要注意!面接で全く評価されない志望動機の5つのパターン

面接官に響かない志望動機のパターン

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就職活動で必ず話すことになる志望動機。もちろん、企業も重視しています。しかし、志望動機って悩みますよね。どういうのが正解なのかわかりませんよね

もちろん、志望動機に正解はありません。会社を志望する理由は自由です。

ただ、「これを言うと、受けない」「評価されない」失敗パターンが、実は、あります。失敗パターンを避ければ、ほとんどの学生の志望動機は改善されます。

以下の5つのよくある志望動機の失敗パターンを学び、志望動機をブラッシュアップしましょう。

面接で志望動機が評価されない理由

面接で志望動機が評価されない理由には、以下の2点が考えられます。

    • ①企業の事業内容に触れていない

すべての企業は様々な事業を展開して利益を得ています。

志望する会社の事業内容に触れないということは、‌その企業が、社会に対して価値を生み出している部分に対して、興味を持っていないと、採用担当者から考えられてしまいます。

そのため、本気で入社する意欲がないと捉えられかねません。事業内容を志望動機に盛り込むためにも、業界研究や企業研究に取り組んでみてください。

  • ②自分の意欲のみをアピールしてしまう

「成長できる環境で働きたいと思ったため志望します」という、成長したい気持ちをアピールすることは良いことですです。

しかし、志望動機の中で、その意欲を全面に押し出してしまうのは受け身な印象を与えるため、評価されません。

志望する企業で、今まで自身が培ってきた経験を企業の求める人材像とマッチさせ、活躍できるかを証明できるように志望動機を構成しましょう。

志望動機が会社説明になっている

実は最も多いのが、このパターンです。会社の志望動機を述べる時に、自分の動機の説明がなく、ほとんど会社の説明になってしまっているのです。たとえば、

御社のグローバルな労働環境に魅力を感じております。御社は海外売上比率が60%と早期にグローバルな市場に進出しております。さらに、近年では、BRICSマーケットにAという製品を投入し〜(以下略)この貴社のグローバルな環境で働き、成長したいと考えております。

わかりやすいようにデフォルメしていますが、こんなイメージです。志望動機を聞くのは、あなたが会社を志望する動機を知りたいから聞くのです。会社説明を聞きたいのではありません。

この問題を解決するには、「なぜそう思うのか?」を考えることです。たとえば、グローバルな労働環境にひかれるのならば、「なぜ海外売上比率の高い会社でキャリアをつみたいと、あなたは考えているのか」を面接官に伝える必要があります。

志望動機を聞くのは、あなたのことを知りたいからです。拙くてもよいので、あなたの考えを伝えて下さい。

志望動機が書けない時は、志望動機作成ツールを活用してみよう

ここまで志望動機を作成する方法を解説してきましたが、文章を考えるのが苦手で、上手く書ける自信がない人も多いはず

そんな時は、「志望動機ジェネレーター」を活用してみましょう。

志望動機ジェネレーターなら、簡単な質問に答えるだけで説得力のある志望動機が完成します。

志望動機作成ツールを活用して、人事を唸らせる志望動機を完成させましょう。

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志望動機が「御社で成長したい」

少なくないのが、「成長したい」という学生です。成長への思いは素晴らしいのですが、「成長する」のはどの職場でも出来るでしょう。その会社を志望する具体的な理由にはなりにくいのです。その会社をキャリアプランとして選ぶ理由としては筋悪といえます。

成長したいではなく、その会社で

  • 「具体的に何がやりたいのか」
  • 「なぜそれがやりたいのか」
  • 「なぜそれは、その会社でないといけないのか」

が相手に伝わるようにメッセージを構成して下さい。

志望動機が「御社で成長したい」の回答例文

例文1

ファーストリテイリング(文系・女子)
私の企業選択の基準は以下の3つです。

1つ目は多くのお客様と直接触れ合える仕事だということ。
2つ目は若いうちから責任ある仕事が与えられること。
3つ目は若くて勢いのある企業ということです。

1つ目について、
私は、自分の提案に対する反応が早いことから、接客が大好きで、高校時代から今までに接客業を中心に様々なアルバイトをやってきました。そのため、接客業を一生の仕事にしたいと考えています。

