面接で「入社後にやりたいこと」を聞かれた時の上手な答え方|例文あり

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書類選考に提出するエントリーシートや面接で、「入社後にやりたいことは何ですか?」「入社してからやりたいことはありますか?」「当社でチャレンジしたい仕事はどんな仕事ですか?」と質問されることがあります。

「入社後にやりたいこと」と聞かれても、すぐには思いつかず、回答に窮してしまいますよね。

そこでこの記事では、入社後にしたいことを質問する理由から、答え方について解説します。
例文も参考にしながら、面接で入社後にしたいことを聞かれたときに答えられるように準備しておきましょう。

面接官が「入社後にやりたいこと」を質問する理由

仕事内容への理解度を確かめたい

「入社後にしたいこと」を聞くことで、採用担当は就活生が仕事内容を理解しているかを確認しようとしています。仕事内容を理解していなければ、入社後にしたいことは答えられないからです。

「入社後にやってみたいこと」を聞き、採用担当は「どのくらい仕事内容を理解しているのか?」をはかろうとしています。

入社後やりたいことと実際の仕事像のミスマッチがないか

就活生の入社後にしたいことと実際の仕事内容にミスマッチがあっては、早期離職に繋がる可能性があると企業としても困ります。

そうならないためにも、企業は入社後にしたいことを面接で質問し、企業の仕事内容と就活生の「やりたいこと」の間にミスマッチがないかを確認するのです。

仕事に対する価値観を知りたい

「どんな事をやりたいのか?」を聞けば、就活生の持つ仕事への価値観が見えてきますよね。たとえば、新規事業に挑戦したいなら、挑戦的な仕事を好むタイプとわかります。

学生の仕事に対する価値観が自社の社風とマッチするのかも、この質問を通して試されています。会社の社風を理解し、その価値観にそうような回答が求められます。たとえば、挑戦的な社風なのに、保守的なことを言えば、プラスには評価されません。

【39点以下は危険度MAX】
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面接で入社後にやりたいことを聞かれた時の答え方

事業内容を入念に研究したうえで考える

入社後にしたいことを考えるためには、事業内容を入念に研究しなければなりません。
たとえばアパレル企業で企画業務がしたいと考え、アパレルブランドの子会社にエントリーしても、企画は親会社が担っていて子会社では企画業務ができない場合があります。

それを知らずに面接で「企画業務がしたいです」と回答すると、企業内でやれる範囲ではないので、企業と入社希望者のミスマッチが起き、不採用となる可能性が高くなります。

したがって自分が入社後にしたいことを実現するためには、エントリーする企業でその業務ができるのかを調べる必要があるのです。

自分の強みや経験が生かせる

入社後にしたいことについて、自分の強みを合わせて記載すると、回答の信憑性が高くなります。ただ、「あれがしたい」「これがしたい」というのは簡単です。

希望を述べるだけではなく、自分にはこんな強みがあるから、これをしたいというと、採用担当者は入社後のイメージがつけやすくなります。

たとえば、「自分の長所」「語学能力」「資格」「ゼミの経験」など、自分の能力を使って、その仕事にどうやって貢献できるかを伝えましょう。

キャリアに応じた希望を伝える

入社後にしたいことの答え方として、キャリアに応じた希望を伝えることも大切です。

入社後すぐに、マーケティングのプロジェクトマネージャーをしたい、メインブランドの新規営業をしていきたいと伝えても、やる気は伝わるかもしれませんが、新卒で入社してすぐにメインを担当できるわけがありません。
入社後にしたいことにいきつくまでに、研修や経験は多いものです。

プロジェクトマネージャーやメインブランドの取り扱いに携わりたい場合は、入社後の目標として回答しましょう。例えば、「入社3年以内にプロジェクトマネージャーになりたいので、まずは入社後からESOについての知識を付けていきたい」などです。

