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会社説明会は、採用情報の詳細を知れるだけでなく、企業の雰囲気や社風、従業員の人柄も知れる機会です。そのため、会社説明会の参加はぜひおすすめしたいものです。
しかし、会社説明会に参加する際には服装や受け付けの時間、聞き方についてのマナーを守る必要があります。
ここでは、会社説明会に参加する際のマナーについて解説します。
この記事を読むことで、会社説明会の服装や受付の時間帯、持ち物や聞き方のマナーを知ることができ、不安なく参加できるようになります。
会社説明会の服装マナー
まずは、会社説明会に参加する際のマナーです。
今日の会社説明会、服装自由って書いてあったから普通にパーカーで来たんだけど、どんどんスーツの人が集まってくるぞ〜
— アントニー (@Antony_3_) March 21, 2020
会社説明会の服装について、「服装自由」や「私服」と指定されていても、スーツで参加する人が多く不安な声をツイートする就活生が多く見られます。
こんなとき、どのような選択がマナーとして正しいのでしょうか?
会社の指定に沿うのがマナー!迷ったらリクルートスーツが無難
会社説明会に参加する際の服装は、会社の指定に沿うのがマナーです。
スーツ指定であればリクルートスーツで参加しましょう。最近では、「服装自由」と記載している場合や、特に服装の指定がないケースも多いです。
そんなときが一番困りますよね。
服装自由の時は、スーツでも私服でも問題ありません。特に服装の指定がないときは、リクルートスーツが無難です。いまの日本では、就活の服装=リクルートスーツと考えるのは、企業側だけでなく、就活生も同様に多いです。
そのため、服装自由や記載なしの場合にはリクルートスーツで参加する就活生が多いのが現状です。リクルートスーツを着用していないからといって、決してマナー違反にはなりませんが、自分だけ私服という少数派になることを不安に思うのであれば、リクルートスーツを着用しましょう。
リクルートスーツの着こなしは以下の通りです。
※画像はクリックで拡大できます。
服装については、こちらの記事でも詳しく解説しています。→図解でわかる!会社説明会の服装で押さえるべき7つのマナー
自己分析の浅さは、人事に見透かされる
就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。
そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。
My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・特徴を見える化できます。
My analyticsでサクッと自己分析をして、選考を突破しましょう。
オフィスカジュアルの選び方
オフィスカジュアルという言葉はよく聞きますが、明確な定義がないのが難点です。大まかな基準としては、清潔感があり、相手に失礼のない服装です。
男性であればシャツにセーター、スラックス、同色の靴でまとめると、オフィスカジュアルのコーディネートになります。服の色はモノトーンや紺、ベージュなどの落ち着いた色合いの無地のものを選びましょう。
(引用:ユニクロ)
女性は男性よりも選択肢の幅が広がります。ボトムスはパンツまたは膝丈~ミモレ丈くらいのスカート、トップスはシンプルなシャツ、ブラウス、カットソーなどにカーディガンを羽織ることもできます。
服の色は黒、白、紺、ベージュ、グレーあたりが定番ですが、パステルカラーをほどよく取り入れると明るい印象になります。靴はスーツ用の黒のパンプスでも構いませんが、服装に合わせたものであれば、問題ありません。
オフィスカジュアルの服装の選び方が難しいと考える人は多いでしょう。上記で服装のチョイスについて紹介しましたが、あまり難しく考えすぎる必要はありません。
迷ったときは襟付きの服装を選ぶだけで、カジュアルすぎることを防ぐので、「襟付き+清潔感」のワードを押さえて洋服を選ぶといいでしょう。
パーカーにデニムなどカジュアルすぎる服装は、説明をしてくださる社員に対して失礼にあたるのでマナー違反です。
(引用:ユニクロ)
会社説明会の時間マナー
次は会社説明会に参加する時間に関するマナーについてです。
遅刻は絶対にNG遅れるときは電話をする
