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短期インターンシップへの参加を迷っている人は、
・参加してどんなメリットがあるのだろうか
・インターンシップはどんなことをするのか
・どうやってインターン先を探せばいいのか
こんな疑問があるのではないでしょうか。
内容が分からなかったり、心配ごとが多かったりすると、インターンへの参加も億劫になりますよね。
そこでこの記事では、短期インターンシップへの参加を迷っている人のために、短期インターンシップのメリットやデメリット、どんな内容のインターンシップがあるのか、さらにはインターンの探し方を解説します。
この記事を読むことで、自分が短期インターンシップに参加したほうがいいのか、それとも参加する必要はないのか判断できるでしょう。
短期インターンシップとは?
企業が就職活動中の学生に向け、就業体験の場を提供するのがインターンシップです。
インターンシップは大きく2つに分けられます。
1ヶ月から3ヶ月、長いものでは半年、1年といった長い期間のインターンシッププログラムで実施される「長期インターンシップ」と、1日や1週間以内といった短い期間の「短期インターンシップ」です。
2017年卒の学生以降、就職活動は就活解禁から選考までの期間が短く、短期決戦の風潮です。
そのため就活解禁前の学生との接点が採用に直結するという戦略から、多くの企業でインターンシップの開催が増加傾向にあります。
就職白書2018によると、2016年にインターンシップを実施した企業は59.4%、2017年は68.1%、当時2018年にインターンシップを実施予定と回答した企業は73.7%と年々増加していることが分かります。
またインターンシップは5日以上という規定を2018年以降経団連が廃止した影響もあり、短期インターンシップは企業にとって、社内のスケジュール調整・人員調整が容易、学生との接点創出という観点から、開催する企業が増加したと考えられます。
参考:日本経済新聞_インターン日数規定を廃止 経団連、18年就活から
短期インターンシップのメリット
では、短期インターンシップに参加することについて、学生側にはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、5つのメリットについて紹介します。
拘束時間が短く参加しやすい
インターンシップの参加の弊害になる1つの理由が、拘束時間の長さです。
長期インターンシップとなれば、1か月から半年といった決められた期間、他の企業のインターンに参加することはもちろん、これまでやっていたアルバイトやサークル活動への参加の調整も必要になる可能性があります。
短期インターンシップの場合、1日数時間または長くても1週間程度で終了です。
仕事内容すべての把握や、残業時間の実態、育休産休の取得率をつかむことは難しいかもしれませんが、授業やアルバイトとも並行しながら短期間で企業の雰囲気やどんな先輩がいるのかなどを掴める点ではおすすめの手法です。
選考なしで参加できる企業が多い
インターンシップの参加は、実際の就職活動の選考とは違い、選考がないケースもあります。
企業側が、短い日数で多くの学生と接点を持ちたいと考えているのが背景として考えられます。
グループワークなどワークショップ型のインターンシップの場合、一部定員が決まっており、選考をする場合もあります。
社員インタビューや企業説明会、職場見学に近いスタンスのインターンシップだと定員がなく、選考がないケースが多いです。
志望動機のネタになる
短期インターンシップに参加した企業の選考に参加する場合、短期インターンシップでの経験が話せます。
例えば志望動機では、短期インターンシップで感じたこと、気づいたことの要素を加えながら答えると、その企業に対する熱意や真剣度が加わり、面接担当者にも評価されるでしょう。
このように、短期インターンシップに参加すると、参加していない学生に比べてテキストベースでは分からない企業の実態を知れるという強みがあります。
短期インターンシップの内容
短期インターンに参加するメリットをご紹介しました。
ではインターンの内容について紹介します。
業務体験
インターンシップで経験できる内容のひとつが、仕事の体験です。
実際の業務を社員のようにすることは稀ですが、社員が手掛けたプロジェクトの疑似体験をしたり、軽作業などの体験をできる場合もあります。
また、工場やオフィスの見学がスケジュールに組まれているインターンもあります。
体験や見学のプログラムがあれば、実際に働く環境がどんなものか、どんな人が働いているかなど、書面の情報や説明会だけではわからない、生の情報が得られます。
ワークショップ
ワークショップ型インターンは、与えられた課題に関してインターンシップ生同士でディスカッションをしたり、実際に企業で扱った案件を追体験したりするものです。
ディスカッションの後には、インターンシップ担当の社員や、課題によっては担当部署の社員から、課題へのアプローチの仕方や実際にその企業で働く上で必要な考え方に対するフィードバックがあります。
例えばワークショップの内容が事業の立案だった場合、担当部署の社員からは評価ポイントだけでなく、その提案による副作用や懸念点など、実際の仕事においてのビジネス的な視点でフィードバックがもらえるでしょう。
