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面接で「あなたの座右の銘を教えて下さい。」「あなたのモットーを教えて下さい」と質問されることがあります。
いきなり「座右の銘を教えて」と言われても、質問の意図もわからず、答え方に困ると思います。そこで、わかりやすい例文をもとに、面接で座右の銘・モットーについて質問された時の答え方のコツを徹底的に解説いたします!
面接で座右の銘を質問された時の回答例
私の座右の銘は「Just do it!」です。悩んでいるよりも、すぐに行動した方が得られるものが大きいと信じているからです。
大学時代、ITビジネスについて学びたいと、知識ゼロの状態でITベンチャーのインターンに参加しました。最初は、社員が何をしゃべっているかもわからないくらいの状態でしたが、業務後に実用書を何冊も読み込み、必死でキャッチアップし、最終的には社員並みの知識を身につけ、担当事業の売上を伸ばすことができました。
「ITのことなんてわからないし」と挑戦しないままでいたら、この経験は得られませんでした。だから、「Just do it!」で「まず、行動」することが、自身を成長させる鍵だと信じています。
【質問の意図】面接官が「座右の銘」を質問する理由とは?
さて、そもそもなぜ「座右の銘」「モットー」について、面接で質問されるのでしょうか?面接官の意図を考えてみましょう。面接官の意図を押さえれば、的確な回答ができるようになるでしょう。
1.就活生の価値観・行動の基準を知りたい
リクルートの調査によれば、企業が採用において最も重視するのは、学生の「人柄」です。その人がどんな人か?どんな価値観を持った人かを、採用で一番重視しています。
「座右の銘(モットー)」には、その就活生の価値観が現れます。だから、面接で座右の銘を聞いて、就活生の価値観を把握しようとているのです。
2.価値観が形成された経緯を知りたい
学生の価値観がどのような過程で形成されたのか?も企業は知りたいと考えています。ただ「私の座右の銘は「継続は力なり」です」とだけいっても、「なぜそうなったのか?」がわからなければ意味がありませんよね。
単に座右の銘を知りたいだけでなく「どうしてそれが形成されたのか?」その経緯を知りたいと考えています。
あなたの面接力はどのくらい?
面接では、自己分析や業界・企業理解がどの程度できているかも、高評価を受けるために大切な要素です。今の時点で、あなたの面接力はどのくらいでしょうか?
それを知るために活用したいのが「面接力診断」です。
質問に答えることで、どのスキルが足りていないのかが一目でわかります。結果を参考にすることで、時間のない就活生も効率的に対策を進められます。無料でダウンロードできるので、気軽に試してみてくださいね。
面接で「座右の銘」を質問された時の的確な答え方
1.自分の行動・思考のコアになっている「座右の銘」を伝える
ここで伝えるべきなのは、「あなたの価値観」です。単なる好きな言葉ではなく、あなたの「行動・価値観・判断の核になっている言葉」を選んで伝えてください。
座右の銘を通して、「どんな人柄か」を伝えるのが目的ですから、あなたの人柄を的確に表せるような「座右の銘」を伝えましょう。
たとえば、例文では、「とにかく行動」という、この就活生の価値観を表す言葉として「Just do it!」をあげています。このように、自分の行動・判断の基準になっている言葉を選んで話しましょう。
2.その言葉が座右の銘である理由を伝えよう
座右の銘を聞かれて、ただ「継続は力なりです!」とだけ答えられても、面接官は戸惑います。面接官が知りたいのは「なぜその言葉にこだわりがあるのか?」という「理由」にあるからです。その理由を知れば、学生の人柄がわかりますよね。
だから、単に座右の銘を話すのではなく、「なぜその言葉が好きなのか?」理由を答えましょう。例文では「悩んでいるよりも、行動した方が良いと思うから」と、言葉が好きな理由をあげています。
3.「座右の銘」に基づいて行動したエピソードがあればベスト
その座右の銘にもとづいて行動・判断したエピソードがあれば、より説得力が増します。例文のように、座右の銘にもとづいて行動したエピソードを話せば、自己PRにもつながるでしょう。
単に「私の座右の銘は継続は力なりです。小さな努力は大きな成果を産むと信じているからです」と座右の銘を言うだけでは、薄っぺらい回答になってしまいます。例文のように「その言葉にもとづいて行動したエピソード」を入れれば、実感のこもった説得力のある回答になります。
- その言葉にもとづいて行動したエピソード
- 行動した結果、学んだこと
この2点を押さえて回答すると、説得力のある優れた回答になります。