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しかし、回答を考えずに面接官から質問された場合、どのように回答すればいいのか分からない人もいるでしょう。
ここでは、入社後の目標について、面接官が質問する理由や、回答の仕方について解説します。
入社後の目標を質問する理由
業務理解ができているか
入社後の目標を質問する1つ目の理由は、業務内容をしっかりと理解しているか確認するためです。業務を正しく理解したうえで目標を設定できているかどうか、企業が掲げる理念やビジョンに沿った内容になっているかどうかを見ることで、学生がどれだけ企業を調べているかが判断できます。
そして、企業研究の度合いが分かれば、学生の熱意や本気度も知れます。
企業の業務内容からかけ離れた目標や企業の方向性と全く異なる目標を設定してしまうと、企業研究が不十分とみなされてしまい、マイナス評価は避けられません。
そのため、同じ業界や職種の選考を受けた経験があったとしても、慢心することなくその企業の業務内容をしっかりと確認しましょう。
企業でできることと希望のミスマッチがないか
2つ目の理由は、ミスマッチがないかを確認するためです。学生が入社後取り組んでいきたいことと、企業で出来ることにミスマッチが起きる可能性は十分に考えられます。
入社後に、学生が「自分が考えていたことと違う」「自分の目標には届かない」と考えた場合、早期退職に繋がる可能性があり、それば学生としても企業としても好ましくはありません。
そのため、入社後の目標を事前に確認しておくことで、今後を見据えて自社で働けるかを面接の段階で判断しています。
志望動機が書けない時は、志望動機作成ツールを活用してみよう
ここまで○○の志望動機を作成する方法を解説してきましたが、例文のような志望動機を一人で書き上げる自信がない方も多いはず。
そんな時は、「志望動機ジェネレーター」を活用してみましょう。
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入社後の目標の例文
例文1
例文1 三菱東京UFJ銀行(金融システム部門)
仮に入行できた際には、国際業務系のシステムに携わりたいと考えております。グロバール化が進む中で海外との連携強化はますます重要になる点、大学時代の留学で培った英語力を活かせる点に魅力を感じております。
この例文では、「どのような仕事をしたいか」というキャリアプラン が具体的に述べられており、企業研究や業界研究をきちんとしていることをアピールできている点が良いポイントです。仮に入行できた際には、国際業務系のシステムに携わりたいと考えております。グロバール化が進む中で海外との連携強化はますます重要になる点、大学時代の留学で培った英語力を活かせる点に魅力を感じております。
また、自身のアピールポイントである英語力についてもさりげなく触れており、このあとの自己PRなどに話を繋げやすくしていますね。
例文2
例文2 NTTデータ *国内最大のシステム開発会社
貴社のOBの◯◯様に、上流のSEは、ITの知識に加え、お客様との折衝能力がより重要になると伺いました。仮に入社できた際には、大学時代に学園祭の実行委員として培った「複数の利害関係者をまとめていく折衝能力」を活かして、プロジェクトに貢献したいと考えております。
このように書いていきます。「どんな職種で」「どんな強みを活かして」働きたいかを書きましょう。貴社のOBの◯◯様に、上流のSEは、ITの知識に加え、お客様との折衝能力がより重要になると伺いました。仮に入社できた際には、大学時代に学園祭の実行委員として培った「複数の利害関係者をまとめていく折衝能力」を活かして、プロジェクトに貢献したいと考えております。
「働く姿」を具体的に伝えることで、「職種研究の深さ=企業への熱意」を。「そこで活かせる強み」を伝えることで、「今後の可能性」を人事にアピールできるのです。
こちらの例でも、志望動機に自己PRが少し混ぜられており、自分の得意とする能力をアピールできています。人は繰り返し伝えられたことほど印象に残りやすいので、自己PRの場以外でも能力をアピールできる時は積極的に伝えていきましょう。
入社後のキャリアプランを語るポイント
文章の構成
私は将来的に営業のチームリーダーとして、御社が目指す海外展開を中心的な立場で担っていける人材になりたいと考えています。アジア圏ではまだまだ成長の余地があり、中でもタイやベトナムなどでの事業展開は、御社の今後の成長のために欠かせないと考えます。アジア圏においてどのようなビジネスが通用するのかを判断できる人材になるため、まずは国内外問わず営業職として経験を積み、将来に役立つ知見を持ちたいです。
また、タイなどのアジア圏でも都市部では英語が公用語となっているため、学生時代に培った英語力を活かすこともできると考えています。
「海外展開を中心的な立場で担いたい」という結論を先に述べており、次にどんな仕事をしたいかが伝わる構成になっています。さらに、「海外と言っても具体的にどのような地域なのか」「そのためにどのようなキャリアを積みたいか」が明確に述べられており、説得力がある点が良いポイントです。
そして最後には、自身の強みとする「英語力」に話が繋げられており、全体として好印象のキャリアプランとなっています
その企業でなくてはならない理由を伝える
キャリアプランを語る中で、その企業でしかできないこと、その企業でなくてはならない理由を盛り込むようにしましょう。その企業ならではの業務や方向性に沿ったキャリアプランを伝えられれば志望度の高さが伝わります。
一方、他社でも通じるような抽象的な内容であった場合は、熱意が伝わりにくくなってしまいし、企業研究不足と捉えられても仕方ありません。
