「学生時代に頑張ったことがない」と悩む時に使える2つの対策

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就職活動が本番にさしかかると「学生時代に頑張ったことを聞かれるが、自慢できるようなことは何もしていないのですが」というような声をよく聞きます。

確かに、凄い学生時代の経験をする学生がいる中で、とりたてて特徴のない学生生活を過ごしていると、なんだか不安になりますよね

「学生時代に頑張ったこと」が見つからない場合、どうすればいいのでしょうか?

学生時代に頑張ったことがない人とは

学生時代に頑張ったことをエントリーシートや面接等で問われた際に、「学生時代に頑張ったことなんて無い」と悩む学生は多くいます。
Twitter上でも以下のような口コミが見られます。

しかし「無い」と考えてしまう学生の多くは、他人と自分を比べてしまったり、他人や企業からの評価を気にしすぎてしまったりして自信が持てないのではありませんか?

たしかに他人が素晴らしい成果を収めていると、自分の頑張ったことに自信を持ちにくくなることもあります。

また、学生時代に頑張った結果が見えるような、華やかな成績がないので、書くことができない就活生もいるでしょう。

しかし就活において重要なのは成果だけでなく、成果に至るまでの過程です。企業は結果や成績だけを求めているわけではありません。
まずは、企業が学生時代に頑張ったことを聞く理由についてから紹介しましょう。

人気企業内定者の「ガクチカ」を参考にしよう

学生時代に力を入れたことは、就活の中でも大切なアピール要素です。部活やスポーツ系系などの学生時代に力を入れたことを正しくアピールして、学生時代の経験やそれによって得た能力を伝えましょう。

学生時代に力を入れたことを考えるときに活用したいのが『人気企業内定者の「ガクチカ」まとめ』です。
作り方や例文18選を収録しています。無料でダウンロード出来るので、面接対策中の就活生にもおすすめです。

企業が学生時代に頑張ったことを聞く理由

人柄を知るため

企業が学生時代に頑張ったことを聞く理由1つめが、就活生の人柄を知るためです。頑張り方や力を入れるものの基準は人によって異なります。
そのため、すべてが結果や成果につながるものではなく、「この就活生は、こんな物事に力を入れたい人なのか」という興味を持つ出来事が伝わる内容でも良いのです。

また、どんな課題を抱えて、どのように取り組んだのかを知ることで、物事への取り組みかたを企業は知り、人柄把握につなげたいと考えています。
そのため、特別な大会やプログラムでの結果や成績自体は、重要ではないのです。

最後まで頑張る力があるのか知りたい

2つめが最後まで頑張る力についてです。社会人になってからも、頑張らなくてはいけないときや、踏ん張らなくてはいけないケースはあります。
そのようなとき、最後まで頑張る力のない人は、すぐに投げ出すのではないか、退職してしまうのではないかと企業は考えます。

学生時代に課題に立ち向かい、結果はどうあれ自分なりに一生懸命最後まで取り組んだ経験がある人は、社会人になってから困難にぶつかったとしても、投げ出すことなく取り組む力があると考えられます。

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学生時代に頑張ったことが書けない人の対処法

①充実した経験を思い出しとりあえず書き出す

学生時代に頑張ったことが思い浮かばないときは、充実した経験を思い出して、とりあえず書き出してみましょう。

ガクチカを企業が聞く理由で紹介しているように、エピソードは特別な経験や部活での功績があるものではなくていいです。

内容は自由です。アルバイトやサークルでの生活、大学での生活、課外活動に関するものでも、「楽しかった」「充実した」と自分が少しでも思えるものをリストアップすることが「学生時代に頑張ったこと」を発見する最初の一歩になります。

もし「アルバイトは楽しかったけど、頑張ったこととは言えない」と考えても、とりあえず書き出しておきましょう。

学業との両立のために頑張ったことがある可能性もありますし、早く仕事を覚えるために工夫したことがある可能性もあります。
大きな成果を出せていなくても、その過程で自分が頑張ったことが少しでもあれば、それは「学生時代に頑張ったこと」のエピソードとして活かせる内容になるのです。

