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「働きたくない」「ずっと学生のままがいい」
そんな風に思っているのは、安心してください。あなただけではありません。
賢者の就活では、就活の先輩87人を対象として、「就職したくないと思った経験」についてアンケートを取りました。
就職したくないと感じていた人は、学校卒業後、どのような進路を進んだのか、実際に働いてみてどのように思ったのかをアンケートにまとめています。
この記事を読むことで、就職したくない人もこれからどのように行動するべきか、少しだけ参考になります。
就職したくないと考える人は約80%

約80%の人は就職したくないと思ったことがある
大学院卒・大卒・短大卒・専門卒で2018卒~2022卒の新卒就活の経験がある方を対象にアンケートをとったところ、就職したくないと思ったことがあると約80%の人が回答しました。
就職したくない理由は「働きたくない」

「生活のため」に就職と回答した人が最も多い
就職したくない理由を聞いたところ、最も多い回答として挙げられたのが「働きたくない」ことと「就職活動が面倒」という回答です。
将来の不安や明確な理由があるわけではなく、今就職活動が面倒で、ざっくりと「働きたくない」と考えてる人が多いようです。
就職したい理由では「自立したい」が最も多い

就職したい理由1位は「早く働いて自立したい」
就職したい理由としては、「自立したい」と回答する人が最も多かったです。
具体的な理由としては、以下のような回答が集まりました。
- 正規雇用で働く方が給与や待遇が圧倒的に良かったため、早く就職してお金を稼ぎ自立したかった。
- 自分の趣味でもある分野での仕事だったため、働くことが楽しみでしかなかった。大学生活に満足しており心残りがなかったから。
- 就職して早く実家を出たかったので
- よい給料をもらう
- 経験を積みたい
- 卒業をしたら就職するのが当たり前だと思っていたから
- 早いうちに結婚をしたかった為、早く自立して社会人としての教養を身につけておきたかった為。
- 社会人になったほうが経験の幅がしっかりと広がると思ったので。
- 今まで会ったことのないような人と会うことができる。
- 一人だけでは出来ないような、より多くの経験を積んでみたいと思ったから。
- 私の生まれた家庭は決して裕福ではなくむしろ貧乏でした。そのため、よくお金で苦労した覚えがあります。その苦しみを知っているので早く解放されたかったこともあり就職したいと思っていました。
- 社会人になって手に職をつけ、自分で自分の生活費を全て払えるようになりたいからです。
- 自分で使えるお金をもっと増やし、自分でできることの幅を広げたかった
- 自分で使えるお金を増やし自分でできることの幅を広げたかった
- 働いて自立したかったから。
- 希望の会社で働けるから。
- 社会人になり、今までたくさん助けてくれた人に恩返しがしたかったから
- 一人親だったので早く恩返しがしたかったから
- 美容にお金をかけたい。その為にお金を沢山稼ぎたい。
新卒の初任給が高いところに就職すれば、大学生のバイト代と比較すると、10数万円以上の違いがあるでしょう。
社会にでて早くお金を稼ぎたいと考える人が、就職したいと考えるようです。
就職したくない人も結局は就職する人が多い

