面接の「希望しない部署へ配属されたらどうするか」の回答法

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就活の面接で希望職種の志望動機を語ると、
「希望しない部署に配属されることもありますが、その時はどうしますか?」
「希望しない職種へ配属されたらどうしますか?」と質問されることがあります。

例えばある飲料メーカーのビジネス部門の枠に応募しても、国内・国外マーケティングや、酒類の営業職、自動販売機の営業、営業企画など、部署は複数あり、希望する部署に必ず配属されるとは限りません。

面接官は、あなたが志望職種以外に配属されても、やる気を失わないかどうかを、企業はこの質問で確認しようとしています。

「希望しない職種・部署へ配属されたらどうしますか」と聞かれた時の的確な答え方を例文つきで、解説致します!

なぜ「希望しない部署へ配属されたら、どうするか」を聞くのか

志望度や熱意を確認したい

「希望しない部署へ配属されたらどうしますか?」という質問をする理由の1つ目は、学生の志望度や熱意を確認するためです。

希望部署以外でも会社のために働く意思がある学生は、それだけ入社への熱意が高いと判断できます。
一方、希望以外の配属に難色を示すような学生や、後ろ向きな印象を受ける学生の場合、配属先が希望と違うという理由で内定辞退や早期退職をされる可能性があると判断されます。

もちろん学生の希望に沿えるように検討はしますが、適性や能力を踏まえて職種を判断するので、必ずしも希望通りになるとは限りません。希望先ではない部署の方が活躍できると判断される場合もあります。

そのため、企業側の事情を汲み取って企業ために尽くしてくれるような人材であれば、安心して採用できるのです。

学生の柔軟性を見たい

学生の柔軟性や対応力を見るのも目的の1つです。

総合職では、定期的な部署や職種変更を通して社員の成長を促す「ジョブローテーション」を採用している企業が多くあります。
希望の部署に配属されたとしても、退職までずっと一緒の部署で働けるとは限りません。

そのため、希望とは違う部署や職種になった時の対応の仕方を質問して、どんな仕事でも柔軟に適応できるか、意欲的に働けるかを判断しているのです。

また、「希望しない部署へ配属されたら?」という答えにくい質問に対して、どのように回答するのかを見ることで、学生の対応力も見ています。

特に理由もなく「どの部署でも頑張ります」だけでは、内定欲しさの嘘を疑われてしまうので注意しましょう。

成長意欲があるかを知りたい

「希望しない部署へ配属されたら?」という質問に対する答えから、成長意欲が伝わってくるかどうかも企業にとって重要な要素です。

成長意欲がある人は、どんな部署や仕事でも意欲的に取り組んで、自分の成長に繋げようと努力します。たとえ希望外の部署や職種でも、やる気を失わずに活躍していくことが期待できます。
また、やりたくない仕事や苦手な仕事でも、自分の成長のためと割り切って真面目に努力できるのも成長意欲が高い人の特徴です。

社会人として働く上で、希望や適性に合わない仕事をやらなければいけない場面は訪れるものです。

能力やスキルが優れている学生だったとしても、仕事を選り好みするような学生は、入社後に成長して活躍する姿がイメージしづらくなってしまいます。

入社後のミスマッチを防ぐため

希望部署以外への配属に関する質問は、入社後のミスマッチを防ぐためでもあります。

希望以外の職種や部署でも頑張ってくれる意志があるかどうかの確認はもちろん、入社前に希望に添えない可能性があると伝えておくことで、内定前の検討材料として考慮してほしいという狙いもあるのです。

また、希望部署以外がどうしても嫌だと答える学生や、ある程度は許容できるものの条件を提示するような学生の場合、企業側は内定辞退や早期退職のリスクを考えます。

面接では「どの部署でも問題ない」と答えたとしても、本心は違う学生も多いはずです。希望条件と合わない企業に入社することは、学生と企業の双方が損をする結果になってしまうので、慎重に検討するようにしましょう。

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「希望しない部署に配属されたら?」と聞かれた時の回答例文

例文

社会人経験のない私にとってはどんな職種でも学びがあると思うので、配属された職種で貪欲に学んでいきたいと思います。

Point 基本は「どの部署でも頑張ります」

例文

たとえば、OB訪問で、総務はリソースを正確に管理する視点を養えると伺いましたし、営業ではお客様目線にたって考える視点を学べると伺いました。どんな職種からも貪欲に学び、目標である経営企画部に配属された時には、より価値を発揮できる人材になれれば良いと考えております。

