人事に聞いた!面接の自己アピールで伝えるべき5つの要素

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面接を通過し、企業から内定を獲得するには、企業に響く自己アピールをしなければなりません。当たり前のことですよね。

しかし、本当に「企業が学生に何を求めているか?」を答えられるでしょうか。残念ながら、ほとんどの学生は企業が求めているものを勘違いして的外れの自己アピールをしています。たとえば、サークルやボランティア経験をPRする。これらを重視しているのは全体の10%程度に過ぎません。

では、学生に何を求めているのか?どんなことをアピールするべきなのか?を解説してきます。

企業は採用で何を重視しているのか?

企業が学生に何を求めているのか?については、そのものズバリを調査したデータがあります。まずは、リクルートが1305社に調査した「企業が採用で重視することと、学生が面接でアピールスる項目」のアンケートを見ていきましょう。


人柄採用が増えてきた

下記にあるリクルートの調査にもありますが、現在の就職活動では「人柄採用」が増えてきているというものがあげられます。

就職氷河期の昔では、企業は出来るだけ即戦力を求める傾向があり、就活生として実務経験やスキルをアピールする必要があったのですが、売り手市場となっている現在の就活市場では、今後の成長やポテンシャルが期待されるような”人柄”が最優先の項目として重視されているのです。

また就職後3年の離職率が高まり、企業と学生のマッチングが重視されている今では、学生の人柄を見極めて、しっかりと自社に合っていると感じた学生に採用を出そうとする動きが強まっているのでしょう。

したがって就職の面接においては、自分の人柄をしっかりとアピールして企業の人事にアピールすることが大切となってくるのです。

リクルートの調査でわかった学生と企業の意識ギャップ

※スマートフォンの方はピンチで画像を拡大できます。

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企業は「人柄」「熱意」「可能性」を重視しているのに対して、学生が主にアピールしているのは「アルバイト経験」「所属クラブ・サークル」「人柄」「趣味・特技」の順です。しかし、アルバイトは2割、・サークルは1割、趣味特技は1割以下の企業しか採用で重視していません

つまり、就活生は、的はずれな自己アピールをしているのです。


結果ではなく能力をアピール

就活生の中には、自分が出した結果・成果をしっかりと伝えて自分をアピールしたいと考えている方も少なくないかもしれません。
しかし実際のところ、企業側にとって結果の大小はそこまで関係がなく、それよりも過程の中で発揮された能力や、これから会社に入って発揮されるであろう能力に興味があるのです。

社会人になってからの仕事というものは、学生時代のサークルやアルバイトなどと全く異なるものであり、学生時代の結果によって評価が大きく変わるということはほぼありません。
結果ではなく、自身の能力をしっかりとアピールして面接を突破してみてください。

HRプロの調査でわかった企業が学生に求めている力とは

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こちらは、人事採用コンサルティング会社の「採用する学生に求める能力は何ですか?」というアンケート結果です。

一位はコミュニケーション能力。二位は前に踏み出す力。三位は社会常識。四位はチームで働く力。基礎的な学力、目標達成指向と続きます。

専門的な知識はあまり重視されていないことがわかりますね。だから、「学部が業務と関係がないから…」と気にすることはありません。

つまり、何が大事なのか?

され、これらの調査結果から学生は何を読み取るべきなのでしょうか?それは

  • 現時点での実力・実績は重視されていない
  • これからのポテンシャルが大事

という点です。「サークル経験」「アルバイト」「ボランティア」「ゼミ」「専門知識」…これらは全て「現時点での実績」に関する項目ですよね。

一方で、リクルートの調査であがっている「人柄」「熱意」「可能性」は「ポテンシャル」に関する項目です。

学生の時にどれだけ活躍をしていようと、社会人からすれば大したことがありません。「●●円の協賛を集めました!」といっても、社会人からすれば数日であげられる売上だったりします。学生同士には、ほとんど実力の差がありません。

