インターンの面接で聞かれる質問と答え方【例文と解説付き】

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就活のなかでインターンへの参加が一般的になりつつあります。

22卒はコロナウィルスによる中止により、参加率は減少していますが、マイナビの『2022年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査』によると、2017年卒意向参加率は右肩上がりであることが分かります。

この流れからも今後もインターンへの参加を検討する人は増えることが考えられます。

しかし、インターンは意思表示をすれば必ず参加できるものではありません。企業や参加するインターンによって書類や面接選考があります。

この記事では、インターンの面接選考に注目し、インターンと本選の面接選考の違いは何なのか、面接ではどんな質問をされるのかについて解説します。
インターンへの参加を検討している人はぜひ参考にしてください。

インターンの種類によっては面接選考がある

中長期インターンの場合は面接があるケースが多い

1dayや2、3日のインターンの場合は、希望者は全員参加できたり、先着順で予約ができた人は選考なく参加できるケースがほとんどです。

しかし、1週間や1度のインターンで月をまたいで複数回継続して開催されるものなど、中長期の体験型インターンの場合は別です。

中長期のインターンの体験型の場合、人数が制限されるため、書類、面接選考を通過した人のみ参加できるケースがほとんどです。なかには、面接選考の前にグループディスカッション選考をする企業もあります。

インターンは、企業を多くの人に知ってもらうことはもちろんですが、選考を勝ち抜いた優秀な就活生に、インターンに参加してもらい企業の魅力を知ってもらってから、応募につなげたいという意図もあります

インターンと本選の面接選考の違い

インターンの選考をするケースや理由については理解していただいたかと思います。

次は、インターンと本選の面接選考の違いについてです。

インターン:本人の意気込みと自己PR

インターンの場合は、本人の意気込みと自己PRが注目されやすい質問です。

上記で述べているように選考を伴う中長期のインターンには、幅広い就活生に企業の魅力を知ってもらう、優秀な就活生は応募に繋げたいと考えています。

そのため社風とのマッチ度よりも、基礎能力が備わっているか、企業への志望度は高いかが見られるポイントです。

インターン選考で出やすい質問
・志望理由
・自己PR
・長所と短所
・学生時代に力を入れたもの
・インターンに参加して学びたいこと

本選:人柄と社風とのマッチ度

本選の場合、その人が優秀であり、ただ入社意欲が高ければ良いという訳ではありません。今後一緒に働く人なので、人柄を評価するための質問を面接でされます。

理系の専門職の場合も、大学の研究について問われることはもちろんありますが、面接が3回ある場合、1回は必ず専門以外の人柄把握の面接がおこなわれます。

本選の選考で出やすい質問
・志望動機
・自己PR
・強みと弱み
・学生時代に力を入れたもの
・長所短所
・最も辛かった経験、立ち直り方
・今までの失敗・成功体験
・キャリアプラン
  インターンシップガイド-1

企業のインターン・本選の面接選考【質問例】

実際に企業の面接ではどのような質問をされるのでしょうか?
就活生の口コミサイト、就活会議の口コミから数社抜粋して、インターンと本選の面接質問を紹介します。

カゴメ株式会社
◆インターン:20卒
・学生時代に一番頑張ったことは何ですか?
・志望理由を教えてください
◆本選
・1分程度で自己PRをお願いします
・志望理由を教えてください
・サークルではどんなリーダーで、何と言われたときが一番嬉しかったですか?
・あなたが一番壁にぶつかった経験と、それをいかに乗り越えたか教えてください
日産自動車株式会社
◆インターン:21卒
・インターンシップの志望理由は何ですか?
・あなたは学生時代、何に力を入れ、その結果何を得ましたか?
・学生時代のリーダーシップ経験について教えてください
◆本選
・なぜ自動車業界を志望するのか教えてください
・あなたの目指すエンジニア像を具体的に教えてください
・日産でどんなキャリアを歩みたいか
・チームで意見が分かれたときあなたはどうしますか?
・多くの経験をしてきて自分のなかで一番大切だと感じたことはなにか
・日産で実現したいことはなんですか?
株式会社竹中工務店
◆インターン:20卒
・インターンシップではどんなことがしたいですか?
・○○の研究をしようと思った理由やきっかけはなんですか?
◆本選
・これまでで一番困難だった経験、それを助けてくれた人はいましたか?
・建設業界に興味を持った理由とそのなかでもなぜ弊社ですか?
・弊社の課題はなんだとおもいますか?
・学生時代のアルバイトで意識したことと、それが入社後にどのように活かされるか
東急株式会社
◆インターン:22卒
・インターンでどんなことを学びたいか
・チームで取り組んだ経験
◆本選
・あなたの強みはなんですか?どのように活かせますか
・学生時代に頑張ったことの中で最も苦労したことについて教えてください
・入社後にやってみたいことはなんですか?
・就職活動の軸を教えてください
・東急電鉄の施設について考えたことはありますか?
株式会社NTTドコモ
◆インターン
・「私はただものではない、なぜならば…」から始まる自己PRをしてください。PR形式は自由です。(21卒)
・インターン意外に学生時代、とくに集団として頑張ってきたことはありますか?(21卒)
・ドコモに限らずインターンに参加したい理由を教えてください(18卒)
◆本選
・ドコモでやりたいことはなんですか?
・なぜ通信業界なのでしょうか。通信業界のなかでもなぜドコモなのでしょうか。
・人生で挫折した経験について教えてください
・自分が志望するワークフィールドじゃなかったときどうしますか?
・docomoのこれからの展望について
・今後どのようなキャリアを歩んでいきたいですか
・あなたの夢を実現するうえでの現時点での課題は何だと思いますか。
・大学時代のアルバイトの経験を当社に入社したらどう生かせるか教えてください。

