グループディスカッション「困った人」の対処法

グループディスカッションの困った人の対策

本コンテンツは独自に制作していますが、一部にサービス提供企業等から広告料および送客手数料を受領しているPR情報が含まれています。

グループディスカッションをしていると、困った人というものに出会います。彼らは人の意見を聞かず、否定し、論点をわきまえずズレたことをいい、その割にリーダーシップを発揮しようとします。

しかし、グループディスカッションでチームを組むメンバーは選ぶことができません。第一志望のグループディスカッション選考で、おかしな奴がいたせいで落ちた・・・では笑えないのですね。

どんな困った人とでも折り合いをつけ、生産性の高い議論をすることがあなたの役目です。では、どうすれば?就活のグループディスカッションに頻出する困った人とその対処法を解説します。

グループディスカッションとは

多くの企業が採用している「グループディスカッション」。就活生ならば一度は経験したことがある人がほとんどではないでしょうか。

グループディスカッションは複数人のグループに分かれ、提示されたテーマについて議論し答えを出すというものです。グループの人数は2~5人程度となる場合が大半で、多くとも10人前後でしょう。
初対面の人同士で組んだグループで、制限時間内に結論をまとめることが求められます。

与えられるテーマは、「良い企業とは?」という抽象的な議題に対して自由に討論するものや、「残業時間を減らすためには?」という課題の解決策を考えるもの等、企業によって様々です。

グループディスカッションは複数人の選考を同時に行えます。
さらに、企業で働く上で重要なチームプレイの適性を評価できます。このように企業側にとってメリットが大きい選考方式となるため、多くの企業に好まれるのです。

グループディスカッションで対応に困った人の特徴

グループディスカッションにおけるチームの人選は基本的にランダムです。

そのため、グループの和を乱すような人と同じチームになることもありえます。
だからと言って、成否を運任せにするのは良くありません。

グループディスカッションでは、どの様な人と同じチームになろうとも、スムーズに議論を進行して結論をまとめる力が必要になります。
難しい状況下でも上手に進行することができれば、あなたは高い評価を得られるでしょう。

採用担当はあなたの頑張りをしっかりと見ておいてくれます。
対処法をしっかりとマスターして、チームメンバーに左右されない対応力を身につけましょう。

imasia_15025085_S-1

地蔵さん

これは比較的やりやすいタイプです。要するに、ほとんど喋らない、意見を言わない、というタイプ。これはどう対処するか?「○○さんはどう考えますか」と適度に配慮をすればいいでしょう。きちんと意見を聞いておけば「全員の意見を聞いている」という体をつくることができるからです。

適度に発言を促してあげましょう。

あなたにぴったりな役割はどれ?

グループディスカッションは、役割決めで自分の力を発揮できるかどうかが左右されます。グループディスカッションの進め方や役割を把握するためにおすすめなのが「グループディスカッション完全対策」です。

こちらの資料では、YES・NO診断で自分にぴったりな役割が診断できます。「アイディアマン」「司会」「書記」「タイムキーパー」の内、あなたはどのタイプでしょうか?無料でダウンロードできるので、ぜひ試してみましょう。

空中浮遊さん

議論についていけていないタイプです。議論がどんな方向に向かっているか、何を議論しているかどうかつかめていないので、見当外れな意見を言ってチームを混乱させます。

このタイプは、ひとまず意見を受け止めてから、「今何を議論しているか」を確認させることです。

たとえば「なるほど、そういう意見ですか。では、「A(今議論していること)」という点についての意見はありませんか?」と暗に、今何を議論しているのか?ということをほのめかします。
大抵はここで、自分のズレを認識できるはずです。それでも収まらないなら「今は、Aについて議論しているので、その点についての意見をお願いします」と優しく制しましょう。

否定野郎Aチームさん

これは「触れるもの皆傷つける」とばかりに、皆の意見を否定し、ダメだしばかりしていくタイプです。もちろん、正当性がある場合もあります。が、アイディア出しのフェーズで、これをやられると議論が硬直化するだけです。また、発言しにくい空間になりがちです。

このタイプは「なるほど。では、代案をお願いします。どうすればよいでしょうか?」と聞くことで生産的な方向に向かわせられます。

また、最初にルールを提示するのも有効です。「ブレインストーミングの時は批判禁止。自由に意見を出し合い、まとめの段階で削って行きましょう」といえば、非生産的な批判はしにくいものです。

