面接で「最近気になるニュース」を聞かれた時の的確な答え方【例文あり】

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就活の面接で「最近、気になるニュースを教えて下さい」「(あるニュースをとりあげて)このニュースについてどう考えますか?」と質問されることがあります。

「これが正解」といったものがない質問なので、どう答えればいいかわからず、上手く答えられなかった経験のある就活生もいるでしょう。

そこで、面接で「最近気になるニュース」や「〜についてどう思いますか?」と時事問題を質問されたときの答え方を例文つきで解説します。

面接で「最近気になっているニュース」を聞く意図

まずは、最近気になっているニュースを聞く理由から解説します。

人柄を深く知りたい

最近気になっているニュースを聞き、その人の興味関心がどういったものか社会課題に対してどんな意識を持っているのかを知りたいと考えています。

グローバルな内容の回答をすれば、国内だけでなく世界の出来事にも関心がある人だと分かりますし、株価について回答をすれば、経済への関心がある人だと分かります。

また、そのニュースに関しての自分の見解を伝えるので、その人がどんな考え方をする人なのかも知ることができます。

関心のある理由やニュースに対する自分の考えを述べることで、採用担当者が評価するうえで知りたい、人柄が分かるのです。

業界への関心があるかを知りたい

1つ目の人柄を知ることよりも重要度は低くなりますが、最近気になるニュースの質問から、業界に関心があるのかを知ることも目的の1つです。

例えばエネルギー業界を志望している場合、原子力やガソリンの高騰、地熱発電のニュースがあればチェックしておくと、業界への志望度が伝わります。

また宿泊や飲食のサービス業界を志望している人は、人間に代わるサービスロボットの普及や人件費のニュースなどをチェックして気になるニュースを質問されたときに回答すると、業界研究の入念さが伝わります。

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面接で取り上げるのがNGなニュースの話題

面接で最近のニュースについて質問された際、あまり取り上げることをおすすめしないニュースもあります。以下では、避けるべき話題をご紹介します。

政治・宗教:思想信条を問うもの

厚生労働省は「公正な採用選考の基本」においても、応募者の適性・能力に関係のない事柄について企業が把握することは、少なからず採否決定に影響を与え、就職差別につながる恐れがあるとされています。

企業側が、「応募者の適性・能力に関係のない事柄」で採否を決定してはいけないのはもちろんです。回答する求職者も、面接の質問に対して、採否決定に繋がらない回答をするのは控えましょう。

政治・宗教といった思想信条は個人の自由であるため、面接で伝える必要もありません。

政治に関する回答のNG例

A国の今年の総選挙のニュースが気になっています。今回は〇〇党が勝つと思います。現在の▲▲党があまり好きではないので、政権交代して欲しいと思っています。

宗教に関する回答のNG例

B国で〇〇教徒によるテロ事件があり、建物が破壊され死傷者がでたニュースが気になります。○○教の人は、テロなど反社会的な行動をとるので、活動を控えるべきだと思います。

ゴシップ:企業の質問の意図に答えていない

有名人の離婚や不祥事は関心を持つニュースかもしれませんが、面接の場でテーマとして挙げるのは不適切です。
最近のニュースの質問から、面接官が知りたいのは、あなたの人柄と業界や社会課題への関心です。

面接では、質問の意図を把握したうえで回答しなくてはいけません。芸能のゴシップについての回答は、人柄も業界や社会課題への関心も伝わりません。
意図を汲み取って適切な回答が出来ない場合、仕事をするうえでも、認識の齟齬が起きやすいと思われる可能性があり、ポジティブな評価には繋がりません

ゴシップに関する回答のNG例

アイドルのCさんと俳優のDさんが不倫関係にあるというニュースが気になります。

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気になるニュースの情報収集方法

最近気になるニュースを聞かれた時にスムーズに答えるには、日頃から情報収集に努めなければなりません。そこで、おすすめの情報源をご紹介します。

おすすめ1…Newspick

まずは「Newspicks」です。Newspicksは、多くのビジネスパーソンがコメントしたニュースがサイトトップで紹介されるシステムになっています。

ニュースそのものを知れるだけでなく、ビジネスパーソンがそのニュースに対してどのように考えているのかも知れるので、考え方やニュースの見方も参考になります。

おすすめ2…日本経済新聞(電子版)

日経新聞の電子版も、王道ですがおすすめです。

志望企業名で検索しておけば、すぐに業界に関連するニュースが出ます。日本経済新聞は有料であり、月額4,277円です。口コミにもあるように、読み始めは専門用語もあり理解が難しいかもしれません。

しかし、23歳以下であれば期間は限定されますが、初回半額で購読できるキャンペーンもあるので、キャンペーン次第ではお得に購読できます。
社会人になっても使えるので、ぜひチェックしておき就活生のうちから読み慣れておくことをおすすめします。

おすすめ3…東洋経済

ニュースサイトや新聞はあくまで概要しかわかりません。しかし、東洋ビジネスは、「沈む地銀」「テレビの崩壊、ストリーム動画サイトの攻勢」など様々なトピックで特集企画があり、ニュースサイトや新聞よりも一歩突っ込んだ取材の記事を見ることができます。

