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「グループディスカッション(GD)で司会をやると有利」「グループディスカッションでの司会は不利だからやめた方がいい」など、就活をはじめると先輩からグループディスカッションの役割について話しを聞く人もいるでしょう。
グループディスカッションにおいて、司会は有利なのでしょうか。また、他には、どんな役割が有利なのか、考えていきましょう。
グループディスカッションで司会をやりたがる人は少ない
就活でのグループディスカッションにおいて、司会をやりたがる人は少ないものです。
グループディスカッションで司会と発表をやらされるという不運。
— ムータ@考えるのも大事でした (@Van4192) February 17, 2020
今日さ、同じグループの奴らがさ、ぼく含めみんな陰キャでさ、グループディスカッションの司会ジャンケンで決めよとか言うからさ、見てる人たちみんな笑ってるし流石にまずいと思ってガラでもないのに司会立候補したら案の定グダグダよ
クソつまんねぇよ馬鹿が
まだ恥ずかしくてマジで寝れん— かめつた (@marbrrrr) February 10, 2020
企業での選考活動が開始されると、インターネットではこういった声もあがっています。
それほどにグループディスカッションにおける司会は、率先してやりたがる人が少ない役割になっています。
司会は、グループディスカッションの数ある役割の中でもリーダー的ポジションであり、時間配分も考慮しながらグループディスカッションをまとめることが期待される立場であるため、他の役割より難易度が高いように感じてしまうからでしょう。
グループディスカッションの役割
グループディスカッションの役割には、主に司会、タイムキーパー、書記の3つがあります。
グループにおけるリーダー的役割を果たします。時間配分をかんがえながら、ディスカッションのゴールへメンバー全員でたどり着けるように配慮する役割です。
・タイムキーパー
時間の管理を務める役割です。ただ時間をカウントすればいいだけでなく、ディスカッションの状況を見てメンバーへ適切に時間をリマインドします。
・書記
ディスカッションで話し合われる意見や話の道筋を書き起こす役割です。
ディスカッションが脱線してしまうことや、話し合った内容を全員が忘れてしまうことを防ぐために、話の流れを書き留めます。
いずれかの役割を担わないと減点をされるというわけではありませんので、無理にこれらの役割を引き受ける必要はありませんが、自分が適していると判断できる役割があれば率先して引き受けてみましょう。
司会には相手が伝えたい真髄に気付く力と整理して話す力が必要
司会はディスカッションの進行をしつつ、話が脱線してしまわないように相手の意見の真髄を聞き分け、論点を整理して話す必要があります。
グループディスカッションでは複数の就活生が意見を出し合う場であるため、与えられたテーマを常に意識していないといつの間にか話が脱線してしまい、時間内に結論が出せないということが起こりがちです。
司会はそうした事態を防ぐために、テーマを常に意識する必要があります。
さらにメンバーから出た意見が意味するところ(真髄)を見極め、グループディスカッションのテーマから逸れないように論点を整理する必要があるため、司会は他の役割に比べて難易度が高い役割です。
しかし司会をうまく務めることができれば採用担当者にポジティブな印象を与えることができるため、自分が司会に適していると思う方は挑戦する価値があります。
あなたにぴったりな役割はどれ?
グループディスカッションは、役割決めで自分の力を発揮できるかどうかが左右されます。グループディスカッションの進め方や役割を把握するためにおすすめなのが「グループディスカッション完全対策」です。
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良い司会、悪い司会の違い
たとえば、グループの間で意見の対立が起きた時、
「両グループの間で対立する点や同意している点を洗い出し、対立している論点についてに絞って議論をすすめていきませんか?」
のように、議論を生産的な方向に進める発言を司会は評価されるでしょう。
一方で、意見の対立が起きているのに「じゃあ、多数決で決めましょうか」と議論を放棄する司会は評価に値しません。
司会をする場合は、以下の点を実行しましょう。
- 議論を本格的に始める前に、議論のスケジュールを組む
- 相手の発言を傾聴し、適宜要約する
- 出されたアイデアを、グループ化して、上手くまとめる
- 対立している論点を明示し、チームでの統一意見を出すためにどこを議論するべきか指摘する
司会はまずグループディスカッションの時間割から決める
司会はまず、グループディスカッションの時間割から決めると進行が楽になります。
たとえばグループディスカッションの時間が30分の場合、5分でテーマの定義を確認し、15分で意見を出し合い、10分で結論を整えるといった時間配分ができます。
あらかじめ時間割を決めておくことで、その後の時間の確認はタイムキーパーに任せることができるだけでなく、メンバー全員が時間を意識できるようになるため、司会としての進行を楽にすることが可能になるのです。
グループディスカッションの制限時間によって柔軟に時間割を決められるように、「15分の場合」「30分の場合」「45分の場合」「1時間の場合」の時間割をあらかじめ考えておくとさらに良いです。
そうすることで、時間制限のグループディスカッションに対応できるようになります。
配分次第では結論を出すことができない場合も
グループディスカッションにおいて司会は時間割をあらかじめ決めておくと、進行がやりやすくなりますが、時間配分を誤ってしまうと結論が出せないまま制限時間がきてしまう場合もあります。
多くの意見が集まるグループディスカッションでは、結論を一つに絞ることは安易ではありません。
もし多くの意見を一つの結論へ集約することに慣れていない場合には、結論を出すための時間に余裕をもちましょう。
結論を出すための時間を多めにとれば時間にも気持ちにも余裕ができるため、焦らずに最後までやり切ることができます。
たとえば45分間のグループディスカッションであれば、10分でテーマの定義を確認、20分で意見の出し合い、15分で結論を整えるといった時間配分などを先に決めておく必要があります。
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