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就職活動の面接・エントリーシートで「希望職種は何ですか?」と質問されることがあります。「希望職種」といきなり聞かれても、すぐに回答が思いつかず、戸惑ってしまうかもしれません。
でも、大丈夫です。わかりやすい例文をもとに、面接・ESで「希望職種は何ですか?」と質問された時の答え方を徹底的に解説いたします!以下を読めば、希望職種を聞かれた時の対応法がわかります。
面接で希望職種を質問された時の回答例
まず、希望職種について聞かれた時の回答例を見てみましょう。回答例を先に読んだ方が回答のイメージが湧くと思います。
私は貴行で、法人渉外として中小企業向けの融資業務に携わりたいと考えています。
学生時代に、中小企業でインターンをした経験から、「どんな拡大戦略をとるにも、まず資金」と中小企業の資金需要の切実さを実感しました
融資業務を通して、中小企業の底力を引き出せれば、地域を元気づけられると想い、中小企業向けの融資業務に携わりたいと考えています。
また、中小企業融資の業務では、ゼミで学んだ財務の知識を活かせるのも理由の一つです。
お客様に信頼される渉外となれるよう、現在は中小企業診断士の勉強を進めています。
貴行での融資業務を通して、地域の中小企業の可能性を引き出し、地域を活性化したいです。
【質問の意図】なぜ面接官は希望職種を質問するのか?
そもそも、なぜ企業は「希望職種」について質問するのでしょうか?質問の意図を考えてみましょう。質問の意図を押さえることで、的確な回答ができるようなるはずです。
学生の企業への熱意を知りたい
企業は、この質問を通じて「学生がどれだけ本気で会社を志望しているか?」企業への熱意を把握したいと考えています。この質問への回答には、その学生が「職種の仕事内容」をどれだけ理解できているかが、反映されます。いい加減な職種研究しかしていなければ、曖昧な回答しかできないでしょう。
志望職種を聞けば、「その学生がどれだけ仕事内容を理解しているか?」「会社研究をしっかりしているか?」がわかるのですね。だから、企業はこの質問をして、学生の企業への熱意を把握しようとしています。
学生の希望職種を知りたい
また、入社後の配属の参考にするために、就活生の志望職種を把握したいという意図もあります。職種別採用をしている企業の場合は、「その学生がその職種にふさわしいか?」も同時に見ています。
【39点以下は危険度MAX】
本番前に、面接偏差値を診断しておこう
今年はweb面接をおこなう企業も増えていますが、自分の弱点を把握し適切に対策しなければ、どんな形式であれ面接を突破することはできません。
そこで活用したいのが、面接偏差値診断ツールの、「面接力診断」です。
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診断であらわになった自分の弱点を効率的に対策し、志望企業の面接を突破しましょう。
面接で希望職種を質問された時の答え方
1.職種研究を十分にしておこう
企業は、就活生の志望職種を聞くことで、「その学生がどれだけ本気で会社を志望しているか」を把握しようとしています。だから、「希望職種」を聞かれた時に、
法人営業をやりたいです。
と「やりたい職種」を答えるだけでは足りません。例文のように、
貴行での融資業務を通して、地域の中小企業の可能性を引き出し、地域を活性化したいです。
と「どんな職種・業務で」「どんなことをやりたいのか?」のレベルまで答えられるようにましょう。「〜職で、〜に挑戦したい」と、具体的なキャリアビジョンをアピールできれば、あなたの企業への熱意が伝わります。
具体的にどんな仕事がやりたいか?を答えるには、企業の業務内容を理解しておかなければなりません。実際の業務内容を知らなければ、的外れの回答をしてしまうだけです。企業の業務内容を理解するには、
企業研究に使えるリソース
- OB訪問
- 採用ページの「先輩社員のインタビュー」
- 業界研究本の「仕事・職種研究」ページ
これらのリソースが役に立ちます。これらのリソースを使って、業務内容を深く理解した上で、希望職種を答えるようにしてください。
私は御社の技術職に就きたいです。「創造と挑戦」という御社の企業理念のもと、研究開発に携わりたいと考えています。
2.「やりたい職種」「やりたい理由」を答えよう
企業は、志望職種を聞くことで、「学生がどのくらい本気で会社を志望しているのか?」を把握しようとしています。だから、単に「これがやりたい」だけでなく「なぜやりたいのか?」も答えるよにしてください。
