就活で押さえておくべき内定時期の目安!企業別のスケジュールも確認

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就活を進めているなかで「周囲では内定がポツポツ出始めているのに、自分はまだ内定が決まらない」「就活も中盤なのに、なかなか希望の業界で内定が得られない」など、いろいろな事柄で悩むものです。

気になるのは内定時期ですが、普通なら、いつ頃内定は出るものなのでしょうか。実際、いつごろまでに内定が出ていればOKなのでしょうか。

そこで今回は、就活スケジュールや内定時期の目安、業界別の内定時期、早期に内定をゲットする方法などを解説します。

早期化・多様化する企業の動きに合わせて柔軟な動きが取れるよう、これから解説するポイントをしっかり押さえて早めに準備をしておきましょう。

まずは一般的な就活スケジュールを把握しよう

経団連の加盟企業は、毎年3月1日に採用情報を公開します。そのため一般的な就活スケジュールは、採用情報が解禁された3月からエントリーの受付開始、6月から面接など本格的な選考開始、9月まで企業の採用活動が続き、正式な内定通知は10月1日以降、という流れになっています。

つまり、内々定が出始めるのは必然的に3月からになります。まずはこの一般的な就活スケジュールを念頭に置いておきましょう。

知っておきたい内定時期のあれこれ

一般的な就職スケジュールの流れは解説しましたが、リクルートが発表した就職プロセス調査によると、正式な選考通知が出る10月以外、たとえば3・4月や卒業間近定の時期でも内定率は上昇しています。実際には、一般的な就職スケジュール以外の動きで内定を獲得している人が多数いるということです。

それでは、実際の内定時期について、いくつかのポイントから考察していきましょう。

情報解禁前の時期にも内定は出ている

本格的な就活開始は採用情報が公開される3月、本格的な選考開始は6月とされています。しかし、実際には採用情報解禁前に内々定を出す企業も存在します。中には、学生が2年次・3年次のうちに内々定を出す企業もあるほど。

なぜそんな早期に内々定が出るかの理由は後述しますが、必ずしも一般的な就活スケジュールどおりには動いていない企業が多いことを覚えておきましょう。

最も内定が多く出る時期は4月

「就職プロセス調査」の内定状況のグラフからもわかるとおり、内々定・内定が特に多く出る時期は4月で、5月・6月にかけて集中します。3月からエントリー開始、6月選考開始というスケジュールが一般的にもかかわらず、すでに4月の時点で内々定や内定をもらっている人が多いのが現状です。

就活生の多くは、就活が解禁される前の時期から準備を進め、早期に内定を獲得していることがわかります

卒業間近の2~3月でも内定は出る!

同じ調査からもわかるように、卒業間近の2・3月の時点でも内定率に動きがあります。一般的な就活スケジュールと比較するとはるかに遅いペースとはいえ、2・3月も内定を獲得できる時期でありえるといえるでしょう。

正式な内定通知が出る10月までに内定を獲得できなかったとしても、卒業するまでまだまだチャンスはあるということ。諦めず、根気よく就活を続けることが肝心です。

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業界・業種・企業によって内定時期は異なることも

ここまで、一般的な採用スケジュールや、平均的な内定獲得の時期について解説してきました。実際には、業界や企業ごとに内定を出す時期は異なります。

ここから先は、企業を大きく3つのカテゴリーに分けて、それぞれの内定時期を見ていきます。志望する企業のタイプに応じて参考にしてください。

☆大手企業

経団連に所属している大手企業は、一般的なスケジュールに沿って採用活動をおこなっています。前年度の6月ごろからインターンシップや会社説明会がスタートし、3月から採用情報を公開して本格的な選考を開始、内々定を出すのは3月から8月ごろ、正式な内定通知は10月以降という流れです

ただし、大手企業でも経団連に所属していないところもあり、人材獲得に向けてより早い動きで採用活動を開始して、早期に内定を出す傾向が見られます。

ベンチャー企業

ベンチャー系企業の場合、一般的な採用スケジュールよりもかなり早いサイクルで採用活動を実施しています。多くは1月から4月にかけて本選考をおこない、3月から6月あたりに内定を出しています

