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面接は、緊張度が高く話し慣れていない場合は泣いてしまう就活生もいます。
ストレスやプレッシャーなど原因は何であれ、面接で泣くことにより気になるのは、泣いたことに対する評価です。「泣いてしまったことにより、マイナス評価をされ、面接に落ちるのでは?」という恐怖心でしょう。
必ずしも面接で泣いたことがマイナスになるとは限りません。
面接で泣くという行為に対して、具体的に説明していきましょう。
面接で泣く理由
面接で泣く理由は様々ありますが、主に下記のような理由を挙げることができます。
- 企業への志望度が高く、あふれ出す熱意を抑えられないから
- 緊張してしまい、自分の考えを思うように伝えられないから
- 今までの困難や挫折についての話をしている際、当時のことを思い出してしまったから
- 圧迫面接を受け、面接官からの追究に耐えられなくなってしまったから
具体的に見ていきましょう。
企業への志望度が熱くて泣く
志望動機や志望度合いについての質問に回答している場面で、企業に対する志望度があまりに強いために涙がこぼれてしまう就活生がいます。
面接中に泣いてしまう他の理由と比較して、この場合では不安や恐怖が就活生を襲ったからではなく企業に対する切実な想いで涙が流れてしまっただけなので、気持ちを切り替えることは容易です。
もし志望度が強いあまりに涙が流れてしまった場合は、「申し訳ありません、御社へ本当に入社したいと以前から考えていたもので~」と素直にそのことを伝えて謝罪し、気持ちを切り替えましょう。
志望度が強いあまりに涙が流れたということを面接官に伝えられれば、面接官によっては志望度の強さに対して印象が残る可能性もあります。
緊張してうまく伝えられずに悔しくて涙
面接であまりに緊張して自分の考えをうまく伝えることができず、悔しさのあまりに涙をこぼしてしまう就活生もいます。
この場合も、いかに早く気持ちを切り替えられるかが大切です。気持ちの切り替えが早ければ早いほど、自分の考えをうまく伝えられない状況から脱するのが早くなりますす。
もし極度の緊張で涙が出てしまった場合は、「一度深呼吸させてください」などと面接官に断りをいれ、一呼吸置く時間をつくりましょう。
もしくは面接の練習を本番までに十分しておくことで、面接で緊張してうまく伝えられないという事態を避けられます。
これまでの困難を思い出して涙
面接では、これまでの困難を思い出して涙を流す就活生も見受けられます。
面接で問われることが多い質問として「今までの挫折経験についての質問」や「困難だった経験についての質問」がありますが、それらの質問に答える際、これまでの困難を思い出して涙が出てしまうことがあるのです。
この場合、涙が出る原因は緊張や不安、面接官に対する恐怖などではないため、面接官に対して、「申し訳ありません、当時のことを思い出してしまって。(呼吸を落ち着けてから)回答を続けさせていただきます」などと告げれば、対応として十分です。
気持ちをできるだけ早く切り替え、冷静に回答を続けられるように心がけましょう。
面接が圧迫のため怖くて涙
就職活動の面接において、面接が圧迫のため恐怖や不安を感じてしまい、涙を流す就活生も見受けられます。
圧迫面接では自分の合否を握っている面接官から厳しい対応をされるため、不安や恐怖を感じてしまう就活生は多いです。
しかしなぜ面接官が圧迫面接をしているのかというと、「就活生のストレス耐性を試すため」という理由もあります。
その中で泣いてしまった場合、ストレス耐性がないという判断となる場合があります。
圧迫面接の場合は、形式的に圧迫面接をしていると思い、平常心を保ちましょう。
切り替えが早ければ、泣いたことは事実としても、切り替えが早いとプラスの印象になります。
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泣いたことで不採用になるとは限らない
面接で泣いてしまったからと言って、選考の結果が不採用になるとは限りません。
なぜなら面接官によって評価の仕方も違い、就活生が泣く理由も様々だからです。
面接中に泣いてしまう学生に対しては一貫して「ストレス耐性がない」と判断する面接官もいれば、志望度が強いあまりに泣いてしまった学生に対しては「そこまでわが社への気持ちが強いのだな」とプラスの評価をしてくれる面接官もいます。
