超シンプル!自己分析から志望動機を作る5つのステップ

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内定を取るためには、自己PRと同じくらい、志望動機が重要です。リクルートの就職活動調査「就職白書2014」によれば、企業が採用において重視する項目として、1位が人柄、2位が「企業への熱意」になっています。

企業への熱意を伝えるためには、説得力のある志望動機が欠かせません。しかし、ただ会社ホームページを詳しく調べるだけでは、説得力のある志望動機はつくれないでしょう。

そこで、自己分析をして、「あなたにしか言えない志望動機」をつくる方法を紹介します。

良い志望動機を作るには

良い志望動機書を作るには、まずは志望動機とは何なのかをしっかりと理解することが必要です。「志望する理由を書けばいいんでしょ?」と思うかもしれませんが、それだけでは十分ではありません。

志望動機とは、志望者の人となりを知ることにより、いかに企業の求めている人物像と一致するかどうかを知るためのものなのです。
そのために自分の長所や特徴を書き、志望先の企業のどんなところを魅力と感じ、どんなスキルや特徴が将来企業に提供できるかということを企業に伝えるチャンスなのです。

だから、ただ単に企業の良い点を挙げたり、「こんな仕事がしてみたい」というだけでは志望動機としては不十分です。

自分の能力を活かして、企業の戦力となることができるのだ、ということをアピールできてこそ、よい志望動機と言えるのです。

面接で「会社を選んだ理由」を伝える方法【例文付き】

2021.05.17

1.内定する『志望動機』を理解する

まず、「そもそも内定する志望動機とはどんなものなのか?」を理解していきましょう。内定する志望動機とは、「なぜあなたはその会社で働きたいのか?」が伝わる志望動機です。「私はこんなことにやりがいを感じる。だから御社しかない」と言えれば、志望動機は合格です。

簡単じゃないか、と思うでしょう。しかし、多くの学生が出来ていません。

ネットからの丸パクリはバレる

最近は、なんでもネットで調べることができるので、つい志望動機もネットの丸写しをしてしまうかもしれません。
バレないと思っているかもしれませんが、あなたが見つけられたのなら、誰でも見つけられるということなのです。

採用担当者はいくつも同じような志望動機を前に「またか・・・」と思っています。

当然、ネットの丸写しということがバレた時点で、選考からは外れてしまいます。仮に選考に進むことができたとしても、いずれボロがでてしまし、内定にはつながりません。

せっかくの自己PRのチャンスに、他人と同じことをアピールしても全く意味はありません。
エピソードはオリジナルのものにし、ネットは参考するだけにして、丸写しはしないようにすることが、最大の自己PRなのです。

会社褒め志望動機は落とされる!

多くの学生がやってしまうのは「会社褒め」志望動機です。ひたすら会社の事業内容や経営理念を褒めちぎる志望動機。たとえば、以下のようなもの。

私が貴社を志望するのは、貴社の「顧客第一の衣類を開発する」という企業理念にひかれるからです。貴社は、まだ市場が未成熟の段階から、ファーストクロージングとう市場に着目し、特に女性に好かれる商品を開発してきました。特に、●●という製品では、まだ衣類に使われたことのなかった素材を使用し、市場にインパクトを与えました。そのような環境で働けば、自身を成長させられると感じ、貴社を志望しました。

このような志望動機です。相手の会社を調べていることは、確かに伝わります。しかし、「なぜあなたはその会社でなければならないのか」が伝わってこないのです。究極的に言えば、会社ホームページをよく読めば、誰でも言える志望動機といえます。

褒めるだけなら誰でもできてしまう

企業の理念に同調したり、企業の製品を魅力的に感じたりすることは決して悪いことではありません。
ただ、褒めるだけで終わってしまっては、志望動機としては不十分ということです。

「企業理念が自分の○○というビジョンと重なる」、「貴社の△△という経営戦略を目にして、マネジメントを学ぼうと決めた」、「貴社の製品を知り、◇◇の研究を始めた」など、自分なりのエピソードを挙げ、なぜその企業を選んだのか、将来どういった貢献ができるのか、まで語れるとよい志望動機となります。

内定する志望動機は、「やりたいこと(vision)」と「事業内容」の一致

企業への熱意を伝えるためには、「なぜ貴社でなければならないのか?」を伝える必要がります。そのための志望動機は以下の3点を押さえなければなりません。

  • 私は〜がやりたい(やりたいこと)
  • なぜ〜をやりたいのかというと、〜(なぜそれをやりたいのか?)
  • 御社は業界の中でも〜だ。だから、〜をやるには御社しかない(やりたいことと会社の事業内容の一致点を伝える)

