OB訪問とは何か?なぜ必要か?時期はいつまでなのかを徹底解説

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就職活動のOB訪問。やったほうがいいとはよく聞くけど、結局、「どんなメリットがあるの?なぜやらなきゃいけないの?」と感じている人も多いのではないでしょうか?

そこで、OB訪問とは何なのか?どんなメリットがあるのか?いつまでにやるべきか?等、就活生の疑問に答えていきたいと思います。

OB訪問とは何か

OB訪問とは、あなたが興味のある業界や企業で働く大学のOB・OGに会い、実際の業務内容や職場の雰囲気など、就活に役立つ情報を集めることです。

採用サイトや企業説明会の情報だけでは企業について深くまで知ることは難しく、より具体的なイメージを持つためには、実際に働いている社員から話を聞くのが一番の近道と言えます。

そのため、OB訪問は、企業や業務への理解を深めたい学生におすすめのアプローチ方法です。

OB訪問は内定獲得のために必須ではありませんが、人事には聞きづらい内情が聞ける、就活の相談ができるなど、OB訪問ならではのメリットも多く、就活を有利に進められます。

これを聞けばOK!OB訪問で聞いておくべき質問の項目5つと注意点

2022.01.31

OB訪問のメリットは?

まずは上記でも少し述べていますが、OB訪問をするメリット3つを具体的に紹介します。

OB訪問は志望動機の材料の宝庫

OB訪問の一番のメリットは、志望動機の材料を見つけられることです。

WEBや説明会の情報だけで志望動機を作ると、どうしても具体性やオリジナリティーにかけてしまい、内容が薄くなってしまいがちです。

一方、OB訪問をしていれば、実際に働いている人の経験や実感を交えた志望動機が作れます。
その企業の魅力や入社後の目標を具体的に説明できるので、あなたの熱意が伝わりやすくなり、説得力は段違いでしょう。

また、持っている情報が多いことは、面接の受け答えに対する引き出しが増えることにも繋がるので、自分なりの回答を用意しやすく、他の学生とは違った視点でのアピールもできます。

ピントのあった自己PRができるようになる

選考での自己PRで、一生懸命ピントのはずれたアピールをしている人がいます。
たとえば、論理的な考え方を重視する企業で、「私は人見知りしません!」などとアピールしてしまっているのです。

OB訪問をすれば、この問題は解決できます。OB訪問で「この会社で活躍している人は、どんな資質を持っていますか?」「どんな考え方の人がこの会社で成功すると思いますか?」など、現場で働いている人に会社で必要な能力を聞けばいいのです。

企業で必要な能力を自分が持っているかどうか検証し、その能力を証明するエピソードを用意し、自己PRをつくります。
こうすれば、会社が求めている能力をあなたが有していることを的確にアピールできるのです。

このように、OB訪問は、会社に響く自己PRをつくるのに欠かせない役割があるのです。

OB訪問は面接の予行練習

一般社団法人 日本経済団体連合会が2018年に発表した「2018 年度 新卒採用に関するアンケート調査結果」で、選考にあたって特に重視した点について企業にアンケートをとったところ、18年連続でコミュニケーション能力が第1位でした。

企業が求めるコミュニケーション能力は、ビジネスのシーンで円滑な意思疎通ができるか?ということです。
面接官は会話を通して、学生がコミュニケーション能力を持っているかチェックします。

OB訪問では、社会人と長時間会話することになります。相手の反応を見ながら、質問を選んだり、会話を掘り下げたりと、社会人と話す経験はビジネスコミュニケーションの練習になるでしょう。

また、社会人との会話自体にも慣れるので、面接でむやみに緊張することもなくなります。

OB訪問の時期には、自己分析を終わらせておこう

就活には自己分析が必須。遅くても、OB訪問の時期には終わらせておく必要があります。ただ、やり方がわからず、上手く進められない方も多いはず。

そんな時は、自己分析ツールの「My analytics」を活用してみましょう。

My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・弱み→それに基づく適職を診断できます。

My analyticsでサクッと自己分析をして、あなたの本当の強み・適職を発見しましょう。

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OB訪問の流れを押さえよう

OB訪問の必要性についてお分かりいただけたかと思います。

では、OB訪問はどのような流れでおこなえばいいのでしょうか。OB訪問の始め方が分からない人は必見です。

OBを見つける

OB訪問をするためには、まずはOB・OGを見つける必要があります。基本的に大学のキャリアセンターを利用するか、人脈を使って探すことになります。

キャリアセンターには卒業生のデータが登録されていますので、自分の興味ある業界や企業に就職した先輩を探して、メールや電話でOB訪問を依頼しましょう。

志望業界や企業が決まっている場合は、キャリアセンターを利用するのが効率的です。
しかし、全く関わりのない先輩に依頼することになるため、ハードルが高く感じる学生もいるかもしれません。

