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PwCへの入社を希望している就活生は、選考対策としてインターンシップへの参加が必須であることをご存じでしょうか?
PwCはクライアントのの経営課題の解決に取り組むコンサルティング企業です。
就職を希望する人の多さや、企業の業務内容の難易度は高く、就職も困難な企業のうちのひとつです。
この記事ではPwCへ興味を持つ就活生のために、入社にはインターンシップが必須とされている理由や、そんなインターンシップの内容を解説します。
この記事を読むことで、PwCのインターンシップへ参加するべきか参加しないか検討できるでしょう。
PwCの会社概要
基本情報
PwC、通称プライスウォーターハウスクーパース(Price waterhouse Coopers)は1849年に設立された企業で、ロンドンを本拠地とし、世界155ヵ国に740以上もの拠点を有しています。
また、コンサルティング業界で「Big4」と呼ばれる世界4大会計事務所、コンサルティングファームのひとつに数えられます。
PwCは「社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する」ことを自らのPurpose(存在意義)として定めており、会計監査やコンサルティングといった業務を手掛けています。
PwCグループには多数の企業がありますが、とりあえずは日本国内のグループ企業を統括するPwC Japan合同会社の基本情報を確認しておきましょう。
代表者:代表執行役 木村 浩一郎
資本金:1,000万円
所在地:東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビルディング
企業研究
PwCが「さまざまなプロフェッショナルサービス」と呼ぶその業務内容は多岐に渡ります。会計監査、ディールアドバイザリー、コンサルティング、税務、法務サービスといった「社会や企業の信頼を守り、サポートする業務」を総合的に手掛けています。
ひと口に「コンサルティング」といってもその手法や対象もさまざまで、顧客を分析した戦略やオペレーションの分析、ITを活用した業務改革、先端のデジタル技術の導入やリスクの予防・改善などもおこなっています。
会計監査やコンサルティングの対象となる業種もさまざまで、重工業や建設業、金融サービス業、運輸業、人材サービス業、官公庁、医療関係など、多岐に渡ります。
グループ内には税理士法人や弁護士法人などもあり、より専門性と質の高い人材が揃っているといえます。
PwCのインターン内容
2021年に開催されるインターンの情報はマイページ登録者しか閲覧できないため、参考に過去に開催されたインターンを紹介します。
Strategy& サマー(オータム)インターンシップ
開催時期:2020年8月23日~25日、9月6日~8日、11月8日~10日
実施日数:2~3日
このインターンシップでは、Strategy(戦略)の名の示す通り、戦略コンサルティングの面白さや本質に触れるために、実際の経営課題に関連したテーマを題材としています。
具体的な市場・競争環境を分析するなどして、より現場のコンサルティングに近い体験ができます。
企業に所属するコンサルタントとのディスカッションの機会もあり、非常に有意義な内容といえます。また、参加者のうち優秀者は、本選考に優先的に案内される場合もあるようです。
ITソリューションコンサルタント 2day Summer Internship
実施日数:2日間
実施場所:東京
現場の最前線で活躍するコンサルタントと共に、実際のコンサルティング業務を体験できる2日間のプログラムです。
単に説明を聞いたり議論をしたりするだけでなく、実際のITソリューションに触れる機会があり、コンサルタントによる個別フィードバックもおこなわれます。
PwCではクラウドの導入やITの活用など、先端のテクノロジーを取り入れたコンサルティングもおこないます。
そのために、テクノロジー活用の専門チームとして、IT技術に関するプロフェッショナルを多く擁しています。そういった最前線のコンサルタントとの議論やフィードバックを得られる機会は、貴重といえるでしょう。
PwC’s Analytics Hackathon
開催時期:2020年10月3日
実施日数:1日(ワンデー仕事体験)
開催地域:WEB
開催時期:2020年12月5日
実施日数:1日(ワンデー仕事体験)
インターン参加者である学生とPwCの若手コンサルタントでチームをつくり、課題解決のために最適なデータ分析手法などを考えていきます。
実際に検討した手法を用いてデータ分析をおこなうため、よりリアルな体験ができます。
そうして得られた結果から企業や組織が抱える課題の解決策を検討し、発表をおこなうといったプログラムです。
コンサルティングの実践だけでなく、コンサルタントとの懇親会もおこなわれます。
データ分析を用いた研究に興味がある人や、テクノロジーをビジネスに活用したいと考えている人などは参加を考えてみるといいでしょう。
PwC’s Cyber Security 2 days Workshop
開催時期:Day1:2020年10月19日(月)~10月23日(金)いずれか1日
Day2:2020年10月24日(土)
実施日数:2日
開催地域:WEB
開催時期:Day1:2020年12月14日(月)~12月18日(金)いずれか1日
Day2:2020年12月19日(土)
実施日数:2日
このインターンシップは、サイバー攻撃やセキュリティの仕組みを学習する内容になっています。
