【例文あり】面接で好きな言葉を聞かれた時の的確な答え方

就活の面接で「好きな言葉は何ですか?」と質問されることがあります。「好きな言葉」と問われても、質問の意図もわからず、答え方に悩んでしまいますよね。

でも、大丈夫。わかりやすい例文つきで、「好きな言葉は何ですか?」という質問の意図・答え方を徹底的に解説いたします!以下を読めば、面接官の「好きな言葉は何ですか?」という質問に的確に答えられるようになるでしょう。

面接で「好きな言葉」を質問された時の回答例

例文

私の好きな言葉は「継続は力なり」です。

小さな努力を日々積み上げることが、大きな成果につながると信じているからです。

大学から始めた空手も、最初は練習にすらついていけないレベルの実力でしたが、日々、他のメンバーがやらない自主筋トレ・自主稽古・出稽古を続け、最終的にはチームの中で唯一の入賞者になることができました。

この経験から、たとえすぐに結果が出なくても、努力を続けることが成功を生むことを学び、「継続は力なり」と信じるようになりました。

【質問の意図】なぜ面接官は「好きな言葉」を質問するのか?

1.就活生の価値観・こだわりを知りたい

リクルートの調査によれば、企業が採用において一番重視するのは「人柄」です。学生の人柄を最も知りたいと考えているのです。

「どんな言葉が好きなのか?」には、その人の価値観・人柄が現れます。たとえば「やらない後悔より、やる後悔」が好きな人と「石橋を叩いて渡る」が好きな人では、価値観が全く違いますよね。このように「好きな言葉」は、その人の人柄を映す鏡なのですね。

だから、企業は面接で「好きな言葉」を聞き、就活生の人柄・価値観を知ろうとしているのですね。

2.就活生の価値観が形成された経緯を知りたい

学生の価値観がどのような過程で形成されたのか?も企業は知りたいと考えています。ただ「私の好きな言葉は「継続は力なり」です」とだけいっても、「なぜそうなったのか?」がわからなければ意味がありませんよね。

単に好きな言葉を知りたいだけでなく「どうしてそれが形成されたのか?」その経緯を知りたいと考えています。

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個人の思想で採否決定することはタブーとされる

注意すべきこととして、現在では、応募者の適性や能力に基づいた公正な採用選考が推進されています。厚生労働省の公正な採用選考の基本では、本人の責任のないもの、個人の思想信条への質問は、配慮すべき質問事項とされています。

尊敬する人や、座右の銘、政治、思想に関する質問は、個人の思想信条の自由とされているので、面接でこれらについて質問をして採否決定をすることは、就職差別につながります。

個人の思想を問う質問をする企業はほとんど無いと考えられますが、もし志望企業で質問されたときは、選考をそのまま受け続けるのか、就活生が企業を選択する判断基準にしたほうがいいでしょう。

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面接で好きな言葉を質問された時の答え方

例文

私の好きな言葉は、「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」です。
本当に賢い人物ほど、謙虚な姿勢を取るという意味に惹かれて、この言葉を好きになりました。
自分自身が成長するために、常に謙虚な姿勢を保ち続けたいと思っています。

例文

私の好きな言葉は、「初志貫徹」です。
私は、サッカー部の活動のおいて「県大会優勝」という目標を掲げ、常に意識していました。
以上の経緯があって、「初志貫徹」するという言葉が私の中で特別な意味を持つようになりました。

1.自分の考え方のコアになっている「言葉」を話す

就活生の中には、「好きな言葉」を聞かれて、単に「自分が気に入っている言葉」を話す人がいます。が、それでは良い回答にはなりません。

面接官は、「好きな言葉」を通して、あなたの価値観を探ろうとしています。だから、単なる好きな言葉を話すのではなく、「自分の行動・判断・価値観の基準になっている言葉」を選んで話しましょう。具体的には、

その言葉に基づいて、行動したことがある

言葉を選んで話すと良いでしょう。たとえば、例文では「継続は力なり」と自分の行動の核にある言葉を選んで話しています。

あなたの価値観が伝わる「好きな言葉」を選んで伝えましょう。

2.その言葉が好きな理由を伝える

「好きな言葉は『継続は力なり』です」これだけでは、何もつたわりません。面接官が知りたいのは「好きな言葉を通して見えてくる、あなたの人柄」です。だから、「好きな言葉」を伝えるだけでなく、「なぜその言葉が好きなのか?大事なのか?」…好きな理由もあわせて説明してください。

例文では、

私の好きな言葉は「継続は力なり」です。小さな努力を日々積み上げることが、大きな成果につながると信じているからです。

と伝えて、「なぜその言葉が好きなのか?」を説明しています。このように「好きな理由」は必ずあわせて説明するようにしてください。

3.「好きな言葉」を意識して行動したエピソードがあればベスト!

「好きな言葉+好きな理由」だけでは、どうしても薄っぺらい回答になってしまいます。たとえば、

私の好きな言葉は「継続は力なり」です。小さな努力を日々積み上げることが、大きな成果につながると信じているからです。

これだけだと、単なる「建前感」がありますよね。悪くはありませんが、誰でも言える内容でもあります。

この回答をより良いものにするには、「好きな言葉にもとづいて行動したエピソード」を加えることです。例文のように、エピソードを加えると、実感のこもったより良い回答になります。また、具体的に行動する様子を伝えることで、あなたの人柄もアピールできるでしょう。

その言葉に基いて行動したエピソード、その行動から何を学んだか?をあわせて説明してください。

「好きな言葉」について質問された時の回答例

例文

『私の好きな言葉は、「勇気」です。
大学入学当初、私は「引っ込み思案」でした。
私自身を変えたいと思って、人前に出る機会の多い文化祭実行委員会に参加しました。

委員会の活動において、「勇気」を持って人前に出たり、積極的に意見を提案するなどして、引っ込み思案な自分を変えることができました。』
(女子・営業職志望)

言葉を好きになった経緯をきちんと伝えることができています。

例文

『私の好きな言葉は、「信頼」です。
私は野球部において、捕手としてプレーしていました。

投手を上手くリード出来なかった時に、私と投手でどのようなピッチングをしたいのか話し合いました。
私はそこで「信頼」関係を作りました。

その後、投手は私の出すサインに対して自信を持って投球するようになり、結果としてバッテリーが機能するようになりました。』

(男子・総合職志望)

「信頼」を意識して行動し、結果に反映させられた経緯を説明できています。

★「好きな言葉」について質問された時のNG回答例

例文

『私の好きな言葉は、「挑戦」です。
私は、挑戦することにより、自分自身を成長させることができると考えています。
御社に入社した暁には、挑戦して結果を出していきたいです。』
(男子・営業職志望)

なぜ「挑戦」という言葉が好きなのか、挑戦という理念の元何を得られたかがアピールできていません。
面接官から「考えが浅い学生だ」という風に捉えられかねません。

例文

『好きな言葉は、「考えるよりもまず行動」です。
私は3回生のころ、白神山地の植林ボランティアに行くか悩んでいました。
その時私は、所属しているゼミの教授から「考えるよりもまず行動だ」と言われて、ボランティアに参加することにしました。

結果として、ボランティアで人間的に一回り成長することができました。』
(女子・会計職志望)

好きな言葉によって成果を挙げることが出来た点はアピールできています。
しかし、会計職という綿密性の高い職種に対するアピールとしては不適切です。

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