会です。

主に人事の説明を聞く場ですが、最後に「なにか質問はありませんか?」「説明は以上になります。質問のある方はいますか?」と質問を受けるケースが多いです。

会社説明会での質問は、志望企業をより深く知るチャンスというのはもちろんく、自分の印象を残す場面でもあります。

ここでは、会社説明会での聞いておくべき質問や質問の仕方について解説します。

会社説明会は企業研究・選考対策に役立つ

会社説明会の内容

会社説明会では、企業理念や事業内容のような企業の概要、募集要項や福利厚生、職種や業務内容といった、就活生に必要な選考に関する情報を説明してくれます。

基本的には人事部の社員が説明をしますが、他部署の若手社員も同行して1日の仕事内容や業務スケジュール、仕事のやりがい等の話をしてくれる場合も多いです。

説明会の最後には基本的に質疑応答の時間が設けられており、企業研究や説明会中に持った疑問を質問することで、選考に関する疑問や不安を払しょくできます。

ただし、時間が限られる関係上、説明会の内容は広く浅くなってしまう場合も多く、必要な情報を過不足なく得るためには、質疑応答の時間を有効に活用しなければいけません。

会社説明会の後には先輩社員との座談会や懇親会が設けられている場合もあり、選考前に先輩社員の生の声を聞ける貴重な機会となるので、積極的に活用しましょう。

自己分析の浅さは、人事に見透かされる

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会社説明会では就活生の質問を受け付ける時間が設けられる

企業側の意図①不明点・疑問点なく選考を受けてほしい

企業側は説明会で質問を受け付けることで、企業や選考に関する不明点・疑問点をなくしてから、納得して選考を受けてほしいと考えています。

学生側からしても不安なまま選考を受けてしまうと、その気持ちが態度や言葉に表れてしまい、企業への熱意が伝わりにくくなってしまいます。

採用HPや説明会だけでは企業の情報すべてを伝えることはできませんし、学生によって知りたい情報は異なるので、網羅することも難しいです。

そのため、逆質問により不明点・疑問点を明らかにし、納得した上で企業の選考を受けることで、企業と学生のお互いにとって有意義な選考にしたいという企業側の思いがあります。

企業側の意図②選考後のミスマッチをなくし辞退を防ぐ

企業側のもう一つの狙いは、選考後のミスマッチを無くして選考や内定の辞退を防ぐことです。

リクルート就職みらい研究所が発表した2020年10月1日時点の就職プロセス調査によると、2021年卒の内定辞退率は60.6%となっており、半数以上が内定を辞退していることになります。
※就職内定辞退率 = 就職内定辞退人数 ÷ 就職内定取得人数

学生が内定辞退をしてしまうと、その学生の採用に割いた時間や労力が全て無駄になってしまい、代わりとなる人材を確保する必要が出てくる場合もあり、企業側にとっての損失は計り知れません。

内定辞退の理由は様々ですが、学生が望む働き方や待遇と企業の実態が異なることに選考後に気付いたことによる辞退も理由の1つです。

そのため、選考後のミスマッチを出来る限りなくすために、企業側は早い段階で学生の不明点を明確にしておくことに重点を置いています。

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会社説明会で聞いておくべき質問例

会社説明会での質問は「何を聞けばいいのかわからない」という人も多いでしょう。そんな人のために「これは聞いておきたい」という質問リストを紹介します。

業務についての質問

  • 主な仕事内容と平均的な1日のスケジュールを教えてください
  • 入社前と入社後で会社への印象が変わった点はありますか?もし、あるとすれば、どんな点ですか?
  • 仕事をする中で一番大事にしている心構えは何ですか?

たいていの会社説明会では、先輩社員が登壇します。彼らに具体的な仕事内容を聞いてみましょう。詳しい仕事内容を知っておけば、志望動機作成の材料になります。

また、仕事像を理解しておけば、自己PRでどのような長所をアピールすればいいかも見えてくるでしょう。

やりがいについての質問

  • 仕事の中で、一番やりがいを感じるのはどんな時ですか?
  • 仕事の中で、一番大変なのはどんな時ですか?また、「これは大変だった」というエピソードがあれば教えて下さい
  • 仕事をしていて一番成長したなと思うところを教えて下さい

