一条工務店の面接対策|出やすい質問やおすすめの逆質問付

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一条工務店は、東日本大震災後の建物の普及はもちろん、耐震性の充実した建物の重要性が広がったため、目覚ましい成長を遂げている企業です。

ネームバリューから就活生の注目度も高くなっています。

一条工務店の求人倍率は公表されていませんが、リクルートホールディングスが発表した2020年卒の倍率調査によると、建設業界全体の求人倍率は6.21倍とされており、一条工務店も6倍程度、もしくはそれ以上の倍率であると予想されます。

建設業界はそれほど倍率の高い業界ではありませんが、やはり一条工務店は人気の高い企業であることから、入社が難関であることは間違いありません。

ここ数年の採用は、2018年373名、2019年425名、2020年285名入社予定となっており、毎年300名程度の採用実績があるようです。

超難関企業である一条工務店の選考に臨む場合は、入念な準備とそれなりの覚悟が必要です。

第36回 ワークス大卒求人倍率調査(20220年卒)|㈱リクルート

一条工務店の企業情報

一条工務店は、東京都江東区に本社、静岡県浜松市に浜松本社を置く大手ハウスメーカーです。

2019年3月31日時点での、グループ関連企業などを含めた従業員数は約5,600名で、主に住宅設計や施工、販売、メンテナンスなどの事業を行っています。

一条工務店は、住宅の免震化と省エネ化に特に力を入れて取り組んでおり、自社オリジナルの大容量太陽光発電システムを導入したことで、太陽光発電の最大のネックだった費用負担の軽減と住宅の省エネ化の両立を実現させました。

一条工務店の住宅の省エネ化などによる取り組みは、環境保全の側面においても高く評価されており、環境分野において先進的で独自的かつ業界をリードする事業を行う企業である、エコファースト企業にも認定されています。

また、マイナビ・日本経済新聞の調べによると、2020年卒の大学生就職企業の人気ランキングにおいて、建設・住宅・インテリア部門で全国第一位に選ばれるなど、就活生からの人気もかなり高い企業です。

一条工務店の選考フロー

・会社説明会
企業のホームページや就職サポート会社のサイトからプレエントリーした後、3月以降に開催される会社説明会に参加します。

会社説明会は、札幌・東京・大阪・福岡(2021卒の場合)で開催され、採用担当の社員だけではなく、実際の現場で活躍する社員の話を聞く機会もあるので、一条工務店を志望する就活生は必ず参加すべきです。

企業のホームページからある程度の情報は集まりますが、会社説明会に参加しなければ得られない情報もあるため、企業研究を深めるという意味でも、会社説明会への参加は大きなメリットがあります。

・選考エントリー
一条工務店の選考を進めるためには、まずWEBエントリーシートの提出と、適性検査の受験が求められます。

エントリーシートはWEBで記入して提出する方法で、志望動機や自分の強み、学生時代にがんばったことなどの項目があります。

適性検査は自宅のパソコンで受験する方法で、数学、国語、性格テストなどが出題されるため、SPIの対策が必要です。

・面接、グループディスカッション
エントリーシートと適性検査の結果をもとに一次選考が行われ、通過した場合は二次・三次・四次選考、そして最後に人事面談へと進んでいきます。

二次選考はグループディスカッション、三次選考は集団面接、四次選考は個人面接というように選考の形式が異なるため、それぞれの選考への対策が必要です。

すべての選考に通過した場合、内々定へと至ります。

一条工務店の面接では一般的な質問と具体性を問う質問をされる

一条工務店の面接では、他の企業の面接にも共通するような一般的な質問と、一条工務店だけでなく住宅業界の各企業を把握したうえで、比較して一条工務店の特徴を捉えるような、業界・企業研究が必要です。

ただ質問に対しての回答を準備するだけでは不十分です。
体験はより具体的に、考えは論理的に、面接官から複数回質問されても対応できるようにしておきましょう。

実際に過去の面接でされた質問例を参考にしながら、面接への準備を進めてください。

一般的な質問例

・志望動機
・自己PR
・学生時代にがんばったこと
・失敗談と、それをどう乗り越えたか
・入社して何をやりたいか

具体性を問う質問例

・住宅業界を選んだ理由
・数あるハウスメーカーの中で、なぜ一条工務店を選んだのか
・今のハウスメーカーの現状についてどのように考えているか
・あなたにとって家とはなんですか
・あなたの住む地元をPRしてください

面接室の雰囲気は良く、会話のキャッチボールが重要

実際に一条工務店の面接を受けた人の体験談によると、「面接の雰囲気は良く、リラックスして受け答えができた」という感想が多く、一条工務店の面接はプレッシャーをかけられるような面接ではないようです。

