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就活におけるインターンシップでは、参加のためにエントリーシートの提出が必要な企業が多く存在します。
例としてサントリーのウェブサイトでのインターンシップの応募方法を見てみると、「エントリーシート1枚と研究概要1枚(A4)、そして30秒~45秒の動画をアップロードいただきます」と記載されています。
またNTTデータのインターンシップの応募方法をウェブサイトで見てみると、こちらも同様にエントリーシートを提出する必要があることがわかります。
インターンシップへの参加を希望する就活生は多いため、企業はその中から参加者を絞るためにも、エントリーシートの提出を求められます。
エントリーシートから企業は人物像を評価する
企業は就活生へエントリーシートの提出を求め、そのエントリーシートから就活生の人物像を評価しています。
インターンシップでは座談会やグループワーク等を通して、就活生同士や企業の社員と交流する機会が多いため、インターンシップを盛り上げるためには人物像も重要な要素の一つだからです。
どのような人物像を企業は評価をするのかというと、「人柄や考えが企業の社風とマッチしそうか」「インターンシップへの参加意欲が高いか」などです。
したがってエントリーシートを書く際には、インターンシップへの参加意欲や、企業の社風とマッチしていると考える自分の人となりを意識しながら書くと、企業が求める人物像へ近づく可能性が高まります。
功績やタイトルよりも取り組み方や考え方を具体的に記載する
インターンシップへ応募するためのエントリーシートでは、過去の功績や手に入れたタイトルよりも、物事に対する取り組み方や考え方を具体的に記載するようにしましょう。
インターンシップへ応募するためのエントリーシートを目前にすると、「エントリーシートに書けるほどの自己PRなんて無い」と不安に感じてしまう就活生は多く見受けられます。
しかし、輝かしい実績やタイトルがないからといって不安に感じる必要はありません。
企業は就活生の過去の功績や手に入れたタイトルよりも、物事に対する取り組み方や考え方を評価する傾向にあるからです。
そのためたとえ小さな実績しかないとしても、その実績を得るまでにどのような考え方のもとで、どのような取り組みをしたかを具体的に記載するようにしましょう。
エントリーシートの質問は一般的なものが多い
インターンシップへ参加するためのエントリーシートの質問は、一般的なものが多いです。
主に下記の質問がされる傾向があります。
・志望動機
・自己PR
・インターンシップを通して学びたいこと
・学生時代の取り組み
・趣味や特技
・基本事項(学歴や資格等)
志望動機や自己PRは、インターンシップへの意欲を測るために適している質問のため、特にエントリーシートで記載を求める企業は非常に多いです。
インターンシップを志望する理由
インターンシップへ参加するための志望動機を記載する際には下記の3つについて整理しながら書くと、読みやすく意欲的な志望動機となります。
・インターンシップへ参加したいと考えた理由は何か
・なぜその企業のインターンシップに関心を持ったのか
・インターンシップに期待することは何か
企業が知りたいのはインターンシップへの意欲がどれだけ強いかという点なので、インターンシップへの意欲や熱意が企業に伝わるようなエントリーシートを作成するようにしましょう。
例文①
三菱UFJ銀行の場合
貴社のインターンシップでは様々な業務について理解を深められると共に、グループワークを通して法人営業の業務を体験できると知り、ぜひ参加させて頂きたいと考えました。
世界銀行ランキング10位を誇る貴社での法人営業を体験できることは、他にはない絶好の機会です。
貴社のインターンシップに参加することができたら、前線のバンカーの方々から多くの経験談を引き出し、グループワークではメンバーと力を合わせながら課題に挑戦させて頂きたく存じます。」
Point インターンシップへの志望動機と共に、なぜUFJなのかについても記載ができているのが良い点です。
例文②
メルカリの場合
私が貴社について魅力を感じているのは、”情報は自分で取りに行き、アウトプットを積極的に出す”という考え方です。
貴社のインターンシップでは主に実践を通してアウトプットを追求することができるため、貴社のこの考え方のもとで自分を試したいと強く希望しております。」
Point この例文では積極的にアウトプットを出したいという意欲が強く表れています。企業の社風にも触れていて、熱意と意欲が強く感じられる例文ということができます。
自己PR
インターンシップにおけるエントリーシートでは、自己PRについての記述を求められることも多くあります。
自己PRを記述する際には、下記2つについて整理すると文章が作成しやすくなります。
・自分の強み
・自分の強みを裏付けるエピソード
・その強みをインターンシップへどう活かすか
自己PRを目の前にすると「書けるほどの実績がない」と不安を感じる就活生は多く存在しますが、自信をなくす必要はありません。
なぜなら企業は実績でなく、その実績に対する取り組み方や考え方を重視するからです。
自分の強みとそのエピソード、インターンシップへの活かし方を整えることができれば、企業はその就活生がインターンシップでどのように活躍するかを想像でき、インターンシップへの参加に近付くことができます。
したがって自己PRを作成する際には、自分の強みとエピソード、インターンシップへの活かし方をあらかじめ整理しておきましょう。
例文①
メルカリの場合
高校2年生で初めてSQLに触れてから、定期的にアプリを開発する目標を定めてきました。例を挙げると、高校3年生のときに作成した家庭内の当番管理アプリです。
