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憧れの総合商社への就職を希望する人も多いでしょう。
キャリタス就活の2022年卒を対象とした業種別人気ランキング商社編では、5大商社に次ぐ第6位でした。
人気企業への就職のためには、企業研究や選考対策としてインターンシップへの参加がおすすめです。
この記事では、双日のインターンシップの概要や選考対策について解説します。
双日の会社概要
基本情報
日本経済を支える7大商社の一つに数えられる総合商社の双日(そうじつ)。商社業界を志望する学生にとって注目すべき企業の1つです。まずは企業の概要から確認していきましょう。
双日グループは、ニチメン株式会社と日商岩井株式会社が2003年4月に持ち株会社を設立し、翌2004年4月に合併して誕生。
2004年から総合商社として、さまざまな国と地域で幅広いビジネスを展開している企業です。
企業研究
双日の強みは何といっても、国内民間航空機代理店として一位のシェアを誇る航空事業です。米国のボーイング社の販売代理店として全日本空輸や日本航空に大型旅客機を販売しているほか、富裕層や経営者向けのビジネスジェットの運航事業にも力を入れています。
新型コロナウイルス拡大によって航空事業にも少なからず影響はあったものの、双日は早い時期から収束後の需要回復を見据え、新興国での空港運営事業や中古部品のパーツアウト事業などに着手しています。
特に成長著しいアジアでの事業拡大に力を入れており、新型コロナウイルスの収束後、需要が順調に回復していけば、双日が日本の航空事業をリードしていく可能性も十分考えられれます。
また、働き方としては、入社後すぐにチャレンジできる環境が整っていることが双日の強みです。海外勤務を経験できるトレーニー制度や海外語学研修など、若いうちから現場経験を積める制度が充実しているため、どんどん新しいことにチャレンジすることが可能です。
2021年3月現在の経営状態(動向)
双日の選考へのエントリーを考える上で、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた経営状態も理解しておく必要があります。
2021年3月期第3四半期のグループ業績は、合成樹脂取引の減少による化学での減収、海外自動車事業での販売台数減少による自動車の減収などにより、収益が前年同期と比べ1589億円の減収となりました。
化学本部のメタノール事業の根幹であるメタノールの価格は回復傾向にあるものの、未だ事業に大きな影響を及ぼしており、新型コロナウイルスの感染拡大や変異種出現によって不透明感が続いています。
こうした先行き不透明感により、新卒採用においても規模の縮小や急な日程変更が考えられますから、双日のホームページや就活サイトの情報確認を怠らないようにしましょう。
参考:双日公式ホームページ|IR(投資家情報)
双日のインターンシップ内容
双日キャリアカレッジ~インテンシブ・コース~
「双日キャリアカレッジ~インテンシブ・コース~」は、総合商社のビジネスを肌で感じられる体験型のインターンシップです。
与えられた課題をもとに商品の販売計画を考えたり、新たな事業計画を立案したりするワークや、営業の仕事を体感できるプレゼンテーションなどが実施されます。
また、過去には「何のために働くのか」を考えるワークも実施されています。双日のインターンシップは実際の業務を知ることに加え、自己分析も深められる内容になっています。
日数:5日間
開催場所:東京本社
対象:大学生、大学院生(学部・学年は問わない)
※過去に実施されたインターンシップの内容を紹介しています。開催日や実施内容が同じになるとは限りません。
双日のインターンはこんな人におすすめ
総合商社の中での双日の立ち位置が分かる
数ある総合商社の中で双日がどのような立ち位置なのか、何が強みなのかを知りたい人におすすめです。
7大商社とひとくちに言っても、特徴や強みは各社異なります。インターネットの情報からある程度各社の違いを理解できますが、やはりインターンに参加して自分の目で見比べなければ、細かな違いまでは理解できません。
インターンに参加することで双日にしかない強みや弱みを発見できるので、選考に進む企業を選ぶ際の判断材料になるはずです。
また、双日のインターンはあくまでも業務の体験にすぎませんが、参加するのとしないのでは得られる情報量に大きな差が生まれてしまいます。開催期間は5日間と少し長めですが、商社業界を志望している人、双日に興味がある人は積極的に参加すべきでしょう。
双日で働くうえで必要な考え方が分かる
双日で働くうえでのマインドや能力を知りたい人にも、インターンシップへの参加をおすすめします。
インターンで実際の業務を体験し、職場や社員の雰囲気を見ることで、業務を進めていくにあたり必要な能力が分かります。
例えば双日は、入社して数年でプロジェクトリーダーになるケースもあるようです。若い人に挑戦させていく環境の双日。先輩はどんな考えをもって仕事に取り組んでいるのかをインターンシップで知るようにしましょう。
働き方や考え方、温度感が違うと、毎日の仕事が辛くなってしまいます。インターンシップに参加してみて自分も同じ環境で働きたいと思えれば、ぜひ本選へチャレンジを考えましょう。
インターンの参加は本選に有利になるか?
