面接で他社の選考状況を聞かれた時の答え方の5つのコツ

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就活で面接をしていると、かなり高い確率で「他社の選考状況について教えて下さい」「他にどんな会社を受けていますか?」と質問されることがあります。他社の選考状況をいきなり聞かれても、正直に受けている企業すべてを答えるべきか、ごまかすべき迷ってしまいますよね。

でも、大丈夫。わかりやすい例文をもとに、面接で他社の選考状況について質問された時の答え方を徹底的に解説いたします!

他社の選考状況を質問された時の回答例

まず、回答例から先に見てみましょう。回答例を読んだほうが、答え方のイメージが直感的に掴めると思います。

例文

私は現在、金融業界を中心に就職活動をしております。

特に、融資業務を通じて、中小企業のファイナンスを支え、その底力を引き出したいという想いから、地銀を中心に就職活動をしております。

具体的には、都銀3行が2次面接まで進んでおります。地銀は6行ほど選考を受けており、千葉興業銀行は書類選考の結果待ち、千葉銀行は1次選考の結果待ち、群馬銀行とスルガ銀行は2次選考の結果待ち、常陽銀行は次回3次選考に参加します。

数々の地銀の中でも、生まれ育った地域を金融から支えることができる、貴行に最も魅力を感じております。

面接官は就活生のココを見ている

面接をする際、面接官は面接評価シートを元に就活生を評価しています。
面接評価シートには、マナーや身だしなみ、質問に対する受け答えなどの内容をチェックする項目があります。企業や職種によって設定されている項目は異なりますが、参考にすることで、面接官視点を把握することができます。
面接評価シートを無料でダウンロードして、面接前に最終調整をしたり、就活生同士の練習で活用したりしましょう。

【質問の意図】なぜ企業は他社の選考状況を質問するのか?

そもそも、なぜ企業は「他社の選考状況」を就活生に質問するのでしょうか?その意図を考えてみましょう。質問の意図を理解することで、的確な回答が出来るようになるはずです。

1.企業選びの軸を知りたい

企業は、他社の選考状況を聞くことで、就活生の企業選びの軸を知りたいと考えています。受けている企業を聞けば、その学生の企業選びの軸がわかりますよね。

「大手だから、有名だから」という理由ではなく、一貫した軸に基いて企業を受けているかを確かめようとしています。

2.内定を出すかどうかの参考にしたい(最終面接付近)

競合他社の選考が進んでいたり、内定が出ていたりする場合は、他社にとられないように内定を出す決断を早めにしなければなりませんよね。最終面接付近で、他社の選考状況を聞かれる場合は、他社の内定状況を聞き、内定を出すかどうかの参考にしている場合があります。

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他社の選考状況を質問された時の答え方のコツ5つ

1.一貫した「企業選びの軸」を示そう

企業は、学生が「大手だから、有名だから」という動機ではなく、一貫した企業選びの基準・軸があるかを知りたくて、この質問をしています。したがって、回答する際には「一貫した企業選びの軸」が相手に伝わるように回答しなければなりません。

一貫した軸を示せるように

まず、「他社の選考状況」「他に受けている会社」について質問された時は「一貫した企業選びの軸」を示せるような選考状況を答える必要があります。たとえば、

  • 業界・業種でまとめる(金融業界を中心に受けていています。xx社はn次選考、xx社はn次選考…)
  • やりたいことでまとめる(アプリ開発を通じて新規事業にチャレンジできる企業を中心に選考を受けています。xxx社はn次選考、xxx社はn次選考…)

このように「一貫した企業選びの軸」を示せるように、選考状況を答えましょう。

2.「企業選びの軸」が感じ取れない回答はNG

よくある就活生のダメな回答が以下のようなものです。

三菱商事と、朝日新聞と、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、日本生命、トヨタ自動車、本田を受けています。

このように「一貫した軸が示せない選考企業」を答えるのはやめましょう。上の例文のように答えると「イメージ選考で、とりあえず有名なところだけを受けているのでは?職業意識が浅いのでは?」と懸念を与え、マイナスに評価されてしまいます

3.受けている全ての企業を言う必要はない

とはいっても、多くの就活生は、商社も受けて、金融も受けて、メーカーも受けているかもしれません。そんな時は、どうするか?簡単です

受けている企業のうち、一貫した軸を示せる企業だけを答えれば良い

わけです。たとえば、金融業界を受けているなら、金融業界の企業の選考状況だけを答えましょう。他にメーカーを受けていても、そのことは話さなくてOK,ということです。

一貫した軸を示せるよう、受けている企業を話しましょう。

4.落ちている企業は言及しなくてOK

選考が上手くいっていない場合、「落ちている企業については、その話をするべきか?」迷うと思います。結論からいうと、「言わない方が良い」です。たとえば、

競合他社の◯◯は受けましたが、一次選考で落ちてしまいました。▲▲は三次選考で落ちました

このように回答すると、どうしても相手にマイナスの印象を与えてしまいます。「我が社の面接では気が付かなかった悪い点があるのだろうか?」と面接官に勘ぐられる可能性があるのです。

よって、落ちている企業については、わざわざ回答しなくてOKです。聞かれない限り、言う必要はありません。

また、「不合格」が確定していない場合は、「xxx社は1次選考の結果待ちです」と『結果待ち』としておく方法もあります。

5.嘘はやめておこう

なお、就活生の気持ちとしては「有力な競合他社を受けていないのは不自然だから、選考が進んでいることにしよう」と、嘘をつきたくなるかもしれません。しかし、普通、優秀な就活生をとられないよう、競合他社の選考スケジュール・内定スケジュールを把握しているので、嘘をつくとバレる可能性が高いです。

