自己PRで「協調性」を上手くアピールする3つのポイント【例文あり】

「協調性があります」と自己PRをする就活生は非常に多いです。企業に勤めた場合、仕事は個人ではなく複数人が携わり協力しておこなうもののため、他人の様子を伺い物事に取り組める協調性は、新卒の選考でも評価される資質といえます。

しかし、「協調性」をアピールする学生は比較的多いので、戦略もなく協調性を伝えても、多くの学生の自己PRの中に埋もれてしまいます。

では、どうすれば採用担当者に評価される「協調性」を自己PRできるのでしょうか?

わかりやすい例文をもとに、「協調性」を自己PRするときのポイントを徹底解説します!

協調性の意味とは?

まずは言葉の意味を正しく理解しましょう。
協調性とは、「異なった環境や立場に存する複数の者が互いに助け合ったり譲り合ったりしながら同じ目標に向かって任務を遂行する性質。」引用:辞典・百科事典の検索サービス – Weblio辞書です。

自己PRとして協調性をアピールしたい人は多いですが、使いやすい印象があるだけに、選考の評価に値しない協調性をアピールする人も少なくありません。

協調性は「コミュニケーションが上手」「誰とでも仲良くできる」とは異なる

協調性を自己PRする人のなかには、「コミュニケーションが上手」「誰とでも仲良くできる」こととしてアピールする人も見受けられます。

しかし面接では、社会で求められる協調性に沿った強みをアピールしなければなりません。

特に社会に出てからは個人で取り組む仕事よりも、チームで取り組む仕事のほうが多くなります。チームの作業では自ら行動できる人に加え、周囲と調整を図りながら仕事を進められる人が必要となるのです。

学生生活で役立つ協調性と、社会で求められる協調性は異なるので、「誰とでも仲良くできる」ことは協調性の自己PRにならないと把握しておいてください。

自己PRで協調性を伝えるポイント

協調性を伝える際のポイントを解説します。
採用担当者により効果的伝える方法ですので、ぜひチェックしてください。

主体的な行動が具体的に話せるエピソードを選ぶ

協調性を自分の強みとしてアピールする際は、その根拠となるエピソードが必要です。ただ「私の強みは協調性です」と伝えるのは簡単ですが、「なぜ協調性が強みだと思うのか」「協調性がどのような形で会社への貢献につながるのか」といったことがわかるエピソードを伝えましょう。

また、エピソードは、あなたが主体的に社会で使える協調性を発揮したときのエピソードを選びます。主体的と協調性は正反対にあるように思いますが、流れに身を任せて上手くいった経験ではなく、あなたが取り持った、行動を起こしたエピソードが必要です。

自分の考え・行動を具体的に述べる

過去の経験を話すだけでは自分の人柄が伝わりにくいため、エピソードを話すときは当時の自分の考えや行動も具体的に述べてください。どんな考えでその行動をとったのか伝えることで、あなたの人間性を理解してもらえます。

面接官は自己PRから過去の経験を聞きたがっているわけではなく、どんな考え方や価値観を持つ人間なのかを知ることが選考の目的の1つです。エピソードは当時の状況を具体的に伝えてください。

協調性は「流されやすい」「意見がない」とも捉えられる

協調性は自己PRのテーマに選びやすい強みの一つですが、伝え方によってはネガティブな印象につながる可能性もあります。例えば、協調性には以下のような側面もあります。
  • 流されやすい
  • 自分の意見がない
  • 積極性に欠ける
  • 優柔不断
伝え方によっては「それは短所では?」と不信感を持たれる可能性もあります。自己PRのはずが反対にネガティブ印象を与えては意味がありません。

ネガティブと捉えられないようにするためにも、行動に至るまでの自分の考えを伝えることが大切です。

行動による前後の変化を伝える

複数の意見をまとめたり、状況を見ながら的確な指示を出したりできる能力など、協調性といっても、さまざまなケースがあります。しかし、いずれにしても協調性は周囲との関わり合いの中で発揮できる強みです。

