履歴書の研究課題への取り組みが魅力的になる書き方【例文付き】

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目次

大学生活でゼミの研究課題に力を入れてきた人は、その取り組みは就活でアピールすべきです。学生時代に学業に力を入れてきたと自信をもって伝えられる人は少なく、その分学業へ力を入れた人は評価されやすくなります。

しかし、せっかく力を入れた研究課題も、履歴書にどのように書けばいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、学業のなかでも研究課題を履歴書に記載する方法を解説します。記事を読むことで、書類選考で研究課題の取り組みが伝わり、ぜひ面接選考であなたに会いたいと思わせることができるでしょう。

そもそも研究課題とは? 履歴書に書ける内容

そもそも「研究課題」という言葉を聞き慣れない人もいるかも知れませんが、大学生の卒業研究、大学院生の修士論文を指します。

この研究課題を完成させて卒業するという大学が多く、学生生活の集大成の位置付けになっています。そのため、どのように学業に取り組んでいたかが研究課題に詰め込まれているのです。

この研究課題をもとに具体的にどんなことを履歴書に書けば良いのか、具体的な内容を紹介します。

①卒業論文・修士論文のテーマ

多くのゼミや研究室では卒業論文や修士論文を書くために研究に取り組んでいますよね。その内容を研究課題として履歴書に書くことができます。なぜそのテーマを選んだのか、研究を進めるうえでどんな困難があったか、解決のためにどう工夫や努力をしているのかを伝えましょう

就職活動の段階ではまだ研究途中ということも多いですが、完成したものである必要はなく、進んでいるところまでで問題ありません。研究結果という成果物ではなく、どんな点に注目してどのように取り組んでいるかに重点を置いてアピールすることができます。

②ゼミや研究室で主に学んできた内容

理系の就活では大学で専攻している内容が仕事に直結することも多いため、ゼミや研究室で学んできた内容をそのままアピールできます。理系学部に限定されている求人の場合は企業側も仕事に関する知識がある前提で採用するため、学部のなかでも特にどのような分野を専門としているかのは気になるポイントです。

研究内容と企業の事業内容が完全に一致するケースは少ないですが、基礎知識や研究に関するスキルなどは共通する部分もあります。関連性があるなら、積極的にアピールしましょう。

ただし専門的な内容を伝える際には注意点もあるので、後ほど解説します。

③専攻分野で関心をもって学んできた内容

ゼミに加入しておらず、特定の研究課題がなかったという人もいるでしょう。この場合はこれまでの講義で関心のあったものや、精力的に取り組んだ講義について記載することがおすすめです

「ゼミ・研究課題」の項目に特定の講義についての取り組みを書いても問題はなく、きちんと取り組んでいるなら研究課題がなくても評価の対象になります。

どのような講義に興味を持ち、いかに取り組んだのか、そこから何を学んだのかを明確にして、アピール内容を考えましょう。

履歴書への研究課題の書き方は2パターン

履歴書に研究課題を書くのは2パターン考えられます。

1つは「ゼミ・研究課題」のような項目があり、記載が求められる場合です。その欄がなくても研究課題についてアピールしたい場合は、ほとんどの履歴書にある自己PR欄を使うことができます。

それぞれどのような視点でアピールすべきか、見ていきましょう。

①自己PR

研究をするなかでの学びがある場合や賞をとった経験がある場合は、自己PRとして十分なアピールになります。

研究課題と志望先での仕事の分野が重なっている場合はもちろん、仕事とは直接関係しなくても努力して成果を出したという経験は評価されるのです。これまでに取り組んできたことを明確にかつ具体的に伝えてアピールする方法を工夫しましょう

②「ゼミ・研究課題」の項目

履歴書のフォーマットはすべて同じなわけではなく、販売元によって記載されている項目が異なります。履歴書によっては「ゼミ・研究課題」といった項目があり、ここで自身がおこなった研究について記載すれば問題ありません

しかし、見出しが「ゼミ・研究課題」になっているからと言って単に「何を専攻していたか」だけを書くだけではもったいないです。履歴書は自分をアピールするためのものなので、このあと解説するポイントを押さえたうえで、研究課題を通じて学んだことや得たことを併せて書きましょう。

