目次
インターンシップへの参加にも志望動機が必要な場合がある
インターンシップへ参加を希望する場合でも、志望動機を書くように企業から求められる場合があります。
参加を希望する人数が募集人数よりも多い場合、どの学生をインターンシップに招くかを企業側が選考するためです。
また、中長期に渡るインターンシップでは社員と就活生が共にする時間が長くなるため、その学生がどのような人柄なのかを知っておく必要があります。
インターンシップの期間が中長期に渡る場合には、志望動機を求められるケースが増え,
1dayインターンシップの場合は、会社説明会と大きく内容は変わらず、多数参加できるため、志望動機は不要なケースが多いです。
インターンシップに参加できれば企業についてよく知ることができるだけでなく、企業によっては、インターンシップに参加した学生を本選考で優遇するケースもあります。
就活を少しでも有利に進めるためにも、企業への興味や関心が強く伝わるような志望動機を作成しましょう。
インターンシップの志望動機例
インターンシップの志望動機例を3つご紹介します。
インターンシップへの応募者数は会社の規模が大きいほど、比例して多くなる傾向にあります。
その中でインターンシップへの参加の権利を勝ち取るには、他の応募者より秀でた志望動機を作成する必要があるのです。
まずは以下に記載した3つの例文を見てみましょう。
志望動機例①
【ホテル経営企業の場合】
「私は貴社で、ホテル業の裏側のハードな面や、企業特有のお客様への接しかたの考えを知りたく、インターンシップを希望します。
私が趣味の海外旅行において日々感じていることは、日本のホテルでのおもてなしは世界に誇れる文化であるということです。
そして、そのおもてなしの心と、きめ細やかなサービスを提供する側に立つことが私の人生における目標となっています。
インターンシップでは3日間に渡って貴社のサービスマネージャーから研修を受けられるため、貴社のインターンシップに参加することができれば、華やかなおもてなしの裏側にあるハードな実務を学び、お客様に対する姿勢も知ることができると考えております。
以上の理由から実務に少しでも肌で触れることで実務への理解を深めたいため、私は貴社のインターンシップへの参加を希望いたします。」
この例文では、「なぜホテル業界に関心があるのか」という理由について実体験をもとに記述できています。
実体験をもとにすることで説得力が増し、熱意が伝えやすい志望動機になります。
志望動機例②
【アパレル企業の場合】
「私は貴社のインターンシップでデータ分析に基づく商品販売戦略について学びたく、志望致します。
私は大学でデータ分析を学んでおり、就職後の目標はマーケティングに携わることです。
貴社はアパレル業界の中でも安価である中で優れた機能性から多くの人に愛されており、シンプルなデザインの店舗は多くの消費者から好感を得ておられます。
その戦略が今までどのような考えや分析方法に基づいてつくられてきたのかを、インターンシップに参加することで少しでも学びたいと考えます。
以上の理由から、私は貴社におけるインターンシップの参加を希望いたします。」
この例文では、インターンシップに何を望んでいるのかについて詳細に書かれています。
意欲的な姿勢であることを、企業側に伝えやすくなります。
志望動機例③
【銀行の場合】
「私は貴社のインターンシップで銀行の役割について理解を深めたく参加を志望します。
銀行の業務は、融資や投資など見える表の業務だけでなく、顧客データを基にデータの分析と戦略の立案することも必要だと認識しています。
これには、私が今まで培ってきたプログラミングを役立てられると自負しております。
私はプログラミングのスキルを用いてデータの抽出や、それに基づく分析も学んできたため、他の参加者と協力しあいながら多くの戦略立案をさせていただけるよう努めることができます。
貴社にて実際の業務に触れながら、そして周囲と協力しながら有意義な学びを得たいと考えていることから、私は貴社におけるインターンシップへの参加を希望いたしました。」
インターンシップに参加できた暁には他の学生とどのように行動していきたいか記載することで、自ら学んでいこうとする姿勢を企業に伝えています。
中長期のインターンシップは志望動機が必要なケースが増