個人での取り組みの中で協調性をアピールするのは難しいため、周囲と協力しながら協調性を発揮したことがわかるよう、チームとして何かを成し遂げたエピソードを選びましょう。自分の協調性によってどのように状況や結果が変わったのかを説明できれば、協調性を強みにする根拠が強くなります。

結果を伝えるだけでなく、自分の行動がどのような変化をもたらしたか、前後を伝えることにより、その時の状況がイメージしやすくしなります。

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自己PRする際の構成

自己PRは下記の構成で作成しましょう。
構成を整えることにより、あなたの伝えたいことが伝わりやすくなります。

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では、ポイントごとの詳しい解説に入ります。

自己PRが書けない時は、自己PR作成ツールを活用しよう

自己PRの内容が薄いと、志望企業に採用されません。選考を突破するには、自己PRを作り込む必要があります。

そこで活用したいのが、自己PR作成ツールの「自己PRジェネレーター」です。
このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで理想的な流れの自己PRが完成します。

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1.的確なキャッチフレーズを探す

例文
私は縁の下の力持ちとして「糊」のような役割を担う人間です。チームのために自分が何をできるかを常に考え、行動することが出来ます。

「協調性があります」では、抽象的すぎて印象に残りません。あなたの「協調性」を表現できる、的確なキャッチフレーズを探してください。

自分の「協調性」を表現できるフレーズを探そう

「協調性」にも色々あるはずです。「チームのために、嫌なことでも引き受ける協調性」「メンバー間のパイプ役になる協調性」…様々な協調性の形があるはずです。「協調性があります」では、あなたがどんな協調性の持ち主なのか、伝わりません。

例文のように、あなたの「協調性」を表現できる、的確なキャッチフレーズを探しましょう。

キャッチフレーズ例

以下は、協調性をテーマにしたキャッチフレーズの例です。この中から自分に近しいものを見つけ、自分なりにアレンジしてみましょう。
・行間を読む協調性
他の人の「声に出してはいないが、心で思っていること」を感じ取ることができるということを指しています。

・人間潤滑油

意見が激しく対立してしまい、なかなかお互いの意見を擦り合わせていくことが難しい時に、両者の間に入って、話し合いをスムーズに進めることができるということをアピールしています。

・裏方のプロ
リーダーシップを取る代わりに裏方に徹し、みんながうまくまとまるようにサポートしていくことができることを指しています。

・周囲を巻き込む協調性
自分だけでなく周囲の人も協調性を持てるよう、良い影響を与えることができるということを表現しています。

2.協調性を発揮したエピソードを使って「協調性」をアピールしよう

例文
私は縁の下の力持ちとして「糊」のような役割を担う人間です。チームのために自分が何をできるかを常に考え、行動することが出来ます。この力を発揮したのが、ベンチャー企業のインターンで多国籍チーム(韓国2名・日本2名・仏1名)で新規事業立ち上げを行った経験です。

「協調性」を活かして、組織に何らかの改善をもたらしたエピソードを伝えます。

「協調性」を活かして、何らかの課題解決をしたエピソードを伝え、あなたの「協調性」が会社の役に立つものであることをアピールしてください。

3.チームの為に、具体的にどんな取り組みをしたのか?を伝えよう

例文
そこで、私は自身の語学力を活かし、彼らに現状の不満点を聞き出していきました。

すると、リーダーの指示が少し曖昧なため、何をすればいいかわからないので作業が進められないと不満を持っていることがわかりました。そこで、私は両者の間のパイプ役となり、リーダの指示をできるだけわかりやすい形で彼らに伝えるようにしました。

具体的は、言葉だけでなく、図や手書きのイメージ図を使って「作業の最終的なゴールはどこか」を彼らが把握できるように工夫しました。また、私が企画し、飲み会や食事会を積極的に開き、チーム同士の意思疎通が円滑になるよう、とりはからいました。

次に「組織のために、具体的にどんな行動をしたのか?」を詳しく説明します。

例文からは「自分の出来ることを探し、チームに働きかける」「コミュニケーションを成立させるために、様々な工夫をする」この就活生の姿勢が伝わりますよね。

このように「チームのために、具体的にどんな行動をとったのか?」は、あなたの良さを伝える材料の宝庫です。「チーム・組織ののために何をしたのか?」文章からも、あなたの頑張っている姿が伝わるように、具体的にアピールしましょう。