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研究課題から採用担当者がみるもの

仕事と直結しない研究課題を履歴書に書いても問題ないのは、面接官は研究課題の内容だけに着目しているわけではないからです。

考え方や仕事(研究課題)への取り組み方は簡単には変わらないため、むしろ入社後に身につけることができる知識やスキルよりも重視される傾向が強いです。

では、面接官が具体的に何を見ているのか、3つのポイントを解説します。

①どんな人間性や人柄なのか

研究課題への取り組み方から、面接官は「どんなことに興味を持つのか」「課題に対してどのように取り組むのか」「物事をどのように考えるのか」といったあなたの人柄や人間性を見ています。

仕事と研究内容が直結しない文系学生の場合は、特にこの課題への取り組み方が重要です。たとえば

地域活性化のため地元のお店とコラボレーションした商品を作りました

とだけ言われても、仕事にどう活きるかが伝わらなければ面接官は評価のしようがありません。そこに

ゼミメンバーとお店の方の橋渡し的な役割を担った

という説明が加われば、コミュニケーション能力やチームをまとめる力があることが伺えます。「このように仕事に取り組んでくれれば活躍しそうだな」と思わせることが重要です。

②学業に真剣に取り組んでいたのか

学生にとっての学業は社会人にとっての仕事に当たるものであり、学業への取り組み方が入社後の仕事への取り組み方につながると考えられます。

研究課題にしっかり向き合っていれば、「やるべきことに対して真面目に取り組む」「責任感がある」と好印象につながります。逆に適当にしか取り組んでいない場合は、印象を悪くしてしまうでしょう。

また、新たな知識やスキルを身につけるために勉強や挑戦を続けることは社会に出てからも大切なことであり、成長意欲の高さも同時に測っています。

③仕事に活かせる取り組みがあるか

「知識やスキルは入社後に身につけられる」と述べましたが、とはいえ専門性が必要となる理系採用では研究課題の内容も大切なアピールになります。採用の対象学部が限られているのは、その知識が欠かせないからです。

研究課題で取り組んだテーマやテーマに対するアプローチや研究結果などから、仕事に活きる知識があることを伝えましょう。また、研究内容と仕事内容が直結していなくても、効果検証や結果を出すまでのプロセスなど応用が効きます。

ただし、やはり文系と同様に人間性も重要なので、履歴書全体を通じて専門知識に終始しないように注意しましょう。

【基本編】研究課題欄の書き方

例文

「アメリカにおける人種差別について」
アメリカの人種差別について研究し、よりリアルに実情を知るため半年間の留学も経験しました。他人種を認める動きが活発化する一方で未だ差別も根強く残っており、多様性を受け入れることの大切さと難しさを実感しています。

ゼミ・研究課題欄は志望動機や自己PR欄に比べてスペースが小さいことが多いです。この場合は150字程度で「タイトル(研究内容)」と「研究課題の概要」で簡潔にまとめましょう

あくまで目安なので前後して構いませんが、文字数が少なくて空白が多いと「アピールする意欲がない」と受け取られますし、小さな文字で無理に多くの情報を詰め込むと読みづらくなってしまいます。

限られたスペースですべてを伝えることは不可能なので、「簡潔にわかりやすく」を重視しましょう。

【応用編】研究課題欄の書き方

【基本編】よりも大きめのスペースがある場合は、300字程度を目安にさらに詳しく書きましょう。

例文

私は、大学のゼミでアメリカの人種差別について研究しています。
よりリアルに実情を知るために半年間アメリカへ留学し、実際に差別を受けた人の話も聞くことができ、想像を絶する体験に衝撃を受けました。他人種を認める動きが活発化する一方で未だ差別も根強く残っていることを目の当たりにし、多様性を受け入れることの大切さと難しさを実感しています。
御社に入社後は海外勤務を希望しており、日本と海外の違いという壁にぶつかることもあると思いますが、ポジティブに受け入れながら考え方の幅を広げていきたいと考えています。

この例文をもとに、書き方のポイントを詳しく説明していきます。

①どんな研究をおこなってきたのか

例文

私は、大学のゼミでアメリカの人種差別について研究しています。

まずは「どんな研究をおこなってきたのか」という概要から入ります。聞く側がこれから何について話すのかがわかり、内容が入りやすくなるためです

逆にこの説明がなければ面接官が話についていけず、せっかくアピールしても「何が言いたかったんだろう」とまったく伝わらずに終わってしまう恐れがあります。詳しい説明はこのあとに続くので、ここでは「私はゼミで〇〇について研究しています」のように一言で簡潔にまとめましょう。