仕事のやりがいについて聞いておけば、志望動機をつくる際に参考になります。実際に働く人の生の声を活かした志望動機をつくれば、面接でも高く評価されるでしょう。

資質についての質問

  • 御社で活躍している人に共通すると感じる能力や考え方はありますか?
  • (先輩社員に)自分の部署に配属される後輩は、どういう人であって欲しいですか?新入社員に求める考え方や能力などがあれば教えて下さい

『会社で活躍するための能力・資質』を知っておけば、効果的な自己PRができます。会社が求めている人材像は会社ごとに違います。会社の求める人材像を把握し、効果的な自己PRができるようになりましょう。

志望理由についての質問

  • 就職活動の際、数ある会社の中でなぜ御社を選ばれたのですか?理由を教えて下さい
  • 会社・仕事を選ぶ際に、どんなことを重視されていましたか?またその想いは会社で叶えられていると想いますか?

会社を最終的に選んだ理由や、就職活動の軸を聞いておけば、志望動機作成の参考になるでしょう。実際に面接をくぐり抜け働いている人の志望理由は、志望動機作成の良い材料になるはずです。

職場の雰囲気についての質問

  • 職場の風通しは良いですか?良いと思う場合、どんな時に風通しが良いなと感じましたか?
  • 実際の職場の雰囲気・社風はどのようなものですか?
  • 若手社員がどのくらい仕事を任せて貰えるかについて伺いたいと思います。入社後、3年間は主にどのような仕事をされましたか?

職場の雰囲気について理解するための質問です。職場の雰囲気を知っておけば、自分にあうかどうかの判断ができます。

働きやすさについての質問

  • (女性の先輩社員に)女性として働く上で、働きやすさを感じますか?感じるとすればどんな点にそれを感じますか?教えて下さい

女子社員が登壇している場合は聞いてみてもよいでしょう。ただ「働きやすいですか?」と聞くと「働きやすい」という回答しか得られません。だから、「どんな点にそれを感じますか?」と具体的に聞いてみましょう。

会社説明会で聞いてはいけない質問例リスト

聞くべき質問だけでなく、控えた方が良い質問もあります。

説明した内容と重複する質問

説明会の中で社員の方がすでに話をしていたこと、説明したことについて質問すると、話を聞いていなかったと思われてしまいます。同じことを説明するのは、時間と手間を2重に取らせます。

きちんと話を聞いて、必要なことをメモしていれば同じ質問は繰り返しません。最初から最後まで、すべてを聞きもらさないというのは困難ですが、重要なポイントや採用についての説明はしっかりと確認しておきましょう。

また、企業の強みと弱みを教えて下さいというのも、マイナスの印象になります。「強み」「弱み」という言葉を使っていなくても、特徴やこれからの課題として解説していることがほとんどです。

会社説明会ではただ話しを聞くだけでなく、自分なりに理解することも大切です。

ノルマや残業に関する質問

ノルマや残業も気になるところ。しかし、実際、多くの日本企業ではノルマやサービス残業があります。学生の手前「うちは40時間までしか残業つかないよ。あとはサービス残業。ノルマこなせない奴は詰めるよ」なんていえませんから、聞いても公式の数字を言われるでしょう。

  • サービス残業をすることはありますか?残業はどのくらいですか?
  • 営業ノルマはありますか?
  • 休日出勤はどのくらいありますか?
  • 定時に帰宅できる日はどのくらいありますか?

調べればわかる質問

調べればわかることは、新聞やWebで調べましょう。調べらればすぐにわかることに、貴重な説明会の時間を使うべきではありません。

  • 御社の経常利益率を教えて下さい
  • 海外展開はしていますか?

質問が無しNG

説明会の最後には「何か質問はありますか」と聞かれることがほとんどです。ここで何も質問しないのも、企業に対して興味がないと感じられてしまいます。

企業を詳しく知りたいと思い説明会に参加していれば、話を聞いてるうちに何か疑問点が出てくるものです。話を聞いていなかったのかなという印象も与えてしまう可能性もあります。

説明会では参加している学生の人数も多いので、全員が質問をしなければいけないということはありません。

しかし、入社したいと考えている企業なら、何かしらの質問をすることで自分をアピールすることもできます。好印象を与えるような質問は、企業へ興味があることを伝えるチャンスだと考えてみましょう。

