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インターンシップに参加して、せっかく社員と直接話す時間があるのならば、気になる点は質問をして解消させておきたいものです。
しかし、
・どんな内容の質問をすればいいの
・説明会と同じような内容でもいいのか
といった疑問をもつこともあるでしょう。
ここでは、インターンシップ参加時に聞いておきたい内容や、質問の仕方について解説します。
この記事を読むことで質問がしやすくなり、インターンシップでの学びが増え充実したものになるでしょう。
インターンシップでは社員への質問時間が設けられるケースが多い
インターンシップでは、社員への質問時間が設けられるケースが非常に多いです。
社員への質問時間を充実させ、インターンシップを有意義なものにするには、事前に企業研究や業界研究をおこなう必要があります。
社員に聞かなくては分からないリアルな情報を仕入れることによって、志望動機などエントリーシート作成時に独自のテキストが作成できます。
座談会だけでなく昼食中に「質問ある?」と聞かれるケースも
インターンシップでは社員に質問ができる場として座談会が設けられることが多いですが、昼食中に突然「質問ある?」と聞かれるケースもあります。
昼食中という予想外のタイミングで問われたときにも、積極的に発言するようにしましょう。
社員に質問ができる機会は日常生活では少なく、非常に貴重な機会であると同時に社員から情報を聞き出すチャンスでもあります。
また、社員としてはコミュニケーションの一環として質問がないか聞いているケースもあります。
インターンシップのプログラム中でなく昼食中の場合、比較的プライベートな質問も良いでしょう。お昼ご飯はどこで食べることが多いのか、社内恋愛はあるのかといった多少砕けていても、このときは気になる質問をしていきましょう。
企業がインターンシップで質問時間を設ける理由
企業がインターンシップで質問時間を設ける理由には、主に下記の3つが挙げられます。
・選考への不安や疑問を解消してほしい
選考に向けて就活生の不安や疑問を少しでも多く解消するよう努めることで、自社への志望度を高めてもらおうという考えが企業側にあります。
・多数の人材からより良い人材に内定を出したい
企業は多くの就活生の中から、より良い人材に対して内定を出したいという考えがあります。就活生の質問の質を測ることも、優秀な人材を見分けるための方法の一つなのです。
・不透明な部分があると内定辞退や早期退職に繋がりやすい
就活生と企業のミスマッチから生じる内定辞退や早期退職を防ぎたいという考えの元、企業は就活生へ質問する機会を与えます。
以下で詳しく解説しましょう。
選考への不安・疑問を解消してほしい
企業がインターンシップで社員への質問時間を設ける理由の1つは、「選考への不安や疑問を解消してほしい」という理由です。
就活生は複数の企業の選考を受けるので、その中から自社を選んでもらうためには、働き方や仕事内容、福利厚生などに対する不安や疑問の部分をクリーンにして、企業側と就活生の不一致のない状態が必要と考えています。
いまはSNSで情報が筒抜けとなる時代です。
事実を公表しておらず、説明会の際に伝えていた部分と相違がある場合は、すぐにSNSで拡散され、企業のマイナスイメージとなります。
そのため、インターンシップでも質問時間を設けて、不安に感じている部分や疑問視している点を聞いてほしいのです。
多数の人材からより良い人材に内定を出したい
就活において選考の時期になると多くの就活生が選考にエントリーしますが、当然全員に内定を出すことはできません。多くの就活生の中から優秀な人材を見つけ出す必要があります。
そこで就活生の疑問や不安を解消しておけば、自社にマッチする優秀な人材が現れる可能性が高まります。
自ら質問をして、企業研究に務める就活生は入社意欲やモチベーションが高い人材です。質問の内容を聞きながら、入社意欲が高く、さらにインターンシップ中の行動も良ければ、優先的に選考に声をかけ、人材を確保したいとも考えるのです。
不透明な部分があると内定辞退や早期離職に繋がりやすい
企業がインターンシップで社員への質問時間を設ける理由の3つ目は、「不透明な部分があると内定辞退や早期退職に繋がりやすいから」です。
企業が優秀な人材を見つけて内定を出したとしても、その就活生が企業に対して不安や疑問を残したままでは内定を辞退されてしまったり、入社した後で早期退職をされてしまったりという可能性が高まります。
採用活動に大きな費用がかかるので、せっかく出した内定や入社したての新入社員を失うことは、企業にとって大きな痛手となるのです。
したがって企業は就活生に対して質問時間を与え、内定辞退や早期退職という悪い事態を防ぐよう努めているのです。
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インターンシップの質問を考えるポイント