企業や業務理解ができるため選考対策になる
企業や実際の業務についての理解が深まるため、インターンへの参加は選考対策になります。インターンが双日の本社で実施される場合は、働く社員の姿を見たり、職場の雰囲気を肌で感じたりできる機会にもなります。
インターンの参加が選考対策になることはもちろん、ESや面接での大きな強みとなるので、インターンでの経験は積極的にアピールしましょう。インターンに参加したときの体験に即してアピールすれば話の説得力が増します。
また、双日のインターンに参加することは他の総合商社の選考対策にもつながります。実体験に基づいて比較検討できるので、それぞれの総合商社の強みと弱みを明確にできるでしょう。
ワークの取り組みが良ければ次のインターンシップにも声がかかることも
インターン中の評価やワークの取り組みによっては、次のインターンシップにも声がかかる場合があります。その他、OB紹介や座談会の案内が来る場合もあります。
双日のインターンは本選考の一環として実施されるわけではありませんが、志望度が高く優秀な学生が多く参加しているので、採用担当者がインターン中に学生を吟味している可能性は0ではありません。
そのためインターンに参加できたからといって満足するのではなく、採用担当者に好印象を持ってもらえるよう、インターンに取り組みましょう。
インターンで高い評価を得られた場合は、本選考を有利に進められる可能性も十分考えられます。
双日のインターンシップ選考フロー
双日のインターンの選考フローは、ESを使用した書類審査とグループディスカッションの2段階です。ただし、選考フローが変更となる可能性もあるため、参加を考えている場合は詳細を事前に確認しておきましょう。
インターンの募集人数は例年50人程度と比較的多めですが、ESやグループディスカッションで求められるレベルは高く、選考突破は容易ではありません。
双日のインターン選考の特徴について理解し、ES作成やグループディスカッションの練習を入念におこなった上で選考に臨みましょう。
双日のインターンシップ選考対策
ES
過去の質問例は以下のとおりです。
・あなた自身について、具体的なエピソードを交えて自己紹介して下さい。
・これまでに直面した困難や挫折した経験と、それをどのように乗り越えたかを教えて下さい。
・本インターンシップに参加する目的を教えて下さい。
・あなたらしさを表す写真を選び、アップロードしてください。 写真について100字以内で説明を記載してください。
インターンのESも本選考のES同様、企業の求める人物像を理解した上で、採用すると自社にメリットがあると思われるアピールをしていく必要があります。
企業がESで重視しているのは、学生の性格や価値観、インターンに対する熱意、求める人物像にマッチしているか、業界や企業について正しく理解しているかといったポイントです。
インターンだからといって企業研究や自己分析を疎かにせず、本選考で提出するESを作成するときと同じような気持ちで準備しましょう。
自由作文(400字)(自己PR)
自由作文は他の質問と違ってテーマが与えられていないので、どんな内容にするかは自分次第ですが、ただ闇雲に書けばいいわけではありません。
あえてテーマを設けず自由に記述させるのは、自分でアピールしたいポイントを考え、さらにそれを相手にわかりやすく説明できるかどうかを見極めるためです。そのため自由作文では、何をアピールしたいのかを先に考え、その上でエピソードを選ぶことが重要です。
テーマには志望動機や自己PR、ガクチカなどが考えられますが、自分の人柄を伝えやすい自己PRを選ぶのがよいでしょう。他に自己PRの項目が設けられている場合は、その補足または別のポイントをアピールするのも効果的です。
例文①+評価ポイント
私の強みは”柔軟な思考”です。常識にとらわれず、それまで以上に状況を良くできるように考えながら行動できます。
私は大学時代に所属していたサッカーのサークルで、メンバー全員が練習に集中できる環境づくりに努めました。
私が入部したばかりの頃のサークルは上下関係がかなり厳しく、下級生やスタメンではない人は、洗濯やドリンク作りなどの雑用をやらされてばかりで、とても練習に力を入れられるような環境ではありませんでした。
それではスタメンを勝ち取れないばかりか、チーム全体のレベルも上がらないと思い、上級生やスタメンの人も一緒に雑用をするよう提案しました。具体的には、全員で平等に雑用を分担するため、1〜4年を一人ずつ入れた4人チームで雑用をこなすという方法です。
始めは文句を言う人も少なくありませんでしたが、全員が雑用をすることで練習機会の平等化につながり、さらに4人チームで雑用をこなすことで他学年とコミュニケーションをとるきっかけにもなりました。
ポイント
双日のスローガンである「New way, New value」に関連するような自己PRです。自己PRでは、企業が求める人物像から逆算して考えることが重要です。
例文②+評価ポイント
私の強みは”問題解決力”です。問題の原因を分析し、適切な対策を講じる力があります。
