「グループディスカッションがとにかく苦手!」「グループディスカッションで発言ができない」「グループディスカッションで他の学生に圧倒されて、意見を言えない」…このような悩みはありませんか?
グループディスカッションほど、得意・不得意が別れる選考もありません。苦手な人は、本当に何も話せずに終わり、得意な人は場を上手くしきって評価されます。
苦手な人は苦手なままなのか…と落ち込むのは早い。苦手な人でも、ちょっとしたコツを意識するだけで、グループディスカッションがグッと上手くなります。すぐに効果がある、グループディスカッションの苦手克服法を解説します!
なぜ苦手になってしまったのか
グループディスカッションを選考基準に含めている企業は増えています。そのため、苦手意識を持ったまま臨むと、企業側に自分の本来の良さを何一つ評価してもらえずに終わってしまう可能性が高くなります。
苦手意識を克服するための一つの方法は、自分がなぜグループディスカッションを苦手とするのかを自己分析することです。
そうすることでどうすれば改善できるかが見えてきます。その要因となるものをいくつか取り上げましょう。
失敗の理由①消極的すぎて発言できない
グループディスカッションを苦手とするほとんどの人が抱えている弱点は、意見があっても発言しないことです。
要因として、自分の意見を言うことに慣れておらず、人からどう思われるかを気にしすぎているのかもしれません。
別の要因として、意見を上手に組み立てて話すのを苦手としているのかもしれません。
しかし、きついようですが意見があっても発言しなければ考えていないのと同じ、または意見を持っていないのと同じです。選考担当者からはテーマに対して関心を持っていない、問題に取り組む姿勢が意欲的でないと判断されてしまう恐れがあります。
自分に対するネガティブな考えを持たないこと、意見を順序立てて話す訓練をすることで苦手意識を改善できます。
【39点以下は危険度MAX】
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失敗の理由②積極的だが場を壊してしまう
意外なことに、発言を苦としない人もグループディスカッションを苦手としていることがあります。
その人の弱点は積極的すぎる、つまり場を独り占めしてしまっている、他の人が意見を言う機会を奪ってしまっていることです。
もしかすると、受かるためにはたくさん発言しないといけないというプレッシャーを強く感じているのかもしれません。
テーマに対して発言をするという姿勢は大変褒められることですが、度が過ぎると選考担当者から独善的、支配的と判断されてしまう可能性があります。
またある人は自分の意見が一番優れている、一番正しいと考えて、多く発言します。もしこの考え方を持っているなら気をつけましょう。
会社に入ると、一人の人間の力や知恵で解決できる問題はごくわずかです。ほとんどの場合、複数人が話し合い、意見を出し合うことによって解決されていきます。
他の人の意見に耳を傾ける心の余裕を持つことが大切です。
失敗の理由③的外れな発言や他人をマネした発言をしてしまう
テーマに合わない発言を繰り返してしまう、もしくは他人の意見に追随しているだけの人は、多くの場合グループディスカッションの選考で落ちやすいため苦手意識を持ってしまうことがあります。
テーマに対して主観的にしか考えられないと発言が的外れになる可能性が高くなります。他人にはない感性なので、主観的な発言も時には歓迎されます。
しかしいつもそうだと一人だけ蚊帳の外に置かれてしまいます。テーマを客観的に見て話す訓練が必要です。
他人をマネした発言しかできない人は、考えがまとまっていないのに発言してしまっているのかもしれませんし、他人の意見に圧倒されているのかもしれません。発言しなければという焦りを抑え、考えをまとめてからしっかり話せば問題ありません。
また人の意見に同意することは間違ったことではないので、その上にさらに積み上げることのできる何かを話せるように訓練しましょう。
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開始前の雑談で発言しやすい空気をつくる
グループディスカッションで発言できない!と悩む人。まず、「発言しやすい空気」をつくるところから始めましょう。
グループディスカッションははじまる前から始まっています。開始前にメンバーと打ち解けた空気を作っておけば、開始後に発言しやすくなります。逆に、開始前に会話をしないと、会話をしていたグループ同士の会話に入りにくくなります。
議論の前に雑談をして、緊張をほぐし、話しやすい空気をつくりましょう。
就活の話題、選考を受けている企業の話題、共通する話題はいくらでもあります。あなたから話を切りだし、会話の主導権を握るのです。
絶対に最初に発言しよう