一方、優秀な人材獲得に向けて通年採用を実施している企業も少なくありません。通年採用の場合、通常の就活スケジュールとは異なるタイミングでもチャレンジできます。この場合は卒業間近の2~3月の時期でも内定獲得は可能といえますね。

ベンチャー系はインターンシップの実施も盛んで、夏季や冬季、春季と企業によって実施時期が異なります。インターンシップへの参加がそのまま内定をもらえるケースも増えているため、内定時期もかなり早くなっているのでしょう。

外資系企業

外資系やIT系企業などの多くは経団連に所属していません。そのため「3月に採用情報の解禁、6月から選考開始」というスケジュールに則る必要もないので、独自の選考スケジュールを設定している企業が多数を占めます

1つのパターンとして、3年次の10月あたりから会社説明会をスタート、11月から12月にかけて本選考を実施、翌年の1月から3月にかけて内定を出す傾向があります。つまり、4年に上がる前に採用活動が終了しているということです。

内定の時期に正解はない! 自分のペースで内定を目指そう

ここまでの内容を振り返ると、一般的な就活スケジュールはあるものの、実際には企業のタイプによって内定時期は大きく異なります。そのため、「いつが内定の時期か」という質問に対する正解はない、といえます。

内定獲得の早い遅いで、就活の成功が左右されるわけではありません。実際、早めに内定が出た企業で入社後にミスマッチで苦労する人もいれば、卒業間際で採用が決まった企業でやりがいを感じながら仕事をしている人もいます。

要は、自分が本当に働きたいと思える企業に入社できるかどうかです。希望の企業や業界で内定がもらえるよう、就活に励みましょう。

いつまでに内定が出ればいい? 目安となる考え方

とはいえ中には「周囲よりもスタートが出遅れた」「なかなか内定が取れなくて焦っている」などの理由で、「いつまでに内定が出ればよいかの時期」がどうしても気になる人もいることでしょう。

そこで、内定時期をつかむうえで参考となる4つの目安をご紹介します。今後の就活を計画的に進めるうえで、そんな人はこの4つのタイミングを押さえておくとよいでしょう。

①4月:一般的な内定時期

一般的な内定・内々定獲得のピークは4月です。先に紹介したグラフを見ても、4割近い学生が内定を獲得しています。この時期までに内定が取れていれば、周囲とも足並みがそろい、焦る必要もないので、安心といえば安心です

ただし、4月の内定獲得を目指すとなると、その分早めに就活を進める必要があります。なるべく早く自己分析や企業研究、エントリーシートの作成・面接対策などを進めておくなど、情報解禁の前でも企業の動きを予測して準備するスピーディーさが求められます。

②6月:面接が始まる時期

ちょうど企業の選考活動が本格化する6月も、内定獲得の1つの目安です。先のグラフで見ると、7割程度の学生が6月までに内定を受けているうえ、そもそも経団連の指示に沿うならば、面接が始まるのが6月であるため、必然的に内定獲得は6月となるはずです。この時期に内定を獲得できれば、企業側の一般的な採用スケジュールにもマッチして動いているといえます。

6月までに内定をもらうには、3月までに自己分析や企業研究を終わらせておき、3月の採用情報解禁と同時にエントリーし、本選考へと進むのが大切です。

③9月:内定式の直前

9月ごろも、内定が出る時期の1つの目安となります。その先の10月に内定式が控えているた、9月までに内定を獲得できれば、友人やこれからともに働く同僚と一緒に内定式に出られるため、一安心ではないでしょうか

実際6月までには間に合わなかったものの、その後約2割の学生が内定を獲得し、他の就活生と肩を並べて10月の内定式に臨んでいるということがグラフからもわかるはずです。

6月までに内定が取れなかったとしても、まだまだ企業の採用活動は続いています。他の人よりも就活に出遅れた場合でも、なかなか内定が取れない場合でも、9月までの内定獲得ができれば内定式というひとつの基準には間に合います。焦らず根気よくエントリーし続けましょう。

④3月:入社の直前

9月を過ぎると9割程度の学生が内定を獲得しています。採用活動のピークは過ぎているため焦る気持ちにもなりますが、通年採用を実施している企業や、大手企業の選考時期とずらして選考をおこなっている中小企業など、意外に採用活動はまだまだ活発です。

内定とは4月から入社する企業を決めるためのもの。つまりは3月の卒業までに内定が取れていればよいのです。3月が内定獲得時期で最後に目指すべきラインです。さまざまな企業に視野を広げてエントリーし続け、納得のいく企業への入社を果たしましょう。

どうして内定時期が早まっているの?

