まだ諦めるな!夏採用からの就活を成功させる3つのポイント

就活生の中には、6月の間に就職が決まらず、夏採用に臨む方も多いでしょう。就職が上手くいっていないと、「自分なんてもう駄目かも…」と自分のやり方に自信が持てなくなってしまいますよね。

そこで、夏採用を成功させ、逆転の内定を取るために意識するべきポイントをご紹介します。

そもそも夏採用とは何か?

分析

夏採用とは何か?

夏採用とは、6月の下旬から8月の終わりまで続く採用活動のことです。

現在は、就活生有利の売り手市場なので、内定を蹴る学生も多く、予定の採用人数が集められない企業が増えています。そのため、夏採用という形で6月下旬以降にも採用活動を続けるのです。

夏採用の時期は、6月末〜8月末まで

スケジュール感としては、6月末からエントリーの受付を始めて、8月末までに内定が出ます。大手の中には、7月初旬まででエントリーを締め切ってしまう企業も少ないないので注意をしておきましょう。

ベンチャー企業、大手グループ企業、中堅企業などは、8月末近くまでエントリーを受け付けているところもあります。

入社はいつになるのか(他シーズンの採用との差)

普通の就活スケジュールよりも少し遅れが生じる夏採用ですが、入社時期には差があるのでしょうか。
実際のところ夏採用で採用が決まった就活生も、採用時期が変わるということはなく、基本的には卒業を待って来年の4月から入社になるというケースが多そうです。

一方で、既卒である方や留学をしていてギャップイヤー期間中であるという学生の方は、夏のうちに採用が決まると、10月からの入社というケースも考えられます。
特に、出来るだけ早く即戦力が欲しいと考えている企業では、入社時期を早めるというシーンもあるかもしれません。

面接の際に、入社時期がいつとなるのかを双方でしっかりと確認をしてから、面接・採用の流れに乗れると良いですね。

実は、かなりチャンスがある夏採用

6月までの選考で学生を集められなかった企業なんて「ほとんど中小企業や無名の企業ばかりでしょ」と思うかもしれません。

しかし、実際にはそうではありません。

業績が好調な上場企業でも、学生を上手く集められず採用を続けている場合が多いです。

例えば、マイナビの調査によれば、上場企業でも57%以上が6月以降にも採用活動を続けると回答しています(出展)。その理由は予定の内定人数を確保できなかったからというのが大半です。

現在は、就活が売り手市場なので、採用の枠が大きい大手企業や、業績はいいけれども就活生の知名度がないBtoB企業は、なかなか人を集められずに、夏以降も採用を続けるのです。

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就活力診断で、今の自分の実力を把握し、効果的な対策をしていきましょう。

どのような人が受けるのか

夏採用を受ける人にはどのような方が多いのでしょうか。
まずは、昨年の冬や今年の春採用で内定を獲得できなかった就活生の方です。春は基本的に倍率が高い企業も多いですので、競争の中で就活が夏にずれ込むという方もいらっしゃるでしょう。

また、すでに内定をもらっている方の中でも、「もう少し別の企業を見てみたい。」、「今の内定先は何かしっくりこない。」と考えて夏採用に臨む学生さんもいらっしゃいます。
やりがいや働き方改革が叫ばれる今ですので、焦って就職先を決めるのではなく、じっくりと自分に合う企業を探すことが大切なのかもしれません。

ぜひ自分に合う企業を夏採用の中でじっくりと見つけ出し、良い就活の締めくくりをできるように頑張ってください。

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2021.06.23

夏採用をしている大手企業のリスト一覧

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では、そんな夏採用をしている企業の一覧を見ていきましょう。就活生はまず「夏採用をしている大手」に興味があると思うので、そちらをまとめていきます。

夏採用をしている大手企業の一覧

例年、夏採用をしている大手企業の一覧

主に、以下のような大手企業が夏採用で採用活動を続けています。

(6月下旬にエントリー締切がある企業)  