そのような場合は、自分の人脈から探してみてください。
ゼミやサークル、アルバイト先の先輩や友人、家族にお願いして社会人の先輩を紹介してもらいましょう。あなたに近しい人と繋がりのある人物のため、より突っ込んだ話も聞きやすくなるはずです。

OBの効率的な探し方

もっと効率的にOB訪問をしたい学生におすすめなのが、OB訪問用のアプリや就活サイトです。OB探しだけでなく、依頼からアポイントまでを一貫して可能なサービスもあるので、煩雑なやり取りを簡略化でき、効率的にOB訪問ができます。

例えば、言わずと知れた就活サイト「マイナビ」にも、OB訪問に便利な機能があります。「先輩発見」機能で複数の検索条件から希望に合う先輩を見つけ、「訪問予約」で簡単にOB訪問の予約が可能です。

また、卒業生と繋がれる就活アプリ「ビズリーチ・キャンパス」では、OB訪問が簡単に実施できることはもちろん、OB訪問に役立つ機能や情報が満載です。ビデオ通話によるオンラインOB訪問も可能で、時間や場所の自由が利くので、OB訪問のハードルがグッと下がります。
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OB訪問を依頼する

OB訪問をお願いしたい先輩が見つかったら、次にOB訪問の依頼をします。

依頼は基本的にメールか電話をしますが、相手のスケジュールに気を配る必要がある電話よりも、メールでの依頼がおすすめです。

次項で依頼メール例と作成する際のポイントを紹介するので、参考にしてください。

電話で依頼する場合には、注意してほしい点がいくつかあります。

まず、電話をする時間帯ですが、営業時間内に連絡するのはもちろん、始業直後・終業直前や昼休みは避けるようにしてください。
また、周囲が静かで、電波が安定して落ち着いて話せる場所から電話をかけましょう。

電話だと緊張して要点を伝え忘れる可能性もありますので、話す内容のメモを用意しておくと安心です。

OB訪問の依頼メール例

例文

件名:【OB訪問のご依頼】〇〇大学〇〇学部 就活一郎

〇〇株式会社
〇〇部〇〇課
山田 次郎 様

はじめまして。突然のご連絡で恐れ入ります。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の就活一郎と申します。

この度は大学のキャリアセンターで〇〇様のことをご紹介いただき、
OB訪問をお願いしたくご連絡差し上げました。

私は現在就職活動中で、貴社が手掛ける〇〇事業に大変興味があり、
普段の業務内容やお仕事のやりがいについて、ぜひ〇〇様にお話を伺いたいと思っております。

お忙しいところ誠に身勝手なお願いで大変恐縮ですが、
もしお時間を頂けるようでしたらご連絡頂けますと幸いです。

何卒よろしくお願い申し上げます。

【メール作成ポイント】
社会人は1日に大量のメールをやり取りする場合が多く、内容が不透明なメールや心当たりのないアドレスからのメールは、後回しにされたり、迷惑メールと見なされたりする可能性があります。

そのため、何のメールか一目で分かるようなタイトルをつけ、重要な部分は括弧などを使って目立たせるようにしましょう。

また、メール本文では、個人情報の流出を疑われることがないように、OBの連絡先の出所を明瞭にしておいてください。

OB訪問の日時は、先方の都合に合わせるのが望ましいです。
ただし、スケジュールの余裕がない場合は、こちらから都合が良い日時をいくつか提示して、その中から選んでもらうと良いでしょう。

あくまでもOB訪問を受けてもらえるかどうかはOBの都合次第ですので、受けてもらえる前提で話を進めてしまわないように注意してください。

OB訪問の事前準備をする

企業HPや説明会の資料などで、OBの所属する企業の基本的な情報は事前に理解しておくようにしましょう。

調べれば分かることを事前に把握しておくことで、OB訪問でしか得られない情報を効率よく引き出せます。

また、先輩は貴重な時間を割いてくれているので、相手に気持ちよく対応してもらうためにも、しっかりと勉強をして臨むことは大切です。

OB訪問の事前準備では、先輩に聞きたいことや疑問点を洗い出し、質問リストを作成するのも忘れないようにしましょう。
質問をまとめておくことでスムーズに会話を続けられますし、聞き忘れを防ぐこともできます。

OB訪問の数日前までに質問したい事項をメール等で共有しておくと、OB側も面会当日に備えることができるのでおすすめです。

実際にOBと会う

OB訪問当日は、遅刻しないように余裕をもって集合場所に行くようにしましょう。

早すぎるのも失礼になるので、5〜10分前に到着しておくのが理想的です。集合場所付近の土地勘がない場合は、早めに場所だけを確認しておいて、近場で時間をつぶしてから訪問しましょう。