完成した文章を一度他の企業に当てはめてみて、違和感のない内容となってしまっていると、その企業でなくてはならない理由が弱い可能性があり注意が必要です。
OB訪問や採用サイトを活用することで、その企業で何がやりたいのかを掘り下げて具体性を持たせることを意識しましょう。
入社後の目標を伝えるうえでの注意点
具体性がなく曖昧
入社後の目標を伝える上で、具体性がなく曖昧な目標にならないように注意してください。目標が曖昧であればあるほど、結局のところ何がしたいのか分からない答えになってしまい、ミスマッチのリスクも増すことから、企業が採用を見送る可能性も高まるでしょう。
例えば、「持ち前のコミュニケーション能力で営業を頑張りたい」という目標の場合、営業で何をどのように頑張りたいのかが分からず、業務内容を本当に理解しているのかという疑問も生まれてしまいます。
また、「御社で新商品開発に携わり、お客様に必要とされる商品を作りたい」という目標だと、商品を開発する上で当然の心構えを語っているだけで、説得力が全くありません。
実際に自分が働いている姿をイメージしながら、具体性のある目標を設定するようにしましょう。
「特にない」は入社意欲が低いととらえられる
「特にない」という答えは、入社意欲が低いと捉えられてしまうので避けてください。そもそも採用選考を受けるということは、その企業でやりたい仕事があることが大前提です。本当に入社したいと思っているのであれば、「入社後の目標がない」なんてことはありえません。
企業にとっても、将来的に活躍して企業に貢献してくれる人材を求めて採用選考を行っているので、人材不足であったとして仕事へのやる気や企業に貢献しようという熱意の感じられない学生を採用することはないでしょう。
緊張で上手くしゃべれなかったとしても、「特にない」と誤魔化すのではなく何かしらの目標を伝えるようにしましょう。
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入社後の目標に対する質問がある可能性も
「やりたいこと」「キャリアプラン」を明確に語ると、「その仕事以外の仕事につくこともあるけれど、大丈夫ですか?」と確認されることがあります。日本の企業は、総合職採用なので、必ずしも希望の部門に採用されるわけではありません。だから、明確なビジョンを語ると、人事は「それ以外の仕事になるかもしれないけど、平気?」と少し心配になるのです。
もし、「他の部署・事業に配属されるかもしれないけど、大丈夫?」と聞かれたら
最も興味があるのは、xxxという分野であるというだけです。xxx部門にも、〜という理由で大変興味があります。xxx部門にも〜という理由で興味があります。(会社の根本的なビジネス)に携わりたいというのが根本の動機ですので、「この部署でなければ駄目だ」というこだわりがあるわけではありません。
たとえば、上記の例であげた「三菱東京UFJ銀行(システム部門)」での場合なら、以下のような回答を参考にしてください。
用意できるカウンターの例
例文
質問:国際業務系以外のシステムに携わることもあると思うのだけど、それは大丈夫かな?回答:
はい。最も興味があるのが、英語力を活かせる国際業務系というだけです。
たとえば、銀行の心臓そのものである勘定系システムにも大変興味がありますし、御行が持つ莫大な顧客情報を活用した情報系システムの構築にも胸が踊ります。
どの業務も経済の心臓である御行のシステムを支えることにつながると考えております。したがって「この部門でなければだめだ」というこだわりがあるわけではありません。
その他の答え方
回答のベースになるのは「今後このような目標を抱えているが、この企業の理念や取り組みに共感しているのでどんな部署でも頑張る」という意思を伝えることです。ただし、ただ「頑張る」と伝えるだけでは信ぴょう性もなく、他の就活生との差別化も図れません。他の就活生との差別化を図り、かつ、面接官が納得するような答え方をするためのポイントは、「柔軟性」と「志望度の高さ」にあります。
まず、「柔軟性」をアピールする場合は、「自分の強みを他の部署ではどう活かすことができるか」を述べましょう。その際、「どのように活かすか」だけでなく、「その部署での経験を通して、どのような成長をしたいか」についても触れることが大切です。
当然ながら徹底した企業研究が必須となるため、柔軟性をアピールする場合は、希望する部署以外についても細かく調べておきましょう。
また、「志望度の高さ」をアピールする場合は、「どんな部署に配属されたとしても、”この会社だからこそ”入社したいのだ」という意思を伝えることがポイントです。
企業研究を徹底して行い、「自分がその会社のどこに惹かれたのか」「なぜ他社ではダメなのか」を説得力を持って語れるようにしておきましょう。
入社後の目標は質問の意図があるので企業研究をしたうえでその会社ならではの問いをする
「入社後の目標」は就活で聞かれやすい質問の1つであり、志望動機や自己PRと並んで企業が採用で重要視する質問の1つとも言えます。注意してほしいのは、素直にやりたいことを伝えたり、単純に前向きな目標を設定するだけでは不十分であり、自分の実力に見合わない理想の夢を語る場でもないということです。
質問の意図をしっかりと理解した上で、企業が求めていることを踏まえ、採用担当者があなたの活躍する姿をイメージできるような答えを準備することが大切になってきます。
企業研究をしっかりと行い、「その企業ならでは」の要素を盛り込んだ自分なりの目標を作るようにしましょう。
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