短所を質問された時に上手く答える3つの秘訣【例文あり】

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就活では短所や弱点についての質問をされることがあります。

いきなり「短所は?」と聞かれても、どんな短所を答えていいかわからず、戸惑いますよね。

ここでは、例文をもとに就活で短所を質問された時の答え方を徹底的に解説いたします!
以下を読めば、上手に「自分の短所」について回答できるはずです。

就活で短所を質問された時の回答例

例文

私の短所は優柔不断な点です。選択肢に迷ってしまい、なかなか決断ができないことがあります。

たとえば、小さなことですが、大学の授業選択など、「あれにしよう、これにしよう」と迷ってしまい、選択が期限ギリギリになってしまうことが多々あります。

社会では、素早い判断が求められることも多いため、この短所はいち早く治したいと考えています。

具体的には、「判断のための指標」をつくるよう、最近では心がけています。たとえば、授業を選択する際に「将来仕事の役に立つものを優先的に選ぶ」と基準をつくり、その基準に従って判断するようにしています。

まだ、即断即決とはいえませんが、少しずつ素早い判断・行動ができるようになってきています。

面接評価シートで面接官のチェックポイントを確認しよう

面接をする際、面接官は面接評価シートを元に就活生を評価しています。

面接評価シートには、質問に対する受け答えなどの内容をチェックする項目があるのです。企業や職種によって設定されている項目は異なりますが、参考にすることで面接官視点を把握することができます。

面接官は、どのような就活生を評価するのでしょうか。
面接評価シート」を無料でダウンロードして、面接前に最終調整をしたり、就活生同士の練習で活用したりしましょう。

就活で「短所」について質問される理由

まず、細かい解説に入る前に「そもそも、なぜ面接官は就活生の短所について質問するのか?」考えてみましょう。面接官の質問意図を理解することで、相手に響く的確な回答ができるようになります。

1.致命的な短所・欠点がないか?

まず、単純に「業務の遂行上、致命的な短所がないか?」を把握しようとしています。たとえば、「人とコミュニケーションをするのがニガテです」だと、仕事をする上で困ってしまいますよね。

就活生が入社してから仕事をするうえで、致命的な欠点がないかを確認しようとしています。

2.自分の弱点を客観視できているかどうか

短所を質問するのは、「あなたが自分の短所を客観的に認識できているか」を確認しようという意図もあります。

自分の短所を客観的に理解できる人は、「入社後も、自分の課題を理解し、成長してくれそうだ」という印象を面接官に与えられます。

性格検査の結果と照らしあわせて、短所を質問されていることも多いので、ごまかした、いい加減な回答では相手を納得させられません。

3.短所に向き合うことができているか

また、「短所に向き合い、対処できる人かどうか」も試しています。
短所のない人はいません。大事なのは、短所を自覚し、短所を克服するための努力をすることです。

短所を知りたいだけでなく「その就活生が短所にどのように対処しているか?」を見て、学生の自己向上力を確かめようとしています。

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短所を質問されたときの答え方のポイント

短所や短所に対する向き合い方が具体的

短所を答える際のポイントは、短所についての説明や、短所への向き合い方を具体的に述べることです。

ただ単に短所を述べることは誰にでもでき、短所を克服したいという考えを言葉で言うのは簡単です。

しかし、面接官が重視するのは、どのような短所があるのかという点ではなく、自分で短所を理解し、短所を克服するための具体的な対策ができているかという点です。

そのため短所を答える際は、短所を裏づけるようなエピソードと克服するための具体的な対策を話し、回答に説得力を持たせる必要があります。

「短所なし」や長所に見える言い方はしない

自分の短所がわからないからといって、「短所なし」と答えるのは避けましょう。

自分の弱点である短所を答えることは、自ら評価を下げてしまうようにも思えますが、答え方次第なのです。

誰にでも短所のひとつやふたつあるのは当然であるため、自分の短所を理解し、克服するための対策をきちんと行なっているという答え方が必要です。

短所に向き合い、克服する姿勢があることを示せば、自分を客観的に見ることができているだけでなく、自己向上力が備わっていることをアピールでき、評価も高まります。

「短所なし」の答えは、自分の弱さを把握できていない、客観視して自分を捉えることができていないと見られます。

客観視できていないと、私には苦手なものがない、なぜ指摘されているのか分からない、自分の考えが正しいという思考になるとも思われ、一緒に働きたい人材と思われにくくなります。