インターンの面接選考対策

企業研究は入念にしたうえで何を学びたいのか記載する

インターンの面接には、企業研究が必須です。

面接選考では、なぜこのインターンに参加したいのかという志望動機や、インターンに参加して何を学びたいのか問われるケースが多いです。

意欲を評価させるので、企業についてはどんな事業を展開し、どんな商品を扱っているのかを知ることで、インターンで取り組む内容がイメージしやすくなります。

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インターンの面接選考の回答例

志望動機①

例文

私は、不動産で働く1日のイメージをつくるためにも貴社のインターンシップを志望します。

不動産は、テレビコマーシャルなどの広告で集客をおこない、来店者へ希望のお部屋を紹介する受け身のイメージでした。

しかし、不動産業界には客付けする不動産だけではなく、オーナー兼自社管理をおこなう貴社のような企業もあること、客付けをおこなう企業へオーナー側が営業をすると先日の合同説明会で熱く社員さんが教えてくださいました。

さらに仕事を良く知り、働き方をイメージするために、御社のインターンに参加させていただき学びたいです。

学びたい内容、なぜ知りたいのかが明確な例文です。
しかし、この例文では、たくさん企業があるなかでこの企業でなくてはいけない理由が記載されていません。そのため、同じ職種であれば他の企業でもいいのではないかと思われかねません。

その企業のインターンを希望する理由を合わせて記載するのはおすすめです。

志望動機②

例文

私は、貴社の電力インフラ事業がどのように企画・実行されているのか知りたく、インターンへの参加を希望します。

貴社は、アフリカの貧困地域にある小学校へ電力を供給していると認識しております。どんな国の人にも生活を支えるために大切なインフラを、どのようにアフリカに展開していったのかを学びたいです。

貴社のインターンに参加した際には、働くイメージを持ち積極的に行動を取っていきたいと考えています。

参加にあたっての意気込みが始めに記載されているのは、評価ポイントです。

また、「アフリカの貧困地域にある小学校へ電力を供給していると認識して」などは企業研究を進めていないと記載できない文章です。

事業内容への興味を記載していると、志望度の高さのアピールにもなります。

自己PR①

例文

私の強みは、傾聴力です。

私は部員数80名程度のゴスペルサークルに所属していました。イベントが近づくのにも関わらず練習の参加率が60%程度でした。まずは練習参加率をあげるために、練習を欠席する理由をみんなにヒアリングしました。気を付けた点としては以下です。

・なぜ欠席するのかではなく、どうすれば参加しやすいのかという聞き方にする
・一人の意見に傾き過ぎずに複数の意見を取り入れ練習の方向性を決める
・否定の言葉は使わない
・相手の言葉をさえぎらない

結果として、火木曜日の17時から週に2日練習日を設け、片方でも両方でも練習に参加していいようにしました。

もちろん月水金を希望する人もおり、初めから全員が納得する日時に設定できていた訳ではありません。

しかし、練習日で月水金を希望する人の理由も一人一人聞いたうえで、それでも火木の練習に1日は顔を出してもらえる方法を一緒に考えるようにしました。

直近の10月の全体の練習参加率は83%と高い数字を誇っています。
これも、親身になって耳を傾け続けた結果だと思います。今後も課題がある際には、関わっている人の思いや考えに耳を傾けて課題解決を図りたいと考えています。