Point どの部署でも前向きに努力できる姿勢を伝える。

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回答のポイント

希望しない部署や職種の情報も集めておく

希望しない部署のことに言及するためにも、質問対策として希望外の部署や仕事内容の情報も集めておくようにしましょう。

希望の部署や職種だけの情報しか持っていないと、部署や職種でどのようなことを学べるかや、どのように成長できるのか、明確にイメージができません。そして、回答を掘り下げられた時に理解度の低さが露呈してしまう可能性があります。

仕事内容を想像だけで答えて、その結果見当外れなことを言ってしまうと、せっかく好印象な回答を用意してたとしても、説得力がなくなってしまいます。

一方、希望しない部署や職種についてまでしっかりと調べていることが伝えられれば、熱意や志望の高さのアピールができるでしょう。

なんでも頑張る姿勢を見せる

「あくまで第一にやりたいのはAという職種だが」という姿勢はみせつつ、何でも謙虚に頑張る姿勢を見せましょう。たとえば、

「会社という組織に属する以上、希望しない部署へ配属される可能性もあるかと思います。しかし、学生の私にはどんな仕事でも成長の糧になると思います。希望と違う職種についたときは、日々の仕事を貪欲にこなすことをまず優先したいです」

このように回答すると、柔軟性がみせられます。

成長できるポイントを見つける

希望と違う職種でも、自分の目標に活きる点を見つけましょう。たとえば、以下のように回答すると良いでしょう。

「営業職はお客様と直接やり取りをするので、お客様視点が養えます。お客様視点のないマーケティングは成功しません。ですから、仮にマーケティング職でない場合でも、貪欲に学び取っていきたいです。」

このように、自分の目標と仕事をリンクさせて、積極的に取り組む姿勢を見せて下さい。

希望部署以外を拒否するのは基本的にNG

「希望しない部署へ配属されたら?」という質問には、基本的には「どの部署でも頑張ります」という意味合いを含んだ前向きな返答をするようにしましょう。

直接的に嫌だと伝えるのはもちろん、他部署の配属に対して消極的であることが少しでも伝わってしまうような回答は、マイナス評価を受ける場合もあるので避けるのが無難です。
ネガティブな感情が顔や態度に表れてしまうのも、採用担当者にはすぐ見抜かれてしまうので注意してください。

また、部署や職種に強いこだわりを持っている就活生は、頑固者や人の言うことを聞かないという印象を持たれてしまう可能性もあります。
企業側の都合も考えて柔軟に対応できる心の広さを示すことが、プラス評価を受けるためのポイントです。

どうしても嫌な場合は正直に伝える

希望外の配属に否定的な意見を述べることは基本的にNGですが、希望の部署や職種以外は考えられない場合や、どうしても嫌な部署や職種がある場合は、正直に伝えるのも選択肢の1つです。

希望の部署にこだわる理由を強く説明して熱意をアピールしたり、「将来的に希望部署で働けるのなら~」のように検討の余地があるように伝えたりと、少しでも前向きな印象が伝わるように工夫すると、大きなマイナス評価は避けられます。

しかし、どの部署でも頑張るという就活生と比べて、評価が下がってしまうことは覚悟しておかなければいけません。
ただ、安易な妥協で後悔する結果になっても意味がないので、縁がなかったと潔く諦めて、気持ちを切り替えるようにしましょう。

これを機会に企業や職種選びを見直してみても良いかもしれません。

「希望しない部署に配属されたら?」には前向きに回答する

「希望しない部署に配属されたら?」という質問には、配属先に関係なく一生懸命取り組むことを伝えてアピールしましょう。

他部署でもスキルアップできるポイントを見つけて成長意欲を示したり、柔軟性が伝わるような回答を意識したりすると、さらなる高評価が狙えます。また、希望外の部署や職種についてもしっかりと調べておき、掘り下げる質問への対策も大切です。

企業の内部的な事情やあなたの適性を考えた結果によっては、希望しない部署に配属されるケースはどの企業でもあり得ます。配属先に関係なく尽力できる企業かどうかを慎重に検討するようにしましょう。

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