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就活の面接やエントリーシートで「キャリアプラン」について質問されることがあります。しかし、いきなり「キャリアプラン」なんて聞かれても、すぐには答えが思いつかず、困ってしまいますよね。
でも、大丈夫。わかりやすい例文をもとに、キャリアプランについて質問された時の答え方を徹底的に解説いたします!
面接でキャリアプランを質問された時の回答例
先に、キャリアプランについて質問された時の回答例を見てみましょう。回答例を先に読んだ方が、回答のイメージがすぐに掴めると思います。
将来は、貴社でプロジェクトマネージャーとして、大規模案件を回せる人間になりたいです。
まず、入社後、SEとしてキャリアを積み、主に金融系のシステムに携わり、自身の専門性を築いていきたいです。
現場に参加する際には、自身のことだけでなく、「周りの生産性をどう向上させるか?」を常に考え、マネージャーとしての目線を身につけたいです。
5年後をめどに、リーダーとして小規模のプロジェクトを回し、知見を身につけ、10年後には大規模案件のリーダーとしてプロジェクトをマネジメントできる人間になりたいと考えています。
そのために、まず技術面でスタートダッシュが切れるよう、現在は就活の合間をぬってプログラミングの勉強に励んでいます。
あなたの面接力はどのくらい?
面接では、自己分析や業界・企業理解がどの程度できているかも、高評価を受けるために大切な要素です。今の時点で、あなたの面接力はどのくらいでしょうか?
それを知るために活用したいのが「面接力診断」です。
質問に答えることで、どのスキルが足りていないのかが一目でわかります。結果を参考にすることで、時間のない就活生も効率的に対策を進められます。無料でダウンロードできるので、気軽に試してみてくださいね。
【質問の意図】面接官がキャリアプランを質問する理由は?
就活生の「志望度・入社意欲」を知りたい
明確なキャリアプランを答えられる学生は、入社意欲の高い学生として評価されます。企業研究・職種研究をしていなければ、具体的なキャリアプランは語れないからです。単に有名だから志望している程度の学生は、この質問で振るい落とせます。
企業は就活生にキャリアプランを聞き、その学生の入社意欲・志望度を確認しようとしています。
就活生のキャリアプランと、企業のキャリアパスにミスマッチがないかを確認したい
就活生の持つキャリアプランと、企業でのキャリアパスにミスマッチがないかも確認しようとしています。学生が抱くキャリアビジョンと、実際の企業での仕事にミスマッチがあると、入社後に学生がモチベーションが低下してしまうかもしれません。
だから、企業は就活生にキャリアプランを聞き、企業が提供できるキャリアパスとのズレがないかを見ようとしています。
就活生がどんな「志」「価値観」を持っているか知りたい
キャリアプランには、学生の「仕事に対する価値観」「志」が表れます。この「仕事に対する価値観」が自社の経営方針・理念・社風とマッチするかも、同時に確認しようとしています。
面接でキャリアプランを聞かれた時の効果的な答え方
1.できるだけ具体的なキャリアプランを時系列にそって話す
企業は、就活生にキャリアプランを聞き、「その学生が会社の仕事を理解しているか?」「その学生の入社意欲は本物か?」を確かめようとしています。
したがって、キャリアプランを説明するときには、できるだけ具体的に回答する必要があります。具体的には、
- 入社後には、【職種・業務内容】を担当し、【経験・スキル】を身につけたい
- その後、【職種・役職】として【やりたい仕事】にチャレンジしたい
この2点を押さえて、時系列にそって、キャリアプランを語ると良いでしょう。具体的に語れば語るほど、あなたの入社意欲・熱意が伝わります。
2.抽象的なキャリアプランは評価されない
よくあるダメな例が
- 私は社会人として責任をもって目の前の仕事をやりたい
- リーダーとして多くの部下を指導する人間になりたい
- 営業としてお客様に信頼される人間になりたい
このような回答です。これらの回答は、抽象的すぎてキャリアプランとはいえません。また、「志望企業以外でも通用する内容」であるため、志望度が伝わりません。
志望度を伝えるため、具体的に、「どんな職種・部署・事業で」「どんなことにチャレンジしたいか」を語れるようにしてください。
3.現在、目標のために取り組んでいる努力を伝える
「これがやりたい」と理想を語るだけでは、企業への熱意・意欲が伝わりません。口で言うだけなら、誰でもできるからです。
キャリアプランにかける想いを伝えるにはどうするか?「その目標のために現在やっている努力」を伝えることです。例文のように、
と、「目標のために、現在やっている努力」をアピールすると、キャリアプランへの本気度が採用担当に伝わり、志望意欲が高い学生として評価されるでしょう。
4.企業の方向性と外れたキャリアプランはやめておこう
傍流部署での仕事を希望
採用人数の少ない傍流部署でのキャリアプランは語らない方が良いです。たとえば、人事・総務・経理・経営企画のような部署は採用人数が少なく、いくら希望しても配属されない可能性が高いからです。
これらの傍流部署へのキャリアプランを伝えても「その部署へは、新卒の枠がないんだよなぁ…他の職種に配属されたらモチベーションが低下しないかな…」との懸念を与えてしまうリスクがあります。
採用枠の多い部門・事業へのキャリアプランを語りましょう。
企業の縮小・非注力部門を希望
また、希望が縮小している事業・注力していない事業も避けましょう。縮小・非注力部門も採用枠が少ないため、希望をしても採用されない可能性が高いです。