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尊敬する人についての質問は、就活の面接で聞かれる質問としてよく紹介されています。
しかし、普段の生活のなかで「尊敬する人」について考える機会がないため、準備していないとスムーズに回答できない可能性があります。
ここでは、定番とされている、「尊敬する人」の答え方について紹介します。
尊敬する人の答え方【例文】
「私が尊敬するのは、高校でお世話になった、バスケ部の顧問の先生です。
先生は、結果を残すためには個人のスキルを磨くことはもちろん、チーム一丸となって同じ目標に向かうことを常に私たちに伝える人でした。
時に言い合いになることもありましたが、同じ目標を叶えるたメンバーだから、ぶつかることも必要だと分かりました。
私は今でも目標を達成するためにはチーム力が必要だと感じ、グループ作業や学祭などイベントごとも、同じ目標を設定し達成するためのコミュニケーション大切にしています。
また、言い合いを恐れずに、お互い意見の言いやすい雰囲気をつくることを心掛けています。社会人になっても、プロジェクト達成のためにチーム一丸となって取り組む働き方をしたいと考えています。」
尊敬する理由から、学んだものが具体的に記載されていることや、今後へも活かされることが分かる例文です。
「尊敬する人」は最近では聞かれない質問の1つ
注意すべきこととして、現在では、応募者の適性や能力に基づいた公正な採用選考が推進されています。厚生労働省の公正な採用選考の基本では、本人の責任のないもの、個人の思想信条への質問は、配慮すべき質問事項とされています。
尊敬する人や、座右の銘、政治、思想に関する質問は、個人の思想信条の自由とされているので、面接でこれらについて質問をして採否決定をすることは、就職差別につながります。
個人の思想を問う質問をする企業はほとんど無いと考えられますが、もし志望企業で質問されたときは、選考をそのまま受け続けるのか、就活生が企業を選択する判断基準にしたほうがいいでしょう。
「尊敬する人」を聞く面接官の意図
価値観を知りたい
この質問は、あなたの尊敬する人を知ることが目的ではありません。あなたの価値観を知りための質問です。
質問から、その人が「何に価値を置いているか」がわかります。たとえば、「孫正義」を尊敬する人なら、「チャレンジ」「事業創造」「行動」に価値を置いているとわかりますよね。
尊敬する人から「あなたが何に価値を置いている人物か」つまり、人柄把握の一環として聞いているのです。
あなたの面接力はどのくらい?
ここまで解説したように、面接では、面接官の質問意図を理解し、回答を考える必要があります。
面接官の意図を理解するには、「面接官の視点がわかる!面接評価シート」を活用してみましょう。
面接評価シートとは、企業の人事が学生を評価するために使用しているシートのことです。このシート内の評価項目をチェックするために、学生に様々な質問をしているのです。
面接評価シートを確認しておけば、面接官がどんな意図でその質問をしているのかがわかり、面接で圧倒的に有利になります。面接評価シートを活用して、面接官の視点を手に入れましょう。
「尊敬する人」の上手な答え方のコツ
①人物解説にならずに自分の考えを伝える
尊敬する人への質問の回答は、尊敬する人がどんな人なのか、どんなに凄い人なのかを解説する時間ではありません。
就活生の中には、尊敬する人の功績である「どんな経験をしていたのか」ばかりを伝える人がいます。
しかし、面接はあなた自身を伝える場です。尊敬する人の功績を伝えるのではなく、あなたの考えがメインになるように話しましょう。
②今後の自分の行動にどう活かすか伝える
尊敬する人を話す際には、どういった点が尊敬するのか、尊敬する部分を今後どのように自分に活かしていくのかを伝えましょう。
「この人のこんなところが凄いなと思います」で話が終わるのではなく、「だから自分も~~なときは~~~していきたい」と伝えます。
尊敬する人で取り上げやすいのは共通して分かる人物
尊敬する人で取り上げやすいのは、面接官にとっても共通してわかりやすい人物でしょう。
どのような人物かというと、歴史上の人物や芸能人、起業家や経営者を挙げる答え方ができます。れば面接官もすぐに理解することができるため、尊敬する理由についても面接官に理解してもらいやすくなります。
もちろん、面接官の知らないような人物を「尊敬する人」として回答しても構いません。誰を尊敬するかは就活生の自由です。
しかし、「どんな人なのか」「なぜ尊敬するのか」について言葉で上手に説明する必要があります。
面接官が知らないであろう人物を回答として述べる場合には、上手に説明できるようにあらかじめ答え方を準備しておきましょう。
歴史上の人物
尊敬する人を問われた場合に取り上げやすい人物例として、歴史上の人物を挙げることができます。
その理由は、歴史上の有名な人物であれば面接官も知っている人物であることが多く、面接官に共感してもらいやすいからです。
わかりやすい歴史上の人物だと、坂本龍馬やアインシュタイン、レオナルド・ダ・ヴィンチなどが挙げられるでしょう。
面接官にもわかりやすい歴史上の人物を挙げるメリットは、人物についての詳細な説明をする必要が無いということです。
もちろん、面接官が知らないような歴史上の人物の名前を回答しても構いません。
面接官が知らない可能性がある人物については、どのような人物なのかについての答え方を準備をしておくことで、面接官から共感を得られやすくなります。
起業家や経営者
尊敬する人を問われた場合に取り上げやすい人物例として、起業家や経営者の名前を挙げることもできます。
たとえば、起業家や経営者の尊敬する人として、阪急・東宝グループの創業者である小林一三の名前も挙げられます。
この人物は「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。」という名言を生み出した方です。
この名言は新入社員が目指す人物像として多くの就活生に親しまれており、面接官も知っている可能性が非常に高い人物であるため、面接でのアピールに用いやすいです。
起業家や経営者の他の例では、iPhoneを生み出したスティーブ・ジョブズやソフトバンク創業者の孫正義、ホンダ創業者の本田宗一郎やパナソニック創業者の松下幸之助なども挙げられます。
芸能人
尊敬する人を問われた場合に取り上げやすい人物例として、芸能人の名前も挙げられます。
芸能人には歌手や俳優、モデルや芸人等、さまざまなジャンルで能力を発揮されている人物が多く存在します。
芸能人を尊敬する人物に挙げる場合は単に「好きだから」という理由ではなく、主に仕事面においてどのような点を尊敬できるのかについて述べられるようにしておきましょう。
例えば回答例として、下記のような答え方を挙げることができます。
NGな尊敬する人の答え方
「育ててくれた」が理由の両親
両親を尊敬する人にあげる人が多くいます。
しかし、この質問の意図はあなたの人柄を知るための質問です。そのため「育ててくれたから」「立派に仕事をしているから」というような「あたりまえの」理由をあげるのはやめましょう。
もし、両親を尊敬する人物としてあげる場合は、「自分で考えることの大事さを教えてくれたから。というのも○○のようなときに~(具体的なエピソード)」と一般的な理由とは違うものをあげられるようにしてください。
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