会社説明会、OB訪問、選考、内定者懇親会、など就活のどの段階であっても、遅刻は絶対にNGです。事前に移動経路をしっかり確認し、公共交通機関を利用する場合は多少の遅れも加味したうえで早めの行動を心がけましょう。
どうしても会社説明会の時間に間に合わないときには、遅れることが分かった時点で採用担当者に電話をして遅刻する旨を伝えましょう。
メールでの連絡だと、担当者が会社説明会の準備などで確認できない可能性があります。
電話で確認するときは、遅刻への謝罪と途中参加でも大丈夫かを確認しましょう。
場合によっては「途中参加は認められない」「次回の説明会に参加してください」と言われる可能性もあります。途中参加が可能だと自分都合で決めつけず、きちんと先方に確認をしましょう。
早すぎる到着もNG
会社説明会だけでなく面接時にもいえますが、あまりにも早い時間の到着はNGです。
もちろん遅れるよりはまだいいのですが、時間よりも20分も30分も早くに到着してしまうのは考えものです。
採用担当者側にも都合があり、事前に決めたスケジュールで行動します。想定外の早い時間に就活生が到着してしまうと、少なからずスケジュールを狂わせてしまうのです。
会社説明会は、その会社の本社や支社のビル、レンタルルームなどでおこなわれることが多いです。
早くに到着したときには、カフェや公園でインターネット上で知れる企業情報を再度見たり、就活スケジュールの確認をしたりする時間に充てるといいでしょう。
会社説明会の持ち物マナー
メモ用具は必須
会社説明会に参加する際、準備物の指示がなくともメモ用具は必ず持っていきましょう。
メモを取っていない場合、企業側からすると「話しに興味をもっていない」「志望度が低い」という印象を受けます。これは、会社の説明をしてくれる担当者に対して失礼です。
また、メモを取る際にメモ帳ではなくスマートフォンを活用する人もいると思いますが、会社説明会ではおすすめできません。
会社説明会の最中にスマートフォンを触っている就活生を客観的に見ると、どうしてもSNSを見たりゲームをしたりしているように見えてしまいます。
実際には一生懸命メモを取っていても、周囲の目にメモを取っていると映りにくく、相手に失礼な態度と捉えられやすいのです。
会社説明会にはメモ帳やノートを持参し、それにメモをする習慣をつけましょう。場合によっては会社説明会のはじめか終わりにアンケートの記入を求められることもあるため、念のためボールペンとシャープペンの両方の持参をおすすめします。
会社説明会に持って行くと良いもの
持ち物に不足があると、不安になりがちです。最低限持っていくべき持ち物をご紹介します。以下の持ち物は必ず持っていきたいところです。
- 筆記用具(シャープペンシル・ボールペン・消しゴム・修正液)
- メモ帳(A4サイズが書きやすい)
- スケジュール帳(選考スケジュールを記録するため)
- クリアファイル(配られる案内冊子や選考関係書類を綺麗に保存するため)
- ハンカチ・ティッシュ(女性は伝線予備のためのストッキング)
- 会社案内資料が事前に配られているなら、持っていく
会社説明会で必要な持ち物については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
→これで万全!会社説明会に用意するべき持ち物リスト15
その他あると便利な物
説明会に直接関係のある物だけが、必要な物とは限りません。あると便利な物をこちらではご紹介します。
1.飲み物
のどがかわいたときにすぐに飲めるように、カバンの中に飲み物は用意しておきたいです。我慢すればいいと思っていても、のどの渇きが気になって話に集中できなくなる可能性もあります。
説明会会場近くに自動販売機がないこともあるので、タンブラーに用意しておくほうがいいでしょう。また、毎日ペットボトルの飲み物をコンビニで購入していると、1本160円と考えても20日で3200円にもなります。これが2カ月3カ月考えると大きな金額になるので、水筒を自宅から持参することをおすすめします。
2.薬
緊張や疲れのため、腹痛や頭痛に襲われる可能性はゼロではありません。そのため、飲み慣れた薬を持って行くとよいでしょう。普段から飲み慣れた薬を持っているというだけでも、安心感から大丈夫なこともあります。
また、慣れない靴で歩いて靴ずれになってしまうこともあるので、バンドエイドなどがあると便利です。
3. 身だしなみを整えるグッズ
