面接には正解はありません。マニュアルで「必ずこうすべき」と断言するのは難しい。しかし、面接官のタイプごとに傾向と対策は立てられます。面接官のタイプごとに聞いてくることも違えば、対応法も大きく変わっていきます。対応法を間違えると、本来の実力を発揮できずに面接が終わってしまうこともあるのです。
そこで、就活でよく出会う面接官のタイプと、それぞれの対策法を解説いたします。
掘り下げ面接官
二次面接、三次面接以降に現れることが多いです。人事部の面接官は、ほとんどがこのタイプです。プロの人事は、第一印象ではなく、学生の本当の姿を見極めたいと思っています。だから、「なぜ、そう思ったの?」「どうしてそうしようと思ったの?」と、なぜ?なぜ?であなたを掘り下げてきます。
このタイプの面接官に対応するには、まず自分で「なぜなぜ分析」をしておくことです。たとえば、商社で「海外で働きたいから」という志望動機を持っているなら、「なぜ海外シェアの高いメーカーでは駄目なのか?」ということを自分なりに考えておくのです。
このように、あらかじめ突っ込まれそうなところを自分で掘り下げておけば、掘り下げ面接官には対応できます。事前に「セルフ自己PR・志望動機ツッコミ」をしておけば、掘り下げ質問のたびに、自分の強み・熱意を相手に伝えられるようになり、非常に有利になります。
掘り下げ質問に対応するために、自分で「相手がツッコミそうなところ」を見つけ、答えを用意してください。
面接評価シートで面接官のチェックポイントを確認しよう
面接をする際、面接官は面接評価シートを元に就活生を評価しています。面接評価シートには、質問に対する受け答えなどの内容をチェックする項目があるのです。企業や職種によって設定されている項目は異なりますが、参考にすることで面接官視点を把握することができます。面接官は、どのような就活生を評価するのでしょうか。
「面接評価シート」を無料でダウンロードして、面接前に最終調整をしたり、就活生同士の練習で活用したりしましょう。
淡白な面接官
人事部ではなく、現場の社員に多いタイプの面接官です。面接慣れをしていないため、上手く掘り下げながら質問をすることができません。このタイプの面接官に、普段の調子で「30秒くらいで回答⇒相手の質問にあわせて適宜語る」というようなやり方をすると、失敗します。
「〜です。」「あぁ、はい。じゃあ、志望動機は?」このようになってしまうのです。面接のために30分用意されているのに、10分で終わってしまうなんてこともしょっちゅうです。
淡白な面接官はあまり質問をしてきません。だから、まず30秒程度で概要、結論を語り、一呼吸おく、相手が掘り下げ質問をしてこなさそうなら、続けて語っていきましょう(90秒〜120秒程度)
このようにやっていけば、淡白な面接官相手に失敗するリスクが減ります。また、面接がすぐ終わってしまうリスクを減らすために、会話に「思わず質問したくなるポイント」を入れるのもよいでしょう。
圧迫面接官
就活生が最も恐れているのが、圧迫タイプの面接官です。金融や証券など、仕事にストレス耐性が必須の業界でよく出てきます。たとえば、話を聞いてくれなかったり、「え?その考え方は甘くない」と敵対的に対応してきます。N証券では、面接で学生が話しているのに、途中で携帯をとり会話をはじめる、というレベルの圧迫まであったそうです。
ただ、対応法は簡単です。明らかに敵対的に対応されたら、「はい圧迫ね」と割り切り、怯えなければ良いのです。圧迫と言っても、聞かれる内容は普通の面接と同じです。だから、普通の面接と同じように対応すればいいだけです。
相手も仕事で圧迫しているので、「圧迫されるのは、僕は駄目学生だからだ」と恐怖することはありません。そういう『プレイ』だと思って、落ち着いて対応してください。圧迫面接では、普段通りに答えられるだけで、「ストレス耐性がある」と評価されます。むしろ、「ちょろい」面接なのです。
フレンドリー面接官
最終製品メーカー(BtoC)に多い面接官です。メーカーは、就活生が将来的なお客さんになることを知っているので、あまり無礼なふるまいはしません。「うんうん、なるほどね!」「それは凄いね!」とこちらが舞い上がるような相槌を打って、話を聞いてくれます。
しかし、そこは選考。「ふるい落とす」視点で見ているのも事実です。フレンドリータイプの面接官は、上手く相槌を打ってくれるので、調子にのってだらだら長く話しがちです。一つの話題でダラダラ話していると、結果的にアピールできる内容が少なくなりますし、賢くない印象も与えてしまいます。
面接官がたとえフレンドリーでも、「答えは簡潔に、結論先行で述べる」「90秒以上長く話さない」ことを念頭に、浮かれず、他の面接官と同じ緊張感を持って臨みましょう。
自由な面接官
ITベンチャーや、外資系企業の若手社員の面接官に多いタイプです。マニュアル的な面接を「カッコ悪い」と感じていて、雑談のように面接を進めます。
マニュアル的に「いかにも用意した回答」をすると、会話のペースがすれちがい、上手くいかなくなります。自然な会話として上手く運びましょう。
具体的には、相手の仕事についても質問しながら展開していくこと。たとえば、自分の強みを軽く話した後、「こういう強みって貴社の仕事で活かせますかね?」と聞く。すると、相手は自分の仕事について話すので、上手く相槌を打ち、相手の気分をよくさせます。
すかさず、相手の話と自分の共通点を見つけ「僕も、今、◯◯さんがおっしゃった〜な点ってとても大事だと思うんです。僕も学生時代に、こんなことがあって〜」と相手の重視していることとの共通点を見つけながら、会話を展開していきます。
このタイプの面接官は「聞き上手」に弱いです。人間は自分が一番大好きです。自分の話を聞いてくれる人に、人は好感を持ってしまうのです。上手く相手の話を引き出しながら、相手の話に重ね合わせるように自分のPRをしていきます。
おわりに
面接官のタイプごとに対応法は変わります。面接がはじまったとき、その面接官はどんな人なのかを判断し、適切に対応してください。
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