グループディスカッションで、周りの学生に「リーダーのように一目置かれる方法」を知っていますか?実は、超カンタン。「一番最初に口火を切る」ことなんです。
最初に発言した人がリーダーになれる
海外の研究によれば、「最初に発言した人が主導権を握る」ことがわかっています。ある実験では、複数案のうち、どれかを選ぶかを学生にグループで議論させたところ、どのグループでも、「一番最初に発言をした学生」の案が通ったのです。また、他の学生も、その学生をリーダーとして評価していました。
「最初に口火を切る」これだけで周りがあなたをリーダーのように扱うのです。
最初に議論のタイムテーブルを決めよう
最初に話す!ことが大事なので、何を言ってもいいのです。ただ、出来れば生産的なことを言って、主導権を握りたいもの。
最初に「議論のタイムテーブル・スケジュールを決めませんか?」と提案すると、良いでしょう。生産的な発言ですし、しばらくあなたが議論の中心になります。
議論には以下の行程が必要です。それぞれ時間を割り振ってください。
- 質問の定義・・・この質問は何を聞いているのか。何を答えなければいけないのか。話し合い共有する
- アイデアを出す時間・・・課題が認識できたら、解決策を自由に発散します。
- アイデアをまとめる時間・・・出た意見を整理して、結論を出す
- 発表の準備・・・出た意見を整理し、「結論」「理由」「具体的な実行方法」など発表しやすい形に落とし込みます。
- リハーサルの時間・・・最後に発表が待っている場合は、担当者に一度リハーサルをさせてください。ぶつけ本番では何事もうまくいきません。
- 予備の時間・・・議論全体の制限時間の10分の1ほどの「予備時間」を設定しておきましょう。トラブルに対処しやすくなります。
と、このように議論の段階とそれに必要な時間を適宜割り振ります。この段階をし切るだけでも、緩いGDなら、突破できるでしょう。
つけたしでもいいので、とにかく発言する
「いきなり最初に口火を切るなんて怖くて無理」という人もいるかもしれません。
そもそもアイデア・意見なんか思いつかない。アイデアがないから発言できない。という方もいるでしょう。けれども、発言しないと、どんどん議論はあなたを置き去りにしていってしまいます。だから、参加をするべきです。
では、どうすればアイデア・意見がなくても、議論に参加できるのか。2つの方法があります。
つけたし
既に提出されたアイデアにワンポイントを+して、発言する方法です。たとえば「コンビニで地元の生鮮食品を売ろう」という案が出たら「地元の人の顔写真なんかをつけてもいいよね」とほんのワンポイントだけ付け加える。
これなら誰にでもできます。ブレインストーミングをしている時は、アイデアはあればあるだけ良い。ワンポイント付け加えるだけでよいので、どんどん発言して下さい。
評価する
既に提出されたアイデアが「なぜ良いのか」を伝えます。たとえば、「確かに、その案なら、お金がかからなそうだよね」という。これだけなら誰でもできますよね。ちょっとしたポジティブ評価を加えるだけで、議論からおいていかれなくなります。
また、ポジティブな評価はチームを活性化させ、ほぐし、最終的な成果物のレベルにも貢献します。
かみ砕いて要約する
自分の話していることを相手が理解してくれなければ、たとえどんなにいいことを話していても相手には伝わりません。
ディスカッションする相手に伝わらないということは選考担当者にも伝わっていないということです。相手に正しく考えを伝えるためには、言葉を平易にし簡単に話すことです。
専門用語はその場にいるすべての人が理解しているのであれば問題ありませんが、そうでなければ表現を変えます。
自分が本当に理解していないと考えをかみ砕いて要約することができないので、実は簡単に話すことが一番難しいのです。
もしそれができれば、相手は頭の中であなたの考えをロジックとして組み立てることができ、納得しやすくなります。
たとえば小学生くらいの子供に「車はなぜ走る?」というテーマをどう説明しますか?知識があればいろいろと専門用語が出てきそうです。
かと言って「ガソリンで走る」では余りにも簡単すぎます。「ガソリンがエンジンの中で爆発して、その力を利用して走るんだ。爆発した後のガソリンはガスになって後ろから出ていくんだ。」、これくらいの説明があればイメージできます。
あとは必要なら相手のレベルに合わせて付け足していきます。あなたの話は子供が聞いても分かってもらえますか。子供が理解できるくらいまでのレベルに内容をかみ砕くことができれば、それはかなり分かりやすい話といえるでしょう。
傾聴しよう
傾聴とは、文字通り相手の方に体を傾けるように、注意深く聴くことです。話すことと同じくらい、よく聴くことが重要です。なぜか。あなたは、あなたの話をろくに聞かない人、話しを聞いてくれる人、どちらに話をしたいですか?どちらが信頼をおけますか?後者ですよね。