②研究結果について

例文

よりリアルに実情を知るために半年間アメリカへ留学し、実際に差別を受けた人の話も聞くことができ、想像を絶する体験に衝撃を受けました。

①で伝えた研究によってわかったことや成果を、具体的に伝えましょう。

忘れてはいけないのは、このブロックは自己PRのメインではないということです。面接官が知りたいのは研究結果そのものではなく、あなたがどう取り組んでいたかという点です。

つい結果や成果を詳しく話してしまいがちですが、自己PRは成果自慢の場ではありません。このあとに続く「学んだこと」や「仕事への活かし方」につなげるために必要な説明と考えておいてください。面接官が研究結果に興味を持った場合は面接のなかで深堀されるので、そのときに詳しく話せば大丈夫です。

③研究結果から学んだこと

例文

他人種を認める動きが活発化する一方で未だ差別も根強く残っていることを目の当たりにし、多様性を受け入れることの大切さと難しさを実感しています。

研究について説明したら、次はその研究を通じて学んだことや成長したと感じることを伝えましょう。研究結果が仕事に活きる知識やスキルになる場合は、そのままアピールにつなげることができます。

ここで特に文系学生に注意してほしいのが、必ずしも「学んだこと=研究結果」ではないということです。たとえば研究を続けた結果、新たな発見があれば確かにそれも学んだことの一つではありますが、面接官は仕事と関係ない専門的な話を聞きたいわけではありません

うまくいかなかったことがあれば「周りに相談してやり方を変えてみた」「コツコツ続けたら成功した」など、どのように工夫したのか、最終的に成功した要因はなんだったのか、というようなあなた自身の研究への向き合い方や今後に活かせるポイントを探しましょう。

これは研究内容を仕事に活かせる理系学生でもアピールできることです。

④仕事にどう活かせそうか

例文

御社に入社後は海外勤務を希望しており、日本と海外の違いという壁にぶつかることもあると思いますが、ポジティブに受け入れながら考え方の幅を広げていきたいと考えています。

③を踏まえて、学んだことを入社後にどう活かせるかで締めましょう。面接官がもっとも知りたいポイントであり、これまでの説明はこの「仕事にどう活かせるか」に説得力を持たせるためのものといっても過言ではありません。どんな経験をしていても、仕事に活きるものでなければ企業にとって魅力的なものではないのです。

仕事内容や企業の求める人物像と照らし合わせて、自分がどう活躍できるかをアピールしましょう。「失敗したら何が悪かったのかを必ず振り返って改善していく」「難しい仕事でも諦めずにやり遂げる」のように、学んだことをもとに具体的な行動として伝えることで、話に説得力が出ますし入社後の活躍がイメージできて高評価につながります。理系であれば、学んだ内容を活かしてどんな仕事に挑戦したいかでもOKです。

パターン別に確認! 履歴書の研究課題の書き方

理系は研究課題と仕事内容が直結することが多いですが、文系では関係のない業種・職種に就く人の方が多いです。しかし、関係があってもなくても履歴書で研究課題をアピールすることはできます。

どこに重点を置いて説明するかは変わってくるので、それぞれのポイントを解説します。どちらのパターンでアピールするとあなたの経験がより魅力的に伝わるか考えてみてください。

①企業に貢献できる姿勢をアピールする

研究課題と業務内容に関連性がない場合は、経験したことを仕事にどう活かせるかをアピールしましょう。

「学生にとっての学業は社会人にとっての仕事に当たる」とすでに述べましたが、学業へ向き合う姿勢や考え方が入社後の仕事への取り組み方につながります。「失敗を恐れず挑戦する」「コツコツ地道に取り組む」など、研究課題に関するエピソードをもとに企業が求める人物像と自分の強みがどうマッチしているかを伝えましょう。

また、入社後の実際の仕事への活かし方もアピールし、「こんな風に研究課題に取り組んでいるなら、きっと自社でも活躍してくれるはずだ」と思ってもらえれば、内定が近づくはずです。

②研究結果そのものをアピールする

研究課題と業務内容が関係する場合は、研究結果そのものをアピールできます。

何について学んでいて、どんなことを研究テーマにしているのか、どのような実験をおこなって結果はどうだったのかを、このあと解説する注意点を踏まえて伝えましょう。研究を進める中で難しかったことやどうやって解決したかも、仕事における課題解決の取り組みにつながるアピールポイントです

