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リーダーシップを上手く自己PRできれば、採用において有利になります。経済産業省の調査によれば、企業は若手社会人に欠けている資質として「人を巻き込む力」をあげています。したがって、人を巻き込み、組織を動かしてきたリーダーシップのある就活生は、採用で非常に有利になります。
しかし、リーダーシップをアピールする学生は非常に多いため、何の説得力もなくリーダーシップをアピールしても、多くの自己PRの中に埋もれてしまいます。
では、どうすれば魅力的な自己PRができるのでしょうか?わかりやすい例文をもとに、リーダーシップを自己PRする時のポイントを徹底解説いたします!
自己PR例文…リーダーシップ
まず、リーダーシップの自己PR例文をチェックしてみましょう。例文を読んだ方が、直感的に自己PRのポイントが掴めると思います。以下の例文を読めば、リーダーシップの自己PRのコツがイメージできるでしょう。
自己PR例文…リーダーシップ
私には「尽くすリーダー」です。チームのために何が必要かを考え、行動することができます。
その力を発揮したのが、ゼミ長として、大学対抗模擬裁判トーナメントで所属ゼミの優勝に貢献した経験です。
私の所属しているゼミは、毎年、3年生が大学対抗で模擬裁判をすることになっています。しかし、所属ゼミのメンバーは、それぞれインターンやアルバイト等があり、中々準備に時間を避けない状況でした。チームのために何ができるかを考え、私は以下のことを実行しました。
- 1.生産性があがるよう、メンバーの興味関心のあるパートを聞き出し、彼らの関心ごとに作業を割り振る。
- 2.作業を依頼するときは、「作業の目的」「ゴール」「アウトプットのイメージ」を明確に伝え、手戻りを防いだ
- 3.打ち合わせに参加できなかったメンバーには、後にオンライン電話でフォローアップをした
私自身、資格試験の勉強もあり、時間の余裕もなかったのですが「メンバーが力を発揮するために、できることはやりたい」という想いで、上記の施策をこなしていきました。
結果、少ない時間でも、準備を進めることができ、6大学対抗の模擬裁判でチームを優勝に導くことができました。
貴社においても、この「尽くすリーダーシップ」を活かし、プロジェクトに貢献していきたいです。
コレを押さえればOK!自己PRの型
この自己PRは以下の「型」に従って制作されています。この型を押さえるだけで、誰でもわかりやすい自己PRが書けるようになります。以下の型を参考に自己PRを構成してみましょう。

1.あなたのリーダーシップを表現するキャッチフレーズを探そう
「リーダーシップ」よりも、あなたの長所を的確に表現できるワードがあるはず。自分のリーダーシップを的確に表現できるキャッチフレーズを探してください。
「リーダーシップ」という言葉はやや抽象的です。リーダーシップにも様々なものがありますよね。たとえば「参謀型のリーダー」「意見を拾い上げて周りをまとめていくリーダー」「自分が模範を示すことでメンバーを引っ張っていくリーダー」…様々なリーダーシップの形があるはずです。
「リーダーシップ」という言葉は抽象的すぎて、あなたがどんなリーダーシップの持ち主かが伝わりません。
だから、あなたのリーダーシップを表現する的確なワードを探しましょう。例文では「尽くすリーダー」として、チームがパフォーマンスを発揮するために自ら働きかける資質を表現しています。
あなたのリーダーシップを的確に表現できるキャッチフレーズを探してください。
2.メンバーをマネジメントするために何をしたのか?詳しく書く
- 1.生産性があがるよう、メンバーの興味関心のあるパートを聞き出し、彼らの関心ごとに作業を割り振る。
- 2.作業を依頼するときは、「作業の目的」「ゴール」「アウトプットのイメージ」を明確に伝え、手戻りを防いだ
- 3.打ち合わせに参加できなかったメンバーには、後にオンライン電話でフォローアップをした
ただ「リーダーシップを発揮しました!リーダーシップに自信があります!」だけでは、魅力的なアピールにはなりません。あなたのリーダーシップを上手くアピールするために、「メンバーをマネジメントするために、具体的にどんな工夫をしたか」を説明しましょう。
「チームをまとめるために、具体的にどんなことをしたのか?」を詳しく語れば、あなたのリーダーシップが面接官に伝わります。例文のように、チームのためにリーダーとして何をしたか?を具体的に伝えましょう。
抽象的なアピールでは何も響かない
よくある駄目な例が
このような表現。これは抽象的すぎて、ほとんど何も言っていないに等しいです。面接官が知りたいのは「メンバーと向き合うために、あなたはどんな工夫・努力をしたのか?」という部分です。
リーダーとして、チームの為に行った行動・工夫を詳しく説明すると、あなたの良さが伝わりやすくなります。たとえば、例文からは「相手の事を考えながら、仕事を振る」この学生のリーダーシップが伝わります。
チームの為に、あなたが行った行動・努力を出来るだけ具体的に書いてください。
3.なぜ頑張れたのか?を書くと責任感をアピールできる
リーダーは、楽なことばかりではありません。メンバーから批判されたり、自分の方針がついてこなったり…苦しいことも多いでしょう。
その「壁」にぶつかった時に、何を考え、どう行動したか?を伝えましょう。壁にぶつかっても、それでも尚チームの為に行動する姿を示せば、あなたの責任感やストレス耐性を採用担当にアピールできるからです。
「リーダーとしてぶつかった壁」「どんな想い・行動でそれを乗り越えられたか」も語ると、魅力的な自己PRになります。
4.仕事にどう活かせるか?
会社にとって一番重要なのは「この就活生を採用したら、会社の役に立つだろうか」ということです。「会社の役に立つ」とアピールするには、ただ「リーダーシップがあります」とアピールするだけでは弱いです。「このリーダーシップを活かし、〜という形で貴社に貢献したい」と、あなたの能力がどう役立つかをアピールしましょう。
自分のリーダーシップがどう役立つか?をアピールした方が、採用担当があなたの活躍する姿をイメージしやすくなります。
5.注意!無理にリーダーシップをアピールしないこと
本当はリーダーシップを持っていないにも関わらず、「企業が評価するから」という理由で、無理やりリーダーシップをアピールしている学生が非常に多いです。
確かに、「リーダーシップ」は評価されやすい要素です。しかし、それはあくまで「本当にその人がリーダーシップを持っている場合」に限ります。無理にリーダーシップをアピールしたとしても評価されません。
リーダーシップが強みではないのに、無理にリーダーシップをアピールすると失敗する
たとえば、私が相談にのった学生の例では、
このような自己PRがありました。自己PRとして極端に悪いわけではありませんが、このエピソードで「リーダーシップ」をアピールするのは無理がありますよね。
このように、無理にリーダーシップをアピールしようとすると、アピールしている長所とエピソードがちぐはぐになり、評価されない自己PRになってしまいます。
あくまで、あなたが本当に持っている長所をアピールしてください。

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