2つ目は若いうちから責任ある仕事が与えられること。
私は若いうちから、市場で自分自身が評価される実力をつけたいと考えています。
若いうちから店長として、自分の考えを店舗に反映できる点や、責任者としての自分に不足している点に気づくことができる環境は魅力的です。

3つ目は若くて勢いのある企業ということです。
日に日に進化していく新しい会社で、社会で求められるものが目まぐるしく変わっていく変化に対応することは、自分自身のスキルを高めるチャンスと考え、前向きに働けるようそであると考えています。
以上の3点を御社は満たしていると感じたため、志望しています。

Point

文章全体から、今までに接客業にやりがいを持てていること、お客様のために頑張れる力を持っている学生であることがわかります。

職業観をしっかりと持っていて、志向性も、この会社の特徴とマッチしていることは好印象です。

あとは、 面接官に質問された際に、豊富なアルバイト経験に裏づけされた、企業に直結した独自アピールができれば選考の通過率があがるでしょう。

志望動機が「製品が好きだから」

「◯◯製品が好きだから、御社で働きたい」という学生が少なくありません。特に、メーカー志望の学生に顕著です。しかし、好きというのは最低限の前提です。

企業が欲しいのは「製品が好きな人」ではなくて「製品を提供する業務に携わるのが好きな人」です。お菓子を買うことと、お菓子をマーケティングすることは、当然ですが、違いますよね。

この問題を解決するには、

◯◯が好きだから

ではなく

御社で◯◯をやりたいから。なぜなら、〜

と「〜に携わりたい」ベースの志望動機に変えることです。製品が好きな人はユーザーとしては大切ですが、労働者として好かれるわけではないのですね。

志望動機が「製品が好きだから」の回答例文

例文

トレンドマイクロ
私は、大学のゼミで利用していたPCを海外の攻撃から守ってくれたのが、ウイルスバスターでした。

その時以来、自身のセキュリティ面の知識を高めるのはもちろん、貴社の取り組みに関心を持っていました。

貴社では、アンチウイルスソフトを始めとした消費者向け、官公庁企業向けのソフトなどの販売及び普及を通じて、日本の情報化の発展に貢献しています。

しかし、日本では、安全をお金で買う、という意識が薄いのが現状です。

貴社では、売り上げが上がることが「日本が強くなる」ことの指標である点が魅力的で、社会的責任を感じながら働くことができると考えています。

Point

関心のある商品と自身の貴重な実体験があり、日本での需要に危機感があることが伝わってきます。
関心の幅を広げて、日本の中で積極的にマーケットを開拓していきたいという意欲も感じることができます。

志望動機が「社会貢献がしたい」

最近の学生に増えているのがこのパターンです。

社会貢献に興味があります。御社の〜という業務で社会貢献をしたく、志望致しました。

もちろん、社会貢献を意識するのは悪いことではありません。でも、企業がほしいのは、社会貢献に興味がある人よりも、「事業に貢献して、利益をあげること」に興味がある人です。なぜなら、会社の目的は事業で利益を上げることだからです。

残酷ですが「社会貢献がしたいなら、ボランティア団体やNPOのほうがいいのでは?」という突っ込みにあってしまいます。

社会貢献にからめるなら、「〜という事業に興味があります。なぜなら〜。また、この事業は社会貢献にもつながると考えています。」くらいの温度が適切です。会社にとって社会貢献はあくまでサブ・イシューです。メインイシューである事業への情熱を語って下さい。