みんなの就職活動日記を見て、スケジュールを把握すれば、バレない嘘をつくことも可能ではありますが、面倒なのでやめておきましょう。

注意…意思確認には即答しよう

他社の選考状況を最終面接付近で質問される時、この質問に答えた後に「では、当社が内定を出したら、どうしますか?就職活動を終えて当社に決めてくれますか?」や「その中で、当社は第何志望ですか?」と意思確認をされることがあります。

リクルートの調査によれば、「企業への熱意」は採用において全項目26項目中2位と非常に重視されている要素です。(ちなみに、1位は「人柄」です)

「内定を出したらどうしますか?」と聞かれて「少し考えさせてください」と答えたり、「第何志望ですか?」と聞かれた時に「第三志望です」と答えるようでは、「企業への熱意」において低く評価され、内定は遠のくでしょう。

面接で意思確認をされた時は「御社が第一志望ですので、内定をいただいた場合、そこで就職活動を終えたいと思います」と回答しましょう。

「他社の選考状況」について質問された時の回答例


例1
【アパレル業界希望者:男性】

若い世代に多様なファッションの在り方をサジェストできるような企業様を軸として選考に参加している次第です。

現在、御社以外に5社の選考を受けています。

うち一社、アダストリアホールディングスが三次面接まで進んでおり、アーバンリサーチとBEAMSの二社が二次面接の結果待ち、ジャーナルスタンダードが一次面接のグループディスカッションを終えたところで、ユナイテッドアローズはエントリーシートの結果待ちです。

中でも御社が若い世代に対する発信力が特に飛び抜けていると感じているので、ご採用頂いた暁には御社に入社すると心に決めております

Point
企業選びの軸と実際選考に参加している企業との間に一貫性があります。

また、最終的に自身の企業選びの軸が御社と最もマッチしていることを伝えているので、面接官により良い印象を与えることが可能です。


例2
【建築業界志望者:男性】

私は現在、建築業界を中心として就職活動を進めています。

大きなプロジェクトに携わりたいと考えているので、企業規模の大きさを軸としており、そのような企業様9社の選考を受けているという状況です。

現在、住友林業、ダイワハウスが最終面接まで進んでいます。また、パナソニックホームズ、旭化成ホームズが三次面接の結果待ちです。

日本ハウスホールディングス、大成建設ハウジング、イノスグループが二次選考まで進んでいます。

ユニバーサルホーム、ヤマダエスバイエルホーム、は一次のグループディスカッションの結果待ちです。三菱地所ホーム、スウェーデンハウスが書類選考を通過、一次面接を控えています。

Point
大きなプロジェクトに携わりたいから企業規模を軸にしている主張と、実際の他者の選考状況に矛盾が無く首尾一貫しています。

また、多くの建築業界の選考に参加しているという実績を示すことにより、面接官に対して、「この学生は、建築業界をよく研究し、自分の進むべき道を明確にしている」というような印象を与えることが可能です。


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【人材サービス業界希望】

私は現在、人材サービス業界を中心に就職活動を進めております。今現在7社の選考に参加しています。

第一希望のパソナグループは最終面接の結果待ちです。ジェイエイシーリクルート、アウトソーシング、メイテックが三次面接まで進んでいます。

WDBホールディングス、トラストテックは二次面接を終えて、結果待ちです。ヒト・コミュニケーションズが一次面接のグループディスカッションを終えて、二次面接へと進むことが決まっています。

以上が他社の選考状況です。

Point
他の企業が第一希望であることを表明することは最大のタブーです。

今受けている企業が第一希望でないことを認知されてしまった場合、内定を出しても辞退されるリスクを考えて落とされてしまいます。

必ず自分以外の就活生に「御社が第一希望です」と表明している人がいるので、ライバルと比較されてしまって自身の優先順位が著しく落ちてしまう可能性が非常に高いです。


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【コンサルタント業界志望】

現在、エフティコミュニケーションズはじめ、26社の選考に参加しています。

エフティグループ、プロネクサス、サニーサイドアップが三次面接まで進んでおり、フルスピード、オールレンジコミュニケーション、インフォマートなどが二次面接のパネルディスカッションの結果待ちです。

共同PR、アイ・アールジャパンホールディングスが一次面接を終えており、その他にも18社に対してエントリーシートを送り、選考の結果を通達を待っています。

Point
自身のビジョンを明確にして活動範囲を絞っていることを伝えるために多数の同業界企業を受けている事実を伝えることは大切です。

とはいえ、あまりにも選考に参加している企業の数が多すぎると、面接官に「深い考えがなく、どこかに引っかかればいいと思っているのでは?」という疑念をもたれてしまいます。


NG例3
【ホテル業界志望】

リゾートトラスト、西武ホールディングスが最終面接まで進んでいます。オリエンタルランド、三井不動産が三次面接を終えて結果待ちです。

ロイヤルホテル、日本ビューホテル、アメイズが二次選考のグループディスカッションにおいて合格となり、三次面接へ進むことが決まっています。

アーバンホテル、鴨川グランドホテルは一次面接を終えて、結果待ちの状況です。また、ホテルオークラ、帝国ホテル、ニューオータニの選考に参加しましたが、不採用でした。

Point
他社の選考状況を聞かれた際に、不採用になった経緯を述べる必要はありません。

不採用になった企業を挙げれば挙げるほど、自身の能力が低いことが露呈してしまいます。

面接官の方から採用、不採用について質問をしてこない限り、不採用になった事実を離さないことがベターです。

あまり不採用になった企業について聞いてくることはないでしょうが、もし聞かれたらその時は2,3社ほど不採用になった企業名を挙げておけば問題はありません。
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