この3つが必要です。「私は〜に取り組みたい」とヴィジョンを語り、「なぜそれに取り組みたいのか」でヴィジョンの根拠付けをし、「その目標に取り組むなら、御社が一番だ」とまとめるのです。

たとえば、この3点を押さえた志望動機は以下のようになります。

志望動機を教えて下さい 300文字(日立ソリューションズ…日立グループのシステム会社)

貴社を志望する理由は、貴社でならITを用いて社会的な課題を解決し、社会に貢献できると感じるからです。

私は大学での講義や実習でプログラミングを学び、プログラミングには自信があります。アルバイト先で、プログラミングを活かして簡単なマクロを組んだ所、従業員からとても感謝され、ITシステムの持つ課題解決の可能性を感じ、システム業界に興味を持ちました。

SI業界の中でも、貴社は、日立グループの情報通信における中核として、大規模ERPやCRMの開発に強いプレゼンスがあります。貴社でならITシステムを通して社会の課題を解決したい、という私の想いを実現できると感じ、貴社を強く志望しております。

このように「私は何がやりたいのか?」「なぜやりたいのか?」「それに取り組むなら御社しかない(会社の事業内容を詳しく分析した上で)」の3点を語ると、「なぜ御社でなければならないのか?」が伝わる、説得力のある志望動機になります。

この志望動機で使う「何をやりたいのか?」「なぜやりたいのか?」をしっかりと答えるためには、自己分析が必須なのです。

自己分析ツールを活用しよう

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2.何をやりたいのか?分析する

まず、「どんなことがやりたいのか?」「なぜやりたいのか?」という就活の軸を探します。詳しくはこちらの記事で触れたので解説しませんが、

  • 中学・高校・大学時代に打ち込んだことを、すべて箇条書きにしていく
  • それぞれの経験について「なぜ始めたのか?」「なぜ頑張れたのか?」「なぜ続けられたのか?」を分析する
  • それぞれの経験に共通して出てくる「頑張れた理由」「続けられた理由」に着目する
  • 複数の経験に共通する「頑張れた理由」から「自分はどんな時に燃えるのか?」頑張れるのか」を言語化していく
  • 「燃えること」を重視して仕事をするなら、どんな業界でどんな仕事が向いているのか?

これらを分析してきます。すると、「どんなことをやりたいのか?」「なぜそれをやりたいのか」という、志望動機の軸が見つかります。

マインドマッピングを使ってみる

マインドマップ

「マインドマップ」とは、イギリス人教育者のトニー・プザン(Tony Buzan)が考案した、頭の働きを活性化してくれるノート法です。

中心となる「セントラルイメージ」から放射状に「ブランチ(枝)」と呼ばれるたくさんの線を伸ばして、言葉を関連付けていきます。
この関連付けは、階層や分類にこだわる必要はなく、セントラルイメージから直接伸びている第一階層の「メイン・ブランチ」と第二階層目以降の「サブ・ブランチ」といったざっくりした分類で構いません。

ブレーンストーミングとの最大の違いは、関連付けがされているところです。
詳しくしようと思えば、どんどん外に向かってブランチを伸ばしていくことができます。また、複数のブランチを1本にまとめることも可能です。

たとえば上述の例ならば、セントラルイメージを「やりたい仕事」または「好きなこと」などとして、中学・高校・大学で打ち込んだことをメイン・ブランチとして、「なぜ始めたのか?」「なぜ頑張れたのか?」などをサブ・ブランチとして、そこから更に「頑張れた理由」「続けられた理由」などを延ばしていくのです。

このテクニックを使いながら、仕事でやりたいこと、企業でしたいことなどをその理由と共に分析して、新たな志望動機が見つけてみましょう。

自己分析が分からない人注目|目的ややり方について紹介

3.会社の事業内容・業務内容を分析する

志望企業の事業内容・業務を分析し、「具体的にどんな仕事をするのか?」を調べていきます。その仕事内容の中で、どのようにすれば「自分のやりたいこと」に取り組めるのか?を考えましょう。

たとえば、あなたの「やりたいこと」が「自分のアイデアを素早く実行し世に問える仕事がしたい」というものだったとします。志望企業はITベンチャー企業です。
やりたいことと志望企業が決まったら、「やりたいこと」と会社の一致点を探っていきます。具体的には、

自分の軸「新しいアイデアを実行し、世に問う」をこの会社の中で実行するとしたら、どんな仕事・業務をすればいいのだろう?