インターンシップにて社員へ質問する機会が与えられたときに備えて質問を用意する際は、質問を考える上でのポイントを押さえておきましょう。
企業WEBサイトには記載していない事業内容
インターンシップにおいて社員へ質問する機会を与えられた際には、企業のWEBサイトに記載していない内容を質問するようにしましょう。
社員数や主な事業内容、本社の場所など、企業のWEBサイトを見ればすぐにわかるようなことを質問してしまうと、基本的な内容も企業研究をしないうえでインターンシップに望んでいるので、志望度は高くないと思われてしまいます。
こうしたネガティブな印象を一度でも社員へ与えてしまうと、イメージを回復することは困難です。
反対に「良い質問」と社員から思ってもらうには、事前に企業研究や業界研究をしたうえで質問を考える必要があります。
インターンシップで学んだ実務に即する内容
インターンシップにおける社員への質問時間では、インターンシップで学んだ実務に則する内容の質問も効果的です。
インターンシップの経験は参加者だけが持つことのできる貴重な経験なので、そこで学んだ実務について質問をすることで、さらに実務への理解を深められます。
インターンシップで学んだ実務に則した内容を考えるには、インターンシップの最中にも疑問点はメモを取っておくことが大切です。
人によって異なるキャリアプランや働き方についての質問
人によって異なるキャリアプランや働き方についても、インターンシップ中の質問としておすすめです。
先輩社員の働き方は企業の新卒採用WEBサイトに掲載されていることも多いですが、人によって異なるものです。複数の社員の働き方やキャリアビジョンを知ることで、自分のなかでも選択肢が広がるので、社会人になってからのイメージもつけやすいですし、今後のキャリアビジョンも作りやすくなります。
キャリアプランや働き方について質問する場合には、「WEBサイトで社員の方々の働き方を拝見いたしましたが、〇〇さんはどのようなキャリアプランをお持ちですか?」と、その社員独自の意見をもらうようにしましょう。
選考対策になる質問
インターンシップ中に抱えた疑問や、実際に働き始めてからの疑問以外に、選考についての質問もおすすめです。
どのような人材を求めているのか、選考で何を重視しているのかを聞けば、選考までの準備内容が明確になります。求める人材を直接聞くものいいですし、現在企業で活躍している人の特徴を聞いて、その特徴から企業にとって必要な人材を考えるのも一つの方法です。
企業の採用に関わることなので、すべての質問に答えてもらえるとは限りませんが、選考の対策をするのもインターンシップ参加の大きな目的です。
また、今現在企業で働いている社員も同じように就活をし、選考を経験して企業に入っているので、就活生時代のことや面接を受けたときのことを社員に聞くのもおすすめです。
インターンシップでの質問に関する注意点
インターンシップで社員に質問する際には、下記の3点について注意しましょう。
・社員から「質問は?」と問われた際に「特にありません」と回答するのはNG
・プライベートに突っ込んだ質問はいきなり伝えない
・ネガティブな聞き方をしない
先輩社員に振られたときに「特にありません」
インターンシップにおいて社員から「質問は?」と問われた際に、「特にありません」との回答は避けましょう。
就活生から質問が1つも出ないと、会社に興味がないや質問が生まれるほど企業研究をしていないと、ネガティブな印象を持たれやすくなります。
また、選考前に社員へ質問ができる機会は非常に貴重な機会です。
いつでも社員へ質問ができるわけではありませんので、この機会を活かして十分な質問ができるように事前に企業研究と業界研究をおこなっておきましょう。
インターンシップで有益な情報を得られれば、情報を基に提出書類の作成や選考対策が可能です。
プライベートに突っ込んだ質問はいきなりしない
インターンシップの質問時間で、プライベートに突っ込んだ内容をいきなり聞くのは避けましょう。
インターンシップは企業での業務や業界への知識を深めるための場であるので、社員のプライベートに関する質問は適切ではありません。
そのため、社員へ質問できる時間には業務に関する質問や、業界に関係する質問をするように心がけましょう。
もしどうしてもプライベートに突っ込んだ質問をしたい場合には、その社員との信頼関係が構築できたときや、昼食時など場が和やかで、社員からもなんでも聞いていいよといわれたときにしましょう。
ネガティブな聞き方をしない
インターンシップにおいて社員へ質問をする際には、ネガティブな聞き方をしないように努めましょう。
ネガティブな質問の例として、「残業多いんですよね?」「有給休暇が取りづらいと聞いておりますが」などという質問が挙げられます。
入社を検討するにあたって、これらの情報は就活生としてぜひ把握しておきたいところです。
残業時間や有給取得率について質問したい場合には、下記のように質問の仕方を改善すると質問しやすくなります。
・「残業多いんですよね?」