4.「どうやって会社に貢献するか?」が大事

何のために自己PRをするのか?それは「私は会社に役立つ人間です。だから採用して下さい」とアピールするためです。ただ、「協調性がある」だけではあなたの魅力は伝わりません。「私の協調性はこんな風に業務に活かせる」と入社後に活躍できることをアピールして初めて、魅力的な自己PRになるのです。

文章の最後に「自分の長所「協調性」はこうやって活かせる」とアピールしましょう
例文
OBの方から、貴社の上流SEは、お客様と協力会社の間を上手く取り持ちながら開発を進めていかなければならないと伺いました。貴社の下で、パートナー会社とクライアントの間の「糊」になり、システム開発を成功に導きたいと考えています。

このように、「会社の業務にどう役立てられるか?」まで書くと、「どう役立つか」が採用担当にイメージしやすくなります。結果、「響く」自己PRになるのですね。ただ長所をアピールするだけでなく、「どうやって業務に役立てられるか?」にも言及しましょう。

企業研究をしっかりする

「自分の長所をどのように企業で活かせるか」を語るためには、まず企業研究がしっかりとされていなければなりません。
新卒者が配属される可能性のある職種にはどのようなものがあるのか、具体的な仕事内容まで調べるようにしましょう。

可能であればOB訪問などで、実際にその企業で働いている先輩社員の方から話を聞くのも良いでしょう。細かい業務内容ややりがい、仕事をする上で大切なことなど、パンフレットや企業のホームページには載っていないことが聞けるかもしれません。

自己PR(協調性)の例文

協調性の例文を3つ紹介します。
評価ポイントまでしっかりチェックしてください。

例文①

例文
私は縁の下の力持ちとして「糊」のような役割を担う人間です。チームのために自分が何をできるかを常に考え、行動することが出来ます。

この力を発揮したのが、ベンチャー企業のインターンで多国籍チーム(韓国2名・日本2名・仏1名)で新規事業立ち上げを行った経験です。

最初は、語学の問題もあり、リーダーの日本人と他の外国人メンバーとの意思疎通が上手くいかず、チームはパフォーマンスを発揮できていない状況でした。

そこで、私は自身の語学力を活かし、彼らに現状の不満点を聞き出していきました。
すると、リーダーの指示が少し曖昧なため、何をすればいいかわからないので作業が進められないと不満を持っていることがわかりました。そこで、私は両者の間のパイプ役となり、リーダの指示をできるだけわかりやすい形で彼らに伝えるようにしました。

具体的は、言葉だけでなく、図や手書きのイメージ図を使って「作業の最終的なゴールはどこか」を彼らが把握できるように工夫しました。また、私が企画し、飲み会や食事会を積極的に開き、チーム同士の意思疎通が円滑になるよう、とりはからいました。

この取組の結果、チームがまとまり、多国籍メンバーのチームでも事業を立ち上げることが出来ました。

OBの方から、貴社の上流SEは、お客様と協力会社の間を上手く取り持ちながら開発を進めていかなければならないと伺いました。貴社の下で、パートナー会社とクライアントの間の「糊」になり、システム開発を成功に導きたいと考えています。

Point:
課題・目標を達成するために、どんな努力・工夫をしたのかが出来るだけ詳しく伝えられており、あなたの良さが伝わります。
この例文では、あなたの取り組みによって出た結果・成果、そして、
志望企業の仕事に、自分の強みはどう活かせるのか?どうやって貢献したいのかも記載されています。

例文②

例文
私の強みは、複数の意見をまとめ、物事をより良い方向に進めていく協調性です。

大学ではバスケサークルのマネージャーとして、学内に5つあるバスケサークルで頂点を争う学内交流戦の優勝に貢献しました。

毎年最下位になるような弱小チームだった私たちは、最下位脱却に向けて対策を練ることにしたのですが、チームとしての連携強化メニューを増やしたいという部員と、個別メニューを増やしたいという部員で意見の対立がありました。