1日目は、サイバー攻撃を疑似体験する対戦型ゲームを用いて、サイバーセキュリティの重要性について学ぶだけでなく、体感します。
2日目はチームに分かれて、実際の仕事内容を再現したコンサルティングワークをおこないます。現役のコンサルタントから個別にフィードバックをして貰えるだけでなく、その後の懇親会でより砕けた話しをすることもできるようになっています。
PwC’s Digital Technology Program
開催時期:2020年9月12日、11月14日
実施日数:1日(ワンデー仕事体験)
開催地域:WEB
開催時期:1月16日
実施日数:1日(ワンデー仕事体験)
このインターンシップではチームでコンサルティングのワークをします。
市場の調査や競合の分析から、具体的な解決策の構想まで、ビジネスとテクノロジーの両面を必要とする「テクノロジーコンサルタント」を体験するプログラムです。
ワークの後には現役のコンサルタントからのフィードバックがなされ、その後はよりフランクに話せる懇親会などもあります。
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PwCのインターンはこんな人におすすめ
コンサルティング業務の詳細を知り入社イメージをつくりたい人
コンサルティング業務と言われても、その具体的な内容や詳細に関してはぼんやりとしかイメージでしかわからない人も多いのではないでしょうか。
PwCのインターンシップでは、実際の経営課題に関連したテーマをもとに、より実践的な戦略コンサルティングやITソリューションなどを体験することができます。
実際のコンサルティング業務をワークとして体験するコースだけでなく、サイバー攻撃やセキュリティの重要性を体感できる専門的なコースもあります。
また、最後には現役のコンサルタントからフィードバックを貰こともできます。
そのため、コンサルティングに興味があって体験したい、コンサルティング業務の内容を詳しく知りたい、という人にはおすすめのインターンといえます。
企業や社員の雰囲気を知りたい人
企業や社員の雰囲気を知るためには、実際に企業で働いている人に会って話を聞くのが一番です。インターンは実際に企業の社員と話をする絶好の機会です。
また、多くの場合、インターンは企業の本社ビルや支社、支店などでおこなわれるため、社内の雰囲気を知る機会にもなります。
ただし、最近では会社説明会や面接だけでなく、インターンもオンライン開催という形をとることもあるため、事前に確認をしておく必要はあります。
例年通りのインターンであれば、実際に働くPwCコンサルタントとのディスカッションもおこなわれます。
そのため、より実践的な戦略コンサルティングを体験するだけでなく、実際にPwCで働く社員から生の声を聞くことができるでしょう。
インターンの参加者の約半数が本選のスカウトを受けている⁉
少し古い書籍ですが、2013年7月に発行された『超難関インターン完全攻略本-最速内定への方程式-』Hatch著にはPWCのインターンシップは本選への直結度が高いと記載されています。
半数以上の人が、インターンシップ参加後に本選に入っており、エントリーシートの記載や面接選考を受けているとのことです。
また、選考やインターンのリアルな情報が分かる就活口コミサイト就活会議にも
「インターンへの参加が本選考に有利になると思いましたか?」の問いに対し、
「インターンシップ参加者は全員ESが免除になりグループディスカッションからの参加が確約されたから。実際にこのコース出身の方ともお話できるので面接の際の参考にできると思う。」(引用 19卒早稲田学生)
「選考直結型のインターンであることは事前に通告ずみだったので,有利に働くと思われます.しっかり班の中で役割を果たせれば,本選考に進む可能性は十分にあると個人的に思います.」(引用 21卒陶業大学大学院)
とも述べています。
このことからも、PwCのインターンシップは本選との直結度が高いと考えられます。
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PwCのインターン選考フロー
PwCのインターン選考フローには、一般的な企業のインターン選考フローとは異なる点もあります。
一般的にはインターンの前には履歴書やES(エントリーシート)の提出と面接がおこなわれることが多いです。しかし、PwCでは事前にWEBテストやグループディスカッションなども行われるようです。選考フローについて、詳しく解説していきます。
インターンに応募したら、まずはESを提出します。その後、WEBテストによる適性診断がおこなわれ、それも通過したら次はグループディスカッション、そして最後に面接という流れになります。
とはいえ、これはあくまでも一例です。実施する年や担当者によってやり方が変わることもあるため、この選考フローはあくまでも参考程度に留めておきましょう。
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PwCのインターン選考対策
ES
ESでは志望動機や自己PRなど、自分の経験や考えに基づく内容を書くことがほとんどです。ESの提出を求める最たる理由が「応募者のことを知るため」ですので当然といえば当然でしょう。
そのES対策としては、とにかく自分の考えの掘り下げをすることです。
「なぜこのインターンシップへの参加を志望したのか」「なぜPwCを選んだのか」「何が自分の強みなのか」など、時間をかけて洗い出します。
この掘り下げが不十分だと、最後の面接で突っ込んだ質問に答えられなかったり、そもそも志望動機などが薄っぺらすぎて選考に進めなくなったりしてしまいます。