面接官が親身になって話を聞いてくれるため、面接の鍵を握るのは、会話のキャッチボールがうまくできるかどうかです。

回答を丸暗記してきたような受け答えをしたり、一方的に話し続けたりしてしまえば、コミュニケーション能力が欠けている人物だと評価されてしまいます。

特に、クライアントを相手にして働く一条工務店では、コミュニケーション能力が必要不可欠であるため、受け答えの内容以上に、コミュニケーション能力が評価されるといっても過言ではありません。

面接の際は、自分の考えを一方的に相手に伝えようとするのではなく、面接官との会話のキャッチボールだと考え、会話のテンポや間合いを意識しながら臨みましょう。

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一条工務店の面接対策

一条工務店の選考では、志望動機についての深堀りが想定されるため、取り繕ったような内容ではなく、「どうしても一条工務店に入社したい」という熱意が伝わるような内容を考える必要があります。

就職活動は、いくら時間があっても足りないほどやるべきことが多いので、取りかかるのが遅すぎるということはあっても、早すぎることはありません。

他の就活生と差をつけるためにも、危機感を持ち、早い段階から少しずつ準備を始めましょう。

同業種の中でも一条工務店を選んだ理由を明確にする

面接対策において最も大切なのは、数あるハウスメーカーの中でなぜ一条工務店を選んだのかを明確にすることです。

他のハウスメーカーと差別化を図るためには、一条工務店の企業研究だけではなく、他のハウスメーカーの研究もする必要があります。

複数のハウスメーカーを比較する方法としては、インターネットで調べるだけでなく、他のハウスメーカーを訪問するのも1つの方法です。
実際に自分の目で見て比較することで、一条工務店の魅力を再発見できるケースもあります。

面接の場で、一条工務店の課題を指摘した上で自分なりの考えを示せば、企業研究を深く行っていることがわかり、大きなアピールへとつながるでしょう。

また、会社説明会に参加するだけではなく、一条工務店が主催する住宅展示会や、その他の営業所を訪問してみるのも有効な手段です。
実際に営業の場に訪問することで、就活生としての視点だけではなく、一人の客としての視点からも一条工務店を研究できるので、企業のことをさらに深く知るきっかけになります。

志望動機の回答例

例文

私が貴社を志望するのは、ただ単に安さを追い求めるのではなく、「品質を高めながら、コストを削減していく」という考え方に共感したからです。

私は大学で建築について学び、誰もが安心して楽しく暮らせる住宅を設計することに魅力を感じ、将来は住宅の設計に携わりたいと考えるようになりました。

住宅は、お金をかければ当然素晴らしいものを造ることができますが、多くの人が求めているのは「安くて、性能が高い家」だと思います。

その点一条工務店では、断熱材や窓、太陽光パネルなどのさまざまな製品を自社グループで生産することによって、安さと高性能の両立を目指しています。

常に性能を向上させることを考えつつも、コストの面を考慮することも忘れない考え方に共感を覚え、志望しました。

一条工務店の企業戦略に共感し、志望したという例文です。志望動機で最も重要なのは、「なぜ一条工務店を選んだのか」を明確にすることです。

そのためには、一条工務店の特徴や取り組みについて深く研究することが大切ですが、ホームページに載っている情報だけでは大きなアピールにはなりにくいため、他の就活生が知らないような独自の情報も必要になります。

会社説明会への参加、営業所への訪問、OB訪問などを行い、得た情報を自分の考えと絡めることで、充実した志望動機になります。

履歴書に記載した鉄板質問は回答にブレが生じないように見直す

「履歴書と面接での回答が同じで大丈夫か」と心配する人もいると思いますが、同じ内容で問題ありません。

むしろ、内容が異なればアピールポイントが不明確になり、強い主張につながりません。

面接官は一人ひとりの履歴書を丁寧に読むわけではなく、面接の場で履歴書を読みながら質問をしていくことが多いため、同じ内容であるほうが面接をスムーズに進められます。

特に、志望動機や自己PR、学生時代にがんばったことなどの鉄板質問は、履歴書と面接の回答で食い違いがないように見直しておきましょう。

ただし、一言一句同じ回答をする必要はなく、面接では、履歴書で書ききれなかったことを付け加えながら話すのが理想的です。

履歴書に記載した内容を深堀りされることを想定し、どんな質問をされてもいいようにしっかりと準備しておきましょう。

これまでの面接内容を振り返っておく

履歴書の内容と面接での回答の食い違いだけではなく、面接ごとの回答の食い違いにも注意しなければなりません。

面接は複数回行われますが、毎回回答が異なれば、何をアピールしたいのかよくわからない受け答えになってしまいますし、あなたの本心を企業側が掴めなくなってしまいます。

特に、頻出の志望動機が違えば、入社意欲を疑われてしまうでしょう。

一次面接から人事面接まで一貫したアピールを続けていくためには、面接が終わるごとに内容を振り返り、自分がどのような発言をしたのか覚えておく必要があります。

志望動機やアピールポイントが不明確にならないよう、同じ質問には同じ回答を心がけることが大切です。
面接官は選考の段階ごとに変わるので、同じ回答でうんざりされないか心配する必要はありません。