②今からエピソードを作る

学生時代に頑張ったことが何も思い浮かばない場合には、今からエピソードを作る方法もあります。
エピソードをつくるというと「今からアルバイトや部活を頑張れというのか」と気負ってしまう学生もいますが、身近な日常生活の中でエピソードを作ることもできます。

たとえば地域のクラブチームに参加してミニバレーを始めてみるというエピソードでも良いですし、友人と一緒にボルダリング等のスポーツに取り組んでみるといったエピソードでも良いのです。

「学生時代に頑張ったこと」は、学生の成果だけでなく、成果を得るまでの過程をメインに知りたいと考える企業がほとんどです。
そのため輝かしい成果ではなくても良く、今から日常生活の中でエピソードを作ることができるのです。

チームワークを必要とするものがおすすめ

「学生時代に頑張ったこと」のエピソードをこれから作る人は、できればチームワークを必要とするものがおすすめです。

企業に務めるうえでは、集団に属することになります。同じチームの人とどのように接したのか、どんなコミュニケーションを取り、どのように周囲を巻き込んだのかが企業に伝われば、集団に属するなかでのあなたの役割やイメージが付きやすくなります

すでにサークルや部活に入っている場合であれば日帰り合宿等の小さなイベントを企画しても良いですし、練習メニューを仲間とつくって実践してみるなど、思いついたことに挑戦してみると一つのエピソードになります。

アルバイトをしている場合でも同様に、チームワークを活用したエピソードをつくることが可能です。たとえば清掃効率を上げるために同僚と都内全店舗の社員・アルバイト参加の掃除スピードNo1を決める企画をつくったなど、些細なことで構いません。
チームワークを活かして他人と一緒に行動したというエピソードは、就活に大きく役立てられるのです。

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2021.05.25

学生時代に頑張ったことの書き方

①何に対して②どのくらい頑張り③どんな結果が出たのか

学生時代に頑張ったことを書くときは、次の3つの項目を忘れずに書くようにしましょう。

① 「何に対して」
エピソードを書くときには、「結論→過程→そこから得たもの」の順で説明することで聞き手が理解しやすくなります。
② 「どのくらい頑張ったのか」
成果を得るまでの過程について書くのがこのパートです。「どのくらい」を説明するときは数字を用いて説明することで、より具体的な説明ができます。
③ 「どんな結果が出たのか」
この「結果」とは、「大会で1位になった」など目に見える結果だけを指すわけではありません。たとえ「大会で最下位だった」という結果でも、この結果から得た教訓や気付きを結果として書けば立派なエピソードになります。

具体的な事例を入れる

学生時代に頑張ったことを説明するとき、「〇〇を頑張りました」とだけ説明しても、自分の良いところを聞き手に伝えることはできません。

できるだけ具体的な事例を入れて、何をどのように頑張ったのかを説明できるようにしておきましょう。

たとえばサッカー部に入部して頑張ったことを伝えたいのであれば、一日どのくらい練習したのか、どんな課題があり、練習において工夫したことは何かなど、事例を織り交ぜることで自分がどのようにどれくらい頑張ったのかをアピールします。

アルバイトは仕事への再現性を伝える

学生時代に頑張ったこととしてアルバイト経験を書きたい場合には、仕事への再現性を伝えるようにしましょう。
仕事への再現性とは、「就職した後の仕事にどのように活かせるか」ということです。

たとえ就職後の仕事とアルバイトの内容がかけ離れているとしても、コミュニケーション能力や業務効率を上げるための思考力など、仕事の基本となる部分についてはアルバイトも就職後の仕事も同じです。