企業研究や業界に関する下調べを全くしていないと、ディスカッションの内容についていけなくなる可能性が大きいので、ワーク型のインターンに参加する場合は、ある程度の企業情報や業界知識は頭に入れておきましょう。
短期インターンシップ例:ニトリ
短期インターンの例として家具やインテリア用品を扱う株式会社ニトリの短期インターンを紹介します。
ニトリのインターンシップには、3つのコースがあります。
1つ目は「BASIC」です。
商品部、広告宣伝部、法人事業部、貿易改革室の最大4部署の仕事体験ができます。複数の部署を半日ずつ体験し、さまざまな部署へと移る配転教育のシステムやそれぞれの部署の働きがいを知ることができます。
2つ目は「INNOVATIVE」です。
Webテストや企画書等の選考で選ばれた人のみが参加できるコースです。3日間のワークを経て企画を社員に対して発表し、MVPに選ばれたチームは、社長へのプレゼンの機会が与えられます。
自分の力を試したい、困難な課題に挑戦してみたいと考えている人におすすめです。
3つ目は「IT」です。
エンドユーザー、つまりは使用者の視点からシステムの開発を学びます。
学校で学んだプログラミングが、ビジネスでどのように活かされるのか、ニトリでの業務を学んだうえで体験できます。
短期インターンシップが探せるおすすめのサイト
ニトリのように、短期インターンでも内容が充実していて自分の興味に合わせてコースを選べるようなプログラムを用意している企業は複数あります。
では、短期インターンはどのように探せばいいのでしょうか。
マイナビ
インターン探しのサイトとして、最も就活生に利用されているサービスの一つがマイナビです。
マイナビではインターン情報が数多く掲載されており、東洋経済ONLINEによると、2020年6月時点現在ではインターンシップ掲載企業数5,752社と、短期から長期まで多種多様なインターンが用意されています。
マイナビでは、インターンシップと仕事体験ができる合同説明会、通称「インターンシップEXPO」という大規模なイベントを実施しています。
全国からさまざまな企業が集まるので、一度に多くの企業のインターンに参加したい人には最適なイベントと言えるでしょう。
さらに、インターンに関する基礎知識を得られる点もマイナビの魅力の一つです。
インターンの概要から準備の仕方、応募方法など、インターンに参加するにあたって役立つ情報が掲載されています。
そもそもインターンがどのようなものかイメージが付かない人や、就活サイトが多すぎてどれを使えばいいのかわからないという人は、マイナビを選んでおけば間違いありません。
リクナビ
リクナビは、マイナビと並ぶ業界最大手の就活サイトです。
インターン掲載企業数は2020年6月現在で6,000社と、業界ナンバーワンの掲載企業数を誇ります。
インターンを探す際には、日時や実施エリア、業種、コース内容など細かい条件を指定可能で、さらに学生からの評価ごとにも企業を絞り込めます。
またリクナビでは、インターンの基礎知識やよくある質問の掲載はもちろん、実際にインターンに参加した学生の体験談が載せられている点が大きな特徴です。
参加者の率直な感想や体験談を参考にすることで、自分にとって有益なインターンを探す手助けにもなるでしょう。
就活初心者に対するサポート体制が整っているため、マイナビ同様、インターンに関する知識がまだ少ない人におすすめのサイトです。
Wantedly
Wantedlyは給料や待遇などの条件面ではなく、やりがいや働く環境を重視して企業と学生をマッチングする、従来とは異なる新しい形のビジネスSNSです。
「企業のことを知る」「企業とのつながりを作る」という点を重視しているので、募集要項に給与や待遇などの情報は載せられておらず、社風や企業方針、働く社員の姿といった情報が中心です。
Wantedlyの最大の強みは、企業と気軽にマッチングできる点にあります。
Wantedlyは「オフィスに遊びに行く」というようなカジュアルなコンセプトのもとでサービスを提供しているため、いきなり本格的なインターンに参加するのではなく、まずは話を聞くためのオフィス訪問も可能です。
また、Wantedlyには企業の魅力を知ってもらいたいスタートアップ企業や、ベンチャー企業が多いので、給料や待遇以上に、やりがいを感じられる企業を見つけたい人におすすめのサービスです。
ただしWantedlyには条件面の情報が載せられません。
そのため企業のホームぺージでの確認や、企業への問い合わせで情報を得る必要があります。
JEEKインターン
JEEKインターンは、長期インターンの求人数第1位を誇るインターンシップ総合サイトです。
職種や開催日時からインターンを探せるのはもちろん、時給や勤務形態、身につけられる能力など、細かい条件で検索できる点が大きな特徴です。
例えば、「デザインスキルが身につく」「営業力が身につく」といったように、参加により身につけられる能力からインターンを検索できます。
またJEEKでは、インターンエントリー会に参加することで、キャリアコンサルタントによるサポートを受けられるサービスを実施しています。
相談はすべて無料ででき、インターン以外の就活に関する相談も可能です。