志望動機が「社会貢献がしたい」の回答例文

例文

イオンオール(文系・男子)
入社後は、地域でより愛される商業施設を作りたいと考えています。

私は大学の入学と共に、千葉県で一人暮らしをしました。

ある時、貴社の商業施設に行くと、 地域住民の方や関東の各地の方が多く訪れており、
シニアからファミリーといったあらゆる世代が買い物を楽しみ、笑顔で過ごせる場であるということを感じました。

しかし、私は現状に満足できていません。

私は、買い物を楽しむだけではなく、地域の特性を理解したうえで、新しいライフスタイルを提案したいと考えています。地域の人々が、地元での生活を通じて1年中、満足で幸せな時間をおくることができる、そのためのハブとなる商業施設を作りたいと本気で考えています。

貴社ではショッピングモール専業であるとともに、テナントの一部を地域からの出店にする等、地域に密着した事業を行っている点に、大変共感しました。

人々の笑顔を生み出し、その地域だからこそできる地元の魅力や伝統を融合した開発をしていくことで、社会に貢献していきたいと思っています。

Point

同業他社ではなくこの企業を選ぶ理由が説明できているのは好印象です。

具体的にどのようなテナント、サービス、お店づくりをしたいかも説明できればもっと良くなるでしょう。

 「軸」がわからない

よく「軸」を見つけろ、なんていいますよね。その学生がキャリアに求める根本のものがわからないと「本当にうちでいいのだろうか?」と納得ができなくなってしまいます。軸を示すには、

仕事では「〜」ということを重視している。私は「〜」を成し遂げたい。(キャリア上の目標を語る)

なぜなら、〜という理由があるからだ。(なぜ、あなたがその目標にこだわるのか理由を語る)

この点、御社は〜。(なぜその軸に会社が合致するのかを語る)

という流れで語ると効果的です。仕事で重視している軸が明瞭になるので、面接官側も、その軸に自分の会社が合致するかを判断しやすいからです。落ちたとしても「御縁」ということなります。

志望動機の軸の作り方

志望動機の軸は、自分が仕事を通じて何を実現したいか、です。面接で採用をしてもらうための良い志望動機を書く際には、しっかりとした軸になる部分が大切です。

志望する企業を選ぶ際に、何を重視しているのかが不明瞭だと、説得力がある志望動機を書くことはできません。
そのため、自分が何をしたいかを明確化するために、以下のプロセスで志望動機の軸を作ることを作りましょう。

  • ①自分が仕事を通じて何を実現したいのかを考える
  • ②自分がなぜ、それを実現したいか考える
  • ③自分なら、どのように実現するかを考える
  • ④それが実現できるのが御社であるという理由と結びつける

自分の実現したい軸になる部分が見つかれば、志望する企業の志望動機を考える際に、志望企業で実現したい目標や取り組んみたい仕事を具体的に見つけることができます。

軸が決まったら、自分と志望する企業のマッチする点を結び付けていきましょう。

面接官は志望動機のどこを評価するのか確認しておこう

面接官が志望動機を通じて、評価しているポイントは以下の2点です。

    • ①採用のターゲットとしてしている人物像に当てはまるか

面接官は、面接で語られる志望動機を中心に、求める人材像に当てはまる学生かどうかを評価します。
そこから深掘りしていくのは、採用後のミスマッチをなくすためです。

志望動機で面接官が入社後の活躍がイメージしにくくなってしまわないように、業界研究を通じて、自身が志望する企業の求める人材像と一致しているかを結び付けることは必須といえるでしょう。

  • ②自社の志望度が知りたいから

面接官は、学生が面接で話をした志望動機や入社に対する意欲などを通じて、入社への本気度を確かめようとします。

他社でも通じる内容で書かれた志望動機ではなく、自社向けに自分の今までの経験と結び付けている志望動機は、 入社への本気度を確認できるため、評価されるでしょう。

面接で回答する際は、しっかりと意識して志望動機を作成しましょう。

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