すぐ使える!グループディスカッションの役割ごとの対策法【司会・書記・タイムキーパー】

グループディスカッションの役割別戦略

グループディスカッション(GD)では、どんな役割が有利なのか?というのは就活中の学生から非常によく聞かれる相談です。「司会をすると、通る」「司会をすると、逆に評価が下がる」等、様々な噂がありますよね。

では、どんな役割をやるのがよいのでしょうか?結論を言いましょう。

最も有利な役割は、「あなたの得意な役割」

「自分が得意な役割」をやりましょう。

 なぜ得意な役割をやるべきなのでしょうか?それは、グループディスカッションの採点基準が「議論に貢献できるか」だからです。そのチーム内で自分が最も議論に貢献できそうな役割を探し、その役割を通して議論に貢献するのが最も正しい選択になるのです。

司会が目立ちやすいといっても、苦手なら無理をしてやらないほうがいいです。それよりも、書記などの役割で、影からチームを支える方が良いかもしれません。

司会が得意だとしても、もっと司会が得意な人がいるなら、その人に役割をゆずり、別の役割でサポートをするべきでしょう。

では、得意な役割を見つけたとして、その役割下で、どのように振舞えばよいのでしょうか?役割別に解説します。

あなたにぴったりな役割はどれ?

グループディスカッションは、役割決めで自分の力を発揮できるかどうかが左右されます。グループディスカッションの進め方や役割を把握するためにおすすめなのが「グループディスカッション完全対策」です。

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司会

司会の役割は議論を整理・活性化することです。議論を仕切るのではありません。リーダーとは違います。

意見を引き出そう

司会はチームを活性化させ、議論を生産的なものにする必要があります。そのために

  • 人の意見は相槌を打ちながらしっかり聞く
  • 発言をしていない人に適宜話をふる
  • 「〜という観点の意見は出たけど、〜という観点の意見もあるんじゃないかな?」と、議論の欠点を指摘し、メンバーからアイデアを拾う

などを意識すると、メンバーに信頼される司会になれます。

まとめ段階では、論点を整理しよう

また、議論がまとめフェーズになった時は、

みなさんの意見には大きく、Aという意見、Bという意見があると思います。二つの意見の対立点はCという点だと思います。このCという点を解決するアイディアを考えていきませんか?」

というように、議論をまとめるための発言・思考を促していきます。

注意点と対策

司会の最も重要な役割は、メンバーの意見を引き出し、議論を活性化させることです。

自分を含め一部の人だけが積極的に発言していると一見議論が盛り上がっているように感じますが、明らかに寄与度が低いメンバーがいるのはグループディスカッションではNG。

発言回数の少ない人にも満遍なく話を振るなど、全員が積極的に議論に参加できるような場を整えるのが重要です。

司会自身が自分の意見を強く主張して議論の主導権を過度に握るのも好ましくありません。一方で、場を温めるという意味で、序盤に発言して議論の口火を切るのも司会の大事な役割。

安心して発言できる雰囲気を作るために、敢えて最初は凡庸な意見を述べるのもテクニックです。

自分が発言した上で、メンバー全員に視線を配りながら、「皆さんはどう思いますか?」という流れで広げていきましょう。
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書記

実はとても議論に貢献できる役割です。

でも、書記が意見をまとめていけば、それを見ながら議論が出来ます。だから、実は書記は議論に貢献できる役割なのです。内気な人にも向いているポジションです。あなたの書いた用紙をメンバー全員が見るので、間接的に議論を支配できます。

具体的には、以下を心がけましょう。

  • 出たアイデア・意見の共通点を見つけ、同種の意見をグループ化してまとめる
  • 意見の対立点をわかりやすく書き出す
  • プレゼンで発表しやすいように、板書をまとめていく
  • 書記だとしても、「今まで出た意見はこうまとめられるよね」等の発言をすること。発言をしないと、採用担当の印象に残らない

ただ、出た意見を書き出すだけではなく、同じタイプの意見をまとめてみたり、意見の対立点を書きだしていったりしていけば、司会以上に議論に貢献できるでしょう。

綺麗な字よりもわかりやすく編集を

基本的には書記が取ったメモをそのまま提出することはないので、自分が読めるレベルなら綺麗な字にこだわる必要はありません。重要なのはバラバラに発せられる意見をまとめて、結論へと導く意味のあるものに編集する作業です。

自分の意見を考えながら主張していると、他のメンバーの重要な発言を忘れてしまったり、結論をまとめるフェーズまで意識できなかったりするものです。

個々のメンバーが発する意見は言わばただの素材。それだけでは意味を成さないけれど、グルーピングや組み合わせによって生まれる示唆があるはず。

時には、議論をコントロールしている司会や発言した当人が気づかなかった視点も提供できるでしょう。

グループディスカッションの場では、書記が結論をまとめるのに最も重要な役割を果たすと言っても過言ではないのです。

注意点と対策

様々な意見が縦横無尽に飛び交う中で、全ての発言をメモしながら編集作業もするのは意外と大変です。楽そうだからと書記に立候補して、ただメモを取るだけで終わってしまうパターンはよくあります。

