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「自己PRをしてください」は、就活の面接をしていれば、必ず一回は聞かれる質問です。「自己PR」では、あなたの良さを直接、面接官に売り込めます。万全な自己PR対策をしておけば、あなたのセールスポイントが面接で伝わり、内定がぐっと近づきます。
そこで、わかりやすい例文をもとに、自己PRを面接でする時のポイントを徹底的に解説いたします!
これを使えばOK!面接で自己PRをする時のフレームワーク
とはいっても「自己PRを面接でどうやって伝えればいいのか?」わからずに戸惑っている就活生も多いでしょう。でも、大丈夫。以下のフレームワークに従ってメッセージをつくれば、自己PRを上手に面接で伝えられます。
すぐに内定レベル!自己PRのフレームワーク
このような順序で自己PRを構成すれば、誰でも上手に自分を面接で売り込めます。では、上記のフレームワークを押さえた自己PRの例文を読んでみましょう。例文を読むことで、完成形のイメージがつかめるはずです。
自己PRの回答例文
【結論】私は「状況を嘆くよりも、どうすれば良いかを考える」人間です。
【概要】その力を発揮したのが、アルバイトをしていた居酒屋の売上をV字回復させた経験です。
【課題】アルバイトをしていた居酒屋の売上が、出現した競合店に顧客を奪われたため、激減していました。所属する組織に少しでも貢献したいと考え、どうすれば売上を戻せるかを考えました。
【行動】そこで、競合店のメニュー・価格・内装・顧客層・顧客へのアンケート結果をもとに、Win-back戦略を考え、店長に提案しました。。
具体的には、競合店に奪われている女性客を取り戻すための「女子会」コースの新設しました。さらに、競合店が力を入れていないデザート・スイーツメニューの充実し、差別化を測りました。加えて、Web経由の新規顧客を増やすためのSEO戦略の実行しました。
【結果】これらの施策を実行した結果、3ヶ月後には客足が戻り、以前の売上を達成することができました。この経験から、問題点と向き合い、解決策を考え抜くことで、状況を改善できると学びました。
【貢献・抱負】貴社においても、営業として常にお客様の課題と向き合い、解決策を提案していきたいです。
このように、上記のフレームワークを押さえるだけで、あなたの良さが伝わる自己PRがすぐに作成可能です。では、各パートのポイントを具体的に解説していきましょう。
穴埋めで自己PRを完成させよう
自己PRには盛り込むべき要素がたくさんありますが、文章を考えるのが苦手という就活生は多いのではないでしょうか。的確にポイントを押さえることも大切ですが、面接官に伝わる文章力が試されるのも自己PRの特徴です。
言いたいことはまとまったけれど、実際に文章にするのが苦手という就活生は、ぜひ「自己PRジェネレーター」を活用しましょう。
自己PRジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで自然な流れの自己PRが完成します。無料でダウンロードできるので、文章の繋ぎ方や言葉遣いに自信がないという就活生にもおすすめです。
1.自分の強みを具体的な言葉で伝えよう
まず、面接で自己PRをする時は、結論から「私の強みは〜です」と、あなたの強みを伝えてください。
結論先行がわかりやすさの基本
なぜ結論から伝えるべきなのか?結論から伝えることで、メッセージがわかりやすくなるからです。結論で「私の強みはリーダーシップです」といえば「リーダーシップに関するアピールなのだな」と話の要点がすぐに面接官に伝わり、相手があなたの自己PRを理解しやすくなります。
自己PRを面接でする場合、エントリーシートのように遡って確認することができません。だから「わかりやすさ」がより重要になります。結論から「私の強みは〜です」と伝えましょう。
具体的な言葉で自分の強みを伝える
自分の長所を自己PRでアピールする時は「具体的な言葉」で表現してください。たとえば、例文では、
私は「状況を嘆くよりも、どうすれば良いかを考える」人間です。
このように具体的な言葉で自分の強みを伝えています。結論先行で、自分の強みを的確に表現することで、面接官にあなたの自己PRを強く印象付けることができるのです。
抽象的な「協調性」「責任感」では伝わらない
よくあるのが「私は協調性がある」「私は責任感がある」と抽象的な表現を使って自己PRをするパターン。
「責任感」と一言でいっても、責任感にも色々ある。「協調性」にも色々ありますよね。「責任感」だけでは、あなたがどんな責任感の持ち主なのか、いまいち相手に伝わらないのです。だから、具体的な言葉を使い、
【抽象的な表現】私は責任感があります→【具体的な表現】私は、所属する組織のために、与えられた役割に全力で打ち込める人間です
このように「具体的な言葉」で、自分の良さを伝えるようにしてください。
キャッチフレーズがあると、よりわかりやすい
「自分の良さを表現できるキャッチフレーズ」があると、よりわかりやすくなります。たとえば、
- 私は「走りながら考える」人間です。
- 私は『尽くすリーダー』です
このように、わかりやすいキャッチフレーズがあると、アピールがわかりやすくなります。良いキャッチフレーズを探すのは難しいので無理をする必要はありませんが、一つ良いフレーズがあると、自己PRが面接で伝わりやすくなります。
2.自己PRはエピソードとセットで伝えよう
「〜ができます!」だけでは信用されない
「私はリーダーシップがあります!」と言われて、「おぉ、リーダーシップがあるのか!採用だ!」と思う面接官はいません。口で言うだけなら何でも言えるので、ただ「リーダーシップがある」と長所をアピールされても信用できないわけです。
長所を発揮したエピソードとセットで伝える