固執さん

かなり厄介なのがこのタイプです。このタイプは、自分が一度出したアイディアにいつまでも固執する傾向があります。他人がもっと良いアイデアを出していても、いつまでも自分の主張の優位性を繰り返すばかりです。高学歴の学生の中にもこのタイプは少ならからずいます。自分の意見を否定されると、意固地になり、攻撃的になることもしばしば。

彼らには、「なるほど」と意見を受け止めることです。次に、相手に必要な論点を認識させ、相手に間違いを認識させます。「Aさんはコスト意識が大切だという点に同意とおっしゃいました。で、現時点のプランでコストパフォーマンスに優れた案はなんでしょうか」と伝える。

相手自身に、「自分の案より優れた案がある」ことを気づかせます。

無能な司会さん

司会をする能力がないのに、リーダぶり仕切りだすタイプです。この中で最も厄介なのがこのタイプでしょう。議論は非生産的な方向に進んでいきます。
対策方法は簡単です。革命を起こす事。つまり、相手の役割を奪ってしまうことです。

リーダーというのは単なる名称であり、実ではありません。だから、あなたが実を奪ってしまう。

つまり「その発言は〜ということですね」「Aという意見とCという意見には共通する部分が多いため、同じグループにまとめていきませんか」のように司会として振る舞いましょう。あなたが無能な司会でないならば、他のメンバーもあなたに向けて話しだし、無能なリーダを実質的に無力化することができます。

無能な人に司会をさせると、議論が非生産的になります。早めに玉座を奪還しましょう。

「困った人がいたから失敗した」は通用しない

よく就活生から聞く愚痴に「議論を滅茶苦茶にする人がいたせいで、上手くいかなかった」というものがあります。しかし、キツイ言い方をすれば、それは言い訳に過ぎません。

グループディスカッションとは、その場のメンバーで最大限の成果をあげることが求められる選考です。ダメな人がいるなら、ダメな人がいる中で成果を最大化することが求められます。たとえば、論点を意識せずに発言する人を優しく制することができれば、あなたの評価だけは上がるでしょう。

仕事をするようになると、働く相手は選べません。与えられた状況の中で、成果を出すのが、出来る人の条件です。

どんなタフな条件下でも、成果を出せる人になって下さい。

人事が見ているポイント

グループディスカッションでは、採用担当は結論を出すまでのプロセスを見ています。
結論の内容は全く意味がないというわけではありませんが、答えが合否に直結することは少ないと考えて良いでしょう。

ディスカッションの中で評価されるポイントは、主に「積極性」「協調性」「コミュニケーション力」「論理的思考力」「発想力」になります。
いずれも企業に入ってチームで仕事することになると必要な能力です。

この中でも特に「積極性」「協調性」「コミュニケーション力」の3要素が重要になります。
周りの意見をしっかりと聞き入れながら、受け身にならずに意欲的に発言するようにしましょう。

グループディスカッションでのポジション別の対応方法

グループディスカッションでは、短い時間の中でグループ内の意見をまとめる必要があるため、役割分担がとても重要です。
議論を開始する前に各人の役割を明確にして、スムーズな進行を心掛けましょう。

グループディスカッションの主要な役割には、「司会」「書記」「タイムキーパー」「監視者(オブザーバー)」があります。

基本的には立候補制になるので、自分の得意な役割を担当するようにしましょう。しかし、やりたい人が誰もいない場合もあります。
そのような場合は積極的に引き受けることも大切なので、どのポジションになってもしっかりとこなせるようにしておきましょう。

司会(200〜300文字)

司会はチームの意見を引き出して議論を活発化させるのが仕事です。最も目立つ役割である分、伴う責任も大きくなります。
司会を務める上で意識するポイントは次の2つです。

  1. メンバーから上手に意見を引き出す。
  2. メンバーの意見を整理しながら進行する。

仕切り役だからと言って、強引に議論を進めたり、無理やり結論を出したりしてはいけません。
司会はチームを支配する立場ではなく、あくまでチームをまとめる脇役的な立場です。

チームメンバーへの気配りを大切にして、チーム全体を巻き込んだグループディスカッションを意識しましょう。

書記(200〜300文字)