また、短所を答える際は、長所に見える言い方をしないことも大切です。

質問されているのは、あくまでも短所であり、長所に近いようなものや既に克服したものは、もはや短所とは言えません。

致命的な短所を答える必要はありませんが、見栄を張ってごまかすのではなく、正直に自分の短所を答えましょう。

短所を答える際の注意点

働く上で致命的な短所は避ける

「業務の遂行上、致命的な欠点」になる短所を答える必要はありません。たとえば「人とコミュニケーションをとるのが苦手」「約束を守れない」などの短所を答えると「本当にこの学生に仕事を任せて平気か?」と思われ、不採用になるリスクがあります。

自分の短所のうち、仕事上、致命的でないものを選んで答えましょう。(あくまで、本当の短所を答えること)

面接で伝えられる短所の一例

うまく答えられれば高評価につながるとはいえ、やはり短所は自分の欠点であるため、答え方によっては評価を下げてしまいます。

特に、働く上で致命的な短所や、「短所なし」と答えるのは、大きく評価を下げてしまうため避けるのが無難です。

短所の答え方のポイントを知った上で、具体的なエピソードと対策を示すことを意識しながら、回答を考えましょう。

答え方例:短所「人見知り」

例文

私の短所は、人見知りであることです。

大学の授業やゼミでは、グループとして活動することも多くありましたが、人見知りである私はなかなか周りと打ち解けられず、自分の意見をはっきりと相手に伝えられませんでした。

しかし、人見知りによって自分の意見を言えないことは、社会に出てからも大きな欠点になると思い、まずはあまり深く考えすぎずに自分からに話しかけるよう心がけました。

それまでは相手の顔色をうかがって人見知りしてしまうことが多かったのですが、自分から相手に興味を持ち、気楽に話すことで、今までよりも人見知りすることが少なくなくなったと実感します。

ポイント

人見知りという短所は、答え方によっては致命的な短所になってしまうため、人見知りであってもコミュニケーションを取ることは問題ないということをアピールしなければなりません。

ネガティブな内容になりすぎないように注意しながら、人見知りを裏付けるようなエピソードと、具体的な対策を述べましょう。

答え方例:短所「心配性」

例文

私の短所は心配性な点です。

学校やサークルの行事などで重要な役割を任せられると、ミスをしないか心配で夜も眠れなくなってしまいます。
サークルの打ち上げで幹事を任されたときには、連絡のミスやお金の計算のミスがないか心配で、夜寝る前にも考えすぎて眠れなくなったことがありました。

社会に出てからは、さらに仕事やプライベートでの悩みが増えると考えられるため、ストレスを貯めないためにも、心配性な性格を直したいと考えています。

具体的に対策としては、これまでの私の悩みは、心配してもしょうがないようなことがほとんどだったので、心配事をすべて紙に書き出し、心配すべきことなのかそうでないのか見極めることにしました。

そうすることで、日々の心配事が格段に減り、心配しすぎてなかなか寝つけないということも少なくなりました。

ポイント

心配性を短所として挙げた例文です。

心配性であることを裏付けるエピソードを話した上で、短所を克服するための具体的な対策を述べています。

心配性という短所は、見方によっては「計画性がある」という長所として捉えることもできるため、短所の中からその人の長所が読み取れるような回答を心がけると、高評価につながりやすいでしょう。

答え方例:短所「飽き性」

例文

私の短所は飽き性な点です。

色々なことに興味を持ち、あれもこれも手を出してしまって、すべて中途半端に終わってしまうことがあります。

例えば、大学のサークル選びの際に興味のあるサークルが3つあり、すべてのサークルに入ったところ、スケジュールの管理が難しくなり、結局どのサークルにも顔を出さないような状況に陥ってしまいました。

このままでは、周囲にも迷惑をかけてしまうと思い、一つのサークルだけに絞って活動を続けることにしました。

自分のできる範囲に絞り専念して取り組めるため、イベントの達成感もありますし、他のこともおかげで、中途半端にならず今でも活動を続けられています。

深く考えずに、自分の興味のあることに次々と手を出してしまったことで、何もかもが中途半端になってしまったため、これからは自分の容量を把握し先を見据えたうえで行動していきたいと思います。

ポイント

好奇心旺盛で行動力があることは良いことですが、飽き性によって何もかもが中途半端になってしまうと、周りから「責任感がない人」と捉えられてしまうことも考えられます。

責任感がないというのは、働く上で致命的な短所になりかねないため、飽き性を短所として挙げる際は、短所を自覚し、克服するための対策を行っていることをしっかりとアピールすることが大切です。