志望動機が「人で決めた」はあらゆる意味でマズイ理由

人で決めた志望動機が上手くいかない理由

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志望動機を聞かれると「志望動機は人です。御社の社員の◯◯さんに会い、こんな人になりたいと感じました」という人ベースの志望動機をいう学生がいます。

しかし、結論から言えば、「人が決め手」志望動機はやめておくべきです。なぜ「人が決め手」志望動機はダメなのでしょうか?

「人で決めた」志望動機はやめておこう

理由は簡単です。企業が欲しいのは、企業の社員に憧れる人材ではなく、企業の事業に興味がある人材、企業のビジネスを通して具体的にやりたいことがある人材です。そもそも、「◯◯さんに憧れて」といっても、その人以外に数百、数千の社員がいるわけです。なぜ、その社員の中の数千分の1を見て判断ができるのでしょうか?

確かに、憧れる社員がいるのは志望する動機にはなるでしょう。しかし、メインにするべき志望動機ではありません。

企業が欲しいのは、事業に貢献できる能力・相性をもった人材であって、企業の社員に憧れている学生ではありません。

質問に答えるだけで志望動機を完成させよう

志望動機を作成する際、文章を考えるのが苦手な就活生も多いと思われます。

「伝えたいことはたくさんあるけど、考えをまとめてわかりやすく伝えるのが難しい」という就活生は、「志望動機ジェネレーター」を活用しましょう。

志望動機ジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで理想的な流れの志望動機が完成します。面接での志望動機に関する質問にも対策が可能です。無料でダウンロードできるので、効率的に志望動機を完成させましょう。

サブの志望動機としてアピールするのはアリ

ただ、事業に対する志望動機(なぜその仕事を、その会社でやりたいのか)を語った後に、補助的に「御社の「人」も私にとっては大きな理由です」と述べるのはOKです。

たとえば、「OB訪問であった貴社の社員からも、常にクライアントの利益を考えて行動している姿勢が伺えました。先輩社員の方々と切磋琢磨し、ビジネスパーソンとして、彼らのような営業になりたいという想いも、貴社を志望する大きな理由の一つです」と説明します。

このように「OB訪問であった貴社の社員に」と、OB訪問をしたことをアピールするのは効果的な手法です。OB訪問をするくらい熱意があると伝わるからです。また、OB訪問をこなす積極性も評価されるでしょう。

特に、総合商社、金融機関、広告代理店など、OB訪問を重視している会社の場合は、「OB訪問であった貴社の社員の姿にー」とOB訪問でさらに会社に魅力を感じるようになったと告げるのは効果的なやり方です。

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就職を「人で決める」はやめた方がいい

また、就職先を「人で」決めるのもやめておきましょう。内定者の話を聞くと「やっぱり最後は人で決めたよね」と言う学生がいますが、あまり合理的な判断とはいえません。なぜか?判断材料が少なすぎるからです。

長期インターンをして、ベテラン、中堅、新人と幅広く接した上で 「人で」決めるならまだわかります。しかし、ほとんどの学生がいう「人で」は、内定者懇談会や説明会、OB訪問にくる、ほんの数人の社員のことです。

数千、数万いる社員の中で、誰と働くかもわからないのに、就活であった超少数の『人』で決めるのは全体を見ているとはいえないでしょう。さらに、内定者懇談会や説明会にくる社員は、現場のエース級が選ばれます。彼らをして、「みんないきいきと働いている」と信じてしまうのは、間違っています。

人ではなく、そのビジネスに携わりたいかどうかを重視して決めてください。