就活四季報を出版していることもあり、日本企業へ取材に特化しているので、面接で使える情報が収集しやすくおすすめです。

「最近気になるニュース」を聞かれた時の答え方

実際に面接で最近気になるニュースを聞かれたとき、どのように答えるのが適切でしょうか。答え方を紹介します。

「結論→理由→自身の見解」の構成を押さえる

「私が最近気になったのは、〇〇のニュースです」と結論から伝えます。最初に結論を伝えることで話の要点がわかります。

その後に、気になる理由、このニュースが社会に与える影響を自身の見解として伝えます。
構成は以下の通りです。

  • 最近気になっているニュースは、Aです。(結論から回答)
  • なぜ気になるかといえば、〜だからです。(理由)
  • このニュースを踏まえると、今後は〜になってくるのではないか?と思います(このニュースが社会に与える影響を予想)

ニュースに対する見解に正解はありません。面接官が知りたいのは、就活生がどんな考え方をするのかです。出来事に対するあなたの考えを、あらかじめまとめておきましょう。

「最近気になるニュース」を聞かれたときの回答例文

回答例①デジタル庁始動

例文

私が最近気になったのは、官民のデジタル化を推進する「デジタル庁」が始動したことです。デジタル化によって、将来的には住所変更や各種手当の申し込みなど、煩雑な行政手続きがスマホだけで完了するようになるとのことでした。

このニュースの中で特に気になったのは、デジタル庁が3本柱の一つに掲げている「誰もが恩恵を享受できるデジタル化」です。ITが苦手な人でも利用しやすいようにデジタル化を進めるとのことだったので、実際にデジタル庁のHPを確認してみたのですが、お世辞にも誰にでも見やすいサイトとは言えませんでした。

シンプルすぎて公式サイトなのかもよくわからないようなサイトだったので、もう少し色合いやデザインを考えるべきだと思います。「誰もが恩恵を享受できるデジタル化」と言いつつ、ITが苦手な高齢者を置いてけぼりにする政策にならないか心配です。

【評価ポイント】
結論→理由→自身の見解の構成で記載しているので、何のニュースの何について気になるのか、伝わりやすい文章です。

改善としては「もう少し色合いやデザインを考えるべきだと思います。」という自分の見解箇所の内容が薄い点です。
例えば自分であれば、「どんな感じのデザインにするのか、その理由は」まで伝えられると考え方を伝えられる回答になります。

回答例②日本郵政、楽天に1,500億円出資4分野で連携強化

例文

私が最近気になったのは、日本郵政が楽天に1,500億円出資し、資本業務提携を図るというニュースです。日本郵政は楽天の持つデータを活用して宅配事業を強化し、楽天は日本郵政の配達網を活用して携帯電話サービス事業を強化するとのことでした。

このニュースの中で特に気になったのは、「楽天モバイルの申し込み窓口を郵便局内に設置」するという点です。手続きをweb上で完結させる楽天モバイルは、現在は若い世代をメインターゲットにしています。

今回の提携で郵便局で相談できるようになれば、web上での手続きが苦手なユーザーも新たに取り込めるのではないでしょうか。

「新たに店舗を建てるのではなく、郵便局を利用することで劇的に店舗数を増やす」という楽天の戦略に感心したため、日本郵政と楽天の業務提携の進捗状況に注目しています。

【評価ポイント】
この例文では、「楽天は日本郵政の配達網を活用して携帯電話サービス事業を強化」という事実に対して「web上での手続きが苦手なユーザーも新たに取り込めるのではないでしょうか」と考えが述べられています。
ニュースに対しての、自身の見解が明確に伝えられていますね。

採用担当者が知りたいのは、ニュースそのものではなく、あなたのニュースに対しての考え方です。この回答やニュースに関して更に質問される可能性もあるので、答えるニュースについては複数の記事を読み込んでおきましょう。

回答例③Amazon/東京と千葉に新しい物流センターを開設

例文

アマゾンが東京都と千葉県に、物流拠点のフルフィルメントセンターを新たに開設するというニュースです。これによって国内のFCは合計20ヵ所以上となり、これまで以上に注文した商品が迅速に届くようになるとのことでした。

このニュースに注目している理由は、「商品配達を迅速化するなら、さらに従業員への負担が大きくなるのでは?」と感じたためです。私もよくアマゾンを利用していますが、物流拠点を増やしたからといって、これ以上配達を早くするのは現実的でないと思います。

「新しく開設されるFCには、高度な技術と自動化機能を搭載したロボットを導入する」と謳っていますが、結局ほとんどの作業工程を担当するのは人間です。従業員の負担増加という問題に対し、どう対処していくのかに注目しています。

【評価ポイント】
構成も分かりやすく、自身の見解も記載されています。この自分の考えについては、ニュースに対して否定的な考えを述べています。
ニュースに関する考え方は自由なので、すべてにおいて肯定するのではなく、上記のように否定的な考えを述べてもかまいません
しかし、否定をするのであれば、否定するなりの理由が必要です。

「現実的ではない→担当するのは人間だから」では具体的な理由とは言えず、考えに対して深堀の質問をされる可能性もあります。

面接での最近気になるニュースの回答は話題だけでなく考えも一緒に答える

最近気になるニュースの回答のポイントは、自分なりの考えを伝えることです。どのニュースに興味を持っているのかを伝えるだけでは、面接官はあなたの価値観や考え方を読み取れません。

自分がどんな人間なのかを知ってもらうために、気になるニュースに対してどんな印象を抱き、どのような考えを持ったのかを詳しく伝えましょう。

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