面接で「将来のキャリアプラン」を聞かれたときの答え方【例文つき】

本コンテンツは独自に制作していますが、一部にサービス提供企業等から広告料および送客手数料を受領しているPR情報が含まれています。

「キャリアプランを教えて下さい」「将来の目標は何ですか?」「あなたは10年後にどんな人になっていたいですか?」といった将来の計画は、就活の面接で聞かれやすい質問です。

回答を予め準備しておかなくては、答え方につまづく人もいるでしょう。

事前にポイントを押さえておけば、キャリアプランを問う質問に答えやすくなります。キャリアプランを面接で聞かれた時の、的確な答え方を例文つきでわかりやすく解説します!

キャリアプランとは自分が望む働き方を実現するための計画

キャリアプランとは、あなたが企業に入ってどのようにキャリアを積んでいくかという中長期計画のことです。あなたが望む働き方を実現させるには、将来的に何が必要かを考えて、将来像から逆算して計画を立てていくことになります。

ただし、将来の夢のような漠然としたものでないということに注意してください。キャリアプランを問われた場合には、実現可能かつ具体的な計画を示す必要があります。

新卒採用の面接対策では、入社してから5~10年後までを想定してキャリアプランを考えましょう。入念な企業研究により、「5年後には自身で開発した商品を世に出したい」のように、その企業で実現したい目標を言えるように準備しておいてください。

面接で「10年後の自分」を聞かれた時の的確な答え方【例文あり】

2021.03.11

キャリアプランを選考で質問する理由は2つ

入社意欲を評価するため

キャリアプランを選考で質問する1つ目の理由は、学生の入社意欲を評価するためです。

志望理由にも共通することですが、本気で入社したいと考えているなら、その企業に入って何かやりたいことがあるはずです。そのため、キャリアプランが曖昧で明確な目標を持っていないと、志望度の説得力が欠けてしまいます。

また、企業のビジョンや先輩社員のステップアップ例などがキャリアプランに落とし込まれていると、企業研究をしていることが伝わりやすく、志望度が高いと判断されます。

一方、業務内容を全く理解していない計画や、その企業では叶えることが難しい目標を示してしまうと、熱意が伝えらないだけでなく、入社後にミスマッチとなる懸念から採用を見送られる可能性が高くなってしまうでしょう。

長期的に働く気持ちがあるのか確かめるため

長期的に働く気持ちがあるかどうかを確かめることも、キャリアプランを問う目的の1つです。

企業は将来的に活躍してくれることを期待して新卒採用をおこない、時間をかけて育成します。そのため、早期に退職されてしまうと大きな損失となるので、出来るだけ長期的に会社で貢献してくれる人材を採用したいと考える企業が多いのです。

明確で具体的なキャリアプランを持っている学生は、入社してからもモチベーションを高く維持して、会社に長く定着してくれることが期待できます。

一方、やりたいことが曖昧な学生や、その企業でのキャリアを真剣に考えていなそうな学生は、ミスマッチによる早期退職やキャリアップを狙った転職によって企業を離れる可能性が高いと捉えられてしまうでしょう。

【39点以下は危険度MAX】
本番前に、面接偏差値を診断しておこう

今年はweb面接をおこなう企業も増えていますが、自分の弱点を把握し適切に対策しなければ、どんな形式であれ面接を突破することはできません。

そこで活用したいのが、面接偏差値診断ツールの、「面接力診断」です。
24の質問に答えるだけで、自分の強みと弱みをグラフで見える化できます。

診断であらわになった自分の弱点を効率的に対策し、志望企業の面接を突破しましょう。

imasia_15025085_S-1

キャリアプランの考え方

企業の考えとマッチしているか

キャリアプランを考える上で重要なのは、企業の指針やビジョンとマッチしているかどうかということです。

例えば、将来的に海外進出を考えている企業では、英語力を活かして〇〇年後に海外で活躍したいというキャリアプランをもつ学生は魅力的に映ります。一方、国内展開を強化したい企業では、海外勤務を希望する学生はアピール力に欠けてしまいます。

企業にとって重要なのは、企業と一緒に利益に貢献してくれるかどうかです。あなたの希望だけを詰め込んだ独りよがりのキャリアプランでは、採用担当者にあなたが活躍するイメージを抱かせることはできません。