「なぜその職種がやりたいのか?」もあわせて答えることで、本気度が伝わる回答になります。たとえば、例文では、
例文私は貴行で、法人渉外として中小企業向けの融資業務に携わりたいと考えています。学生時代に、中小企業でインターンをした経験から、「どんな拡大戦略をとるにも、まず資金」と中小企業の資金需要の切実さを実感しました。融資業務を通して、中小企業の底力を引き出せれば、地域を元気づけられると想い、中小企業向けの融資業務に携わりたいと考えています。
このように過去の体験をもとに「なぜその職種か?」を説明しています。説得力のある「なぜその職種か」が言えると、あなたの志望意欲をアピールできるでしょう。
「なぜやりたいのか?」を上手く答えるには、大きく3つの方法があります。
- 1.過去の体験・エピソードを使い、「その職種に魅力を感じるようになったキッカケ」を語る
- 2.学部時代に身につけた知識・専門性をもとに「自分の専門性を活かせるから、やりたい」と語る
- 3.自分の長所をもとに「自分の強みは〜だ。この職種では、その強みが活かせる」と語る
大きくこの3つの方法があります。例文は「1」のパターンを使っています。単に「この職種がやりたい」だけでは評価されません。「自分の強みを活かせるから」「自分の知識を活かせるから」とアピールすれば、仕事に対する能動的な姿勢を採用担当に示せるでしょう。
私は営業職を希望します。御社の営業職は法人への飛び込み営業がメインだと伺っております。飛び込み営業は大変なことも多いかと思いますが、契約を取れた時の喜びはさらに大きいものとなり、本当の営業力を身に着けることができる良い機会でもあると思っています。
また、大学時代から人と関わることが好きで、初対面の人と打ち解けるのも早いという強みがあります。この強みを活かせる職種であるという点も、営業職を志望する理由の1つです。
3.企業の「マイナー職種」は言わない方がよい
希望職種を答える時は、よほどのことが無い限りは「採用枠の多い仕事」を答えるようにしましょう。人事・経理・総務・経営企画のような間接部門は、採用人数が少ないため、希望をしても配属されない可能性が高いです。
むしろ「人事がやりたいです。なぜなら〜」と熱意を語るほど、「うーん、人事以外の仕事に配属されたら、モチベーションが低下しそうだな」とマイナスに評価されてしまうリスクがあります。
「内定する」ことを第一に考える場合は、採用人数の多い職種を希望した方が良いでしょう。職種別採用でない場合、面接で伝えた希望がそのまま通ることは稀です。それなら採用人数の多い職種への熱意を伝えた方が、面接で有利になるので得です。
私が希望する職種は秘書です。学生時代、研究室の教授に声をかけられ、講演会のお手伝いやスケジュール調整をしていました。
外部の方と接する機会もあったため、常に身なりや言葉遣いには気を遣い、教授がスムーズに仕事を進められるよう、次の予定を把握して先回りの行動をするように心掛けていました。その結果、教授から「君のおかげでとても助かった」とお褒めの言葉をいただきました。
この経験から、人をサポートする秘書という仕事に就きたいと思うようになりました。御社でもいち早く業務を覚え、皆さまをサポートできるよう努めたいと思います。
面接で「希望職種」について質問された時の回答例
私の希望する職種は営業職です。学生時代にテレフォンアポイントのアルバイトをしていた経験があるのですが、始めた当初は全く売ることができず、成績は下位の方におりました。
そこで、先輩に相談したところ、営業トークが自分本位になってしまっており、お客様のことを深く考えることができていなかったことに気付くことができました。
そこで、まずはお客様がどのような悩みを抱えているのか、社内に寄せられる「お客様の声」などを活用して実態を把握し、それぞれの悩みに合わせた解決策を考えました。
こうしてお客様本位で話をするように気をつけるうちに、営業成績が向上しただけでなく、「○○さんに頼んでよかった」と感謝の言葉をいただく機会も多くなりました。
この経験から、一人一人のお客様に寄り添い、単に「モノを売る」のではなく「自社商品でお客様をサポートできる」営業職として活躍したいと、強く思うようになりました。
この例の良いところは、「アルバイトのうちから営業を経験してきたこと」や「自身の仕事の進め方について試行錯誤して結果を出してきたこと」が具体的に語られている点です。
過去の経験と志望理由を結びつける場合は、このように努力したことが具体的に述べられると好印象です。
私は研究開発職を希望します。大学のゼミで半導体についての研究をしており、御社のメイン事業である半導体事業や、そこから派生する各種事業の技術について多少の知見があります。