そこで私はマネージャーとして、「他チームの練習方法」「自チームの課題」を調査し、その調査結果に基づいて練習メニューを全員で決めることを提案しました。

きちんとしたデータに基づいて練習内容を考えた結果、連携強化と個人強化のバランスがうまくとれた練習をできるようになり、大学3年次の学内交流戦では見事2位という結果を出せました。

惜しくも優勝はできませんでしたが、チームが以前より活発化しているのを強く感じます。

マネージャーとして複数の意見をまとめてきた経験を活かし、入社後はチームの調整役として積極的に働きかけ、利益に貢献できる人材になるよう尽力していきます。

Point:
協調性を裏付けるエピソードが非常に具体的な例文です。「調査結果に基づいて練習メニューを決めるよう提案した結果、バランスがとれた練習をできるようになった」という話からは、自分の働きかけがチームの成長につながったことが読み取れます。

例文③

例文
私の強みは、柔軟な思考力でチーム全体の生産性を高められる点です。

大学時代はインテリアデザイン学科に所属していたのですが、その学科の授業では図面やパースの作成、模型製作などの作業をチームで進めるグループワークがよくおこなわれていました。

大学に入るまではグループワークにほとんど馴染みがなかったので、誰も効率的な進め方がわかっておらず、当初は、作業中に手持無沙汰になる人が何人もいるようなひどい状態でした。

せっかくチームで作業しているのになかなか作業効率が上がらなかったため、私は試しに役割分担を提案してみることにしました。具体的には、図面を書くのが綺麗な人、模型を作るのが得意な人、といったようにそれぞれの強みを活かした役割分担です。

その結果、役割が曖昧なまま進めていたときよりも遥かに作業効率が上がり、ようやくチームとして作業する意味を見出すことができました。

このように私は、チーム全体の生産性を高めるための柔軟な思考力を持っています。この強みを活かし、入社後も常に効率的な作業方法を模索しながら、チーム全体の生産性を高めていきたいと思います。

Point:
協調性を「チーム全体の生産性を高められる」に言い換えてアピールした例文です。協調性だけだと強みを読み取りにくいものですが、別の言葉に言い換えることによって、どんな協調性が強みなのかよくわかります。

例文④

例文
私の強みは、情報共有を通じて周囲と協調できる点です。

大学時代は靴屋の販売員として働いていたのですが、そこではお客様に渡す靴のサイズを間違えるというミスが頻繁に起きていました。他の店員と情報を共有しながら問題の原因を究明したところ、たとえ国内メーカーであっても、箱に印字されたサイズと中身のサイズが違うケースがよくあると判明。

箱に印字されたサイズだけを見て安心していた結果が、サイズを間違えるミスにつながっていため、全店員に周知したうえで、マニュアルにも「箱と中身のサイズが合っているか確認する」と明記するよう店長に提案しました。

それ以来は、以前のように間違ったサイズをお客様に渡してしまうミスは完全になくなっています。

私はこの経験から、働くうえでは、一つの作業を複数人で協力して進める協調性だけでなく、小さな情報も全員で共有する協調性が大切なのだと気づきました。

御社においても、従業員全員がミスなくスムーズに仕事を進められるよう、気づいたことはどんどん共有していきたいと思います。

Point:
この例文では「情報共有を通じて周囲と協調できる」という協調性をアピールしています。アルバイトのエピソードでは、「なぜ協調性が自分の強みだと考えているのか」「なぜ情報共有が大切だと思うのか」が具体的に述べられています。

自己PRの協調性はネガティブな印象にならないようにしよう

協調性は自己PRのテーマにしやすい強みの一つですが、伝え方によってはネガティブな印象を与える場合もあります。そうならないためにも、企業が求めているのはどんな協調性なのかをきちんと理解したうえでアピールしてください。

また、協調性を裏付ける過去のエピソードを話すときは、当時の自分が感じたことや取った行動を具体的に述べることが大切です。ありきたりな内容にならないよう、自分の人柄が伝わるような自己PRを心がけましょう。

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