就職したくなくても実際には就職した人が大半
就職をしたくないと考えていた人も、学校を卒業するときは就職している人が大半でした。
就職したくなかったけれど、就職した理由としては、生活のためだと回答する人が最も多い結果でした。
周囲に影響されて就職した人は5分の1以下と少なく、大半の人が自分の考えから就職を選んでいることが分かります。
就活がつらい理由とは?現状を変える取るべき行動を紹介
就職しない人はフリーターや留学を選択している
就職を選択しなかった人に、就職後なにをするのか質問したところ、以下の回答がありました。
- 留学
- 大学院への進学
- フリーター
- フリーランス
- 特に決まっていない
- 別の大学または専門学校に入学
- 起業
- 主婦
フリーターや留学の他に、卒業後にすぐに家庭に入る人もいれば、起業をする人など様々です。
就職浪人生のリアルな就活事情|把握しておきたい困難ポイントも解説
就職したくない人が就職してみると意外と社会に馴染めたとポジティブ意見も多い
就職したくない人に、実際に就職してみてどのように感じたか質問したところ、「意外と社会人にやりがいを感じている」「周りの先輩も優しいので頑張って働こうと思えた」「お金が増えて私生活が充実した」など、社会に出る前に感じていた不安がなくなり、働くことに対してポジティブな考えが約半数集まりました。
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(ポジティブ意見)
- 実際働いてみると意外と頑張って社会人をやることができた。
- 歴史専攻なのに「何となく」受けたIT企業から内定がでてしまうし、博士で入ったので学部卒の子より5歳も年上だから、仕事も分からないし人間関係もやりにくいと思っていた。それに入社すると自由時間がなくて、やりたい勉強も全然できないと思っていた。実際は、研修がしっかりしていたのですぐプログラムが書けるようになったし、定時で帰れたので趣味もできた。確かに新卒でアラサーなのは驚かれたが、大学院時代に敬語や基本的マナーは身に着けていたので却って重宝がられた。
- 実際に働いてみると意外とそこでやりがいを出て頑張れた。
- 自分がきちんと働けるか不安でしたが、きちんと職場に馴染めてよかったです。
- 何がしたいのか分からなくて、考えても答えがでなくてやる意味があるのか不思議だった。
- 実際働いてお金が一気にもらえるのは嬉しいし、負けたくないと思う気持ちが芽生えてきた
バイトもイヤイヤしていて基本仕事をしたくなかったので就職が憂鬱でした。けれど内定が出たので働きました。その後希望をしていたわけではありませんでしたが部署移動によって仕事が楽しくなり、スキルも身につけることができてよかったです。 - 社会人の人間関係が1番心配だったのですが、内定をいただいた会社に就職してみると、周りの先輩方はとても気遣ってくださる方が多くて、段々と不安な気持ちがなくなってきて、頑張って働こうという気持ちになりました。
- 就職してお給料がしっかり入るようになったので、経済的に自立もできたし、自分自身にかけられるお金が増えて私生活が充実した。
- 将来、自分で英語教室を開くのが夢なのですが、大学を卒業しただけではその夢はかなわないと思って教材を作る会社に就職しました。確かに本当に自分がやりたかった職業ではないのですが、毎日勉強になることが多いので、今はそれなりに満足しています。
- 人と話すことが苦手なため就職活動(特に面接)が辛くて就職したくないと思っていたが、面接に行ってみると(売り手市場もあったが)なんとなかった。働いてみると定期的にしっかりお金がもらえ、貧乏学生で時間も金もない状況から両方それなりに余裕のある生活になった。
上記のようなポジティブな意見が集まる一方で、やっぱり働いてみたけれど「自由な時間がない」「やりたい仕事ではないのでこのまま働くのは疑問」「人間関係がうまくいかないので辞めたい」などどうしても今の働き方が合わないと感じている人もいます。
大学生時代と比べると、拘束時間は長くなりますし、就職活動をしたくない人がしょうがなく入社した会社であれば、やりたい仕事ではないと感じることも多いでしょう。
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(ネガティブ意見)
- 毎日が単調になって面白さがなく、学業のように自由が利かなくなった。
- アパレルの販売の仕事をしました。割と忙しくて給料が低くて大学時代よりも自由が効かなくなってすごく嫌でした。お金も割と大学よりもなくてすごく困ってました。
