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学生時代に学業に一生懸命に打ち込んだ。しかし、自己PRで他の学生が話すのは、サークルや課外活動の話ばかり。なんだかそういう空気になっているような気がして、学業の話をしずらい、という学生の相談をよく受けます。
さて、学生時代に力を入れたことが学業である場合、それを自己PRや「学生時代に力を入れたこと」として話しても良いのでしょうか?
結論から言えば、もちろんOKです。
学生時代に力を入れたことで悩む就活生は多い
「学生時代に力を入れたこと」は、面接においてもエントリーシートにおいても、必ずと言っていいほど聞かれる質問ですが、何を話せばいいのか悩む就活生も多いのではないでしょうか。
学生時代に力を入れたこと1000文字を2個も書けることない……悲しい人生
— たば (@daikon_taba) April 1, 2020
実際、SNS上でも、このように悩む就活生の声が多く見られます。
学生時代に力を入れたこととしてサークルやバイトをあげる人は多い
学生時代に力を入れたこととして多くの人が挙げるエピソードに、サークルやアルバイトの話があります。
ほとんどの大学生がおこなっているサークル活動やアルバイトは、印象に残ったことや苦労したことが記憶に残りやすく、エピソードとしても話しやすいため、取り上げる就活生が多いのでしょう。
アルバイトは社会に近い環境であるため、採用担当者に入社後の活躍をイメージしてもらいやすくなり、サークルはチームでの活動であるため、会社内でどのような役割を担っていくのかイメージしてもらいやすくなるメリットもあります。
お決まりの題材は内容で勝負しなくては印象に残らない
学生時代に力を入れたことの題材として取り上げやすい、サークル活動やアルバイトのエピソードですが、多くの就活生が選ぶエピソードなだけに、ありふれた内容になってしまう可能性があります。
採用担当者に「またこの話か…」と思われないためにも、サークル活動やアルバイトの話をする場合は、他の就活生と比べて魅力的な内容の話にしなければなりません。
「サークルの一員として頑張った」「アルバイトを数年間続けた」などのありふれた内容ではなく、何をどう頑張り、そこから何を得たのかを具体的に話し、他の就活生のエピソードと差別化することが大切です。
書き方や伝え方によってサークルやバイト以上に魅力的なものになる
あまり就活生が取り上げないような題材を選ぶのは、少し不安に感じる人もいると思いますが、書き方や伝え方の工夫次第で、サークルやバイト以上に魅力的なものになる可能性が秘められています。
特に、採用担当者は「学生時代に力を入れたこと」の質問によって、就活生の人柄を見極めようとしているため、人柄がイメージできるようなエピソードにする必要があります。
好印象を持たれるような回答にするために、なぜ選考で「学生時代に力を入れたこと」を質問されるのか理解し、自分の魅力が十分に伝わるような回答を考えましょう。
取り組んだ理由と取り組んだ内容を具体的に話せることが大事
人柄がイメージできるような回答にするには、エピソードに具体性を持たせることが大切です。
ただ単に、「学業を頑張った」「ボランティアを頑張った」と答えても、何をどう頑張ったのかわからず、人柄をイメージできません。
抽象的な回答は人柄をイメージしにくいうえに、他の就活生のエピソードと差別化ができないため、力を入れて取り組んだ理由と内容を具体的に話すよう心がけましょう。
話の内容が具体的であれば、他の就活生とエピソードが被ることを心配する必要はなく、採用担当者の印象にも残りやすいでしょう。
「学生時代に最も打ち込んだこと」を的確に伝える7つの極意|例文あり
サークルやバイト以外の学生時代に力を入れたことの例
「学生時代に力を入れたことがない」と悩んでいる人でも、意外と自分が気づいていないでけで、頑張ったというエピソードがあるはずです。
どうやって考えたらいいのかわからない人のために、学生時代に力を入れたことの題材をいくつかご紹介します。
・インターンシップ
・留学
・旅行
・SNS投稿
・ブログ
・自炊
・ダイエット
・地域の行事