内定時期は年々早期化していると言われます。内閣府が令和4年11月30日に発表した「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)」に掲載されていた情報を見ると、最初の内々定を受けた時期について、2018年度のピークは5月なのに対し、2019年以降はコロナ禍に見舞われた2020年度を除き、いずれの年も4月にピークを迎えています。

では、なぜ内定時期が早期化しているのか、3つの理由から解説していきます。

21卒からは就活ルールが廃止されたから

経団連は、所属企業の採用活動に対して、2020年度卒までは「大学3年次の3月に広報解禁、大学4年次の6月に選考解禁、大学4年次の10月に内定解禁」のルールを課していました。

それが、21年度卒の学生からはこのルールを撤廃したことで、企業は独自に採用情報公開や選考開始、内定通知の時期を決めて採用活動を進められるようになったのです。

もともと経団連に所属していない企業の間では採用活動が早期化していたなか、このルール撤廃により、より多くの企業で採用活動が早期化すると、必然的に内定時期も早期化します。何らかの規制が設けられない限り、今後は早期化の動きがより加速するでしょう。

能力の高い学生を確保したいから

内定時期が早くなる理由としては、人材の確保が一番です。能力の高い学生をいち早く確保しておくために、選考時期を早めます。

特に大手や有名企業とは異なる中小企業の場合、大手と同じ選考スケジュールで採用活動をすると、エントリーさえ少なくなります

早く内定を獲得したいと考える学生は多いので、早くから就活を始めている就活意欲と能力の高い学生の確保のために、選考時期を早くしているのです。

インターンシップからそのまま内定をもらう人もいる

内定時期の早期化に大きな影響を与えているのがインターンシップです。インターンシップへの参加を通じて、就活が本格化する以前に、直接企業から内定を獲得する学生が増えていることが内定時期が早期化する一因となっています。中には2年次のうちに内定を受ける学生もいるほどです。

そしてインターンシップが早期内定獲得につながるという認識が学生の間で広まったことで、早くからインターンシップへ応募する動きが活発化しました。こうした学生の動向を受け、早めの人材獲得に向けてインターンシップを実施する企業が増加したことで、内定時期の早期化に一層の拍車がかかっています。

企業側にとって、インターンシップは単なる職場体験の提供という目的を超えて、優秀かつ自社とのマッチング度が高い学生を見いだして内定を出すための場として活用されています。

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内定をいちはやくゲットする方法

早期に内定を獲得するには、スケジュールに沿った就活ではなく、何事も早めに行動を進めることが肝心です。

早めとは言っても、ただやみくもに動くのではなく、きちんとポイントを押さえて行動すれば、就活の効果が高まり、早期の内定獲得につながります。そのために役立つ6つのポイントを解説します。

選考情報は就活スケジュールにとらわれずに細目にチェック

3月が採用情報の解禁、6月から本格的に選考開始が一般的な流れですが、近年は採用のやり方が多様化していることに加え、社会の状況によって従来のやり方やスケジュールとは異なる可能性が高いため、これまでの就活スケジュールにとらわれず、自分で選考情報をこまめにチェックするよう心がけましょう。

2021年卒の就活でリアルな大規模合説イベントが無くなり、オンライン説明会やWEB面接など、これまでとは違う採用の手法を取り入れる企業が増えたように、採用手法の急な変更や、例年とは異なる就活スケジュールに対応するためにも、スケジュール管理には例年以上に気を配る必要があります。

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インターンシップに参加する

インターンシップが単なる職場体験の提供を超えて、選考という目的も兼ねた場になっていることはすでに解説しました。早期に内定を獲得するうえでも、インターンシップへの参加には意義があります。