また「学生時代に力を入れたこと」といった問いもあるため、資格の勉強やアルバイト、部活動、ボランティア活動など、興味のあることにチャレンジしておくのもおすすめです。
PwCインターンシップへの参加志望理由
私が御社のインターンシップへの参加を志望した理由は、外資系コンサルティング企業の中でも特に多くの業界とのパイプを持ち、影響力が強いと感じたからです。
現在、日本では人口の首都圏への一極集中が問題となっています。これを解決するためには、地方での雇用を増やす必要があります。そのためには、より多くの業界、業種に働きかけて各工場や拠点を地方に移していくべきだと考えられます。
御社のように多くの業界とのパイプを持つコンサルティング企業であれば、それが叶えられると考えました。そのため、私は御社への入社を念頭に置き、インターンシップへの参加を志望いたしました。
「なぜその業界なのか」「なぜその企業なのか」の2点を明確にすることで、より説得力のある志望動機になります。社風や実績など、その企業にしかないポイントを挙げてアピールをしましょう。
大学生活で学業以外に力を入れていること
私はボランティア活動に力を入れています。
公園や道路の清掃をしたり、養護施設などを訪れて交流をしたりすることで、これまでの人生では接することのなかった人たちと出会い、話をすることができました。
それにより、公園で遊ぶ子供やその母親の視点、身体の不自由な人やご老人の視点など、自分以外の誰かの視点からも物事を見ることができるようになりました。
今後は近隣の老人ホームなどへの定期的な訪問や、長期休みを利用した被災地支援などもしていきたいと考えています。
この例文では「ボランティア活動をしている」というだけでなく「活動を通して多角的な視点をもてるようになった」という学びにも触れられています。何をして、そこから何を学び、今後はどうしたいか、まで述べられるようにしておきましょう。
自己PR
私の強みは聞く力です。アルバイト先の飲食店では、調理担当と接客担当が分かれており、それぞれが自分の仕事の都合を主張して料理の受け渡しなどの連携がスムーズにいかないことがありました。
そこで、店長に相談した上で私が双方から聞き取りをおこない、お互いにとって譲れない点や相手側に改善してほしい点、連携すべき点などを洗い出しました。その内容を整理してノートにまとめ、そのノートを今後連絡ノートとして活用することにしたのです。その結果、連携がスムーズにいくようになり、売り上げが10%増加しました。
「コミュニケーション能力」や「リーダーシップ」のような抽象的な言葉では具体性に欠けることがあります。「聞く力」「話す力」「人を鼓舞する力」のように、より具体的な言葉を使うようにしましょう。また、可能であれば「10%」「3倍」「20人」のように数字を使って成果を示すと、より具体性が増します。
WEBテストは一般的な言語と係数テスト
2020年卒の学生を対象としたインターン選考時のWEBテストは「玉手箱」で、主な内容は言語と計数のテスト、そして性格や思考を診断するパーソナリティ検査が課されたようです。
所要時間はおおよそ1時間半ほどと一般的な大学の講義と同程度の時間なので、集中が切れることもあまりないでしょう。
WEBテストのボーダーは外資系コンサルティング企業としてはそこまで高くはないようですが、だからといって油断は禁物です。
そもそも外資系企業やコンサルティング企業は学生に求めるレベルが高いことが多く、決して「ボーダーが低い」というわけではないのです。
事前に玉手箱などの対策問題を解いてみて、その出題形式や問題のレベルに慣れておくようにしましょう。
グループディスカッション
グループディスカッションでは主に「主体性」と「協調性」が重視されています。
一見、相反すると思われるこの二つですが、どちらも社会人にとって、特にコンサルティング業務においては欠かせない要素です。
自分の意見を発信する主体性と、チームで取り組むための協調性、このバランスがPwCの求めるものとズレていると、議論がスムーズに進まなかったり、チーム内で衝突が多発してしまったりします。
グループディスカッションでは自分の意見をちゃんと出しつつ、他のメンバーにも発言を促すといった協調性も示せるようにしましょう。このバランス感覚は社会人にとっても難しいものなので、日頃から友人や家族と会話をするときにも意識して、少しずつでも練習をしてみましょう。
PwCのインターンシップは本選に大きく影響するので担当者とコミュニケーションをとり自己PRを充実させる
PwCのインターンシップは、他の企業に比べて本選考への影響が大きいのがその特徴のひとつです。
このことから、インターンシップへ参加することだけでなく、参加中の振る舞いや実績は本選考に大きく影響すると考えてよいでしょう。
また、インターンシップのメインプログラムの後にはPwCの社員であるコンサルタントからの個別フィードバックや、よりフランクに話せる場として懇親会がおこなわれることが多いです。
そういった機会を活用して、担当者と積極的にコミュニケーションをとり、自己PRを充実させるようにしましょう。

3年生のうちからできる就活対策って何か知ってますか?
それは、インターンシップです。
インターンは企業の実業務を体験して企業理解を深められるだけでなく、インターンで得た経験やビジネススキルを就活でのアピールポイントにすることもできるのです。
また、インターンで社員さんに仕事ぶりや顔を覚えて貰えることもあり、志望度の高さをアピールするにはもってこいの機会でしょう。
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