就活生必見!自己分析から自己PRをつくる5つのステップ

本コンテンツは独自に制作していますが、一部にサービス提供企業等から広告料および送客手数料を受領しているPR情報が含まれています。

就活で絶対にすることになる「自己PR」この出来が内定を決めるといっても、過言ではありません。

自己PRの出来が悪いと、企業には「あなたを採用する理由」がなくなり、不採用となってしまいます。

自己PRで失敗しないためには、入念に自己PRを作成しなければなりません。そこで、自己分析から説得力のある自己PRをつくりだす方法を紹介します。

そもそも自己PRの定義とは?

自己PRのPRとは、Public Relationの略で、会社同士の良い関係を構築するために行われる活動の意味を持っています。

自己PRとは、企業に自分をアピールすることです。自分はどのような人なのか、自分を採用すればどのようなメリットがあるのかをアピールする場なので、分かりやすい言葉で、且つ印象に残る物である必要があります。

面接で自己紹介をお願いします、と言われた場合は、自己紹介とともになぜこの会社に入りたいのかなど、自己PRを交えて話しましょう。

具体的に何文字程度?

300~400字程度が望ましいとされています。
面接で話す際は、2分前後で話せる文字数となっています。

エントリーシートや履歴書の枠のサイズや指定にもよりますが、特に文字数制限のない場合は、300字以上は書くように心がけましょう。
書く際のポイントとしては、300字を目指すのではなく、思いのままに書いた後に、文字数内に収まるよう添削していくことをおすすめします。
あまりに長く書きすぎてしまうと読み手の頭に内容は入りません。

文字数が多くなる場合は、結論から記載し話の流れが枝分かれしすぎていないかどうか確認しましょう。

何分程度?

「自己紹介(自己PR)を1分程度でお願いします」と言われることもあれば、時間を指定されない場合もあります。時間を指定される際は、1分や1分30秒が多いようです。

集団面接でない場合は、時間指定をされないことが多く、その際は2分前後が適当であり、最大でも3分程度に収まるように心がけるようにしましょう。

自己PRが書けない時は、自己PR作成ツールを活用してみよう

自己PRをつくる際、文章を考えるのが苦手で、上手くまとめる自信がない人も多いはず

そんな時は、「自己PR作成ツール」を活用してみましょう。

自己PR作成ツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで、説得力のある自己PRが完成します。

自己PR作成ツールを活用して、人事を唸らせる志望動機を完成させましょう。

1.自己PRの完成形を知る

まずは、自己PRをつくりはじめる前に、内定する自己PRの完成形を知っておきましょう。ゴールを知ってから情報を収集したほうが、より効率的に作業ができるからです。

  • 私の長所は〜です。(結論から長所を述べる)
  • この長所を活かして、学生時代には〜という経験をしました(長所の根拠となる経験を話す)
  • 私は〜という長所を、貴社で〜という風に活かしていきたいです(長所を会社でどう活かすか答える)

この3点がしっかり答えられれば、就活で内定しやすい自己PRがつくれます。

まず、「私の長所は〜です」と答えるのは誰でもやっていますよね。でも、それだけでは「本当なの?」と人事は疑ってしまう。

だから、「その長所が最も活かされたのが〜という経験です」と学生時代の経験で根拠付けします。これなら、「なるほど、確かに」と納得できますよね。

そして、最後に「この長所は貴社でこんな風に活かせます」と、あなたの長所が相手の会社にどんな意味があるのか?を答えましょう。

「その長所は会社でどう活かせるか?」という視点が合否を決める

この3つ目が一番重要です。会社は「会社に貢献してくれる人」を採用したい。だから、「私の長所はこんな風に活かせます」と答えられるようにする必要があるのです。

ただ、「私の長所は〜です!」というだけだと、「で?それがウチにとってどんな意味があるの?あなたを採用する理由はあるの?」と思われてしまう。だから、「私の強みは、貴社でこんな風に活かせる」というところまで落としこまなければならないのです。

書き出しと構成(例を含む)

構成は以下の順です。
①「私の強みは・・・」で書き出します。

例文

私の強みは物事に粘り強く取り組むことができるところです。

②強みの根拠となるエピソードを自分の過去の経験から述べます。

例文

学生時代に所属していた野球部で、経験者が多く初心者である私は、入学当時、補欠からのスタートでした。
悔しさから、周りの選手のプレーをしっかりと分析・研究し、休日や練習前後を使って、毎日一日2時間バッティング練習に励みました。

その結果、初心者ながら野球強豪校であるにもかかわらず、代打ではありますが最後の試合に出場させていただくことができました。

③入社後、その強みを活かして、どのように会社や世の中に貢献できるかを述べます。

例文

私は、この物事に粘り強く取り組むことができる強みを活かし、お客様と向き合い、貴社の営業職として貴社の素晴らしい商品をたくさんの方々に広め、〇〇業界を盛り上げていきたいと考えております。

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2.アピールする能力を選ぶ

まず、アピールするべき自分の長所を見つけましょう。こちらの記事で既に触れたので詳しくは触れませんが、

  • 中学・高校・大学時代に頑張ったことを、ひたすら洗い出す
  • それぞれの経験について「なぜ頑張れたのか?」「どんな課題に、どのように取り組んだのか」「その経験はあなたにどんな影響を与えたのか?」分析していく
  • それぞれの経験で発揮されている「共通点」を探し、自分の長所を見つける
  • その長所が日常でも複数回発揮されているか?を検証し、本当の強みかを精査する
  • その長所を表現するのにぴったりなキャッチフレーズを探す