また、不測の事態が起きる可能性も考えられますので、当日に連絡が取れるように、事前に連絡先を交換しておくようにしてください。

OBと会話する際のポイントは、こちらからひたすら質問するのではなく、相手の話をしっかりと聞いて、相手の説明に対して意見や質問を述べる事を意識してみましょう。面接のように上手く話す必要はないので、自然な会話を心がけてみてください。

OB訪問の時期はいつまでにやるべきか

OB訪問の最適な時期は、あなたの目的によって変わってきます。

例えば、企業選びの参考にしたい場合は、エントリーが始まる前までに済ませておく必要があり、志望動機やES、面接の受け答えに活かしたい場合は、書類選考や面接前までに実施しておけば問題ありません。

いずれにしても、早いに越したことはないので、出来る限り早めに動きだすようにしましょう。
大学3年生の12月〜2月に依頼ができれば、就活が本格化する前で他の学生と被る可能性も低く、スケジュールが抑えやすいのでおすすめです。

3月〜4月にOB訪問を依頼する学生も多いですが、大半の企業で決算期となる3月と直後の4月始めは忙しくなることが多く、スケジュール調整が難しい可能性があるので注意してください。

OBで得た情報を就活に活用することを考えると、遅くとも5月までには済ませておくようにしましょう。

OB訪問の注意点

ここからはOB訪問を実施するにあたっての注意点を紹介します。

社会人としての基本的なマナーを守ろう

OB訪問では、社会人としての基本的なマナーは守るようにしましょう。

OB訪問の内容が選考結果に直結することはありませんが、OB訪問での印象がOBから人事に伝わる可能性は十分にあります。そのため、あまりに失礼な態度を取ってしまうと、選考でマイナスに働いてしまうかもしれません。

遅刻厳禁なのはもちろんのこと、初対面での挨拶や名刺の受け取り方などの作法はチェックしておくようにしましょう。
また、OB訪問後にお礼メールを送って、感謝の気持ちと感想を簡単に伝えることで、丁寧で誠実な印象を与えられます。

ただし、かしこまり過ぎて固くなるのも良くありません。正しいマナーを意識しすぎるのではなく、相手が不快に思うようなマナー違反をしないことを心がけましょう。

OB訪問の服装に迷ったらスーツが無難

OB訪問の服装に迷う学生は非常に多いです。

指定がない場合や、服装は自由でと伝えられた場合は、基本的にスーツを選んでおくのが無難でしょう。特にOB訪問の場所が会社内である場合は、スーツが望ましいです。

また、私服を指定された場合や集合場所がカフェやレストランとなる場合など、スーツ以外の服装を選びたいときは、オフィスカジュアルを選択するようにしましょう。

どのような状況であったとしても、ラフすぎる格好は避けてください。たとえ相手が知り合いであったとしても、社会人の先輩として会うわけなので、カジュアルすぎる服装は好ましくありません。

困ったときは、事前に先方に確認しておくのも良いでしょう。

OB訪問をしなくても内定はとれるか?

内定のためにはOB訪問は必須なのか、この点就活生が気になるポイントでしょう。
OB訪問は内定を獲得するために、どのくらい重要性のあるものでしょうか。

OB訪問をしなくても内定はとれる

「じゃあ、OB訪問をやらないと内定がとれないの?」と不安になっている方もいるでしょう。もちろん、OB訪問をしなくても内定はとれます。ほとんどの企業では、OB訪問は選考に関係がありません。

OB訪問は、あくまで「就活生に会社を知ってもらうため」にやっているだけです。

ただ、OB訪問をすれば自己PRや志望動機を磨き上げられます。志望順位の高い企業(だいたい上位5社)はOB訪問をやっておくことをオススメします。

一部の企業ではOB訪問が必須

なお、総合商社や金融機関の中には、エントリーシートの設問項目に「OB訪問はしましたか?」という設問項目がある企業があります。
OB訪問をしていないと、面接官にそのことがわかってしまうのです。

こういった、OB訪問を重視する企業では、OB訪問をしていないのに「貴社が第一志望です」と伝えても、あまり説得力がないですよね。

みんなの就職活動日記で昨年度のエントリーシートの設問を調べられます。志望企業の設問に「OB訪問をしましたか?」があるか、チェックしてください。

OB訪問を有効活用すれば就活を有利に進められる

OB訪問は、先輩を探して依頼してアポイントを取ってと、多くの時間と手間がかかるので、出来れば避けたいと考える学生も少なくありません。

しかし、頑張った分の見返りも大きく、OB訪問をやった学生とやっていない学生では、志望動機やESの内容で大きな差が生まれてしまうのも事実です。

もちろん、OB訪問をやれば内定が獲得できるわけではありません。

本記事で紹介したOB訪問のメリットやポイントを十分に理解した上で、しっかりと事前準備をおこない、OB訪問の強みを最大限に活かせるように立ち回りましょう。

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