  • 本田技研工業…6/20
  • 読売新聞…6/25
  • 日本テレビ…6/26
  • みずほフィナンシャルグループ…6/27
  • 関西テレビ…6/28
  • 三菱商事…6/29
  • キューピー…6/30
  • NTTコミュニケーションズ…6/30
  • 大林組…6/30

(7月上旬にエントリー締切がある企業)

  • ヤマハモーター…7/1
  • 三菱マテリアル…7/2
  • 三菱電機…7/5
  • 名古屋鉄道…7/5

(7月下旬にエントリー締切がある企業)

  • 損保ジャパン…7/23
  • JAL…7/29

通年で採用を受け付けている大手企業

また、「夏」という形にこだわらず、通年採用を続け、で6月以降も内定を出している会社もあります

通年で採用を受け付けている大手  

  • ユニクロ
  • ソフトバンク
  • リクルート
  • ソニー

通年で採用を受け付けている外資

  • ネスレ
  • ユニリーバ

通年で採用を受け付けているベンチャー

  • DeNa
  • サイボウズ
  • メルカリ
  • エス・エム・エス
  • メタップス

大手のグループ会社も受けておこう

大手企業を目指して、チャレンジすることは大事です。しかし、春採用に比べれば夏採用は選考の枠が少なく、難易度が高いのもまた事実です。

ですから、夏採用をしている大手企業ばかりを受けていては、内定がもらえないリスクがあります

そんな時におすすめなのが、大手のグループ会社を受けることです。

大手のグループ会社は、本体企業に比べれば、就活生が集まりにくく、6月以降にも夏採用を続けている企業が多いです。また、選考の内定難易度も大手ほどは高くありません

大手のグループ会社は、福利厚生が大手に準じていますし、経営も安定しているので、内定した後の満足度は非常に高いはずです。

だから、大手のグループ会社も保険として受けておくことをお勧めします。トヨタやソニー、JAL、サントリーなどの大手グループ会社の内定が狙えるイベントなどもありますよ。

エージェントの利用で一発逆転!

自分一人で就活を進めていくのもよいですが、いち早く内定が欲しい!という方には、エージェントの利用もおすすめです。

カウンセラーのサポートのもと、自己PRの添削から、面談対策までサポートしてくれるので、一気に内定に近づけます。

もちろん、それぞれの特性にあった企業の紹介も受けられるので、より受かる可能性の高い、自分にあった企業を受けることができます。

おすすめはサポート体制が充実した「JobSpring」。内定後のフォローまでしっかり対応してくれます。

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夏採用の選考で注意するべきポイント3つ

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夏採用では、春採用向けの対策だけではうまくいきません。「夏採用ならでは」の対策をしておかないと、内定は遠のいてしまいます。そこで、必ず意識しておくべき、夏採用でのポイントをご紹介します。

「なぜ春の選考を受けなかったのか?」は必ず聞かれる

夏採用で一番良く聞かれるのが「なぜ春の選考は受けなかったのか?」です。

本当に志望度が高いなら春に選考を受けるはず。では、なぜ春に受けずに、採用枠の少なくなった夏に受けているのかを企業は気にしているのです

これの質問にうまく回答するポイントは、正直に志望業界の遷移理由を説明することです。

具体的には、「A」という軸を重視して「xxx業界」を中心に就活をしていたが、「A」という軸は「yyy業界」にも通じると考え、現在はyyy業界にも視野を広げて、就活をしている、と答えるとまとまるでしょう。

例文にすると、このようになります。

最初はグローバルに活躍できる仕事を求めて、総合商社ばかりを受けていた。しかし、グローバルに活躍するという視点では、海外で高いシェアを持つメーカーでも、海外営業として日本の高い技術力を世界に提供する手伝いをすることで、世界と接点を持った働き方ができると考えるようになった。現在は、海外売上比率の高いメーカーも視野に入れて就職活動している

このように、『私の「就活の軸」は今受けている会社でも叶えられる』という構成で語ると良いでしょう。

人事も、あなたが最初からその業界を志望していなかったことは理解しています。ただ、志望度が低い学生を取る理由はないので、納得のいく志望の変遷理由が語れるかどうかを気にしているのです