会社説明会や企業HPを確認して、選考を受ける企業の経営方針や事業計画の内容を把握しておき、キャリアプランに反映させるようにしましょう。

その企業で叶えたい(叶えられる)キャリアか

キャリアプランでは、その企業で実現したい、あるいは実現可能なプランであるかどうかも重要視されるポイントです。

その企業で叶えられないキャリアプランだと企業研究不足を疑われてしまいますし、どの企業にも通用するものでは熱意が伝わりづらく、説得力に欠けます。

そのため、事業内容やビジョンはもちろん、研修期間や配属先の決定、昇進のタイミングなど、その企業のキャリアパスも理解しておく必要があります。また、同じ企業内でも部署や職種によってキャリアパスが異なる場合も多いので注意してください。

同業他社だからと同じようなキャリアプランを用意するのではなく、各企業に合わせたキャリアプランを考えるようにしましょう。

キャリアプランの答え方

①明確な目標

キャリアプランを答える際は、まず最初に明確な目標を示すようにしましょう。

「〇〇年後にチームリーダーになる」のようにポジションや役職を目標に定めても良いですし、「〇〇ができる開発者になる」のように経験を積んで目指すべき将来像を語っても良いでしょう。具体的な数字や成果を目標に絡ませられると、より分かりやすい内容になります。

ただし、自身のスキルアップのみに焦点を絞った目標を設定するのは避けてください。あくまでも企業に貢献できる人材であることをアピールことが重要なので、あなたの成長が企業の利益にも繋がるような目標を考えるようにしましょう。

②具体的な計画

目標を示した後は、その目標を達成するための具体的な道筋を説明しましょう。

目標を決めるだけなら誰でもできるので、実現に向けていつ何をするのかを明確にすることが大切です。

目標達成のための段階的なプランを提示することで、採用担当者があなたの成長や活躍をイメージできるようになり、キャリアプランの説得力もアップします。

また、机上の空論とならないように、現実的であなたの能力に見合った計画を立てることも意識してください。

キャリアプランは、企業の育成方針やキャリアパスと相違が生まれやすい部分でもあります。

キャリアに関して不明点や疑問点がある場合は、OB訪問や説明会の質疑応答で解決させましょう。採用ホームページのなかの先輩の話として教育体制やキャリアの築き方について掲載されているケースもあるので、確認するのも疑問を解決させる方法の1つです。

③(あれば)達成に向けて取り組んでいること

もし目標達成に向けて今取り組んでいることがあれば、それを伝えることで高評価も狙えるので、積極的にアピールしていきましょう。

もちろん、必ずしも今から何かを取り組んでおかなければならないわけではありません。基本的に必要なことは入社してから学べば問題ないので、入社後に目標に向けてどのように取り組んでいくかをしっかりと提示できれば大丈夫です。

企業によっては入社後や新人研修後に配属先が決定する場合もあり、役立つスキルや資格をあらかじめ判断するのが難しい場合もあります。もし気になる場合は、「入社前に勉強しておくと良いことはありますか?」と質問しておくと良いでしょう。

キャリアプランの答え方【例文】

例文①営業職のキャリアプラン

例文

私は、お客様に喜んで頂けることはもちろん、お客様の利益を最大限に引き出すような提案ができる営業マンになりたいと考えています。

そのため、まず最初は業界と御社の商品に関する知見を広げることと、先輩の営業スキルを盗んで学ぶことに注力し、お客様と信頼関係を築くための基盤を作ります。

そして、3年後にはエリアを任される営業マンとなり、積み上げた知見と提案力を活かして新規取引先を増やすことで御社に貢献していきたいです。

Point:

「どのようになって、どのようなことがやりたいか」を掘り下げていくことで、内容が明確かつ具体的になり、説得力のあるキャリアプランにできます。

ただし、入社前の段階では業務内容を深くまで知ることはできないので、多少内容が抽象的になってしまうのは仕方ありません。企業研究で分かる範囲で、あなたなりのキャリアプランを作成しましょう。

例文②研究職のキャリアプラン

例文

私は新商品開発に携わり、将来的には新規材料を用いた製品を開発したいです。製造や品質保証などの他部署で経験を積む研修期間では、商品が世に出るまでの一連の流れを把握して、開発における多角的な設計思想を養いたいと考えています。