企業の間では、優秀な人材が他社に取られてしまう前にできるだけ早く囲い込みたいという狙いから、早いうちにインターンシップを実施する動きが増えています

そういった企業の動きに合わせて、3年次からサマーインターンに応募して参加し、内々定の獲得につなげる学生もいます。何か自分に合っているのか、何が自分のやりたいことなのかを探るために、大学1・2年次の段階でインターンシップに参加する学生も、今は珍しくありません。

気になる企業がインターンシップを実施する情報がつかめたら積極的に応募・参加して、早期の内定獲得をつかみましょう。

大手就活サイト以外が開く就活イベントにも参加する

大手就活サイトが開催する就活イベントには多数の企業が参加するため、大手をはじめ多くの企業と直接つながりが持てるのがメリットです。大規模であればあるほど参加する就活生の人数も多いため、多数のライバルと同じ土俵で戦うことになり、その分自己アピールの機会が減ります。

1社ごとに割ける時間も限られているため、面談にこぎつけても企業への自己アピールが十分にできず、企業に対する理解も浅いままで終わるため、思ったほどには早期内定へとつなげるチャンスにはなかなか恵まれないのが実情です。

その点で、中・小規模の企業が開催するイベントには、大手就活サイトによるイベントとは異なる魅力があります。

こうした就活イベントでは、参加する企業が4、5社程度、また参加する学生の人数も数十名程度と限られています。その分、各企業の採用担当者と対面でより長い時間話す機会に恵まれ、企業について深く知ることができるのです

対面で自分の人柄や熱意などアピールポイントをうまく伝えられれば高評価や好印象につながり、直に本選考に進める道も開けるでしょう。

また、イベント中におこなわれるグループワークや座談会などを通じて、あなたに興味を持った企業の採用担当者からスカウトがくることも。通常とはまた別のルートで早期に内定を獲得する可能性も高まります。

このように、中・小規模の就活サイトが実施する就活イベントには早期に内定を獲得できる可能性があるので、積極的に参加してみましょう。

就職エージェントを使う

就職エージェントの利用も、早期の内定獲得を狙ううえで有効な手段です。

就職エージェントは就活の準備から実際の選考まで、就活の一連の流れをプロの目線でサポートしてくれるサービスです。専任コンサルタントによるカウンセリングを通じて、自分の強みや向いている企業・業界などがわかるだけでなく、エントリーシートの書き方や面接対策など、実際の就活に役立つ支援も受けられます。

何より、就職エージェントがパイプを持っている企業の中から、マッチング度の高い企業を厳選して紹介してもらえるのがメリットです。中には一般に知られていない非公開求人や、早期選考を実施している企業も含まれています。

就職エージェントの手厚いサポートを受けながら効率的に就活準備を進め、相性が高めの企業を紹介されて選考を受けているうちに、早期に内定を受けることもあるでしょう。

逆求人型サイトを使う

逆求人型サービスは、自分の強みや経験などをプロフィールに登録しておくだけで、その内容に基づいて関連性の高い企業からオファーやスカウトが来るサービスです。企業からアプローチが来るため、自分が応募する企業を探す必要がなく、多くの企業の情報に触れることができます

プロフィールの内容が充実しているほど、よりマッチング度の高い企業からオファー・スカウトが受けられます。ベンチャー企業や外資系企業など、一般的な採用スケジュールよりも早期に内定を出す企業からのオファーもくるので、うまく本選考に進むことができれば、早期に内定を獲得できる可能性も高まります。

自己分析の浅さは、人事に見透かされる

就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。

そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。

My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・特徴を見える化できます。

My analyticsでサクッと自己分析をして、選考を突破しましょう。

一般の内定時期を目安に早めの対策が就活成功の鍵を握る

企業が内々定・内定を出す時期は4月が最も多く、その次のピークは6月です。企業の採用スケジュールは年々早期化している一方、通年採用を実施しているベンチャー企業、卒業ギリギリの間際まで活発に採用を続けている中小企業など、動きは多様化しています。

就活において決まった内定時期はありません。その中でも就活生の内定獲得が増える時期ですらいくつかあります。そして早期の内定獲得ももちろん大事ですが、自分が働きたいと思える企業に就職できるかどうかも最も大事なポイントです。内定獲得にあたって時期が気になる人は、その中でも目安となる時期を見つけて就活を進めていきましょう。

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