【インターンの選び方】内容の違いと参加をおすすめする理由

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インターンへの参加は強制ではありませんが、参加しているか、していないかによって、その後の就活のやり方は大きく変わります。

インターンの参加によって仕事内容や社内環境を知り、企業への志望度が高くなる、または低くなる場合もありますし、働く社員と話し、キャリアビジョンを描けるようになるケースもあります。

インターンに参加し、憧れの先輩社員を見つけたことで、志望度が一気に高まり、入社するためにESや面接の選考対策に力が入る場合もあるのです。

ホームページ上では分からない企業の働く環境や取組みを知るインターンは、非常に大切な就活のひとつといえます。

就活生がインターンに参加する目的

インターンの必要性について疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

参加する目的が明確でなければ、せっかく参加しても無駄になる可能性もあるため、自分がどのような目的でインターンに参加するのか、あらかじめはっきりさせておく必要があります。

なんとなくで参加し、「あまり意味がなかった」と時間の無駄となってはもったいないです。

目的が明確であれば、インターンの内容を理解しやすくなり、参加後の自己分析や企業研究も深めることができます。

企業の選択や企業研究のため

インターンの参加により、選考を受ける企業を選ぶための判断材料や、企業研究を深めるための情報を収集することができます。

情報は企業のホームページやパンフレットからも得られますが、どのような職場環境なのか、どんな人たちが働いているのかまではわかりません。

その点、インターンはオフィス内での実施が多いため、職場や働く人たちの雰囲気を自分の目で確かめられます。

インターンの内容によっては、実際の業務を体験できる場合もあるため、自分が本当にその業界や仕事に合っているのかの確認も可能です。

もしもインターンに参加しない場合は、OB訪問をしたり、企業の営業所に足を運んだりするなどして、就活に必要な情報を自分で集める必要があります。

インターンに参加する場合でも、業界や企業の情報をある程度インプットしておき、より有意義なインターンにするための準備をしておきましょう。

また、参加後の就活に活かすために、担当者の話やインターンで自分が感じたことなどを、忘れないようしっかりとメモしておくことも大切です。

本選の練習・対策のため

インターンに参加するにあたり、書類選考や面接選考がある場合は、インターンの選考がそのまま本選の練習・対策になります。

履歴書やエントリーシートの書き方、面接の対策などを一通り経験できるため、選考の合格不合格にかかわらず、インターンの選考での経験を本選に活かせるでしょう。

選考を突破してインターンに参加できた場合は、企業研究を深めたり、自分のスキルを磨いたりするチャンスになり、参加したことが面接での大きなアピールにもつながります。

就活仲間をつくるため・就活生のレベル感を知るため

インターンでは、参加者同士の共同作業の時間が設けられているプログラムが多く、一緒に作業を進めるうちに自然と打ち解けていく人がほとんどです。

インターンで仲良くなった就活生と連絡先を交換しておけば、その後の就活や本選考に関する情報を共有しあい、お互いに協力しながら就活を進められます。

