面接での自己紹介のポイント|自己PRとは違う注意点と例文付き

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就活の面接では、面接が始まると「自己紹介をお願いします」と聞かれますよね。

面接では第一印象が重要。そのため、最初の自己紹介で良い第一印象を形成しなくてはいけません。

しかし、自己紹介ではどこまで話せばいいのか?何秒話せばいいのか?迷いますよね。

そこで、どのように自己紹介をすれば面接官をうならせられるのか。自己紹介を成功させる戦略を解説いたします!

面接で自己紹介を求められる理由

そもそも、なぜ面接の最初で自己紹介を聞くのでしょうか。質問の意図を考えていきましょう。

コミュニケーション能力を図るため

面接で自己紹介を求められるのは、コミュニケーション能力を評価するためです。

そのため、話す内容だけでなく、質問に正しく答えているか、話すときの態度や話し方まで、コミュケーション全般についてチェックされています。

コミュニケーション能力を図るには、次の点がチェックされます。

  • 相手の質問とその意図が正しく理解できるか
  • 伝えるべき内容を適切に表現して伝えられるか
  • 真摯な態度で傾聴し話すことができるか
  • 適切な声量・スピードで話ができるか
  • 論理的な話し方ができるか

特に、相手の質問の意図を正しく理解し、自分が伝えるべき内容を適切に伝えるコミュニケーション能力は、社会人として重要なスキルです。

自己分析ツールで、面接の自己紹介に上手く回答しよう

面接で自己紹介を求められた時、上手く答えるには、自己分析を通じて、「あなた自身」を深く理解する必要があります。

そんな時に便利なのが、無料の自己分析ツール「My analytics」です。

36の質問に答えるだけで、あなたの強み・弱み・性格のタイプを診断できます。

My analyticsを活用して、自分を深く理解し、面接官を唸らせる自己紹介を完成させましょう。

自己紹介と自己PRの違い

自己紹介と自己PRの違いが分からない人も就活生には多いです。

自己紹介と言われているのに、自己PRをしていては、質問を理解して的確な返答ができないとマイナスの印象になりかねません。

自己紹介と自己PRの違いを解説しましょう。

自己紹介は概要を簡潔に伝える

面接の自己紹介は、自己PRではなく、自分という人物についてのレジュメです。つまり、氏名・大学名・学部と合わせ、自分のアピールポイントについての概要を、簡潔に説明するものです。

面接では、自己紹介を元に更に深堀りされた質問が多いため、質問のきっかけ作りにもなるのが自己紹介になります。

自分はどのような経験や能力があり、業務でいかにその経験や能力を活かせるか、いかに企業に貢献できるの詳しい説明は自己PRなので、自己紹介の際には概要を簡潔に伝えるのみにしておきましょう。

自己PRは強みを中心に人柄を伝える

自己PRを求められたときは、強みを中心にした自分の人柄を伝えられるようにしましょう。

自己PRを伝えるには、自分自身をよく知り、自分の強みが何かを知っておく必要があります。面接官は、履歴書やESからはわからない、あなたの人柄を知りたいと思っています。

そのため、すでに書いてある内容を繰り返すのではなく、いかに自分が貢献できるのかを印象付ける強みをアピールしましょう。

あれこれ盛り込みすぎよりも、ポイントを絞って「この強みを貴社で活かしたい」と伝えると説得力があります。自分の強みを強調しながら、簡潔に人柄を伝えられるよう工夫しましょう。

自己PRの仕方はこちらの記事をチェック
これで迷わない!自己PRで使うエピソードを選ぶ基準
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面接で自己紹介を伝える際の注意点

面接で自己紹介を伝える際の注意点を2つ解説します。

時間は30秒~1分程度に抑える

面接で自己紹介をする際は、話す時間に注意が必要です。

おおよそ30秒から1分程度に収まるように話すとよいとされています。一般的に、1分間では300字前後が適正スピードとされているため、準備をする際は目標字数を目安に、書いてみてから話す練習をするのもよいでしょう。

