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就活の面接で「あなたの長所は何ですか?」と質問されますよね。この質問にどう答えればいいかわからず、迷っていませんか?
そこで、面接で「あなたの長所は何ですか」と質問された時の答え方を、わかりやすい例文つきで解説いたします!以下を読めば、誰でも自分の長所を上手に売り込めるようになるでしょう。万全に対策して、内定に近づきましょう。
使える!面接で長所を質問された時の回答例文
まず、最初に回答例を見てみましょう
。回答例を先に読んだほうが、面接で長所を質問された時の回答の仕方がすぐにイメージできるでしょう。
面接で長所を質問された時の回答例
私は高い目標を具体的な計画に落としこむことで、達成することができます。この力を最も発揮したのは、カナダへの短期留学のために100万円の学費を用意した経験です。
「自分のための留学費用は自分で用意する」という想いから、大学一年の時から留学費用を賄うためアルバイトをしてきました。私の学科は必修科目が多く、アルバイトのためにまとまった時間をつくるのに大変苦労しました。
そこで、 拘束時間が短く、時間あたりの単価が高い集団塾講師のアルバイトを選び、効率よく資金を稼げるよう工夫しました。また、スキマ時間でも資金を稼げるように、外出時にパソコンから出来るWebライティングのアルバイトを並行していきました。さらに、予定のない休日には、携帯販売のキャンペーンの短期アルバイトを入れました。
これらの取り組みによって、大学2年生の春には必要な学費を稼ぐことができました。
留学の成果もあり、入学当時には430点しかなかったTOEICも820点まで伸ばすことができました。
この経験から、高い目標から逆算して、日々を過ごすことで、困難なことも成し遂げられると学びました。
貴社においても、目標から逆算して計画的に行動することで、成果をあげていきたいです。
このように型を押さえるだけで、簡単に「あなたの長所は何ですか?」への回答が作成できます。上記の型を意識して、回答を作成してください。
では、各ポイントを具体的に解説していきます。
あなたの面接力はどのくらい?
面接では、自己分析や業界・企業理解がどの程度できているかも、高評価を受けるために大切な要素です。今の時点で、あなたの面接力はどのくらいでしょうか?
それを知るために活用したいのが「面接力診断」です。
質問に答えることで、どのスキルが足りていないのかが一目でわかります。結果を参考にすることで、時間のない就活生も効率的に対策を進められます。無料でダウンロードできるので、気軽に試してみてくださいね。
1.長所は「具体的な言葉」で売り込もう
「長所は何ですか?」と質問されたら、まず、結論から「私の長所は〜です」「私の強みは〜です」と答えてください。
抽象的な言葉では伝わらない
長所を答える際には「抽象的な言葉を使わない」ように意識してください。たとえば「リーダーシップがある」「行動力がある」「協調性がある」は抽象的な表現です。
たとえば、リーダーシップにしても色々ありますよね。周りの意見を汲み取って組織を動かすリーダーなのか、自らが率先垂範して集団を引っ張っていくリーダーなのか…「リーダーシップ」のような抽象的な表現では、その人がどんなリーダーなのか伝わりません。
「協調性がある」「行動力がある」も同様です。抽象的な表現では、あなたの長所がいまいち伝わらないのです。
具体的な言葉を探そう
あなたの長所を上手く伝えるには「協調性がある」のような抽象的な言葉に逃げずに、「具体的に自分の強みを表現する」ことです。たとえば、上の例文では、
私は高い目標を具体的な計画に落としこむことで、達成することができます。
このように、「具体的に」自分の長所を表現しています。あなたの長所を具体的なフレーズで表現してください。たとえば、「行動力がある」ではなくて「できるかどうか考える前に、まずチャレンジしてみるのが私の長所です」と表現する…という具合です。
具体的な言葉であなたの良さを伝えてください。
2.長所は「長所を発揮したエピソード」とセットで伝えよう
長所を面接で伝えるときは「長所を発揮したエピソード」とセットで伝えるようにしてください。長所を発揮したエピソードを使って、メッセージの信ぴょう性をあげるのです。
エピソードとセットで伝えないと、信用されない
私は高い目標を具体的な計画に落としこむことで、達成することができます。
あなたはこれだけ聞いて「お、この人は計画性がありそうだ」と思うでしょうか?思わないですよね。これだけでは信用できません。しかし、
私は高い目標を具体的な計画に落としこむことで、達成することができます。この力を最も発揮したのは、カナダへの短期留学のために100万円の学費を用意した経験です。
このように「この長所を発揮したエピソード」とセットで伝えられれば「なるほど、その長所を持っていそうだ」と感じるでしょう。
長所のアピールに説得力を持たせるには、「長所を発揮したエピソード」という『証拠』が必要不可欠です。必ず長所を発揮したエピソードとセットで伝えてください。
「長所を発揮したエピソード」はこう伝えればOK!