面接官に信用してもらうには「長所を発揮したエピソード」を自己PRの根拠として伝えることです。実際に長所を発揮したエピソードがあれば、「なるほど、そんな成果を達成しているなら、その強みを持っていそうだ」と面接官も納得します。
自己PRを伝える時は「その強みを最も発揮した経験」とセットで伝えてください。
まず、概要を示そう
「長所を発揮したエピソード」を語る時は、最初に「エピソードの概要」に触れてください。主にどんなことに取り組み、どんな成果を出したのか?を伝えるのです。
最初に「概要」を結論先行で伝えることで、エピソードの要点がすぐに伝わり、わかりやすい自己PRができます。最初に「長所を発揮したエピソード」の概要を話しましょう。例文では
【概要】その力を発揮したのが、アルバイトをしていた居酒屋の売上をV字回復させた経験です。
このように「長所を発揮したエピソード」の概要を伝えています。
3.どんな課題・目標があったのか?を説明しよう
次に、主に「どんな課題に取り組んだのか?」あるいは「どんな目標にチャレンジしたのか?」を説明しましょう。「どんな課題・目標に取り組んだのか?」を詳しく伝えることで、エピソードの焦点が絞れ、わかりやすい自己PRになります。
課題・目標を話さないと、エピソードがわからない
「主にどんな課題に取り組んだのか?」がないと、エピソードの軸が伝わらず、よくわからない自己PRになってしまいます。たとえば、
ITベンチャーのアルバイトを3年間続けました。学生とはいえ甘えは許されないと必死に働きました。
これだと「要するにどんなことが伝えたいのか?」がわからない自己PRになってしまいます。「どんな課題に取り組んだのか」があると、エピソードの焦点が絞れ、ぐっとわかりやすくなります。たとえば、
ITベンチャーのアルバイトで、お客様の窓口になるウェブサイトの運営を担当し、売上増加のためのマーケティング業務に従事しました。
このように「どんな課題にチャレンジしたのか」があると、エピソードの焦点が絞れて、ぐっとわかりやすくなります。最初の例文でも具体的にどんな課題にチャレンジしたのかが詳しく説明されています。
あなたが取り組んだ「課題・目標」を伝えよう
あなたがどんな課題に取り組んだのか?を伝えましょう。組織である役割を担っていた場合は「◯◯という役職で、〜に取り組みました」と、役職としての課題を伝えても良いでしょう。
あなたがチャレンジした課題・目標を伝えてください。
4.課題を解決するために何をしたのか?具体的に伝える
「課題を解決するために何をしたのか?」「目標を達成するために、何をしたのか?」は、できるだけ具体的に伝えてください。
どんな努力をしたのか?は、企業が一番知りたい部分
「課題を解決するために何をしたのか?」は、企業が一番知りたいと感じている部分です。というのも「課題を解決するために、具体的にどんな行動をするのか?」からは、あなたの仕事への取り組み方が推し量れるからです。
だから、例文のように、できるだけ具体的に「課題を達成するために、どんな努力・工夫をしたのか?」を伝えましょう。
そこで、競合店のメニュー・価格・内装・顧客層・顧客へのアンケート結果をもとに、Win-back戦略を考え、店長に提案しました。。
具体的には、競合店に奪われている女性客を取り戻すための「女子会」コースの新設しました。さらに、競合店が力を入れていないデザート・スイーツメニューの充実し、差別化を測りました。加えて、Web経由の新規顧客を増やすためのSEO戦略の実行しました。
たとえば、この例文では、競合を分析して、解決策をいくつも出しているので「冷静に問題を分析して、自主的に課題解決のために行動ができる」という印象を面接官に与えられるでしょう。
このように「課題解決のために、何をしたのか?」は、あなたの良さが一番よくあらわれる部分といえます。できるだけ具体的に、詳しく伝えるようにしてください。
「努力した」「工夫した」だけでは何も伝えてないのと同じ
よくある駄目な例が
- イベントをやるからには成功させたいと思い、必死に努力しました
- 合宿を成功させるために、様々な工夫をしました
- 生徒の成績をあげるために、生徒目線にたって指導しました
このような「抽象的な表現」。これはほとんど何も言っていないのの等しいです。面接官が知りたいのは「具体的にどんな行動・工夫をして、問題に対処したのか?」という部分。そこには、あなたの仕事への取り組み方や、仕事への可能性が表れます。
だから、抽象的な表現を使わずに、聞いているだけで、頑張っているあなたの姿がイメージできるように、具体的に説明してください。
面接で「入社後にやりたいこと」を聞かれた時の上手な答え方|例文あり
5.最後は「抱負」で自己PRを終える
面接で自己PRをする時は、最後に「自分の能力をどう活かしたいか?」と、抱負で終わらせましょう。
企業が一番知りたいのは「入社後の可能性」
企業は採用で一番重視しているのは「その人が入社後に活躍してくれるかどうか」です。当たり前ですよね。
ただ、「私は〜が得意です」とアピールしても、面接官に「その長所が会社でどう活かせるのか?」が伝わらないことがあります。長所だけあっても意味がなく「その長所が会社の役に立つ」と人事が感じなければ意味が無いのです。
「自分の長所をどう活かしたいのか?」
貴社においても、営業として常にお客様の課題と向き合い、解決策を提案していきたいです。
この例文のように、「自分の長所を御社でこんな風に活かしたい」「自分の長所は御社の〜という業務で、こんな風に活かせると思う」と抱負を語りましょう。
「抱負」を語ることで、あなたの長所が会社でどう役に立つのかが面接官にイメージしやすくなります。当然、面接ではプラスに評価されます。
また、「こうやって自分の長所を活かしたい」と抱負を語ることで、仕事への熱意も同時にアピールでき、面接でプラスに働きます。
最後に「自分の長所を会社でどう活かしたいのか?」抱負を語りましょう。
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