したがって、面接の最中に泣いてしまったからといって諦めてしまうのはもったいないことです。気持ちを切り替えて、質問に対する回答を継続できるように心がけましょう。
泣いた場合の面接官の印象は2通り
面接で泣いてしまった場合、面接官が就活生に対して抱く印象のパターンは主に2通りあります。
- 特別な印象は抱かないがその後の立て直し方次第で印象が変わる
- 業務上の厳しい環境でこの子は頑張りきれない
2つについて詳しく解説します。
特別な印象は抱かない
面接で就活生が泣いてしまっても、面接官は就活生に対して特別な印象は抱かないという場合があります。
その理由は主に下記の2つです。
面接とは多くの就活生が不安を感じてしまうものです。面接官もそのことを理解しているため、もし就活生が面接中に泣いてしまった場合はその後の状況の立て直し方で判断をしようとする場合があります。
面接官はそれまでに何人もの面接を経験しているので、面接中に泣いてしまう就活生を見慣れている場合があります。そのため、泣いてしまう就活生に対して特別な感情を抱かない面接官も存在します。
状況を早く立て直すほど面接通過の可能性を高めることができるので、泣いてしまった場合は気持ちを切り替えることに集中しましょう。
業務上の厳しい環境で頑張り切れないネガティブな印象
面接中に就活生が泣いてしまうと、業務上の厳しい環境で頑張りきれないというネガティブな印象を抱く面接官もいます。
社会で働くと大きな責任やプレッシャー、不安などを感じることがあります。
面接という場もまた、就活生にとってプレッシャーや不安を感じる場であるため、面接で泣いてしまうようでは業務上の厳しい環境でも泣いてしまう可能性が高いと判断されてしまうのです。
面接終了まで泣いてしまったままでは、面接官が一度抱いたネガティブな印象から好転することは難しくなります。
面接で泣かないための方法
面接で泣くことは、必ずしもネガティブな印象にはなりませんが、良い印象になるとも限りません。
そのため、できることであれば泣かないのがベストです。ここからは面接で泣かない方法を解説します。
丸暗記した内容を完璧に話そうとしない
面接で話す内容を丸暗記して、本番に話そうとすると少しつまづいたとしても失敗したと思い込んでしまいます。一度のミスで暗唱を中断すると、次はなかなか出てこないものです。
特に面接時は緊張により、頭が真っ白になるのはよくあることです。自信を持って一字一句完璧に覚えたものの、言葉が出てこない焦りから思わず涙が出てしまう場合もあります。
面接の準備をするときは、大まかな流れを覚えるだけに留め、文章自体をそのまま暗記することは避けましょう。
どうしても書き留める必要があるのであれば、要点のメモ書き程度にとどめ、自分の言葉で文章を考えるようにすれば、焦らずに答えられます。
他の人と比べない
集団面接では、周りの就活生の言動が気になるでしょう。発言や対応に圧倒されて「自分は不採用かもしれない」とやる気を失くしてしまったり、泣いてしまったりする人もいます。
面接時は周りの人とは比較せずに、周囲の雰囲気に飲み込まれてしまわないようにしましょう。
周りの人と比較しなければ、質問への回答に集中できます。他の人が凄いかどうかは、気にする必要はありません。
余裕があれば、「なるほど、そういう言い方もできるのか」「これは、次の面接で使わせてもらおう」などと観察して、参考にするのは良いですが、周りとの比較はやめましょう。
たとえ自分に自信があっても、ふとしたことでネガティブになる可能性もあるため、比較はおすすめしません。他人は他人、自分は自分としっかりと分け、周囲の意見に惑わされず、自分なりの意見を言うことだけを考えるようにしましょう。
模擬面接を繰り返す
面接で話し慣れていない場合、緊張から思わず泣いてしまうことも考えられます。話し慣れていない人におすすめの方法が、模擬面接です。
泣く確率を下げるためには、念入りな準備が必要です。模擬面接を含む、面接対策をしておくことにより、面接に対する自信がつき、思いがけない質問をされても平常心を失うことが少なくなります。
慣れない環境でプレッシャーや恐怖で泣くことを避けるためにはプロの手を借りて面接対策をしておくことが有効です。
面接で泣かないために、面接対策の可能な場所を3か所ご紹介します。
ハローワークの面接対策