書記の役割はメンバーの意見を記録することです。単純な仕事のようですが、議論が白熱すればするほど負担も大きくなります。
注意するポイントは次の4つです。

  1. 些細な意見も取りこぼさない。
  2. 要点のみを記録して、意見を分かりやすく整理しておく。
  3. 丁寧な見やすい字で書く。
  4. 自分の意見も積極的に発言する。

書記の記録が適当だとチーム全体に迷惑をかけてしまいます。
議論の流れをしっかりと把握して、きれいな字で分かりやすくまとめることを意識しましょう。

メモに集中するあまり、自身の発言を疎かにしてしまわないように注意も必要です。
議論の方向性を一番理解している立場でもあるので、チームにとって有益な意見を積極的に残すようにしましょう。

監視者(200〜300文字)

監視者は議論が間違った方向に行かないようにサポートするのが仕事です。
議論の方向性がズレそうな場合は、「内容が少しズレているので、~について議論しましょう。」などと発言して軌道修正を行いましょう。
意識するポイントは次の2つです。

  1. メンバーの意見をしっかりと聞いておく。
  2. 議論の流れを冷静に見極めて、臆せず発言する。

監視者は必ずしも必要な役割ではありません。
司会だけではスムーズな進行が難しそうな場合に、状況に応じて設置すると良いでしょう。

制限時間のあるグループディスカッションでは、議論が少しズレるだけでも致命的になります。
難しい役割ではありますが、その分採用担当からの評価も得やすいポジションです。

タイムキーパー(200〜300文字)

タイムキーパーはグループディスカッションの時間を管理する役割です。時間内に結論をまとめられるかどうかは、タイムキーパーにかかっていると言っても過言ではありません。注意するポイントは次の3つです。

  1. 時間配分を決めておき、しっかりと把握しておく。
  2. 定期的に時間経過を伝えて、メンバーに時間を意識させる。
  3. 自分の意見も積極的に発言する。

タイムキーパーが時間管理をしてくれるおかげで、メンバーは議論に集中できます。
議論が白熱していても、気後れせずに時間経過を伝えるようにしましょう。

時間を管理しながら意見を発言する柔軟さも必要です。ただし、議論に集中しすぎて時間管理を忘れてしまわないように注意しましょう。

役割がない場合

グループディスカッションでは意見を出すメンバーこそが主役です。
役割がないからこそ、多くの発言を残して議論が活発になるように心掛ける必要があります。

役割持ちのメンバーへの気配りを忘れず、時にはサポートすることも大切です。
役割がないからと言って、目立とうとして自分の意見を押し通したり、他人の意見を否定したりしてはいけません。
チームの一員という意識をもって、気持ちよく議論を行えるように協力しましょう。

自己分析の第一歩!50万人が使った適職診断テスト「AnalyzeU+」
SPI_LPheader

時間がかかりがちな自己分析が簡単にできちゃうツールがあるのをご存知でしたか?

パッと自己分析を終えたい時に使えるのが、使えるのが適職診断テスト「AnalyzeU+」です。

「AnalyzeU+」は、251問もの設問に答えていく本格的な適職診断テストです。設問に回答をすると、経産省の定めた「社会人基礎能力」のうち、あなたがどの面に秀でていて、どの面に弱点があるのかを教えてくれます。

これは、私がテストした時の診断結果です。この通り、かなり詳しく教えてくれます。

偏差値形式で表示してくれるので、「自分の強みは何なのか?」「向いている仕事は何なのか?」「どんな弱点があるのか?」「向いていない仕事は何か?」が一発でわかります。自分の向き・不向きがわかるので、自己分析で適職について考える時にとても役立ちます

「AnalyzeU+」を利用するには、スカウト型就活サイト「OfferBox」への無料会員登録が必要です。OfferBoxは、プロフィールを登録しておくだけで、あなたのプロフィールに関心を持った人事から選考のオファーがもらえるサイトなので、登録して損はありません。

AnalyzeU+で診断するついでに、プロフィールを詳しく入力しておくと、有名企業からの選考のオファーまで届くようになります。

「AnalyzeU+」を活用して、最速で自己分析を終わらせましょう。

今すぐ登録してみる(無料)