会社説明会での質問の仕方

学校名と名前を伝える

急に質問をするのではなくて、「〇〇大学〇〇学部の△△と申します。」のように、最初に学校名と名前を伝えるようにしましょう。

最低限のマナーとして自己紹介が必要というだけでなく、採用担当者に顔と名前を覚えてもらえる可能性もあります。

印象に少しでも残ることができれば、選考で有利に働くかもしれません。

ただし、自己PRをする場ではありませんので、長々と自己紹介をすることは避けてください。

今日の感想を述べたあとに質問をする

質問の前に説明会の感想等を簡単に述べると印象が良くなります。

感想を述べるのが難しい場合でも、「本日は貴重はお話をありがとうございました。」のように感謝の言葉を一言添えるだけでも印象は違います。

ただし、あくまでも質疑応答の時間なので、感想をいつまでも話してしまうとマイナスな印象を与えてしまうため注意が必要です。

また、時間が押している場合は感想は省いても問題ありません。周りの状況見つつ余裕がありそうなら質問前に感想を述べてイメージアップを狙いましょう。

質問が複数ある場合は先に伝える

質問が複数ある場合は、「2点質問させて頂いてもよろしいでしょうか?」のように、質問の前に許可を取るようにしましょう。

ただし、質問をしたい他の学生の時間を奪ってしまうことや、担当者側としては複数の質問をされると覚えるのが大変という理由から、1回で複数の質問をすることはあまりおすすめできません。

出来る限り1回につき1個の質問に絞るようにして、他に質問をしたい学生がおらず、時間に余裕があるようなら再度質問するようにした方が良いでしょう。

どうしても複数質問したい場合に限り、先に複数あることを伝えた上で質問するようにしてください。

会社説明会での良い質問を自分で考えるコツ

ここまで質問例を紹介してきましたが、大事なのは「自分が本当に知りたいこと」を質問することです。知りたいこともないのに無理に質問する必要はありません。
反対に、知りたいことがあれば、上記で紹介していなくても積極的に質問するべきです。

では、どうすれば自身の力で「良い質問」を考えることが出来るのか?良い質問をつくるためのコツをご紹介します。

イエスorノーで答えられない質問にする

良い質問とは相手が答えやすい質問です。答えにくい質問では、意味のある回答を引き出せません。意味のある回答を引き出すためには、具体的に聞く必要があります。

質問が抽象的だと、たとえば「やりがいはありますか?」のような質問だと「はい、ありますね」のようなどうでもいい回答しか引き出せません。具体的に聞けば、身のある回答を引き出せます。以下を見てみましょう。

  • 「やりがいはありますか」→(具体的にする)→「今までで一番やりがいを感じた瞬間はどんな時でしたか?」
  • 「社内の雰囲気はどうですか?」→(具体的にする)→「先ほどのご説明に、風通しが良い職場だと仰っていましたが、具体的にどんな点に「風通しの良さ」を感じますか?」

具体的な聞き方の方が答えやすいのが見てわかると思います。質問の仕方としては、
YES/NOクエスチョン(風通しはいいですか?)よりも、5W1Hを聞く(風通しがいいなと思うのはどんな時ですか?)と聞くことです。

特に、WhatやHowは質問から回答が広がりやすくなります。(お仕事で結果を出すために一番意識していることは?)

会社説明会では企業研究や選考への不安を払拭するための質問をしよう

会社説明会では、ほとんどのケースで最後に就活生からの質問を受け付けます。
こせから選考を受ける可能性もあります。選考に対しての不安を払拭するための質問や、志望動機を作成するにあたって詳しく知りたい内容の質問をしましょう。

質問は、担当者が説明した内容と重複してはいけません。また、YES、NOで答えられる質問よりも、実例を紹介しながら話して貰えるような質問を投げるようにしましょう。

会社説明会説明会で聞けないことを調べる方法

「サービス残業の有無や、有給休暇の取得実績、昇給は説明会では聞かない方がいい」と述べました。しかし、これらの項目の方が「本当は知りたいこと」ですよね。就職するにあたって、絶対に知っておきたい情報です。では、どうすれば調べられるのか?

転職者用の口コミサイトを見てみましょう。これらのサイトでは、その企業に勤めていた人だけが口コミを書けるようになっているので、2ch等の書き込みより信憑性があり、企業の悪い面も赤裸々に書かれています。

具体的には、Vorkers転職会議がオススメです。残業・昇進・給与・職場環境・女性の働きやすさなど、かなり詳しくわかります。

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