皿洗い当番等の役割をリマインドしてくれるアプリで、それ以降も小さなアプリではありますが、現在は年に約4つ作成しています。
貴社のインターンシップではSQLを用いた開発に携わることができるため、この強みを活かして社員の皆様に驚いてもらえる機能を開発したいと考えております。」
Point 説明に数字を用いているのが良い点です。「年に約4つ」と数字を用いて説明すると、就活生が普段からどれほど物事に注力しているかがわかりやすくなります。
例文②
日経新聞社の場合
大学では新聞部に所属しており、学内外問わずインタビューに赴いては学内新聞を作成し続けています。
試験期間が近づくと大学の講師へインタビューをしに行き、試験の傾向を引き出して学内新聞で掲載した月には普段の1.6倍もの新聞が学生の手に渡りました。
その傾聴力を活かして、貴社のインターンシップでは他のグループが引き出せないような情報を入手し、記事執筆がしたいと強く希望しています。」
Point この例文も説明に数字を用いている点が評価できます。さらに、実際に取材をして記事を執筆するという日経新聞社のプログラム内容にも適している内容にできています。
インターンシップに望むもの
インターンシップに向けてのエントリーシートでは、インターンシップに望むものに関する記述を求められることも多くあります。
企業は、多くの就活生の中からインターンシップへの参加者を絞り込まなければならず、インターンシップのプログラム内容を有効に活用してくれる就活生に参加してほしいという考えがあるためです。
インターンシップに望むものを記述するためには、インターンシップにどのようなプログラムが盛り込まれているかを調べておくことが必要です。
たとえばグループワークがプログラムに盛り込まれていない中で「グループメンバーと協力して課題に取り組みたい」と記載をしてしまうと、「うちのインターンシップではそれはできないよ」と企業から判断され、選考から外れてしまう可能性もあります。
例文①
アサヒビールの場合
私は野球場でのドリンク販売のアルバイトを通し、目の前のお客様がドリンクを購入して飲む姿を目の当たりにしてきました。
その中でより多く販売するためのPDCAサイクルを回してきた経験が、実務でどの程度有用なのかを試し、厳しさを体感したいと考えています。」
Point この例文では実務の厳しさを知りたいという意欲が現れています。アサヒビールのインターンシップにおけるプログラム内容にも触れていることで、「アサヒビールのインターンシップだからこそ参加したい」というアピールもできています。
例文②
大和証券の場合
私は中学生の頃から外貨でお小遣いをもらう習慣があり、自分で為替を見て日本円に交換しなければなりませんでした。その習慣が高じて現在は証券アナリストの勉強の勉強をしており、私もリサーチの業務がしたいと考えております。
貴社のインターンではリサーチャーの方々のノウハウをできるだけ引き出し、業務への理解を深めたく存じます。」
Point インターンシップに求めるものの記述だけでなく、リサーチへの業務へ関心をもったきっかけも記述することで意欲が強く表れているのが良い点です。
大学で取り組む研究内容について
インターンシップへの参加に向けたエントリーシートでは、大学で取り組んだ研究内容についての記述が求められる場合もあります。
大学で研究した内容を問われた際に、「企業の事業と関係がないことばかりで書けない・・・」と怖気づく方は多く存在します。
しかし、大学で研究した内容が企業の事業に直結している必要はありません。
たしかに研究内容と事業が直結していれば業務で役立てられることもありますが、企業が重要視するのは研究への取り組み方や考え方だからです。
取り組み方や姿勢を重要視する理由としては、この取り組み方や姿勢も実務で活かすことができる要素のためです。
そのため企業の事業と研究内容を無理やり結びつけようとせずに、自分の研究内容に自信を持ち、その取り組み方や姿勢をアピールできるように心がけましょう。
例文①
トヨタの場合
児童福祉法は短い歴史の中で様々な変化がある法律の一つですが、現状と法律の平仄が合っていない要素が未だ多くあります。
その要素についてチームを組んで研究した経験から、各人が持つタスクを整理することの難しさを痛感しました。
そのため生産性を挙げるために5回のWHYを繰り返すフレームワークを用いて、必要なタスクの洗い出しを行いました。
それだけでなく論文にまとめる要素も5回のWHYを用いて練り続けることによって、論文の精度を上げることに成功しました。」
Point 自分の研究内容を説明しつつ、「WHYを5回繰り返す」というトヨタの習慣に同調する記述もしている点が非常に良い点です。
例文②
キーエンスの場合
私の役割はデータを基に定量分析を行うことでしたが、その役割を通して”この導線なら顧客のターゲティングが効率的にできるのではないか”と思いついたことが多くあり、積極的に提案しました。
それによって最後に行ったプレゼンテーションの内容も拡充させることができ、100%の成果を目指すのはなく、100%以上の成果を目指すことに面白みを感じるようになりました。」
Point 研究に対する積極的な姿勢と、成果を最大限に追究するキーエンスの社風に合っている様子がうかがえる文章にできています。
3年生のうちからできる就活対策って何か知ってますか?
それは、インターンシップです。
インターンは企業の実業務を体験して企業理解を深められるだけでなく、インターンで得た経験やビジネススキルを就活でのアピールポイントにすることもできるのです。
また、インターンで社員さんに仕事ぶりや顔を覚えて貰えることもあり、志望度の高さをアピールするにはもってこいの機会でしょう。
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