この会社が近年注力しているソーシャルアプリ事業なら、新規タイトル開発や、新規イベントの開発という形で「自分のアイデアを形にして世に問う」ことができるかもしれない!

このように、「自分のやりたいこと」と「会社の業務内容」をすりあわせて、その一致点を探します。「やりたいこと」と「会社の業務内容」の一致点が、志望動機で伝える「私は〜がやりたいから御社を志望します」というコアになるのです。

志望動機の例文

例文

私は常に「新しいアイデアを実行し、世に問う」というビジョンを持ち、実行してきました。
貴社は幅広い分野で活躍していて、近年、特にソーシャルアプリ事業では、売り上げを伸ばしています。

大学で学んだマーケティングの知識を活かし、貴社の「新規タイトル開発」または「新規イベントの開発」の事業に関わらせていただければ、私の「自分のアイデアを形にして世に問う」という夢がかなえられるのではと考え、貴社を志望致します。

自分の過去の経験を生かし、どのように貢献していきたいか具体的に書かれており、面接官に伝わりやすい志望動機でしょう。

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5.志望動機をつくる

最後に、これまで集めた情報をもとに志望動機を作成します。志望動機は以下の構成を意識して書くと、上手くまとまります。

  • 私が貴社を志望するのは、貴社で〜に取り組みたいからだ(目標・やりたいこと。出来るだけ具体的に)
  • なぜその目標に取り組みたいのかというと、〜といいう経験をしてきたからだ(目標の根拠)
  • その目標をかなえるには、〜業界が一番向いていると考えた(業界志望動機)
  • 業界の中でも御社は〜だ。〜という目標に取り組むには、貴社が一番だ(自分の目標と一致する会社の特徴を取り上げる)
  • だから、貴社を志望している(あらためて志望動機をまとめる)

この5点をしっかり押さえれば、「なぜ御社でなければならいのか?」が伝わる、説得力のある志望動機になります。他の学生が言う「会社褒めるだけ志望動機」よりも、企業への熱意が伝わるでしょう。

最初に紹介した志望動機もこの5点を意識して書かれています。

「何がやりたいのか?」「なぜやりたいのか?」「それをやるには御社しかない」この3点がしっかり答えられるように、自己分析を進めていきましょう。

自分と同じくらい会社のことも分析

志望動機を書くには。自己分析をしっかりしないといけないということはおわかりいただけたでしょう。
ただ、それだけでは不十分で、自分に関する分析と同じぐらい企業に関しても分析する必要があります。

就活中は、多数の企業に志望動機を提出する必要があるため、各企業の研究をしっかりするのになかなか時間が取れないかもしれません。

しかし、十分な企業研究をしないままでは、いくら志望動機を書いても、すぐに採用担当者には気づかれてしまいます。

「なぜその業界を志望したのか?」「なぜ同業他社ではなく、その企業でないとだめなのか?」「志望企業のどんなところが魅力的で、どんなふうに貢献できるのか」といった点について、しっかりと書けている志望動機は、オリジナリティーがあり、説得力があります。

OBやOGからの情報収集も有効

企業の公式サイトで企業研究するのは、手軽ではありますが、その他大勢と差をつけることは難しくなります。
そこで、可能であればOBやOGにコンタクトを取り、情報収集してみると、表向きに言われていることとは少し違う情報が手に入る可能性があります。

もちろん、質問は予め準備して、OBやOGに負担とならないような配慮も大切です。
OBやOGからの情報収集が、直接採用と結びつくとは限りませんが、他の学生とは違う情報源は、よい志望動機を作成する上ではやはり大切です。

志望動機が書けない時は、志望動機作成ツールを活用してみよう

ここまで志望動機を作成する方法を解説してきましたが、文章を考えるのが苦手で、上手く書ける自信がない人も多いはず

そんな時は、「志望動機ジェネレーター」を活用してみましょう。

志望動機ジェネレーターなら、簡単な質問に答えるだけで説得力のある志望動機が完成します。

志望動機作成ツールを活用して、人事を唸らせる志望動機を完成させましょう。

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