だから、「人柄」「熱意」「可能性」のようなポテンシャルに関する項目が重視されているのですね。また、HRプロの結果を見て、専門技能よりも、コミュニケーション能力や前に踏み出す力のような、「人間力」に近い要素が試されていることがわかりますよね。

だから、自己アピールで「こんなすごい結果を出しました」「こんな役職でした!」とアピールしても、全く上手くいかないのです。結果メインで語ると「大したこと無いじゃん」と思われてしまう。そうではなくて、活動を語ることで「人柄」「可能性」を伝えるのです。

では、どうすれば「人柄」「熱意」「可能性」を伝えられるのでしょうか?ポイントを解説してきます。

あなたの面接力はどのくらい?

面接では、自己分析や業界・企業理解がどの程度できているかも、高評価を受けるために大切な要素です。今の時点で、あなたの面接力はどのくらいでしょうか?

それを知るために活用したいのが「面接力診断」です。
質問に答えることで、どのスキルが足りていないのかが一目でわかります。結果を参考にすることで、時間のない就活生も効率的に対策を進められます。無料でダウンロードできるので、気軽に試してみてくださいね。


結果よりも過程を大事にする傾向

就活における面接やESなどの選考では、学生時代頑張ってきた結果よりも、その過程を大事にする傾向が如実にあります。
前章で述べたように、学生が出す結果の大小に関してはそこまで大差がなく、むしろ「どうやってその結果を達成したのか?どんな力を発揮したのか?」という過程の部分が非常に大切なのです。

過程を語る際に意識しておきたいことは、”自分の強み”や”自分の工夫”についてしっかりと強調して述べることでしょう。
頑張ってきた過程の中でも、自分だからこそ出来たことや、社会人になってから発揮されそうな工夫・能力をアピールできれば、自分を採用するメリットを人事の方に訴えることが出来て、選考突破に繋がりやすいのです。

1.人柄をアピールするために

ここまでの文章を読んで、何か違和感を覚えた人は察しがいい人です。あなたの疑問はこうではないでしょうか?

「あれ、企業は学生のサークル活動やボランティア経験、ゼミには興味がないはずなのに、なぜ『学生時代に頑張ったこと何ですか』と聞くんだろう?」。

サークル活動やボランティア経験を重視していないのに、「学生時代に打ち込んだ経験」を聞くのって変ですよね。だって、「学生時代に打ち込んだ経験」を話すと、必然的に、アルバイトやサークル、ゼミ、ボランティアの話になるからです。

でも、違うんです。企業は「学生時代に頑張ったこと」自体に興味があるのではなく、何かに真剣に取り組むあなたの姿勢を見ることで、「あなたの人柄」を測ろうとしているのです。

あることに真剣に取り組むと、その人の人柄が出ます。たとえば、「●日までに100万円の協賛金を集める」という課題に対して、「分析力があり思慮深い人」と「ストレス耐性が高く、行動力のある人」では、まるでアプローチが違うはずです。

このように、物事に真剣に取り組む過程を見れば、その人の人柄が推し量れます。だから、企業は必ずと言っていいほど「学生時代に頑張ったこと」を聞くのですね。

人柄を上手く伝えるためには、あらゆる角度から「学生時代に頑張ったこと」を掘り下げ、面接官のどんな質問にも答えられるようにしておかなければなりません。

具体的には、

  • 打ち込んだ活動をひとことでいうと何か?
  • なぜ取り組もうと思ったのか?始めた動機は?
  • 活動の中で、一番真剣に取り組んだ課題・問題は?
  • なぜその課題に取り組もうと思ったのか?
  • その課題を解決するために、あなたは何をしたのか?
  • なぜその対処法を選んだのか?
  • 行動した結果はどうだったか?
  • この活動から、あなたは何を学んだか?どんな影響を受けたか?