私は大学時代、高校3年の受験生の家庭教師を受け持ったことがあります。その生徒が志望する大学の偏差値は65でしたが、出会った当初の偏差値は51しかなく、志望校合格は現実的ではありませんでした。
そこで翌年の入試までに私に課せられたのが、偏差値を15近く上げるという課題です。ただ闇雲に勉強しても偏差値を上げるのは難しいので、まずは生徒のモチベーションを高め、毎日コツコツと勉強する習慣を身につけることを意識しました。
具体的には、家庭教師の時間の最後に毎回テストを実施するという方法です。目標点を設定することでモチベーションを高め、さらに前回の内容をもとにテストを作ることで復習につなげる狙いです。
結果的にテストの効果は絶大で、勉強すればするほど点数が高まることに喜びを感じてくれるようになり、高いモチベーションで勉強を続けられました。その甲斐あって入試直前には偏差値が68まで上がり、無事志望校に合格することができました。
ポイント
自己PRで具体的なエピソードを書くときは、直面した問題→問題に対する取り組み→結果の3段階を意識しましょう。特に問題に対する取り組みを詳しく書くことで、自分の人柄や考え方を相手に伝えられます。
自分らしい写真の添付とその説明
双日のインターン選考では、自分らしい写真の提出を求められたことが過去にありました。
自分らしい写真とはすなわち自分の人間性をアピールできる写真のことで、企業は写真から学生の人間性を確かめ、求める人物像とマッチしているのかを確かめる目的があります。
写真によって学生に対する第一印象が決まるため、自分の人間性がひと目でわかり、インターンに参加してもらいたいと企業に思わせられるような写真を選びましょう。
写真は自分が写っているもの、アピールしたいポイントに適したものを選ぶことが大切です。
写真を想定したうえでの例文①+評価ポイント
「アメリカ旅行の写真」
これはアメリカに一人で旅行したときの写真です。小さい頃から海外一人旅というのに憧れていて、大学生でついにその夢を実現できました。海外旅行自体初めてだったので慣れないことばかりでしたが、現地の人に道を聞いたり、交通手段について尋ねたりしてなんとか無事に過ごすことができました。この写真も現地の人に頼んで撮ってもらったものです。
ポイント
行動力の高さがうかがえる文章です。先に何をアピールしたいのかを考えて、アピールポイントに合った写真を選びましょう。
写真を想定したうえでの例文②+評価ポイント
「教え子との写真」
これは家庭教師の教え子が無事志望校に合格し、記念で撮影したときの写真です。自分が合格したわけではないのですが、その子の苦労とがんばりをそばで見てきただけに、自分が大学に合格したとき以上に嬉しい出来事でした。家庭教師というアルバイトをしていて良かったなと、心から思った瞬間です。
ポイント
人間性がわかる写真であれば、基本的にどのような写真でも問題ありません。どこで撮ったのか、誰と撮ったかのということよりも、自分らしさが表現できているのかを重視しましょう。
グループディスカッション
ESによる書類審査後はグループディスカッションが実施されます。人数は6〜8人程度、制限時間は30分で、与えられたテーマをもとに議論していくものです。
さまざま人と関わりながら仕事を進めていく総合商社の特性上、双日の選考でも、チームのメンバーと協力して課題に取り組む姿勢が求められます。
そのため、アピールしようとハリキリすぎて一人で突っ走るのは避け、チーム全員で議論を進めていくことを心がけましょう。
グループディスカッションが始まったらまずはテーマの前提条件を全員で共有した上で、自分の意見を出しながら議論を深めていきましょう。議論を進める際は、発言が一部の人に偏らないように気遣うことが大切です。
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双日のインターンシップへの参加は本選に有利!企業研究を入念にして臨もう
双日は、インターン参加により本選考に有利になる場合があるため、準備を入念にした上で臨みましょう。人気企業の業務を体験できるインターンだけあり、選考突破は容易ではありません。
本選考と同じような気持ちで、企業研究やES作成、グループディスカッションの練習などの対策が大切です。
万が一インターンの選考に落ちてしまった場合でも、対策が無駄になることはありません。選考落ちの理由を考え、改善に努めるようにしましょう。
3年生のうちからできる就活対策って何か知ってますか?
それは、インターンシップです。
インターンは企業の実業務を体験して企業理解を深められるだけでなく、インターンで得た経験やビジネススキルを就活でのアピールポイントにすることもできるのです。
また、インターンで社員さんに仕事ぶりや顔を覚えて貰えることもあり、志望度の高さをアピールするにはもってこいの機会でしょう。
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