文字数に対して時間が短すぎれば、早口であるため、聞き手にとって聞き取りづらい可能性があるので、話すスピードをもう少し落としたほうがよいとわかります。

また、話の内容が物足りないと感じるようであれば、1分間で話せる内容の見直しをする、心持ち話すスピードを上げるなどの工夫もできます。

一度、自分の自己紹介がどれぐらいかストップウォッチなどで測ってみて、制限時間通りに収める工夫をしてみましょう。

話し方や目線も評価対象となっている

面接の自己紹介では、内容だけが評価されるのではありません。話し方や言葉遣い、目線や態度なども評価の対象です。

話す内容に集中し過ぎて、早口になり過ぎたり、ボソボソと小さな声で話したりしては、せっかく良い内容の自己紹介でも台無しになってしまいます。

聞き手に理解してもらいやすいスピード、適切な声の大きさで滑舌よく、いかに伝わりやすく話すかに気を付けましょう。

また、面接では話すときの目線も大切です。面接官はあなたの目線もチェックしています。目を合わさずに話していると、やる気がなく見えたり、自信がなく見えたりするため、印象はよくありません。

面接官の目を見て、反応を見ながら話すようにしましょう。
相手の目を見るのは抵抗がある、目をじっと見据えると圧迫感があると考える人もいます。目と目の間の辺りを見るようにしたり、適度に目を逸らすようにしたりすると、圧迫感なく目が合わせられます。

話す内容ばかりに気を取られ、話し方や目線にまで気が回らないと評価が悪くなる可能性があるため、いずれにも気を配ることが大切です。

自己紹介をする際のポイント

それでは、いかに面接を成功に導く自己紹介をするかのポイントをご紹介しましょう。

自分を一言で紹介するキャッチコピーを用意しておく

面接官に自分を印象づけるために、自分を一言で表現できる、キャッチコピーを用意しておくこともおすすめです。

たとえば、「私は走りながら考える人間です」というような具合です。自分の長所を一言で表現できる言葉を探してください。

ただし、「私は醤油のような人間です」「私はスルメのような人間です」のようなキャッチコピーは、あまりにも使い古されているので、控えましょう。却って没個性的になるからです。

個性的といってもくれぐれもウケ狙いのキャッチコピーを使わないよう気を付けてください。

あくまでも面接ということを忘れず、場をわきまえた個性的な方法で自分をアピールするという意味です。
仕事で役に立つ人間だと思わせられるイメージで、普段から考えておくといいでしょう。

会話のフックをつくっておく

この自己紹介の内容から面接はスタートします。したがって、自己紹介で話した内容をもとに面接が展開してく場合が多いのですね。

だから、その後の面接を自分の話したい方向に持っていくようなフックをつくっておきましょう。

たとえば、「サークル運営方針の対立がきっかけで『お前のせいでサークルがつまらなくなった』と言われこともありました。」のような、「え?どういうこと?」と先を聞きたくなるような内容を入れておくと、その後の面接をあなたの得意な展開に持ち込むことができます。

自分が質問されたいポイントに関する事例を分析し、そのエピソードを聞き出してもらえそうなフックを日頃からリストアップしておくといいですね。

キャッチコピーの付け方はこちらの記事も確認
就活で使える!『自分のキャッチフレーズ』の考え方と回答例

回答例文

では、以上のポイントを踏まえた回答例を見ていきましょう。

例文1

○大学○学部の、○○と申します。私は「飛び込んでいく」人間です。未経験でも自分が成長できるチャンスがあれば、恐れずに、挑戦してきました。

今までで一番チャレンジングだったのは、海外インターンでインドの企業で働いた経験です。スキルもなく、語学もいまいちで、最初は全く貢献できませんでした。

ただ、「飛び込んでいく」精神で、恥をかく事承知で、わからないことは同僚にどんどん質問し、自宅で学んだことを必ず振り返るようにしました。さらに、業務に関連する書籍があれば、英語でしたが時間をかけて読み込んでいきました。

結果、2週間ほどで業務内容も理解できるようになり、後半では業務改善提案を自分でもできるようになりました。この「飛び込んでいく」精神は、貴社が重視しているフロンティアスピリッツとも一致すると考えます。本日はよろしくお願い致します。