会場に入る前に、トイレで鏡を見て、必要ならクシやブラシでヘアスタイルを整えたり、エチケットブラシでササっとスーツをきれいにしたりして、身だしなみを整えるのも社会人としてのマナーです。
このように、会社説明会に直接かかわりがなくても、準備の段階で必要な持ち物も、落ち着いて参加できるようにするには必要なアイテムもあります。
会社説明会での質問マナー
会社説明会では、質問をする際にもマナーがあります。ここでは質問の仕方を紹介します。
名乗ったあとで質問内容を明確にした質問をする
名乗り方の例は、次の通りです。
- 大学名(学部は必要ない)
- 話をしてくれた人へのお礼
- 名前
「○○大学の△△と申します。◇◇についてご説明頂きまして、ありがとうございます。」と、シンプルに名乗り、質問をはじめましょう。ダラダラと長い説明は、周りに迷惑となります。
自分の意見を述べる時間が長くなり、「結局なにについて聞きたいの?」と質問内容が分からない聞き方はやめましょう。
質問が思いつかない時に使える質問例のリスト
会社説明会に参加する大きなメリットの1つに、選考を受けるにあたっての不安や疑問を解消できる質問の時間があることがあげられます。この時間は有効活用してほしいのですが、何を聞けばいいのか分からない人も多いでしょう。
選考を受けるにあたり、不安や疑問を解消させるおすすめの質問をいくつか紹介しておきます。
若手社員の活躍できる場(部署)はありますか?
職場での社員さん同士や上司部下の呼び方を教えてください。
御社のサービス・商品の強みと弱みは何ですか?
主な仕事内容と一日の仕事の流れを教えてください。
仕事のやりがいについて教えてください
有給休暇の消化率を教えてください
キャリアアップの例としてどのようなものがありますか?
もちろん、こちらに上げた例の中でも、ホームページなどで、すでに掲載されているような、調べれば簡単にわかる内容を質問するのはマナー違反です。社員にとっても他の就活生にとっても無駄な時間になります。
あくまでも、公開されている情報からは知り得ない情報として、質問するようにしましょう。
質問時間を独占しない
質問時間は、自分1人に与えられた時間ではありません。
限られた時間ですので、1人で独占するのはマナー違反です。
基本的に質問の際は1つだけにしましょう。どうしても複数質問したい際は、名乗った後に「2点質問があるのですが、よろしいでしょうか?」などと許可を取ることがマナーです。
許可なく3点も4点も質問をすると、質問をされたほうも困りますし、周りに配慮できないというマイナスイメージです。
会場入室から退室までのマナー
会場に入る前に防寒具を脱いで身だしなみを整える
会場に入る前に、帽子・コート・マフラー・手袋は脱いでおきましょう。身にまとった状態で会社説明会の受付をするのは、相手に対して失礼です。
受付では笑顔ではっきりと名乗る
受付では、まずは「こんにちは」と元気よく挨拶から始めましょう。
次に、「◯◯大学の△△です」と大学名・名前をはっきり伝えます。
書類を受け取るときは、両手で相手の目を見ながらありがとうございますと伝える。
最後に、「よろしくお願い致します」と頭を軽くさげ、受付の場を去ります。
席は前からつめて座る
受付を終えたら、前方から詰めて座るのがマナーです。
担当者が話をするときに、前が空いている状態だと、やる気がないとも思われかねませんし、何より失礼にあたります。
前から詰めて座り、携帯電話はマナーモードか電源を切っておきましょう。
会社説明が始まるまでは、メモの準備や、企業の予習などスタートするまでの準備にあてましょう。
双方が気持ちの良い時間を過ごせるように会社説明会のマナーを守ろう
マナーというものは、厳密なルールや規定ではありません。双方が気持ちよく過ごすための気遣いです。
だからこそ、会社説明会の場でマナーがなっていないからといって、注意する人はいないでしょう。口には出さずとも「マナーがなっていない」と思われているだけで、気づかないうちに自分の評価がどんどん下がっていくのです。
そのようにならないためにも、会社説明会で気をつけるべきマナーを守りましょう。
今回紹介しただけでも、身だしなみや持ち物、到着時刻、質問の仕方に入退室と、列挙すると多く感じるかもしれません。
しかし、どれも基本的なことなので、少し意識すればすぐに身につものです。
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