同じインターンの参加者であれば、同じ業界や企業を志望しているケースが多いため、他の就活生からの情報は、自分が企業研究を進めるうえでも大いに役立つでしょう。

また、他の就活生を観察したり、話を聞いたりすることで、就活生のレベル感を知れます。

周りと自分を比較すると、上手な就活の進め方や自分の改善すべき点がわかるため、気づいたことを自分の就活に取り入れていけば、今まで以上に効率的に進められるでしょう。

特に、就活がうまく進んでいる人や、インターンで優秀な人を参考にしてみてください。

業界や企業研究を深めるという目的だけではなく、就活仲間をつくったり、就活生のレベル感を知るために参加するのも、インターンの目的のひとつです。

履歴書やESに書ける実績をつくるため

インターンへの参加は、本選時の履歴書やESに書くための実績づくりにもなります。

自分が志望する企業と同じ業界や、同じ仕事内容のインターンに参加しておけば、経験をそのまま選考でのアピールにつなげられます。

本格的な就活を見据えて、時間のある大学1・2年次のうちに、実績づくりのためにインターンに参加しておくのも有効な手段です。

本選に参加するための1段階

企業によっては、インターンへの参加が本選参加への必須条件としているケースもあり、インターンに参加していない人は本選に応募できないこともあります。

企業としてもインターンを本選の前段階にすることで、本当に優秀な人材だけを見極め、採用後のミスマッチを避ける狙いがあるのです。

特に、外資系やIT系の企業は、インターンが必須条件である企業が多いため、就活が解禁されてから「応募すらできなかった」という事態を避けるためにも、自分の志望する企業はインターンへの参加が必要なのかどうか、しっかりと確認しておきましょう。

また、インターン参加が必須条件ではないものの、本選が有利に進められるようになるケースもあります。

インターンで優秀な成績を修めれば本選での優遇につながるため、インターンの段階で既に選考は始まっていると言っても過言ではありません。

どうしても入りたい企業がある場合は、本選を有利に進めるためにも、積極的にインターンに参加するようにしましょう。

報酬目当て

インターンはアルバイト同様、働きに対して報酬が支払われる場合があります。

半日〜1日で終わるような短期のインターンで報酬のあるケースは珍しいですが、数日間〜数週間にわたる長期のインターンの場合は、多くの企業で報酬が支払われます。

報酬の大きさはインターンによってさまざまですが、LINEのインターンを例に挙げると、約1ヵ月の勤務で50万円の給与が支払われるなど、正社員と変わらないような高報酬を設定している企業も珍しくありません。

もちろん、報酬だけを目的にしてインターンに参加するのは、企業研究やスキルアップなどの本来の目的を失いかねませんが、なにかとお金のかかる就活において、就活とアルバイトを組み合わせたようなインターンは、就活生にとってかなり魅力的なのではないでしょうか。

中には、就活生を無給で働かせることを目的とした悪質なインターンも存在するため、インターンを選ぶ際は、期間に応じた支払われる報酬の確認をしましょう。

インターンシップの志望動機の書き方【記載ポイント・例文付き】

インターンの種類は3つ

インターンには大きく分けて「1dayインターン」「短期インターン」「長期インターン」があり、さらに「セミナー型」「見学・体験型」「ワークショップ型」に分けられます。