- 学生のように自由な時間がないと思ったが、実際その通りだ
- 直ぐに退職しないか不安でした。
- フリーターでバイトしながらたくさん旅行をしたかった。
- なんだかんだ上手くやれると思っていましたが、身体も精神も弱いためすぐに辞めたくなって辞めてしまいました。
- 時間に自由がなく、毎日がつまらない。平日はなにもできなくなる。
- 就職した会社がブラックで、すぐに精神病になった。
- 大学も卒業こそしたが、あまり真面目に通っておらず、就職するのも周りがしていくからしていただけで、やはり自分はどこかに正社員としてずっと属するのは向いていないことがわかった。1年半働いて辞めた後、フリーターになったが収入は減れど、気持ちはとても楽になった。
- 来年の4月から社会人になります。男性ばかりの職場に行くので女性がいるか心配と不安で就職したくないです。
- 今まで学生という甘い生活をしていたので、社会の厳しさを知った
- 週5で毎日8時間以上拘束されるのはきついと感じる。また自分のやりたい職種ではないのにずっとこのままでいいのかと疑問に感じる。
- 集団で仕事をするのが苦手なので、それが負担にかんじています。将来は、柔軟な働き方ができるフリーランスを目指しています。
- 学生と違って自由な時間が少なく、やりたい仕事が特になかったので苦痛でしかない。
- 上司とうまくいかないのでやめたい。
「就職したくない」学生へ!お金と人との出会いは社会人になって豊かになる!
就職したくない学生に対して、就職した先輩からアドバイスをもらいました。
- 正規雇用は何かと優遇されます。慣れてしまえばアルバイトよりも余程楽です。仕事が合わなければ辞めればいい話!一先ず就職してみるべし!
- 人生の夏休みである学生生活が終わることに絶望する人もいるかもしれませんが、案外社会人になっても遊べます。金銭的余裕が生まれ行動範囲が広がります。ぜひ社会人への夢を持ってください。
- 就職すると良くも悪くも自由が増えます。それをどう捉えるかは自分次第ですが、せっかく就職するなら前向きに就活しましょう。
- 新卒の時期を逃してしまうと日本の今の社会では就職しづらくなってしまいます。新卒の今がチャンスです。
- 収入がしっかりと安定するので就職したほうが良いと思います。
- 実際に社会人になって新しい出会いが増えとても楽しいです。
- 就職しなくても生きていけるけれど、特にやりたいこともなく漠然と「就職したくない」と考えているだけならば、就職してみて損はないと思う。仮に合わなかったら、転職や起業あるいは進学など何でもできると思う。
- 人間、いつかは社会に出なければいけなくなります。それが大人になるということだと私は思うのでポジティブな気持ちでやっていきましょう!
- 就職してしまえばお金が入り、人生どうにかなるはずです。
- 結局は努力するしかない。辛いのは今だけなので頑張ってください
- いずれは働くのだから困難なことは若い時から経験しておいた方が良い。
- 働きたいと思える会社に出会うこと。
- 学生時代は確かに楽しいですが、働いて学べることも多いと思います
- 就職して独り立ちをしたら好きなことができるので学生時代より楽しいことも増えると思います
- 社会人の先輩に話を聞くと、意外と仕事は楽しいと言う人は多い。なのであまり不安に感じずに楽しんでみる心がけが大事だと思います。
働くことが嫌な人は、社会に出たからこその金銭的余裕や、広い人間関係ができることもあるというメリットを考えてみてください。
就職活動が面倒だと思う人は、1年後2年後の既卒枠よりも、新卒の今が就職しやすい状況であることを忘れてはいけません。
インターンシップの探し方|おすすめサイト付きで解説
8割の就職したくない人も就職してみるとやりがいを感じている人は半数以上
就活の先輩の就職したくないと感じた経験や現状のアンケートを紹介しました。
就活経験者の多くは1度は「就職したくない」と感じたことがあると分かりました。
しかし、就職したくないと感じていた人も、生活のためや奨学金返済のために就職している人が大半です。就職してみると、仕事のやりがいを感じている人や、金銭的余裕ができて私生活が充実したといった、就職して良かったととれる意見が多く集まりました。
就職したくない理由が、就活中のいまの気だるさや将来の不安から来ている人は、社会人になってからの楽しみを考えて就活してみてください。
調査概要
- 調査期間:2021年6月18日~2021年6月21日
- 回 答 者:クラウドワーカー
- 回答者数:87名

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