メモを取るのに集中していると発言も少なくなりがちなので、結論を導くことにも貢献できないとアピールしにくいでしょう。

最初に書記の役割をしっかり認識した上で、やるべきことを明確にして絞るように意識してください。

上述したように、メモをそのまま見せるわけではないので綺麗な字で書く必要はありません。議論中の積極的な発言は潔く最小限にし、発言をまとめてスムーズに結論を導くことを意識しましょう。

監視者

議論の進行がずれないように監視する役割です。チームが誤った方向に行くのを防ぎます。少ない発言数でも一目置かれるポジションです。

  • チームが議論のプロセスを決めないまま議論をしだしたら、止めて、まず時間割をつくらせる
  • 制限時間を越しそうになったら、止めて、まとめを促す
  • 議論が誤った方向に行きそうになったら「〜という視点で考えてみるのはどうかな?」と議論の呼び水を出して、修正する

このように振る舞えば、少ない発言数でも議論に貢献できます。

周りをまとめるのは苦手だが、冷静な視点には自信のある方におすすめです。

注意点と対策

監視者も他の役割と兼務することが多いポジション。タイムキーパーと兼任するパターンが一般的でしょう。

上述したように、ちょっとした発言でも貢献度をアピールしやすい役割ではありますが、活躍する機会が限られてしまうというデメリットもあります。

特に、メンバーが優秀で議論がスムーズに進んでしまっていると、本当にただ傍観して終わってしまう可能性もあるでしょう。

状況を見て、議論が問題ない方向で盛り上がっているなら、役割なしメンバーのように積極的に発言する側に回るのもアリです。

一歩引いたところから俯瞰する役割という意味では、書記のそばに行ってメモを見ながらスムーズに結論を導くための手助けをするのも良いでしょう。

タイムキーパー

議論の時間を管理する役割です。ただ、これは専任でやる必要はありません。なぜなら、たいした負担がないからです。書記や司会、監視者の役割と兼任でやりましょう。時間以内に結論を出せるようにチームメンバーに働きかけます。

たとえば「議論が盛り上がっているところ申し訳ないのだけど、もう最初に決めたまとめの時間にはいっているので、意見の対立点と合意点を書きだして、チームの結論を出す方に集中しませんか?」と働きかけていきましょう。

 このように役割の特色を理解してグループディスカッションに取り組めば、チームの議論に貢献することが出来るでしょう。

注意点と対策

タイムキーパーは他の役割と兼務することも多いですが、専任となった場合には議論にいかに参加して貢献するかを意識する必要があります。

議論をコントロールする司会やメモに集中する書記、積極的に発言するその他のメンバーは、盛り上がると時間を忘れることが多いもの。

その中で、タイムキーパーとして、ただ時間を管理してくれるだけでも確かに有り難いのですが、それだけだと企業へのアピールとしては不十分です。

ただ、時間を教えるだけではなく、議論がスムーズに進むような働きかけをすることを意識しましょう。グループディスカッションにおいては時間内に論理的な結論をまとめることが重要です。

盛り上がっている議論の腰を折らないように鮮やかに時間管理ができれば、少ない発言でも貢献度をアピールできる役割と言えるでしょう。

「役割なし」はダメなのか?

「一番目立つ司会が有利で、役割なしだと埋もれてしまうので不利」といった意見は良く聞くでしょう。冒頭で結論として述べたように、こういった一面的な見方は正しくありません。

役割なしのメンバーは変に余計なことを考えずに積極的に発言できるので、むしろ目立ちやすいポジションとも言えます。

わざわざ設定しているのですから、与えられた役割を果たすのは重要ですが、実際のビジネスシーンではそのような境界線は曖昧です。

司会が議論のコントロールに苦慮していたり、タイムキーパーが時間を忘れていたりしたら、役割なしメンバーが積極的にフォローしましょう。

限られたリソースの中で、チームとして最善の結果を出す能力を見るのがグループディスカッション。「役割なし」こそ自由に自分の力を発揮できるポジションとも言えるのです。

自分の役割をみつけよう

このような点を意識すれば、グループディスカッションを攻略するのは簡単です。議論のデザインを最初につくりあげ、積極的に周りの話を聞きながら主導権をとり、議論に貢献しましょう。

得意な役割であれば、なんでもよいので、無理に司会をやろうとせず「議論に貢献する」ことだけを考えて、ディスカッションに参加してください。

人生においても重要なことです。「他に比べて、自分が人に役立ちそうなところを探る」「役割に徹する」ことは。グループディスカッションで、その状況に応じて、貢献すべき役割を見つけて下さい。それは、おそらく就活が終わった後にこそ、輝く能力です。

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