そのためアルバイトで学んだことがどのように仕事に活かせるかは、できるだけ書くようにしましょう。

学生時代に頑張ったことの例文

例文①

「私が学生時代に頑張ったことは、アルバイトと学業の両立です。
私は自分の生活費を自分で賄わなければいけないので、レストランの給仕のアルバイトを1日8時間、週4日しています。学校とアルバイト先の往復のような生活なので、学業といかに両立させるかが私の課題でした。
そのため私は、日常生活の中で時間の使い方を工夫しました。
電車の中での隙間時間が1日の中で2時間あるので、その時間は授業の予習・復習に充てました。予習をすることで授業内の話の吸収率が格段によくなり、その日学んだことを忘れないように復習も欠かしませんでした。
その結果、成績は今までの3年間でほとんどAを取り続けることができています。
この計画性は今後の仕事においても活かしていきたいと考えています。」

文化祭で実行委員をした、バレーボールチームで県No1をとったなど特別感のある内容ではなく、日常生活のなかでの頑張ったことをエピソードとしています。
アルバイトを頑張るのは、お金をもらっているので当然ですし、学業を頑張るのも自分で決めたことなので当然です。しかしなかなか大学生の中には学業とアルバイトの両立が続かない人も珍しくはありません。
具体的な取り組みがあることや、継続力が評価に値します。

例文②

「私が学生時代に頑張ったことは、ソフトボール部での活動です。
私は幼いころから人見知りで、体力にも自信がないことからスポーツを毛嫌いしていました。
しかし仕事をする上ではコミュニケーション能力も体力も非常に重要であると考えたため、ソフトボール部に入部してみたのです。
始めの頃は体力もなく、周囲は知らない人ばかりで、毎日の練習が苦痛でした。しかしこのままでは何も変わらないと考え、入部から毎日欠かさずに1日4時間の練習をし、挨拶も自分から積極的にしていくところから始めました。その結果として仲間とどんどん親しくなり、レギュラーとして大会に出場させてもらうことができました。
体力とコミュニケーションという苦手を克服できたので、これからは明るい社会人として活躍してきたいと思っています。」

この例文では、苦手を克服する根性があることとコミュニケーション能力が高いことが聞き手にうまく伝わるように話が構成されています。

例文③

「私が学生時代に頑張ったことは、ゼミでの研究です。私は児童福祉法を研究していましたが、児童福祉法に関する文献は非常に少なく、研究のほとんどをフィールドワークに頼る必要がありました。
そのため児童福祉施設や児童相談所などにインタビューを交渉するのですが、施設側には児童のプライバシーを守る義務があるため許可がおりませんでした。
しかし諦めることなく、児童のプライバシーに一切触れないプランを持ちかけました。これまでの文献でフィールドワークを成功させたプランを真似するのはもちろん、大学の臨時講師であるウンセラーの先生に、児童の接し方をヒアリングしたり、行政の子ども課の職員へ地域の虐待される子どものプライバシーの守り方を学びに行ったりし、最後には複数のプランを作成したうえで、施設の先生と最善の方法を考え、児童と接する機会をいただきました。
その結果として合計30回ほどのインタビューを各所からすることができ、現在は豊富な材料をもって卒論に取り組めています。今後営業の仕事をする上で、この物事を実行するまでの調査や、やりきる力を役立てたいと考えています。」

断られると再度立ち向かうのは勇気が必要です。しかしこの例文からは、断られる理由を理解し、まずは自分に知識を付け、そのうえで最善の方法を相手と一緒に考える、粘り強い姿勢がアピールできています。

学生時代にがんばったことのない人は他人と比べずに自分なりの頑張りを書き出してみる

学生時代に頑張ったことがなく、記載に悩む人人は多いです。しかし、周囲と比べずに自分なりに頑張った経験を書き出してみることや、日常生活を振り返ってみることで、エピソードは以外にあるものです。
それでもやっぱりない!という人は今からエピソードなるものを作ることも可能です。

書き方としては、①何に対して②どのくらい頑張り③どんな結果が出たのかを具体的に記載することで、採用担当者に人柄が伝わるテキストとなります。

自分をアピールする重要な項目ですので、この記事を参考にもう一度取り組んでみてください。

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