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OB訪問をするときのマナー、万全ですか?待ち合わせ・名刺の受け取り方・飲み物の注文のしかた等、OB訪問では押さえておかならければならないマナーがあります。
知らないと、思わぬ恥をかいてしまうこともあるでしょう。
そこで、就活生のために、OB訪問時に押さえておくべきマナーを全てまとめて解説いたします。
OB訪問をする就活生は増加傾向にある
OB訪問をする就活生は増加傾向にあります。
日経就職ナビの調査(※参考資料P8)では、OB訪問をする就活生の割合は2015年1月時点(16.7%)に比べて2016年4月は32.3%であるという調査結果があります。
その背景は「企業の採用意欲が高まっていること」にあるとしており、2020年である現在でも企業の採用意欲は未だ盛んであることから、OB訪問をする就活生が多く見受けられます。
一方で、学生の中には「手間がかかり面倒だから」という理由でOB訪問を避ける方もいます。
しかしOB訪問は、就活選考を経て内定をもらい、実際に企業で働く社員に話しを聞ける機会です。
先輩がおこなった就活対策を聞いても良いですし、会社の雰囲気や働き方についても聞くことができます。
ホームページでは分からない企業の内容を知る、とてもいい機会ですので、企業研究において気になる企業があればOB訪問をしておくことをおすすめします。
1.OB訪問のアポイントを取る際のマナー
OB訪問のアポイントを取る際のマナーは、主に以下の3つがあります。
アポイントを取る段階からマナー違反があってはOB訪問を承諾してもらえる可能性が減ってしまったり、企業に対して悪い印象を与えてしまう可能性が生じます。
3つのポイントを意識して、失礼なくアポイントを取得できるようにしましょう。
OB訪問のアポイントを取るにはメールで連絡を取ることが多いです。その際は、差出人がわかるように自己紹介をしましょう。そうすることで相手が不信感を抱くことを避けることができます。
② 候補日は複数挙げる
OB訪問の日程を自分から挙げる場合は、相手が選べるように複数の候補日を挙げましょう。
③ 断られたときも返信メールは送る
もしOB訪問を断られてしまった場合でも、返信メールは送りましょう。なぜなら忙しい中で返信をくださった相手に対する敬意や感謝を示す必要があるからです。
それぞれについて、以下で詳しく解説します。
差出人が分かるように自己紹介をする
OB訪問のアポイントを取る際に大切なマナーの1つめは、「メールの差出人が分かるように自己紹介をする」ことです。
OBはOB訪問を依頼するメールを受け取った場合、まず「この学生は誰か?」と確認してからスケジュールを見て、承諾するか検討します。
そのため、メールの冒頭では自分のことを知ってもらうための自己紹介を記載しましょう。
自己紹介で書くことは、「学校名」「学部」「学科」「フルネーム」の4点です。
OBと同じ大学であっても、学校名は省略せずに記載しましょう。
また、OBに不信感を与えないためには、あなたがどのようにOBの連絡先を知ったのかについても記載しておくと、OBに安心してもらいやすくなります。
候補日は複数挙げる
OB訪問をする希望の日程を書く際には、候補日を複数挙げるのがOB訪問のアポイントを取る際のマナーです。
なぜなら、候補日を複数挙げることでOBがその選択肢の中から選択できるようにするためです。
1つの日程しか記載しないと、調整できない場合、何度もお互いの日程を探るメールを繰り返さなくてはいけなくなります。
反対にOBに希望の日程を伺う場合にも、候補日を複数挙げてもらうようにしましょう。
たとえばアポイントをとるためのメールでは、
「できるだけ〇〇さまのご希望に沿うよう努めますので、よろしければ候補日を2~3つお教えいただけますと大変幸いに存じます。」
と記載することで、複数の候補日を快く教えてもらうことができます。
断られたときも返信メールは送る
OB訪問を断られた場合でも、きちんとメールを返信するようにしましょう。
なぜならOBが忙しい中で検討し、そして返信いただいたことに対して感謝と敬意を示す必要があるからです。
メールの例には、下記のようなものが挙げられます。
株式会社 〇〇
〇〇部 〇〇課
〇〇様、
お世話になっております。〇〇大学の〇〇学部の山田花子です。
このたびはお忙しい中でご返信いただき、ありがとうございました。
ご予定が合わないとのこと、承知いたしました。
突然の依頼にも関わらずご検討いただいたこと、
またご丁寧に返信をいただけたことに深く感謝申し上げます。
いつか機会がございましたら、〇〇さまのお話を伺わせて頂けますと幸いです。
重ねての御礼になりますが、この度は誠にありがとうございました。
山田花子
〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科
電話番号:090-XXXX-XXXX
メールアドレス:[email protected]
2.OB訪問の服装マナー