とはいっても「具体的にどんな風にエピソードを伝えればいいかわからない…」と悩む人も多いでしょう。以下のポイントを押さえれば、あなたの長所が伝わるエピソードが出来上がります。
- 概要…長所を発揮したエピソードの概要を伝える。主にどんなことで成果を出したのか?
- 課題…その活動では、どんな課題・目標にチャレンジしたのか?
- 行動…その課題を達成するために、どんな努力・工夫をしたのか?
- 結果…行動の結果、どんな成果が出たのか?
この4点を押さえておけば、あなたの魅力が伝わる「長所を発揮したエピソード」が出来上がります。「要するにどんな問題に取り組み、どう行動し、どんな結果を出したのか?」がしっかり押さえられているので、わかりやすさも抜群です。例文も、この4点を抑えています。
このポイントを押さえたエピソードをつくり、自分の長所を売り込みましょう。
努力の中身は具体的に伝えよう
また、「行動」のパートの「課題を解決するためにどんな努力をしたのか?」はできるだけ具体的に、詳しく伝えるようにしてください。「問題を解決するために、どんな行動をしたのか?」という部分には、あなたの個性が表れます。あなたの良さが一番伝わる部分なので、具体的に伝えなければなりません。
よくある駄目な例が、
- イベントを成功させるために、必死になって努力した結果、イベントを成功させることができました
- 生徒の成績をあげるために、様々な工夫をした結果、生徒の成績をあげることができました
- 「やるからには成功させたい」と思い、全員一丸となって頑張った結果、イベントを成功させられました
このような表現です。これでは何も伝わりません。面接官が知りたいのは「努力の中身」「工夫の中身」「行動の中身」です。あなたの物事への取り組み方から、あなたの仕事への取り組み方を推し量ろうとしています。
「必死に努力した」「皆で頑張った」という言葉では、一番大事な「あなたが物事にどう取り組む人なのか」が全く伝わらないのです。
「問題を解決するために、何をしたのか?」はできるだけ具体的に伝えてください。例文も、非常に具体的に「課題を解決するために何をしたのか?」を説明しています。
3.長所は「会社でどう活かすか?」という視点が大事
面接で自分の長所を売り込むときは「その長所は会社でどんな風に活かせるか?」に必ず触れてください。これがあるのと無いのでは、全体の説得力に大きな差が生まれます。
会社が求めるのは「入社後に活躍できるかどうか」
リクルートの調査「就職白書」によれば、企業が採用で重視する項目上位3位は1.「人柄」2.「企業への熱意」3.「今後の可能性」です。人柄はその人がどんな人なのか?ですから当たり前ですし、「企業への熱意」も志望動機等で必ず聞かれる内容ですよね。
意外と知られていないのが3位の「今後の可能性」です。企業は、その就活生が入社後、どうなるのか?そのポテンシャルに着目しています。よく考えてみればアタリマエのことで、現時点の実力が凄くても、入社後に伸びないのは困る、将来、会社の役に立つ人材に来て欲しい‥・うーん、当然過ぎることですよね。
このように企業は「その人が入社後に会社に貢献してくれるか?活躍してくれそうか?」を採用で非常に重視しています。面接で長所をアピールする時は、この点を踏まえておく必要があります。
その長所を会社でどう活かせるか?伝えること
<p>「入社後に活躍してくれそうだ」と面接官に思わせるには「自分の長所は会社の業務でこんな風に活かせる」と伝えることです。たとえば、
貴社においても、目標から逆算して計画的に行動することで、成果をあげていきたいです。
このように「会社で自分の長所をどんな風に活かしたいか?」抱負を語りましょう。「こんな風に活かしたい」と伝えることで、あなたが活躍する姿を面接官がイメージしやすくなり「今後の可能性」面において、有利になります。
自分の長所を会社でどう活かしたいか?抱負を語ってください。できれば
- 御社の〜という業務で
- 私の〜という長所を
- 〜という形で活かしたい
と、「御社のどの業務で自分の長所は活かせるのか?」まで言及できれば、ベストでしょう。