よく聞いておくことで、チームメンバー全員があなたの方を向いて話し出します。そうすれば、議論の主導権が飛躍的に握りやすくなります。
具体的には、
- 相手の方を向いて話を聴く
- 適度にうなづく
- 相手の目を見て話しを聴く
を意識して下さい。アタリマエのことを、と思うかもしれません。が、就活生がグループディスカッションをする様を外から見ると、みんな驚くほど出来ていません。よく話すためには、よく聞かなければなりません。見落とされがちなよく聞く技術を身に着けましょう。
ロジカルに発言せよ。結論→理由
ロジカルに発言すれば、相手はあなたに一目おきます。論理的に話すには、結論→理由の順序で話すことです。
たとえば「私は〜をした方が良いと考えます。理由は2点。1〜。2〜。だからです。」と発言しましょう。このように発言すれば、効率良くあなたの言いたいことが伝わります。
日頃から、「結論から言えば〜です。理由はn点。1〜、2〜」と語る練習をしてください。
場数をこなす
これらの方法を実行すれば、初心者を脱して、議論をリードできるようになるでしょう。ただ、正しい方法を知っているのと、正しい方法を身に着けているのは、天と地ほども違います。正しいやり方を知っていても、実践できなければ意味がありません。
だから、実際のグループディスカッション・グループワークに積極的に参加し、場数をふんでおきましょう。グループワークを練習できる場所は、ジョブウェブのグループワーク系講座や、リクナビで「グループワークの説明会」を検索すれば見つかります。
とにかく、場数、場数です。本番前に最低でも10回はグループワーク・ディスカッションを経験しておきましょう。そうすれば、グループディスカッションは怖くありません。苦手なのは経験がないからです。経験値を貯めましょう。
一人で練習する方法
どうやってするんだろうと思うかもしれませんが、グループディスカッションの練習は一人でもできます。
一人でもできることは自分の考えを順序立ててまとめること、何かしらの結論を出すことです。
ニュースを見ているとき、ただ漫然と見るのではなく、それに対する自分の意見を考えましょう。そしてなぜそう思うのか、その根拠を探ります。
反対意見も考えてみます。どんな反対意見が予想されるでしょうか。反対意見が理にかなっているようなら、どう応対しますか。
最初は思考が慣れていないので大変疲れますが、あきらめずに繰り返しやることで思考回路が出来上がっていきます。
それができれば、とっさのディスカッションにも対応できるようになります。
グループディスカッションの練習ができる場所3選
自宅
特に、会社で働いているお父さんやお母さんとディスカッションするのはかなり力になります。あなたのご両親は毎日会社で話し合うことをしているわけですから、これ以上に強力な助っ人はいません。
セミナー
グループディスカッションの場を提供している団体のセミナーに参加してみることです。たとえば、全国各地にあるハローワークでセミナーが開催されています。また「」では、グループディスカッションの練習をしながら、選考まで受けられてしまうので一石二鳥です。
選考
できるだけ多くのディスカッション選考を受けることです。選考場所を練習とするというのはかなり大胆なやり方ですが、受ければ受けるほど慣れてくるのも事実です。1番緊張感のある場所で自分がどれだけのことができるのか、できないのかの判断材料を与えてくれます。
こうした練習を繰り返すことでグループディスカッションに対する苦手意識を克服しましょう。
【39点以下は危険度MAX】
本番前に、面接偏差値を診断しておこう
今年はweb面接をおこなう企業も増えていますが、自分の弱点を把握し適切に対策しなければ、どんな形式であれ面接を突破することはできません。
そこで活用したいのが、面接偏差値診断ツールの、「面接力診断」です。
24の質問に答えるだけで、自分の強みと弱みをグラフで見える化できます。
診断であらわになった自分の弱点を効率的に対策し、志望企業の面接を突破しましょう。
時間がかかりがちな自己分析が簡単にできちゃうツールがあるのをご存知でしたか?
パッと自己分析を終えたい時に使えるのが、使えるのが適職診断テスト「AnalyzeU+」です。
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これは、私がテストした時の診断結果です。この通り、かなり詳しく教えてくれます。
偏差値形式で表示してくれるので、「自分の強みは何なのか?」「向いている仕事は何なのか?」「どんな弱点があるのか?」「向いていない仕事は何か?」が一発でわかります。自分の向き・不向きがわかるので、自己分析で適職について考える時にとても役立ちます
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「AnalyzeU+」を活用して、最速で自己分析を終わらせましょう。