OB訪問の服装について、特に指定が無い場合はスーツを着用するのがマナーです。
スーツはビジネス上の正装であり、スーツを着用することで自分の印象が悪くなるリスクを避けられるためです。
最近では服装自由の企業も増えてはいますが、社会人の中には「敬意を払いたい相手と会う場合には正装をするべき」という考えの方も多くいらっしゃいます。
そのような方々に対して私服で訪問してしまうと自分の評価を下げてしまうばかりか、門前払いされる可能性もゼロではありません。
スーツを着る際には清潔感を保つため、男性はネクタイが曲がっていないか、シャツにシワはないかに注意しましょう。
女性であれば、ストッキングが伝線していないか、化粧は派手すぎないものであるかに注意が必要です。
リクルートスーツまたはオフィスカジュアル
OB訪問の服装は、基本的にはリクルートスーツを着用しましょう。
スーツは一定の清潔感が自然と保てるアイテムであり、ビジネスにおけて間違いがありません。
一方で、最近では「ラフな服装でいいですよ」と学生に声をかける企業や社員も多くいます。
そういった場合には、オフィスカジュアルな服装でOB訪問をしても問題ありません。
オフィスカジュアルとは、「オフィスでの仕事にふさわしい、カジュアルな服装」を指します。
カジュアルでありながらも「きちんと感」が求められるため難しく感じられがちですが、シンプルなパンツやスカート+ジャケットやカーディガンを羽織ると自然なオフィスカジュアルの服装が整います。
3.OB訪問の待ち合わせのマナー
待ち合わせでの対面が、あなたの第一印象になります。第一印象を落とさないためにも、以下のマナーを意識してください。
- 遅刻厳禁。10分前には到着しよう
- コート・帽子などは、会う前に脱いでおく
- OBが来たら、元気よく「はじめまして。◯◯大学の△△です。お忙しいところ、ありがとうございます」と挨拶をする
これは社会人と会うときには、必ず意識しておきたいマナーです。自然にできるようになりましょう。
あなたの就活力はどのくらい?
就職に成功するためには、まず自分の就活力を知っておく必要があります。就活力とは、就活で必要な準備や企業側が重視しているポイントに対して、どれだけ備えているかをはかる指標です。
ぜひ、「就活力診断」で今の自分の就活力を診断してみましょう。無料でダウンロードできるので、今の実力を踏まえた上で必要な対策をしてみてはいかがでしょうか。
4.OB訪問での名刺の受け取り方マナー
社会人と顔合わせする際、必ずあるのが「名刺の受け渡し」です。
名刺の受け渡しは、普段しないからこそあらかじめやり方を把握しておきたいものです。
名刺の受け渡しで失敗しないために、以下のマナーを習得しておきましょう。
- 名刺は、両手を胸の高さにあげて、「頂戴します」と言って丁寧に受け取る
- 名刺を貰う時、自分の指を相手の会社名・会社ロゴ・名前に重ねない。両手で端を持って受け取る
- OBから頂いた名刺は、名刺入れ・鞄・にしまわずにテーブルの右側に置いておく
- 頂いた名刺には、目の前で書き込みをしない。汚さない
- 名刺を作成している場合は、名刺交換をしましょう。こちらの記事がわかりやすいです。
5.OB訪問での食事の注文マナー
名刺の受け取り、簡単な挨拶を終えたら、喫茶店や軽食店に入り、OBとの会話をすることになります。
ここで大事なのが「何を注文するか」です。
目上の人と食事する時のマナーは、意外とできていない学生が多いので、必ず以下のマナーを覚えておきましょう。
- 座る席は、下座(入り口から近い方の席)
- 相手と同じものを注文すると、運ばれてくるタイミングが同じなので、気遣いをする必要がなくなる
- 会計時は、一応財布を出す。奢ってもらったら、感謝をこめて「ありがとうございます!」とお礼をする
6.OB訪問の質問マナー
OB訪問では「どんなことを聞けばいいか」わからず迷いますよね。
基本的には聞きたいことを聞けば良いのですが、避けるべきマナー違反の質問もあります。
質問で失敗しないために、以下のマナーを押さえましょう。
- 給与・残業・昇進などの内容は聞かない(気心の知れたOBならOK)
- 調べればわかることは聞かない(会社の黒字額など、資料からわかることは聞かない)
- 事前に質問内容を考えておく。質問リストをつくっておこう。→やり方はこちら
7.OB訪問の会話マナー
OBといっても、相手は社会人です。
コミュニケーションをとるために、OB訪問では以下のマナーを意識しておきましょう。
- 「ええ」「はい」など適度に相槌を打ちながら話を聞くこと
- 大事な内容はメモを取りながら聞く。きちんと話を聞いていると相手にも伝わる
- 相手の目を見て話を聞く。目を見るのが厳しいなら、相手の鼻の下あたりを見て話を聞く
8.OB訪問のお礼のマナー
- OB訪問後、24時間以内にお礼のメールを出す
- 帰宅後すぐに出すのがベスト。早ければ早いほど印象が良い
- 詳しいお礼メールの書き方はこちら。テンプレつきで解説しています
まとめ
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