期間2~3日ほどで終わってしまう短期インターンシップではなく、2週間から3ヶ月など中長期に渡るインターンシップで志望動機が必要となるケースが増えています。
中長期のインターンシップの場合、実際の業務に近い内容の仕事ができ、企業のマインドもある程度浸透します。そんな学生は教育工数が少なく、入社後も即戦力になりやすいため、本選が優遇されやすいのです。
インターンシップが開催される、早い段階で企業が欲しいと思う人材を確保できれば、企業側としてもメリットが大きいため、インターンシップの選考の時点で、どのくらい参加の志望度が高いのか、把握するのです。
インターンシップ参加後にはお礼を言うべき!お礼メールの書き方は以下参照
インターンのお礼メールの書き方【テンプレ・注意点付き】
インターンシップの志望動機を書くポイント
インターンシップの志望動機を書くポイントは、下記の3つです。
ポイントを十分に把握し、志望動機の作成に役立てましょう。
① 企業への興味・関心が伝わる内容にする
企業への興味・関心が無い学生を、企業はインターンシップに招きません。
「貴社のことをもっとよく知りたいです」という気持ちが伝わるような志望動機を心がけましょう。
② インターンシップに対して望んでいるものを記載し、受け身ではないことを伝える
インターンシップでは、自ら学ぼうとする姿勢が求められます。受け身ではないことを伝える文章を記載しましょう。
③ 規定の文字数の8割を超える文字数で、スカスカに見えないように作成する
一定の文字数があらかじめ定められている場合、少なくとも8割を超える文字数で志望動機を作成しましょう。
志望動機の欄がスカスカに見えてしまうと、企業側からの印象は良くありません。
企業への興味関心が伝わる内容にする
インターンシップの志望動機を作成するうえでは、企業への興味・関心が伝わる内容にすることが重要です。
興味や関心が薄い学生のインターンシップの参加は、企業になんのメリットをもたらすこともないうえに、他の参加者に対して悪影響を及ぼす可能性も考えられます。
「この学生は関心が薄そうだな」と企業の担当者に思われないためにも、「なぜこの企業のインターンシップへの参加を志望するのか」についてはできるだけ詳細に書きましょう。
たとえば自分の実体験に基づいて、業界・企業・業務に関心のある理由を記載すると、興味や関心がより伝わりやすくなり、説得力のある志望動機になります。
志望動機作成前には必ず企業研究をする
志望動機を作成する前には、必ず企業研究をしましょう。企業研究をすることで、より企業への理解が深まり、志望動機が書きやすくなります。
企業研究をする際におすすめの資料は、企業の「中期経営計画書」です。
3~5年後までの企業の計画が詳細に書かれているのが、中期経営計画書であり、資料は企業ウェブサイトの投資家向けページから閲覧できることが多いです。
企業が近い将来にどのような成長や計画を見込んでいるのかがわかれば、自分がその企業でどのように貢献できるかについても想像しやすくなります。
インターンシップに望むものを記載し受け身ではないことを伝える
インターンシップの志望動機を作成する際には、インターンシップに望むものを記載し、自分が受け身ではないと伝えることも有効です。
インターンシップでも社会にでてからも、自ら学ぼうとする姿勢が求められます。
企業が懸念するのは、指示待ち社員の増加です。指示待ち社員の増加は、教育にも工数がかかり、生産性も良くありません。
つまり、企業にとって大きな利益に繋がりにくいのです。
考えて行動することは、普段から癖付けが必要で、入社したら身につくというものではありません。
なんのためにインターンシップに参加するのかを考え、何を学びたい、習得したい、知りたいというチャレンジの姿勢を見せていきましょう。
規定の文字数8割またはスカスカに見えない見た目
インターンシップの志望動機を作成する際には、規定の文字数の8割以上の文字で書くか、志望動機欄がスカスカに見えないような文字数で書くようにしましょう。
文字数の少ない志望動機は、それだけで「やる気がないのかな」と企業の担当者に判断されてしまう可能性があります。
志望動機を作成する際にあらかじめ最大文字数が決められている場合は、その最大文字数の8割を超える文字数で作成してください。
きれいに埋められた履歴書はパッと見た感じでも、印象は良いものです。