どうしても自分では思いつかないという人は、家族や友達など、周りの人の意見を聞いてみるのも有効な手段です。
学生時代に力を入れたことの例文
力を入れて取り組んだ理由と内容を、具体的に話すことを意識しながら、回答を考えましょう。
文章の構成は、結論→エピソード→何を得たのか→意気込みという流れで考えると、簡潔でわかりやすい文章になり、採用担当者がイメージしやすい内容の話になります。
下の例文を参考にしながら、自分なりのエピソードを考えてみてください。
長期インターンシップ
私が学生時代に力を入れたことは、長期インターン先の企業で、実際のクライアントに対し、自分が考えた企画を提案したことです。
そのインターンは、アパレル会社に対し、売上拡大を目指す施策についてプレゼンテーションを行うという内容でした。
実際に企画営業の仕事を体験し、提案先の企業が抱えている問題や求めているものを理解したうえで、魅力的な提案をする営業の難しさを実感するとともに、営業という仕事にやりがいを感じました。
入社後は、自分の都合だけではなく、相手の企業が抱えている問題や求めているものを理解したうえで、お互いにとって有益となるような営業活動をしていきたいと考えています。
学生時代に力を入れたこととして、長期のインターンシップへの参加を挙げた例文です。
志望する企業の仕事内容に近いインターンシップへの参加経験があれば、採用担当者に入社後の活躍をイメージしてもらいやすいため、積極的にアピールするようにしましょう。
インターンシップの内容、参加したことで得たものを詳しく話すことが大切です。
自炊
私が学生時代に力を入れたことは自炊です。
大学入学を機に一人暮らしを始めたことがきっかけで、毎日自炊するようになりました。
実家暮らしだったときには、毎日決まった時間に母親が食事を用意してくれていたため、それが当たり前のようになっていましたが、一人暮らしを始めてから、自炊の大変さを身にしみて感じるようになりました。
帰りが遅くなった日や疲れている日でも自炊しなければならないため、時間のある日にまとめて作り置きしておいたり、簡単に作れるような料理を勉強したりして、少しでも負担を減らせるように日々研究しています。
体調管理や節約という意味でも、社会人になってからも継続して自炊をしていきたいと思います。
学生時代に力を入れたこととして、自炊を挙げた例文です。
体調管理は社会人になってお大切なことです。また、この例文からは頑張ろうと決めたことの継続性があると見られます。
帰宅時間が遅いこともあるが、継続するための工夫がされていることが見えるのも評価できます。
地域の行事
私が学生時代に力を入れたことは、地域で行われる祭りや行事などに、手伝いとして参加したことです。
地域の行事に参加し始めるまでの私は、人と話すことがあまり好きではなく、行事やイベントへの参加に積極的ではありませんでした。
しかし、初めて手伝いとして行事に参加したときに、さまざまな経験をしてきた年上の人との会話の楽しさや、大人数で何かを取り組むことのやりがいを知り、人と話すことや行事への参加が好きになりました。
近年は地域コミュニティの希薄化が問題になっていますが、地域での支え合いや触れ合いは、長く健康で暮らしていくためには必要不可欠だと思います。
社会人になってからも、地域とのつながりの大切さを忘れずに働いていきたいと考えています。
地域の行事に参加することによって、その地域の魅力や抱えている問題を知るきっかけにもなるため、特に地元企業への就職を希望する場合はアピールになります。
また、人と話すことが好きではなかったのに、地域の課題のため、自ら行動におこしているため、行動力も評価できる内容となっています。
人気企業内定者の「ガクチカ」を参考にしよう
学生時代に力を入れたことは、就活の中でも大切なアピール要素です。部活やスポーツ系系などの学生時代に力を入れたことを正しくアピールして、学生時代の経験やそれによって得た能力を伝えましょう。
学生時代に力を入れたことを考えるときに活用したいのが『人気企業内定者の「ガクチカ」まとめ』です。
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