実際に企業と共同研究をしたこともあり、ニーズ調査や要件定義、設計、開発、試験といった一連の流れも経験しています。共同研究は大学の研究と異なりスケジュール管理がとても重要となるため、計画性を身につける良い機会となりました。
この経験を活かして、御社の研究開発職として貢献し、より良い世の中を創っていきたいと思います。
専門職のアピールポイントとして、「専門的な知識がある」と回答する学生が多いですが、それだけでは他の志望者との差別化が難しいです。
この例の場合は、どのような成果を上げたのかが具体的に述べられており、差別化が図られている点が良いポイントです。
面接で「希望職種」について質問された時のNG回答例
エンジニアなどの技術職を希望します。大学は文系の学部出身ですが、幼い頃から機械がどのようにできているのか興味があり、よく使えなくなったラジオなどを分解して遊んでいました。
開発等の経験はありませんが、御社は充実した研修制度があると伺いましたので、ぜひ学ばせていただきたいと考えます。
この例の悪いところは、志望理由としてのエピソードがずれているという点もそうですが、何より「働く」ことよりも「学ぶ」ことが目的となっているところです。前向きな姿勢をアピールしているのかもしれませんが、会社は学校ではありません。
勉強熱心さよりもまず、どのように会社に貢献できるのかをアピールしましょう。
私の志望する職種は経理です。「財務分析は会社の健康診断」と言われるように、会社が新しい商品を研究・開発し、世の中に貢献し続けるには、資金繰りやコスト管理が重要だと考えています。
また、大学のゼミで管理会計を学んでおり、企業にとっての管理会計の重要さや、その面白さを改めて感じています。
私の性格上、一つの分野をとことん極めるのが好きであり、仕事においてもこれまでの知見を活かして働きたいと考えています。そのため、何としても経理として働き、御社のため、ひいては世の中のために貢献していきたいです。
この例の注目すべきところは「何としても経理として働き」という一言です。希望職種に対する熱意があるのは良いことですが、このような書き方をしてしまうと「もし他の部署に配属されたらやる気を失くしてしまうのでは」と思われかねません。
特に経理など採用人数の少なそうな部署を希望職種にする場合は、ある程度の柔軟性があることも伝えるようにしましょう。
私が希望するのは営業職です。昔から人と関わることが好きで、コミュニケーション力に自信があります。
また、御社の商品を以前から使用しており、とても使い勝手が良く、生活がより便利になる商品だと思いましたので、この商品の良さを自分自身でもっと世の中へ伝えていきたいと思いました。
そのため、御社の営業職として働き、生活をより便利で快適にする商品の販売を通して、世の中に貢献したいと思います。
日用品などの「消費者向け商材」を扱う企業の志望動機として、このような文章がたまに見受けられます。この例の悪いところとしては、まず「使い勝手がいい」「生活がより便利になる」と言うだけでは、ユーザーとしての感想に過ぎず、志望動機としては成り立ちません。
また、コミュニケーション力についても、このままではアピールポイントとして弱いです。「商品のどこに魅力を感じているのか」や、自分の強みを裏付けるエピソードをもっと具体的に書きましょう。
【39点以下は危険度MAX】
本番前に、面接偏差値を診断しておこう
今年はweb面接をおこなう企業も増えていますが、自分の弱点を把握し適切に対策しなければ、どんな形式であれ面接を突破することはできません。
そこで活用したいのが、面接偏差値診断ツールの、「面接力診断」です。
24の質問に答えるだけで、自分の強みと弱みをグラフで見える化できます。
診断であらわになった自分の弱点を効率的に対策し、志望企業の面接を突破しましょう。
時間がかかりがちな自己分析が簡単にできちゃうツールがあるのをご存知でしたか?
パッと自己分析を終えたい時に使えるのが、使えるのが適職診断テスト「AnalyzeU+」です。
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偏差値形式で表示してくれるので、「自分の強みは何なのか?」「向いている仕事は何なのか?」「どんな弱点があるのか?」「向いていない仕事は何か?」が一発でわかります。自分の向き・不向きがわかるので、自己分析で適職について考える時にとても役立ちます
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