→(改善例)「〇〇さまはどのようなスケジュールで一日を過ごされておりますか?」
・「有給休暇が取りづらいと聞いておりますが」
→(改善例)「〇〇さまはお忙しくされていらっしゃるんですね、お休みはとれておいますか?」
質問の回答はメモを取る
質問の回答を後から見返し、企業研究や自己分析に役立てられるよう適宜メモをとりながら話を聞きましょう。
質問の回答に加え、社員の話に対する自分の感想や感情をメモしておくと、次の質問につなげやすくなります。また、インターンシップ終了後、企業研究や面接での受け答えを考える際にもメモしておいたことが役立つでしょう。
ただし、メモばかりに集中して、相手の話に対して無反応にならないよう注意してください。自分から質問しておいて反応しないのは失礼ですから、箇条書きにしたり、キーワードだけをメモしたりするなど、メモをとりつつ相手の話をしっかりと聞く工夫をしましょう。
メモをとりながら話を聞くのが難しい場合は、聞き終わった後に話の内容をまとめる方法も試してみてください。
インターンシップでの質問例
事業内容に関する質問例
・その事業展開は企業にどのような影響を及ぼしているのか
・事業の目的や目標
・事業の課題とその解決策
・今の企業に足りないもの
「現在の事業内容を教えてください」と質問すると、WEBサイトにも掲載している場合が多いので、企業研究不足や興味の低さが疑われます。
しかし、今後の事業の方向性や展開の仕方は、自分の進路を決める上でとても大切な情報です。
事業を正しく理解すると、自分のやりたいことや携わりたい内容と合っているのかいないのかが見極められますし、企業研究にもつながります。インターンシップ参加前にある程度企業研究を進めておき、参加時にさらに企業研究を深められるようにしましょう。
インターンシップに伴う質問例
・インターンシップ中の業務体験と実際の業務の違い
・過去の参加者で印象に残っている学生
・参加者のどこを見ているのか
・どんな知識やスキルが身につくのか
インターンシップの中には実際の業務を体験できるものもあるため、そのようなインターンシップに参加する場合は、業務を体験してみて感じたことや疑問に思ったことなどを質問しましょう。
インターンシップ中の業務と、実際に入社してからの業務との違いを聞いておくと、入社後のミスマッチを避けられるので効果的です。
キャリアプランや働き方に関する質問例
・働く上で役立つスキル
・新入社員の仕事
・同期や上司との関係性
・仕事のやりがいや、大変なことについて
・有給休暇の取得状況
・妊娠中や子育て中の女性社員の働き方について
自分が長く働いていける企業なのか見極めるため、先輩社員のこれまでのキャリアや、今後のプランなどを質問するのがおすすめです。
特に、自分の志望する部署の人や、興味がある事業に携わっている人の話を聞くことで、入社してからのイメージがしやすくなります。先輩社員のキャリアプランや働き方については、WEBサイトだけではわからない内容も多いので、質問しておきましょう。
選考対策になる質問例
・長く活躍している人の特徴
・早い時期から活躍する若手社員の特徴
・どのような人材を求めているのか
・本選考までにやっておいたほうがいいこと
・面接で好印象・悪印象な学生の特徴
・◯◯さんがこの企業を選んだ理由
たいていの企業のWEBサイトには求める人物像が載せられていますが、それだけでは具体的にどのような人材を求めているのかはわかりません。そのため、インターンシップで社員に質問し、選考に関することや求める人材について正しく理解することが重要です。
企業が必要とする人材が具体的にわかれば選考の対策もしやすくなり、面接で自分が何をアピールすればいいのかが見えてくるでしょう。
インターンシップでは企業研究に繋がる質問をする
インターンシップは参加すること自体が重要なのではなく、インターンシップで身につけた知識や経験をその後の就活にどのように活かすかが重要です。
そのため、曖昧な目的でインターンシップに参加するのは避け、何のために参加するのか、明確な目的をもって参加しましょう。
せっかく実際の業務を体験でき、さらに社員と話せる機会があるのですから、企業研究が深まるような質問や選考対策になるような質問をするのがおすすめです。
貴重な時間を無駄にしないためにも、インターンシップで社員に色々と質問できるよう、あらかじめ聞きたいことを考えておきましょう。
3年生のうちからできる就活対策って何か知ってますか?
それは、インターンシップです。
インターンは企業の実業務を体験して企業理解を深められるだけでなく、インターンで得た経験やビジネススキルを就活でのアピールポイントにすることもできるのです。
また、インターンで社員さんに仕事ぶりや顔を覚えて貰えることもあり、志望度の高さをアピールするにはもってこいの機会でしょう。
インターンに参加することは早期内定の近道といっても過言ではありません!
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