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面接で入社後にやりたいことを質問された時の回答例

では、次に入社後にしたいことを聞かれた時の回答例を見ていきましょう。

例文

(不動産仲介業の場合)
御社に入社することができたら、お客様の満足度No1となる営業職に就きたいです。

法律の勉強は得意分野なので、いち早く宅建を取得して、重要事項説明書の作成も営業もできる営業マンになりたいと思っています。

御社に年間の新人賞の表彰もあると伺っているので、その賞を狙って取り組むつもりです。

この例文の評価ポイントは、自分の強みを業務に活かせる姿勢がうかがえる点です。

また業務内容や企業風土についてもしっかり理解しており、不動産営業の仕事への熱意がわかる例文になっています。

例文

(小売業の場合)
私は御社の商品を世界に届けられるよう、物流やIT販売にも精通した企画担当になりたいと思っています。

御社の商品は日本では広く知られておりますが、私はその良さを海外にも展開できたら、世界の人々の生活の質を向上させられることができると考えています。
そのためにはインターネットを活用して販売経路を増やしたり、物流の仕組みも工夫する必要があるかと思いました。

御社ではその2点についてもスペシャリストがいらっしゃると伺っていますし、いつでも海外に行けるよう英語の学習も日々しています。私もそのスペシャリストの一員になることが目標です。

この例文では入社後にしたいことを最初に挙げて、そのために必要なステップも自分で考えて発言しているのが良いポイントです。

ただ目標だけを語っても現実味がないので、目標を最初に挙げ、自分がどのような努力をしているかを述べると、熱意を伝えることが可能になります。

面接で入社後にやりたいことを質問された時の回答例

NG例文

入社後は、営業のみなさんが働きやすくなる営業事務を目指します。

私はどちらかというと口下手なほうなので矢面に立つのは向いていないかもしれませんが、大学で野球部のマネージャーをしておりますので、人のニーズを先んじて察知してサポートすることは得意です。

営業の方々の業務効率を底上げできるような、機転の利く事務職になりたいと考えています。

この例文では「口下手なほうなので矢面に立つことは向いていない」と、わざわざ自分の価値を落とすような発言をしています。

面接とは自分をアピールする場なので、短所を聞かれていないときに自分から短所を述べる必要はありません。

人のニーズを察知する柔軟性をアピールしたいのであれば短所を説明するのではなく、人のニーズを察知するために普段から努力していること等を説明すると、良い回答になります。

NG例文

私は営業として、毎月目標を達成できる人材になりたいです。私は今まで、資格取得や学校での試験等、自分が決めた目標は全て達成してきました。
しかし営業とは自分だけの闘いではなく、お客様あってのものだということも理解しています。

そのため大学生活では家電量販店でネット回線契約の仕事を始めました。
始めは契約が取れませんでしたが、自分が契約するつもりで商品とお客様のことを知ることで、徐々に契約を増やしていきました。今後も努力を怠らず、営業として活躍していきたいです。

この例文では自分の強みや経験をしっかりアピールできていますが、面接官からは目標が低いと判断されてしまう可能性が高いです。

なぜなら「毎月目標を達成できる人材になる」という目標は、すべての営業マンであれば当然であり、大学での取り組みも具体的な契約本数や契約金額が不明確です。

せっかく良い強みと経験を持っているので、これから営業で得る経験を活かして何がしたいかを伝えると、良い回答になります。

入社後にやりたいことは必ず聞かれる質問のため企業研究を入念にして考えておく

入社後にやりたいことは、志望度の確認のためにも、入社後のミスマッチを生まないためにも、面接で聞かれることが非常に多い質問です。

もしすでに入社後にやりたいことがある場合には、その企業で本当にできるものなのかを確認しておきましょう。

入社後にしたいことが、エントリーする企業では他の企業に外注している業務かもしれませんし、取り扱っていない場合もあります。

入社後にやりたいことが考えられていない人は、企業研究から業務内容を知るところから始めましょう。具体的な業務内容は、企業の採用サイトだけでは分からない場合もあります。企業説明会やOB訪問、インターンシップなど社員に話を聞けるイベントへの参加が業務内容を知るうえで効果的です。

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