研究の途中で課題をまだ解決できていない場合は、今後どうアプローチしていこうと考えているかを説明することでも、自分の考えや専門性を伝えることができます。

履歴書の研究課題の書き方【例文】

ここまで解説してきた内容をもとに、実際にどのように研究課題をアピールすれば良いか、例文を紹介します。

「ゼミ・研究課題」欄に書くことを想定して、150字程度のパターンと300字程度のパターンを2つずつ用意しているので、それぞれの書き方のコツを押さえましょう。

例文はあくまでも形式の参考として、あなたにしか書けないオリジナルの内容をつくってくださいね。

【300字程度の場合】研究課題の書き方例①

例文

私は大学の研究で、工学研究科でアンモニアの製造について取り組みました。
研究過程では、一発で成功をすることはなく、失敗の連続です。次の実験でいかに成功に近づくことができるのか、わずかな調整を繰り返しおこないます。

成果を出すには地道な努力が必要だと実感しています。御社に営業として入社した際も、結果を出すための地道な日々も、試行錯誤を繰り返しながら乗り越えていきたいと考えます。

Point:

アンモニアの製造という研究内容は営業の仕事に関係ありませんが、「どのように取り組むか」というポイントをアピールできています。営業は地道な努力が必要な仕事だと理解できていることも伝わる自己PRです。

【300字程度の場合】研究課題の書き方例②

例文

大学の研究課題では、地方創生のための商店街再生について取り組みました。調べるうちに四国の商店街がフォーカスされていると知りました。商店街再生に携わった方々からお話しを聞きたかったので、行政職員や民間で携わったとされる方々に電話やFacebookから連絡をとり、インタビューさせていただきました。

アポを取った皆さんが引き受けてくれるわけではありませんでしたが、商店街で商売を営む方々、合計10名の方にお話しを伺うことができました。
御社では関西地域での企業開拓を視野に入れているかと思います。営業職では、物怖じせず飛び込める心の強さを活かして、御社に貢献していきたいです。

Point:

研究課題を通じて営業の仕事に近い経験をしたことがアピールできている例文です。文系に人気の営業職は手に職という職種はありませんが、その分このようにさまざまな経験を仕事につなげてアピールできます。

【150字程度の場合】研究課題の書き方例①

例文

『アンモニア合成に係る二酸化炭素の削減』
アンモニアの合成は、ハーバー・ボッシュ法で大量の二酸化炭素を排出している。
私は、合成の際の二酸化炭素の削減を目指した。研究では合成時の圧力を低くすることで、高い活性を維持し、二酸化炭素の排出を減らせることが分かった。

Point:

研究内容と概要が簡潔にまとめられた文章です。何に取り組んでどう工夫したのか、どんな結果が得られたのか、必要な情報がしっかり盛り込まれています。

【150字程度の場合】研究課題の書き方例②

例文

『地方創生における商店街再生の効果』
昨今、地方創生という言葉が多く聞かれるなかで、シャッター商店街の再生が効果的だと取り上げられるケースを目にする。私は、商店街再生がいかなる形で地方創生と繋がるのか、取り組む側の考え、取り組んだ人、その商店街で生活する人にフォーカスし、費用対効果を調査した。

Point:

「商店街再生」というテーマの中でもどこに注目したのかを具体的に挙げています。どんなきっかけで何に興味を持ったのかが伝わる例文です。

研究課題の書くときの注意点

ここまでに解説した通り、研究課題は単に「何について研究したか」 だけを伝えるためのものではありません。また、研究課題のような学業に関する話題は履歴書や面接でもよく取り上げられるため、他の就活生と差をつけることができなければ埋もれてしまって印象に残らず終わる可能性があります。

魅力的に伝えるために、2つのポイントに注意しましょう。

素人でもわかる言葉で書く

研究課題は取り組んでいる内容によっては専門的になってしまい、専門外の人には用語が理解できないことも少なくありません。

履歴書や選考でのアピールは、まずは理解してもらうことが重要なので、専門性の高い研究課題を伝える際には、できるだけかみ砕いて伝えることが大切です。

専門外の人でもわかるように簡単に述べ、一般的に認知されていない専門用語などは、できるだけ使わないようにしましょう。難しい内容を並べたからといって評価されるわけではなく、むしろ理解してもらえないことでマイナス評価になってしまう可能性が高いです