これらのステップを踏んで、自分の長所を見つけていきます。

例文

①「責任感がある」グループをまとめた経験がある
②「努力を惜しまない」コツコツと取り組み何かを成し遂げることが得意
③「協調性がある」みんなの意見を聴きながら縁の下の力持ちとして貢献した

3.根拠にする学生時代の経験を選ぶ

ただ『私の長所は最後まで投げ出さずにやりぬく力です!」と言っても、信じてもらえません。何かを主張するには、証拠が必要です。あなたの長所を証明するのは、「学生時代に打ち込んだ経験」になります。

  • 私の長所は〜です。
  • その長所を活かして、学生時代には〜という結果を出しました。
  • 具体的には〜(詳しく学生時代のエピソードを語る)

このように、学生時代のエピソードを根拠にして、長所をアピールすれば、あなたの長所を信じてもらえるでしょう。

部活やバイトなど、続けた事柄が多い

エピソードの選び方ですが、倍率が高い募集の際は、特に他の学生と重複した内容になってしまうことが多々あります。印象に残ったり、興味をもってもらえなければ採用までの道は厳しくなってしまいます。

自己分析をしっかりとして、興味を持ってもらえるようなエピソードを選びましょう。
部活で多いのは「部長などまとめ役を務めた」、「補欠から努力してレギュラーになった」、「大会で好成績を収めた」などです。アルバイトであれば「売上に貢献した」、「重役を任せられた」、「同僚をまとめた」などが多くある回答のようです。

重なってしまうのが絶対にダメかと言われればそうではなく、面接官の興味を引く内容であれば気にする事はありません。

学生時代のエピソードをどう選ぶか?

長所の根拠となる学生時代のエピソード選びは、自己PRの根幹といっても過言ではありません。「どのエピソードを選ぶか」は慎重に決める必要があります。

  • 自らの頭で考え、主体的にその活動に取り組んだか?
  • その活動から、何らかの影響を受け、成長できたか?

この3点を満たしたエピソードを選びましょう。華々しい結果を出している必要はありません。企業が重視するのは、学生の「人柄」「今後の可能性」です。あなたが真剣に取り組んだ活動ならば、そのエピソードを詳しく話すことで、面接官に「あなたの人柄」は伝わるのです。

学生に多いのが「コンビニのバイトなんて地味だし…」と自分が頑張った経験をはなから排除してしまう人。

でも、コンビニのアルバイト経験だとしても「コンビニの売上をあげるために、品出しを工夫して、〜という成果をあげました」と詳しく取り組んだ過程を話せるなら、魅力的なアピールになります。

結果や肩書にこだわらずに「真剣に打ち込んだ活動」を選んでください。

4.会社の業務を分析する

自分の長所をアピールするだけでは「で?それがウチにどんな意味があるの?あなたを採用して、どんなメリットがあるの」という企業の疑問に答えられません。

採用されるためには「私の長所は貴社で〜という形で活かせます。だから私を採用するメリットがあります」という形まで落としこまなければならないのです。

自分の能力がどう活かせるか?を答えるためには、志望企業の業務をしっかり分析する必要があります。具体的には、

  • あなたが会社で取り組みたい業務は何なのか?
  • その業務はどのような仕事か?
  • その業務ではどんな能力が求められるか?

この3点にしっかり答えられるようになっておきましょう。志望企業の業務を分析しておけば、的はずれな自己PRにならず、人事に「刺さる」自己PRがつくれます。

企業研究を抜かりなく行う

企業研究は、志望動機を作成するだけでなく、自己PRを作成する為にも大変重要です。

せっかく「貴社の~という業務に活かしたい」「強みを活かして貴社の~に貢献したい」と記載しても、その仕事が実際のものとずれていたり、新しいことを書いたと思っていても既存のものだった場合は、志望動機でどれだけ気持ちを伝えられていたとしても、本当に理解しているのかと不信感を持たれてしまうことになりかねません。

企業研究の方法としては、就活サイト、企業のホームページ、プレスリリースや、会社が出している説明会資料だけでなく、OB訪問なども有効です。想像や憧れ、確実でない情報は、記載しないようにしましょう。

5.どんな形で役立てるかを語る

業務を理解した上で、「自分の長所は会社でどんな風に活かせるか?」を語りましょう。

企業があなたを採用するのは「あなたが会社に貢献してくれそう」だと考えた時だけです。「会社に貢献してくれそうだ」と人事に思わせるためには、「自分の能力は御社で〜という風に活かせる」とアピールしなければなりません。

たとえば、「会社で長所がどう活かせるか?」まで踏み込んだアピールとは以下のようになります。

貴社のような大規模システム開発を行う企業では、様々な開発会社を束ねてプロジェクトを進める折衝能力が求められると思います。私が培ってきた「周りを上手く動かすリーダーシップ」は、様々な協力会社と仕事を進める環境で活かせると考えております。

と、「自分の能力が、会社の業務でどうやって活かせるか?」を答えられるようにしておきましょう。

ただ「私の長所は〜です!」とアピールしても、人事はあなたが活躍する姿をイメージできないでしょう。しかし、「私の長所は、貴社の〜という業務で、〜という形で活かせます」と語れば、人事はあなたが活躍する姿をイメージできますよね。

どちらが内定に有利なのかは言うまでもありません。長所をアピールするだけでなく、その長所が「会社でどう活かせるか?」まで踏み込んでアピールしてください。

自己分析ツールを活用して、あなたの本当の強みを発見しよう

説得力のある自己PRを作るには、自己分析を通じて、「あなた自身の強み」を深く理解する必要があります。ただ、自己分析をやるのも結構大変です。

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