同じインターンであっても、日程や内容がまったく異なるうえ、参加により得られるものも異なります。

もしも自分の目的や状況に合わないインターンを選んでしまえば、せっかく参加しても、あまり成果を得られないまま終わってしまうこともあるでしょう。

無駄な時間にしないためには、インターンの種類によって異なる特徴を知ってから選んでください。

インターンに参加する際は、自分の興味がある企業がどの形式のインターンを実施しているのか、しっかり確認しておきましょう。

1dayインターン

1日もしくは半日限りのインターンです。

就活生にとっては、忙しい時期でも気軽に参加できるというメリットがあり、企業にとっては、最低限のコストで自社をPRできるというメリットがあります。

1dayインターンはセミナー型であるケースがほとんどですが、業界や企業についての説明会の後に、簡単なグループワークや見学会が実施されるプログラムの場合も。

就活を始めたばかりで、まだ自分のやりたいことが見つからない人や、学業やアルバイトなどで忙しいという人に向いているインターンです。

インターンでの評価が本選の評価につながることは少ないため、内定直結型というよりは、企業説明会としての意味合いが強いインターンと言えます。

短期インターン

2日〜1週間程度実施されるインターンです。

企業によっては合宿形式を採っているものもあり、企業説明会から就活セミナー、ワークショップ、実際の業務体験などを一通り経験できます。

職場環境や働く人たちの雰囲気、入社後の自分の働く姿などをイメージしやすいため、1dayインターン以上に経験をその後の就活に役立てられるでしょう。

社員と話す機会も多いため、社会人慣れしたい人や、企業の雰囲気や実際の業務を体験してみたい人に向いているインターンです。

人事に顔を覚えてもらいやすく、ワークショップなどで優秀な成績を修めた場合には、本選を有利に進められる可能性もあります。

長期インターンほど本格的な内容ではなく、日程の調整もしやすいため、いくつかの1dayインターンに参加した後の次のステップとして、選びやすいのが特徴です。

長期インターン

1ヵ月以上、長いものでは半年以上にわたって実施されるインターンです。

就活生にとっては、チームに加わって実際の業務を経験できるメリットがあり、企業にとっては、本当に優秀な人材だけを見極められるメリットがあります。

短期インターンのような体験型ではなく、仕事仲間として迎えられるケースが多いため、業界や企業のリアルな実情を把握でき、採用後のミスマッチのリスクもほとんどありません。

また、社員と同等の給与支給や有給休暇の付与、宿泊施設の提供など、好待遇が用意されいるインターンもあり、就活とアルバイトを並行できる点も長期インターンの魅力のひとつです。

インターン参加後にはそのまま内定へとつながるケースも多く、まさに内定直結型のインターンと言えます。

  インターンシップガイド-1

インターンの選び方

インターン参加のメリットは理解したものの、いざ参加するとなると、インターンの情報が多すぎてどうやって選べばいいのかわからない人も多いでしょう。

最近は、就活生のインターン参加率が高くなり、多くの企業がインターンを実施しているため、インターン選びも難しくなっています。

インターンごとに実施期間や実施内容は異なるうえ、参加するメリットも異なります。

自分に合わないインターンに参加して失敗しないためにも、どのように選べばいいのか理解し、自分の目的や状況に合ったインターンを選びましょう。

目的に応じて選ぶ

インターンを選ぶ際は、最初に自分の目的をはっきりさせておくことが大切です。

例えば、自分の就活の方向性を決めるための情報を集めたいのであれば、業界や企業に関するさまざまな情報を得られるセミナー型のインターン、効率的に就活を進めるための就活仲間をつくりたい場合は、グループワークが実施されるようなインターンが向いていると言えます。

目的をはっきりさせないままインターンに参加したとしても、何も得るものがないまま終わってしまうことも考えられます。

そのため、周りが参加しているから自分もなんとなく参加するのではなく、周りに流されないよう明確な目的を持って参加することが大切です。

自分の目的に合わないようなインターンに参加して時間を無駄にしないためにも、まずは自分の目的を明確にし、目的に合ったインターンを選びましょう。

状況に応じて選ぶ

自分が今置かれている状況に応じて、インターンを選ぶことも大切です。

就活スタートの段階であれば、気軽に参加でき、さまざまな情報を得られる1dayインターンに複数社参加するのが最適と言えます。

さらに就活が進み、選考に進む企業を取捨選択すべき状況であれば、数社に絞って短期インターンへの参加、自分の行きたい企業が明確になっているのであれば、内定直結型の長期インターンへの参加するといったように、就活の状況に応じた最適なインターンを選びましょう。

就活のスタート段階でいきなり長期インターンに参加するのは難しいように、自分の状況に合わないインターンを選べば本来の意義が薄れてしまうため、インターンは自分の状況に応じて選ぶことが大切です。

インターンを選ぶ際は、日程や報酬だけで決めるのではなく、自分の目的や状況をしっかりと整理したうえで選びましょう。

インターンシップの内容に応じて選ぶ

インターンは実施する企業ごとに内容は異なり、インターンの内容から得られるものも異なります。

参加の目的や自分の状況を理解したうえで、さらにインターンの内容に応じて選ぶことも大切です。

例えば、企業説明会の意味合いが強い1dayインターンは、業界や企業に関する情報を集めたい人に向いており、実際の業務を体験できるインターンは、選考に進む企業の取捨選択をしたい人に向いていると言えます。

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インターンは企業の実業務を体験して企業理解を深められるだけでなく、インターンで得た経験やビジネススキルを就活でのアピールポイントにすることもできるのです。 また、インターンで社員さんに仕事ぶりや顔を覚えて貰えることもあり、志望度の高さをアピールするにはもってこいの機会でしょう。
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