最低でもこれらのポイントはスラスラと答えられるようにしておきましょう。大事なのは「結果」ではなく、その活動に取り組む「プロセス」から見える「あなたの人柄」なのですから。


人柄をアピールする例文

「学生時代頑張ったこと」を通して、人柄をアピールする文章には以下のような例が考えられます。

例文
私は、学生時代に学生団体の長を務め、集大成となるイベントで100人という過去最高の集客を達成しました。
この活動の中で私が意識したことは、「今までの常識にとらわれずに活動を行うこと」です。

100人という集客を達成するために私は、これまでになかったSNS広告やWebサイトを通じた広告を始め、そこで大きな成果を得たのです。
この経験には、私の「新しいチャレンジを好む」という性格や、「人とは異なる考え方ができる」という強みが表れていると思います。


Point
  • 自分が一番意識・工夫した点を述べていること
  • 自分の強み・人柄が発揮されたシーンを述べていること

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2.前に踏み出す力をアピールするために

「最近の若者は優秀だけど、自分からは行動しないマニュアル人間だ」とよく言われます。実際にそうかどうかは知りませんが、少なくとも企業はそう思っているわけです。

だから、自己アピールをするときに「なぜそれをしたのか?」を語れるようにしておきましょう。

たとえば、「塾講師のアルバイトを頑張りました」とだけ話すよりも

「塾講師のアルバイトを頑張りました。始めようとしたキッカケは、人前でうまく話せないという欠点を克服するためです。集団塾の講師のアルバイトをすれば、毎日人前で話すことになるので、自分の弱みを改善できると考えました。しかし、最初は上手くいかず〜

このように語れば「自分の弱点を克服するために前に踏み出す向上心のある人間」というアピールにつなげられるでしょう。

ただ「頑張りました!」と言うだけでなく

  • そもそも、なぜ始めようと思ったのか?
  • ある課題に取り組んだ場合、なぜその課題に取り組もうと考えたのか?

を答えられるようにしておきましょう。間違っても「仕事だったから」とか「毎年やっているから」と答えないように。

「あなたがなぜ行動したのか」を理由付け語り、主体性、前に踏み出す力をアピールしてください。

3.チームワークをアピールするために

自己アピールで話すエピソード選びには「チームワークのアピールにつながるか?」という視点が必要です。というのも、仕事は一人ですものではないから、「周りの人と上手くやれるか?」が採用でも重視されます。

チームワーク力を伝えるためには、エピソードに以下の点を盛り込む必要があるでしょう。

  • 自分ひとりで頑張った経験よりも、組織の中で行動した経験を選ぶ
  • 組織の中で、人の協力を得るために、どんな働きかけをしたのか?を伝えられるようにしておく
  • 人間関係で困ったのはどんなことか?それを解決するために何をしたか?

自己アピールで、これらのポイントを語れるようにしておくと、「なるほど、組織で活躍してくれそうだ」と面接官を惹きつけられるでしょう。


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チームワークをアピールするための例としては、以下のようなものが考えられます。

例文
私が学生時代頑張ったことは、テニスのサークル長としてメンバーをまとめて地区大会の優勝に貢献したことです。

この経験の中で私が一番意識したことは、これまでバラバラだったチームをまとめて、チームを団結させることでした。
バラバラだったチームの課題を「1対1でのコミュニケーション不足」だと考えて、1対1での新しい練メニューを考案して練習に組み込み、更にその上で自分が全員と面談をすることで、全員が誰とでも仲良く話せるような雰囲気を作ったのです。


Point
  • 頑張ったことの中で、自分が一番意識したことを述べていること
  • チームの課題を自分自身で解決した経験であること
  • 他者とチームで達成した経験であること