課題解決の前後は違いが分かるように数字を用いていると、読んでいる人も変化が分かりやすいです。

自己PR②

例文

私は、周囲への気配りが出来る人間です。
アルバイトで店長が抱えてる問題があれば、店長がやりにくい、言いにくいところを勝手出て私が行動にお越します。

例えば、マクドナルドのアルバイトは主に高校生であり、行事があると高校生が全員シフトに入れないことがあります。そんな店長が困っているときは、自らシフトの調整を伝えます。

また、他のアルバイトの子が発注ミスをしてしまい、お客様から長い時間注意を受けることが予想できたので、予め部屋を確保し2きりで人で話しができるようにしました。
「こんなことしてほしい」「これをしてくれればし少し楽なのに」と思うところに手が届く、わたしにはそんな強みがあります。

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インターンの面接選考での注意点

面接マナーは本選と同様!

インターンの面接選考での注意点は本選と同様です。本選では無いからと気を緩めて面接に臨まないようにしましょう。

面接マナーを要素別に解説します。

服装身だしなみマナー

まずは身だしなみからです。清潔感のある身だしなみを嫌う人はいません。
男性は髭もきれいに剃り、女性のメイクは自分の顔がより魅力的に映るようにしましょう。

インターンの面接では、リクルートスーツか「服装自由」の場合はオフィスカジュアルな服装をチョイスします。
シワが寄ったりシミの付いたりした洋服、泥のついた靴は清潔感があるとは言えません。

就活生の身だしなみは皆同じようにしなければならず、個性が失われているとも耳にします。髪型やメイクなど自分の個性を出すのも大切ですが、インターン面接では志望度をいかに伝えられるかどうかです。

服装やメイク、髪型など身だしなみが注目され、話した内容は何一つ印象に残っていないでは基の子もありません。

個性は大事にしながらも、自分の伝えたいものが一番伝わる面接時間にしなくてはいけないのです。

時間は厳守

面接マナー2つめは、時間です。遅刻はもちろん厳禁ですが、早く着きすぎてもマナー違反です。

面接の際は、開始10分前に受付が終われるくらいの時間に向かいましょう。
気を付けてほしいのが、駅から会場までの道のりです。

降りる駅は調べていても、駅からの道のりを調べておらず、現地についてからあたふたと調べると以外に距離があったということになりかねません。

また、オフィスビルに会社が入っており、40数階にオフィスがある場合も注意が必要です。建物に入った瞬間に到着したと思いがちですが、エレベーターに乗ってさらに異動が必要だったり、エレベーターが来るまでに時間がかかったりします。

面接会場を調べるときは、駅からのルート、オフィスさらには面接会場の場所を正確に確認して、時間に余裕をもって向かいましょう。

受け答えはハキハキと

面接マナー3つ目は、質問の受け答えの仕方です。受け答えはハキハキとしましょう。

どんなに素晴らしい回答を用意していても、採用担当者に伝わっていなければ意味がありません。

大きすぎる声量は必要ないです。適度なボリュームとハキハキとした話し方で、質問の回答をしましょう。
あなたの印象は視覚・聴覚からも評価されています。

ゴモゴモと話すと、何を言っているのか分からないだけではなく、インターンへの志望度が低い印象を与えます。
参加したいインターンであれば、受け答えはハキハキと元気よくしましょう。

オンライン選考の可能性も含めて通信環境は整えておく

2020年以降、インターンの面接選考もオンラインでするケースが増えています。オンラインで面接選考をする際の注意点が通信環境です。

接続が悪く、声が遅れて聞こえたり、質問と回答の間が必要以上にタイムラグがあってはお互いストレスになります。
そうならないためにも、事前確認は入念にしましょう。

インターンで面接がある理由は採用を見込んだ囲い込みのため!質問への回答を準備して選考に臨もう

インターンは参加する種類によっては面接選考があります。中長期の、企業側が採用を見込むインターンは面接があるケースが多いです。

企業によってはインターンへの参加が本選のチケットとなるケースもあるので、志望度の高い企業へのインターンはエントリーを忘れず、そして面接の質問への回答も準備しておきましょう。

面接は本選と同様に基本的な質問です。インターンへの志望度を図る質問「志望理由」と合わせてあなた人柄を知るための「自己PR」や「長所短所」「学生時代に力をいれたもの」も質問されやすいので、企業ごとに回答を考え入念に面接対策しておくことをおすすめします。

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それは、インターンシップです。
インターンは企業の実業務を体験して企業理解を深められるだけでなく、インターンで得た経験やビジネススキルを就活でのアピールポイントにすることもできるのです。 また、インターンで社員さんに仕事ぶりや顔を覚えて貰えることもあり、志望度の高さをアピールするにはもってこいの機会でしょう。
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