ハローワークというと、求人情報を得る場所と思うかもしれません。実際には、ハローワークでは、模擬面接を含む面接対策の講座も実施されています。
面接で気をつけることなどの心構えや注意点をプロの目線で丁寧に教えてもらえるため、面接に対する不安が大幅に軽減します。
また、対面で模擬面接を受けることも可能なため、本番の面接に備えたノウハウを学ぶことができるため、面接に対する苦手意識がなくなります。
ハローワークの面接対策講座は、一般的に無料であるため、安心して利用できる面接対策向けのサービスです。是非、一度、お近くのハローワークに問い合わせてみましょう。
エージェントでも選考対策は受けられる
面接対策は、就活エージェントでも受けられます。就活のプロが、模擬面接を通してフィードバックをしてくれるため、面接に慣れるだけでなく、改善点も見つけられます。
その他にも、面接対策に関する情報が得られますし、面接に対する不安の相談にも乗ってもらうことができるため、本番の面接に備えられます。
エージェントで面接準備をすれば、本番に向けての対策ができるため、「対策不足で不安や緊張から泣く」可能性を軽減し、安心して本番に臨めます。
大学の就職課
大学の就職課でも面接対策が可能です。ハローワークや就職エージェントよりも、大学の就職課のほうが身近に感じる人もいるでしょう。
面接で泣いてしまった場合は理由を告げる
面接で泣いてしまった場合は、理由を告げるようにしましょう。理由次第では面接官が就活生に対して抱く印象がネガティブにはならないためです。
理由の説明の仕方として、下記のような例が挙げられます。
志望度合いが強いことが理由の場合
「申し訳ありません。ずっと前から御社に入社したいと夢見ていたので、感極まってしまいました。」
これまでの困難を思い出したことが理由の場合
「大変失礼いたしました。当時のことを思い出しておりました。回答を続けさせていただきます。」
圧迫面接が理由の場合
「申し訳ございません。己の準備不足に大変反省しております。できるだけ的確に答えるよう努め回答いたします。」
泣く可能性があることも含めて面接にはハンカチを携帯する
清潔なハンカチは常に携帯しておきましょう。
面接で想定外のことが生じると、それまでの自分の予想と反して泣いてしまう可能性があります。
最適なのは、面接中に泣いてしまう可能性をできるだけ排除するために自己分析や練習を積み重ねることです。
志望度合いが強すぎて泣いてしまう就活生や思わぬ圧迫面接を受けて泣いてしまう就活生も存在します。
面接中に万が一泣いてしまった際、ハンカチを持っておらずに手やスーツで拭くことになるのはみっともないですし、さらに、そのような姿を見せると「ハンカチすら持っていないのか」と面接官に思われてしまう可能性もあります。
ハンカチがあると夏場には汗を拭くことにも役立つため、スーツのポケットの中や鞄の中には清潔なハンカチを常に入れておくようにしましょう。
泣いた理由が圧迫面接のときは選考通過の場合も入社を考え直そう
圧迫面接で泣いてしまった場合は、仮に選考に通過したとしても選考を考え直すと良いでしょう。
圧迫面接をする企業には、その企業なりの理由があるものです。しかし、中には特段の理由もなく圧迫面接をする企業もあります。
そのような企業は、ハラスメントに該当してしまうような厳しいコミュニケーションの仕方が社内での日常になっているブラック企業の可能性があります。
泣いてしまうほどの圧力や不安の中で業務を継続することは、非常に困難です。
圧迫面接で泣いてしまった場合には、その企業がブラック企業である可能性はないか、社風はどのようなものか、その面接官と働きたいと思えるかなどについて改めて考え直すことも重要です。
面接で泣くことはNGではないので早めに切り替えよう
面接で泣いてしまうことは、必ずしもネガティブになるものではありません。
感極まったことや、緊張から涙が出るケースはあるものです。涙が流れたのであれば、いつまでも泣いたことを失敗に悔やむのではなく、気持ちを切り替えて質問に答えるようにしましょう。
泣いてしまったり、声が震えて言葉が出てこなかったりした場合は、深呼吸をすれば気持ちを落ち着けられるので、一呼吸置いてから言葉を発するようにしてください。
緊張は誰でもするものです。入念な対策をして自信を持って面接に臨んでください!
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