4.目標達成思考をアピールするために

主体的に目標を掲げ努力する人間を嫌う企業はありません。だから、エピソードの中で「自分なりにどんな目標を掲げたのか」を含めてみましょう。

たとえば、同じコンビニのアルバイトを頑張った、という経験でも、

お金をもらっているからには頑張ろうと考え、アルバイトに真剣に取り組みました

というよりも、

ただ、アルバイトをやっているだけでは面白く無い、と考え、自分の担当している時間帯の売上を曜日別でトップにしようと思い、アルバイトに取り組みました

では与える印象が違いますよね目標を掲げ努力できる人は「今後の可能性」においても高く評価されるでしょう。

とはいっても、「うーん、そんな具体的な目標なんて掲げていなかったよ…」と戸惑うかもしれませんね。多くの就活生がそうでしょう。そんな時は、

自分が活動を始めた時に抱いていたぼんやりとしたゴール像を言語化してみる

ことを意識すると、活動を始めた時に抱いていた目標を上手く言語化出来るはずです。


5.今後の可能性をアピールするために

今後の可能性はどうやってアピールすればいいのか?これは簡単です。たった一つの点を自己アピールに含めればいいだけです。それは、

自分の能力は御社で〜という形で活かせる

これだけ?と思うかもしれませんが、意外と就活生はできていません。たとえば、「成果にこだわり努力する姿勢」が強みだとして、

成果にこだわり努力する姿勢が私の強みです。この長所を最もはっきしたのが学園祭の協賛金集めの活動でした。学園祭を成功させるにはnn万円の協賛金を集める必要がありました。しかし、〜という学生のスキャンダルが直前にあったせいで〜(以下略)このように厳しい状況でも諦めず、成果を出すためにこだわり抜くのが私の強みです。

さて、「あれ、悪くないんじゃ?」と思うかもしれません。ですが、以下なら、もっと良い自己アピールになります。

成果にこだわり努力する姿勢が私の強みです。この長所を最もはっきしたのが学園祭の協賛金集めの活動でした。学園祭を成功させるにはnn万円の協賛金を集める必要がありました。しかし、〜という学生のスキャンダルが直前にあったせいで〜(以下略)このように厳しい状況でも諦めず、成果を出すためにこだわり抜くのが私の強みです。

御社の注力されている、個人向け投信の営業では「数字にこだわり抜く」資質が何よりも重要だと貴社OBの●●様から伺いました。私の「結果を出すまで努力し続ける」力は、そんな貴社の業務でこそ活かせると思います。

この自己アピールは「志望企業の業務ではどんな資質が重要か?」「それを私は持っている=だから活躍できる」というところまで落とし込んでいますよね。

ただ、「私はこんなことができます!」といっても、面接官には「で?それがウチにとってどんな意味があるの?」と思われてしまうでしょう。

しかし、上の例のように「御社の業務でこんな風にいかせる」というところまで落とし込めば、面接官はあなたが活躍する姿をイメージできますよね。「今後の可能性」を感じてくれるわけです。

どちらが内定に有利かは言うまでもありません。


企業の求めている人材定義を落とし込む

企業に入社してから、実際に活躍できる人材であることを人事にアピールするためには、企業の求めている人材定義を読み込んで、自分なりに噛み砕いて理解をすることが大切になってきます。

例えば、企業の求める人材が「失敗を恐れずにチャレンジをすることができる人材」というものであった場合、「何か今までにないことや、失敗するかもしれないけれど挑戦してみた経験」を話して、自分の人柄や可能性をアピールすることが良いでしょう。

ただ闇雲に自身の頑張った経験や人柄・長所をアピールするのではなく、企業の求めている人材を理解した上で、自分との接点を考えてアピールすることができれば、面接・選考突破の可能性も非常に上がっていくと思います。

結局は企業研究と自己分析のすり合わせ

以上の自己アピールの方法を突き詰めていくと、結局は企業研究と自己分析を行なった上で、接点を見つけていくすり合わせこそが、素晴らしい自己アピールに繋がるということが出来ます。

まず企業研究をした上で、企業の「求めている人材」や「これからの戦略」を理解し、未来や戦略の中で自分が活躍できそうな部分・役に立ちそうな部分を見つけ出してアピールするのです。

このすり合わせを高いレベルで行うためには、企業について表面上の情報だけでなく、IRなども用いながらしっかりと理解をするとともに、自己についても内省を繰り返して本質的な理解をする必要があります。
2つを突き詰めた上で良い自己アピールができるように、準備を進めていってみてください。
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