Point

キャッチコピーを冒頭にいれ、そのあとに理由となる事例を述べる流れになっています。事例も長すぎず簡潔にまとまっており、わかりやすいです。

例文2

本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。
△△大学◇◇学部の○○と申します。アルバイトで、2年間営業を経験しておりました。
スタートしてすぐの営業成績は30人中25番でした。アルバイトでの入社とはいえ、自分の成績にショックを受け、失敗をばねとして、なんとか改善しようと、自分の悪かった点を反省し、分析しました。

最終的には成績も、アルバイトでははじめて上位3位に入るようになりました。
これまでの経験を生かし、是非、御社でも新規顧客獲得に貢献したいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

例文3

本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。△△大学の○○と申します。私は大学で経済を勉強中です。

アルバイトとして××株式会社で1年半、株式売社▲▲ではインターンとして3か月、計約2年間に渡り、経理アシスタントを担当しておりました。経費精算や会計システムへの入力業務、社内他部署への連絡担当などを担当してきました。

あくまでアシスタントとしての業務範疇ではありますが、月次決算の完了を目標に責任をもって業務を進めてまいりました。
業務の正確さとスピードに関しては、常に研鑽しており、御社でも経験を活かしてお役にてることと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

注意

「お名前と大学名をお願いします」と言われた時は、聞かれたことだけに答えましょう。

着席した後に、「自己紹介をお願いします」と言われた場合は、上記で解説しているように、人柄を伝える紹介をします。

NG回答例文

例文1

大学時代は、サークル活動に打ち込み、主将を務めました。また、友人が多くみんなに頼りにされているため、飲み会の幹事を引き受けることが多いです。

Point

【NG理由】
自己紹介なのに、名前や出身大学名を言っていないため、質問の意図が理解できていないと見なされる可能性があります。

また、サークル活動がメインで、勉強はあまりしていなかったとの印象を与える可能性もあります。自分自身の特徴とそれを結論付ける根拠となる事象の一貫性が見えにくいことも、NGな理由です。

例文2

△△と申します。〇〇大学xx学部に在学中です。趣味は音楽を聴くことです。

楽しくお仕事ができたらいいと思いますので、よろしくお願い致します。

Point

【NG理由】
趣味について話すことが悪いわけではありませんが、人柄を知ってもらううえで情報量が少なすぎます。趣味を伝える場合は、仕事でどう活かせるのか言及しているといいです。

また、「楽しく仕事をする」こと自体も悪いわけではありませんが、楽しいの具体性がありません。どんなことに楽しいと感じる人なのか、その企業のどんな仕事や働き方に楽しさを見出したのかを伝えられると良い自己紹介になるでしょ。

例文3

○○と申します。現在は株式会社△△でアルバイトとして事務をしています。私の長所は前向きな所です。

色々と教えて頂ければ、頑張って覚えますので宜しくお願い致します。

Point

【NG理由】
どんな仕事をしているのか(職種、業種)、どれぐらい働いているのかが伝わりません。せっかく長所である前向きさを伝えているのに、どう仕事で活かしていくのか言及できていない点はもったいないです。

また、教えてもらう仕事を覚えるのは、社会人として当たり前です。できれば、受け身でなく、自ら学び取る姿勢を見せれる自己紹介だと評価できます。

面接での自己紹介は内容だけでなく時間や表情にも注意する

面接の自己紹介は、あなたに自身についてとコミュニケーション能力を、面接官に知ってもらうチャンスです。

そのため、話す内容だけでなく、節度ある時間内に話せるか、正しく話を理解し意思を伝えられるか、話すときの態度や話し方や話すスピードなど、コミュケーション全般がチェックされていると心得ましょう。

自己紹介では、氏名・大学名・学部・ガクチカ・入社への意気込みなどの自分のアピールポイントについての概要を、簡潔に説明します。

その際は、自分の強みをどのように活かして企業に貢献できるかまで伝えられるようにすることが大切です。

コミュニケーション能力と自分の強みを自己紹介で伝えて、仕事ができる能力をアピールしましょう。

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