JEEKは特に長期インターンに力を入れているサイトなので、短期インターン情報は少なめですが、中には週2日だけの参加でも可能なインターンや、自分で働く時間を選べるようなインターンもあります。
そのため、「短期インターンといっても1dayだと物足りない」「参加しやすい長期インターンを探したい」といった人におすすめのサイトです。
インターンシップガイド
インターンシップガイドは、全国の企業情報を掲載したインターンシップ総合サイトです。
インターンに特化していることが大きな特徴のサイトで、長期・短期インターンをはじめ、有給インターンやサマーインターンなど、さまざまな種類のインターン情報が掲載されています。
サイトのトップページには、締切が近いインターンの情報や、注目企業のインターン情報が大きく掲載されており、インターン探しにはうってつけのサイトです。
「いつのまにか応募が締め切られていた」というのは就活でやってしまいがちな失敗なので、トップページで常に締切を確認できるのは大きなメリットです。
また、大学1・2年生に対するサポートも充実している点がインターンシップガイドの特徴です。
「インターンは大学3年になってから参加するもの」というイメージがありますが、早めに参加しておくと、本格的な就活解禁に余裕を持って臨めます。
他の学生に差をつけるチャンスにもなるので、時間に余裕のある大学1・2年生のうちにインターンに参加したい人は、インターンシップガイドを利用するのがおすすめです。
短期インターンシップに参加する際の注意点
短期インターンシップに参加する上での4つの注意すべき点を紹介します。
エントリー被りや募集終了などのミス
短期インターンシップは日程が組みやすいため、複数参加しようと考えるとスケジュール管理が必要です。
応募開始時期、応募書類締め切り、インターンシップ開催日程、必要であればその後の選考過程も把握しておきましょう。
エントリーしているインターンの日程が被ってしまった、第一志望の企業のエントリー締切に書類が間に合わないといった事態は避けましょう。
インターンへの準備不足
「1日で終わる」「選考には一切関係ない」などの観点から、短期インターンシップの準備は手を抜きがちです。
短期インターンの場合でも、エントリーシートや面接など選考をする企業もあります。
その選考をパスしないとインターンシップにそもそも参加できません。
なんとなくスケジュールが空いていたからインターンに参加するのではなく、興味がある企業をある程度絞ってそのインターンに参加できるよう準備しましょう。
エントリーシートや面接で、インターンシップに興味を持った理由や意気込みなどは必ず聞かれる質問です。
インターンの選考や本番で準備不足を露呈しないためにも、自分がモチベーション高く取り組める、関心のある企業のインターンシップに応募し、十分な準備期間を用意して万全な体制で参加しましょう。
インターンシップは参加年齢を定めていない企業も多い
近年は通年採用や、第二新卒採用も多くなっており、インターンシップの参加も○○○○年卒者のみや、大学3年生のみと限定する企業は減っています。
早い時期から就活対策が可能
就活というと、大学3年、短大であれば2年にならないと始められないというイメージを持ちがちです。
確かに、大手就活サイトなどの解禁時期はそうなのですが、その前に就活生側が何もしてはいけないというルールはありません。
インターンシップの参加に関して、年齢や学年の制限をしていない企業は珍しくないのです。
まだ時間のある1年生や2年生の時期からできる就活対策として、インターンシップは非常に有効です。長期休暇などを利用して長期インターンシップに参加するもよし、複数の短期インターンシップに参加して経験値を積むもよし、やり方は人それぞれです。
就活対策を始めるのに早すぎるということはありません。
時間を有効に使って、経験や情報をどんどん自分の中に蓄積させていきましょう。
短期インターンシップはメリットとデメリットを確認後サイトで検索!
短期インターンは参加のハードルが低いというメリットがある一方、体験時間が短いのでデメリットもいくつか存在します。
インターンへの参加の目的によっては、短期よりも長期のほうがいい場合もあるので、まずはそれぞれのメリットとデメリットを確認し、自分に合った形態のインターンを選びましょう。
また、インターン探しのためのサイトについても、それぞれの強みと弱みは異なります。自分の目的に合ったサイトや、使いやすいサイトを選び、効率的にインターン探しを進めることが大切です。
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3年生のうちからできる就活対策って何か知ってますか?
それは、インターンシップです。
インターンは企業の実業務を体験して企業理解を深められるだけでなく、インターンで得た経験やビジネススキルを就活でのアピールポイントにすることもできるのです。
また、インターンで社員さんに仕事ぶりや顔を覚えて貰えることもあり、志望度の高さをアピールするにはもってこいの機会でしょう。
インターンに参加することは早期内定の近道といっても過言ではありません!
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