研究室で専門的な人に向けて説明する場合であれば問題はありませんが、大勢の人が見る履歴書では、専門外の人でもわかるという点を意識して内容を考えましょう。

空欄や「なし」は志望度が低いとみられる

ゼミに所属していない、あるいは特定の研究課題がないからといって、履歴書の「ゼミ・研究課題」を空欄にしたり、「なし」と記載したりするのは避けましょう。

空欄にしているとアピールする意思が低いと思われ、志望度も低いと判断されることも少なくありません。企業としては意欲が感じられず、マイナス評価にもつながりやすいため注意しましょう。

また、空欄のまま提出してしまうと、単に書き忘れのミスだと判断されることもあります。細かいところまで目が届かない、がさつな性格など、余計な印象を与えてしまうこともあるでしょう。

「なし」と書いた場合も同じであり、アピールする意思に欠けると判断されるため、評価されるには必ず研究課題や関心に残った講義について書くことが大切です。

研究課題は自己PRでもアピール可! 取り組みや学びを具体的に書こう

履歴書に研究課題やゼミの欄がない場合もありますが、どうしても研究課題をアピールしたいという人もいるでしょう。その場合は、自己PR欄を使ってアピールすることができます。

自己PR欄に書く場合は、「研究内容」ではなく「強み」を聞かれていることに注意しましょう。ここまでの例文では結論に当たる冒頭には「何について研究しているか」を持ってきましたが、自己PR欄では「私の強みは〇〇です。」から始めます。

そしてその強みを裏付けるエピソードとして、「研究課題にどのように取り組んだか」「その経験からなにを得たか」を説明し、「仕事にどう活かすことができるか」で締めましょう。これによって自己PRの中で自然に研究課題についても触れることができます。

研究課題について面接で質問されるケースがある

研究課題は履歴書に書いて終わりではなく、その後面接に進んだ際に質問されることも多いです。
面接で聞かれた場合は履歴書に記載した内容をもとに話すことを意識し、まったく別の内容を用意する必要はありません。

基本的には履歴書の記載内容に沿ってアピールしますが、口頭で伝える場合はさらに深堀りして伝えることが大切です。

いわば履歴書に書ききれなかった細部を面接で口頭にて伝えることになるため、詳細部分も事前に考えておく必要があります。

研究職の場合はより具体的に研究内容を把握して臨む

志望先が研究職の場合は、面接で研究課題について特に深堀りされることが多いです。これは研究してきたことが直接的に仕事に活かせる場合が多い、理系の専門職ならではの特徴といえます。

そのため、詳細まで聞かれても回答できるように、アピール内容は事前に固めておかなければなりません。どのような研究をしてきたのか、概要を頭に入れておくことはもちろん、得られた成果や考察などもより詳細まで考えておきましょう

研究職では研究課題が評価の大きなウエイトを占めることもあり、いかにアピールできるかによって合否の結果を左右しやすいです。もちろん、文系職でも研究課題について深堀りされることはありますが、より細部まで聞かれやすいのは研究職です。

面接官には詳しい人もいれば詳しくない人もいる

理系の研究職の面接の場合、面接選考では研究に詳しい人もいれば、詳しくない人もいます。

たとえば、一次面接は現場の管理者、二次面接は現場の部長クラス。この段階では、研究課題の取り組みや課題、今後の展望についても質問されます。

しかし、最終面接や3次面接は役員や人事部の部長など、研究に直接携わらない人が面接官となるケースもあります。そういった面接では、会社の展望や今後のキャリア、取り組みたい業務、働き方を質問されるケースが多いです。この場合は、専門用語を並べた回答ではなく、相手に伝わる言葉選びをすべきです

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履歴書に研究課題を記載する場合は項目や仕事と直結するかによって書き方を変える

研究課題を熱心に取り組んだ人は、履歴書でアピールすべきです。そして履歴書ではゼミ・研究課題の項目や自己PRの欄でアピールが可能です。

とはいえ企業は研究課題そのものを聞きたいというわけでもありません。研究課題を通して知りたいことを理解したうえで書く内容を考えましょう。しかし理系は特に、研究課題と希望する職種が直結しているケースもあると思います。その際は面接で会って話が聞きたいと思われるように、研究課題の取り組みだけでなく功績も一緒に記載してアピールしてきましょう。

面接では、履歴書に沿って質問がされます。取り組み方をさらに具体的に話せるように準備したうえで臨んでください。

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