そして、配属後は原料と製品メカニズムに関する知見を深め、開発スキルを学びたいです。

積極的に新規材料を開拓することで、小型化と性能アップを両立した新製品の開発を目指したいと考えます。

Point:

入社後の動きは企業によって様々で、研修中に様々な部署で経験を積む企業もあれば、入社後すぐに決まった部署に配属される場合もあります。

OB訪問や懇親会などを利用して先輩社員から情報を仕入れておけば、具体的なキャリアプランを立てやすくなるのでおすすめです。

女性は出産や育児を含めたキャリアプランでもOK

女性の場合は、キャリアプランに出産や育児を盛り込んでもOKです。

企業としては人材を手放したくないのも事実です。キャリアプランに出産や育児を含める場合は、育休後の復帰も視野に入れたうえで、それまでどんな風に業務に取り組み、ておくと企業側の反応も良くなります。

最近では社内や近隣に社員専用の託児所を導入したり、育児制度を充実させたりするなど、育児と仕事を両立できる環境づくりに精力的な企業も増えています。

出産や育児を含めたい場合は、選考を受ける企業の育休制度や産後に復帰した女性社員について事前に調べておき、あなたの望むキャリアプランが実現できるかどうかを確認しておきましょう。

例文③女性のキャリアプラン

例文

私は業務改善の提案を積極的におこない、部署全体の業務効率の向上に貢献できるような人材になりたいです。

2年目までには基礎的なスキルを身に付け、各業務を正確にこなせるようになります。そして、3年目からはより専門性の高い業務に挑戦しつつ、定期的に改善を提案していきたいです。

また、結婚・出産後も仕事を続けていきたいと考えています。御社では多くの女性社員が産休後も活躍されており、育児制度も充実していると伺いました。

産休後も育児と仕事を両立しながらキャリアを積むことで、広い視野を持ち御社に貢献できると考えています。

Point:

面接官から問われない限り、結婚・出産後の進退について無理に触れる必要はありませんが、続ける意思がある場合はアピールの材料として使うこともできます。

将来的にどうなるか分からないのは当然なので、現時点での意思を伝えれば大丈夫です。

圧迫面接だったらどうしよう……不安な人はこの記事もチェック!
圧迫面接をされやすい人の特徴とは?企業側の意図や答え方を解説

キャリアプランの例文を参考にして納得のいく回答を作成しよう

キャリアプランと言われると難しく聞こえるかもしれませんが、入社後に何をやりたいか、将来的にどうなりたいかを問われていると考えると、回答が作成しやすいでしょう。

目標を明確にする、目標達成までの計画を具体的かつ段階的に説明する、この2点を意識することで説得力のある内容に仕上げられます。また、その企業の指針やビジョンに合わせた内容にすることも忘れないでください。

例文を参考にして、自分なりのキャリアプランを作成してみましょう。

関連記事

自己分析の第一歩!50万人が使った適職診断テスト「AnalyzeU+」
SPI_LPheader

時間がかかりがちな自己分析が簡単にできちゃうツールがあるのをご存知でしたか?

パッと自己分析を終えたい時に使えるのが、使えるのが適職診断テスト「AnalyzeU+」です。

「AnalyzeU+」は、251問もの設問に答えていく本格的な適職診断テストです。設問に回答をすると、経産省の定めた「社会人基礎能力」のうち、あなたがどの面に秀でていて、どの面に弱点があるのかを教えてくれます。

これは、私がテストした時の診断結果です。この通り、かなり詳しく教えてくれます。

偏差値形式で表示してくれるので、「自分の強みは何なのか?」「向いている仕事は何なのか?」「どんな弱点があるのか?」「向いていない仕事は何か?」が一発でわかります。自分の向き・不向きがわかるので、自己分析で適職について考える時にとても役立ちます

「AnalyzeU+」を利用するには、スカウト型就活サイト「OfferBox」への無料会員登録が必要です。OfferBoxは、プロフィールを登録しておくだけで、あなたのプロフィールに関心を持った人事から選考のオファーがもらえるサイトなので、登録して損はありません。

AnalyzeU+で診断するついでに、プロフィールを詳しく入力しておくと、有名企業からの選考のオファーまで届くようになります。

「AnalyzeU+」を活用して、最速で自己分析を終わらせましょう。

今すぐ登録してみる(無料)