嘘をつかずに、自分の志望業界がどういう風に変化したのかを納得できるように語れるようにしてください。
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「今までの就職活動で内定は出ましたか?」にも回答できるように

内定を確保しつつ、夏採用に参加している学生も多いので、「今までの就職活動で内定は出たかどうか」も聞かれる場合があります。

内定がある場合は、なぜ現在の内定先よりも、今受けている企業に魅力を感じるのかをきちんと説明できるようにしてください。

内定がない場合は、現在は内定が出ていませんと正直に回答しましょう。

人事も、この時期に就職活動をしている学生の多くに内定が出ていないことは理解しているので、それでマイナスにはなりません。

ただ、「なぜ内定が出なかったか、自分なりの反省点は?」等は追加で聞かれる場合があるので、回答を準備しておきましょう。

具体的な回答例

これまでの就職活動での内定の有無を聞かれた際の具体的な回答例は以下のようなものです。

例文

現在は内定をいただいている企業はありません。
自分はこれまで企業の給与や福利厚生ばかりを見て、しっかりと自分がやりたいことに向き合えていませんでした。

しかし就活の途中で、これでは本当に自分のやりたいことを見つけられず、企業様にもアピールできないということに気づき、自己分析を重点的に行いました。
結果、自分は「目の前の相手を幸せにすること」を仕事を通して叶えたいと思うようになり、御社の選考を受けているのです。

Point
  • 正直に「内定がない」と答えていること。
  • これまでの就活での反省を述べて、しっかりと改善していることを伝えている
  • 就活の変遷から、企業の志望動機までの流れができている

夏採用でよく聞かれる質問

「なぜ春選考を受けなかったのか」や「内定の有無」以外にも、夏採用でよく聞かれる質問をいくつかご紹介します。

    • 「就活の中で気づいたことや学んだことはありますか?」

冬〜春で就活を行う中で、何かしらの気づきや学びがあったはずです。
夏採用では、就活生の方がある程度就活を経験して今に至るという前提で質問がくることもありますので、対策が必要でしょう。

  • 「就活をもう一度やり直すなら、どのような行動をしますか?」

夏採用を受けている中には、就活に対して後悔をしている人や、途中で心変わりがあった人も多いはずです。
そのような学生に対して、もう一度やり直すなら、と振り返り能力や本心を聞く質問も考えられますので、対策しておきましょう。

以上2つ以外にも、通常の就活で聞かれるような質問もありますので、しっかりと準備をして面接に臨みましょう。

大手だけにこだわった就活をしないこと

いわゆる大手企業だけにこだわった就職活動を夏採用でも続けるのは危険です。

もちろん、それで決まる場合もありますが、あくまで狭き門。なのでリスクヘッジをしておかなければなりません。

大手だけでなく、ベンチャー企業や、知名度はないが業績が良い上場Btob企業、大手のグループ会社など、視野を広げて就活を続けましょう。7-8月だと、内定の枠を確保できていない企業がかなりあるので、懸命に就活を続ければ必ず逆転の内定がとれるはずです。

より効率的に企業を探すなら、スカウトサイトを活用することもおすすめです。キミスカなら、登録しておけば大手をはじめとする人気企業からスカウトが届くほか、高精度の自己分析ツールも利用できます。

他シーズンとの難易度の差

夏採用の難易度は、春や秋・冬採用と比べて差があるのでしょうか。
一般的に、就活シーズンである春採用が終わった後にくるのが夏採用ですので、春よりは募集や求人が減っている可能性もあり、人気の業種や企業では少し厳しい就活が予想されます。

一方で、人材不足が叫ばれている今ですので、春の間に学生を集めきれなかった企業や、内定辞退が多く出た企業も数多くあり、募集数自体が急激に減るということは無いかもしれません。

むしろ、春で「とりあえず就活は一区切りつけよう。」と考えて、就活をやめてしまう学生も多く、企業によってはその分倍率が低くなる可能性がありますね。

見かけ上の難易度ではなく、企業ごとや業界ごとにも難易度は異なってくるかと思いますので、しっかり分析と対策を行って、夏採用の面接に臨んでみてくださいね。

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