振り返りと反省をしっかり行い、面接で足りなかった主張やエピソードを加えながら、さらに魅力的な回答にしていきましょう。

逆質問の時間を多く取られることが多いため複数用意しておく

選考が進めば進むほど、逆質問の時間が多く取られる傾向にあります。

一次面接や二次面接で一般的な質問はほとんど済んでいるため、最終面接や人事面接では、入社の意欲を測る目的で逆質問の時間が多くなりがちです。

逆質問を一つしか用意していないと、入社の意欲があまりないように思われてしまう可能性があるので、逆質問は複数用意しておくのが安心です。

逆質問は相手が一言で答えられるような質問ではなく、相手に話をさせるような質問をすると、話が膨らみ、好印象にもつながりやすくなります。

例えば、ただ単に「企業理念を教えてください」と質問するのではなく、
「貴社の企業理念は〇〇だと存じておりますが、それを実践するために取り組んでいることがあれば教えていただけますか」

というように、企業研究を行っていることをアピールした上で、さらに深堀りするような質問がおすすめです。

逆質問は最後のひと押しのアピールになるため、自ら評価を落とさないように注意しながら、効果的な逆質問を用意しておきましょう。

逆質問例

・貴社で活躍していくためには、どのような心構えが必要ですか?
・貴社で結果を出している営業社員の共通点は何ですか?
・一日の仕事の具体的な流れを教えてください。
・〇〇様から見て、職場はどのような雰囲気でしょうか。
・〇〇様が新入社員だったときに、苦労したことはありますか?
・〇〇様が、この仕事にやりがいを感じるのはどんな場面ですか?
・新入社員に求められる知識やスキルを教えてください。
・クライアントと接する際、どのようなことを心がけていますか?
・〇〇社と比べて、〜が一条工務店の課題だと思いますが、その課題を解決するために取り組んでいることがあれば教えてください。
・企業理念は〇〇だと存じておりますが、それを実践するために取り組んでいることはありますか?

面接対策としてOB訪問も有効

面接対策としては、就活対策本を読んだり、セミナーに参加したり、模擬面接を行ったりとさまざまな方法がありますが、OB訪問も有効な手段の一つです。

OB訪問の際は面接の練習をさせてもらえることもあり、実際に企業で働いた人ならではの視点から、率直な意見をもらえます。

目上の人と会話すること自体が面接の練習になる上に、OB訪問をしたという事実は、面接でのアピールにもつなげられます。

また、過去に採用担当を務めたことがあるOBの場合、面接官についての情報や、面接の傾向などについて教えてもらえることがあるかもしれません。

「OB訪問をする意味がわからない」「めんどくさい」と感じる就活生も少なからず存在すると思いますが、企業研究や面接対策に役立つなど、OB訪問には多くのメリットがあるため、志望度の高い企業であれば必ず一度はしておくべきです。

言うまでもありませんが、OBに対して失礼な態度をとってしまうと業界内に悪評が広まり、選考が不利になってしまうことも考えられるので、OB訪問の際は失礼のないマナーを心がけましょう。

社風や働き方などホームページでわからない内容を質問する

面接の逆質問で、企業のホームページを見ればわかるような質問をするのは、企業研究を十分に行っていない証拠であり、自ら評価を落としてしまいます。

例えば、「企業理念を教えてください」「従業員は何人ですか?」といった質問は、調べればすぐにわかることであり、面接官をうんざりさせてしまうでしょう。

逆質問で評価を上げるためには、ホームページを見ただけではわからないような質問をする必要があり、質問を考える上で有効的なのがOB訪問です。

OB訪問では、面接の場面よりは少し砕けた内容の質問も可能ですが、やはり自分で調べればわかるようなことを質問するのは意味がありませんし、わざわざ自分のために時間を作ってくれた相手にも失礼です。

事前準備なしでOB訪問に臨むのではなく、最低限の企業研究は行い、聞いておきたい話を考えておきましょう。

ホームページで調べてもわからないような内容の質問や、実際に働いた人にしか答えられないような質問をすべきです。

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