【例文あり】市役所の効果的な志望動機の書き方

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市役所の志望動機が思いつかず、困っていませんか?選考では多くの場合で志望動機が問われます。
志望動機が定まっていない人や、不明確で採用担当者に伝わらない場合、内定は難しいでしょう。

賢者の就活では、ポイントを理解するだけで、採用担当者に伝わる志望動機が書けるようになります。市役所志望の就活生のために、わかりやすい例文をもとに、志望動機の書き方を徹底的に解説していきます!

市役所の志望動機を書くポイント

さっそく市役所の志望動機を書くポイントから解説しましょう。

①公務員でなくてはいけない理由を明確にする

なんとなく公務員を目指したような志望動機だと面接では通用しません。公務員ならではの特徴を再確認して、あなたが公務員を目指そうとしたきっかけを明確にしてください。

特に大切なのは、民間企業と公務員の差別化です。中には「公務員なら人の役に立つ仕事ができるから」と答える学生もいますが、民間企業でも同様のことは言えます。
民間企業も公務員もサービスを提供するという点では共通しているため、視点を変えて両者の違いを考えなくてはいけません。

例えば、公共インフラ整備や各種証明書の発行、生活保護の給付など、利益を期待できないような分野は公務員にしかできない仕事です。

安定はポジティブな評価にならない

安定性が志望動機ではポジティブな評価になりません。たとえ本音がそうであっても、公務員でなければならない熱意が伝わるような志望動機に変えましょう。

安定だけが志望理由の場合、仕事内容が合わないことや目的ややりがいを感じられないことによる早期退職が懸念されます。

NG例)
「公務員は民間企業と比べてリストラや減給のリスクが少ないので志望しました」

OK例)
「これまでの人生とこれからの人生を想像したとき、人生の重要な節目では必ず行政の支えを受けていることに気づいた。一生に渡って多くの人を手助けできるのは行政職員ならではのやりがいだと思い、公務員を志望しました」

市役所の仕事を理解して考える

民間企業と公務員の差別化を図るのは当然ながら、国家公務員と地方公務員、さらに都道府県職員と市区町村職員の違いについても理解しなければなりません。それぞれの職域によって具体的な仕事の内容は異なります。

市役所職員と県庁職員の仕事内容の違いは明確です。
市役所職員は、住民との接点が多く、補助金や政策においても市民を対象としているものです。

一方、県職員は県民を対象にした仕事よりも、市役所と国を繋ぐ仕事がメインです。各市役所の状況を県として国に報告する、国からの事業や政策について各市役所の職員に伝えるといったことが仕事になります。

②その市役所でなくてはいけない理由を記載する

市役所の選考を受ける人には、2通りいるでしょう。育ってきた地元の市役所を受ける場合と、地元ではない市役所を受ける場合です。

どちらのパターンにおいても、その市役所でなくてはならない理由を記載してください。
この記載が無い場合、どこの市役所でもいいのかと思われかねません。

出身地と異なる場合は、最終的に出身地の市役所が受かったら退職するのではないかと早期離職を懸念されるケースも少なくありません。

良い面だけではなく解決したい課題を伝えるのも効果的

「解決したい課題がある」といったアプローチで、その市役所でなくてはならない理由を志望動機として伝えるのも効果的です。良い状況や報告は表に出やすいですが、市役所の課題については、一般市民には情報としてあまり伝えられません。

課題を的確に言えるということは、その市町村について入念に調べられていることに繋がります。
市役所の仕事や受験する自治体についての研究が出来ていると伝わりますし、合わせてその課題に対してどうしたいのか、入庁後の目的や目標が伝えられます

例文

「〇〇市では自殺対策に力を入れていますが、自殺死亡率を減少させるためには、相談窓口を充実させるべきだと私は考えています。本当に困っている人が来訪相談や電話相談を利用するのは難しいと思うので、〇〇市職員として採用された場合は、メールや手紙、SNSなどで相談できる窓口の整備に尽力したいです。」

③市役所の仕事に活かせる強みを分析する

採用担当者は志望動機から、あなたが市に貢献してくれる人材か否かを判断しています。

「生まれ育った地域だから」という理由だけでは興味を持ってもらえないため、市役所の仕事に活かせる強みを分析し、志望動機を通じてアピールしてください。

例文

「独居高齢者の見守り活動に参加し、たくさんの高齢者と関わってきた」

Point:

市役所によっても異なりますが、地域自治課や福祉課や長寿課など、市役所には高齢者との接点が多い課や係があります。
そのため、高齢者への対応経験があることは強みとなります。

例文

「大学広報誌の作成に携わり、広報誌の中で〇〇市の情報も発信してきた」

Point:

市役所には広報係もありますし、商工政策課など、地元の産業どう活かしていくか考える課もあります。そのため、市の情報発信をしてきた経験は強みになります。

例のように、市役所の仕事に直接活かせそうな実績があれば積極的にアピールしましょう。実績や専門的な知識がなくても、過去の活動を通して身についた行動力や協調性、粘り強さなどの長所も大きな武器になります。

志望動機が書けない時は、志望動機作成ツールを活用してみよう

ここまで○○の志望動機を作成する方法を解説してきましたが、例文のような志望動機を一人で書き上げる自信がない方も多いはず。

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2021.05.25

市役所の志望動機の例文

市役所の志望動機を作成するポイントを解説しました。
次に、ポイントに沿って例文を紹介します。志望動機を作成する際の参考にしてください。

例文①地元の市役所を受ける場合

例文

生まれ育った〇〇市をより住み良い場所にするためには、市職員として働くのが一番だと思うからです。

私は学生時代から、人の役に立つ仕事がしたいと思い、地域の介護ボランティアや、児童への読み聞かせのボランティアに積極的に参加してきました。

そこで、〇〇市の職員の方と一緒にお仕事をする機会があり、地域のことを誠実に考えて働くお姿に感銘を受け、自分も地域のために市職員として働きたいという思いが強くなりました。

〇〇市は、私の生まれ育った愛着のある地元です。自分の頑張りが地域の活性につながることほど、やりがいのあることはないと思い、〇〇市を志望いたしました。

大学時代に政治学部にて学んだ地方自治・行政学の知識を活かし、市民の方が住みやすい〇〇市にするべく、貢献していきたいです。

Point:

市職員として働きたいと考えるキッカケになった具体的なエピソードを含めている点です。
具体的なエピソードを含めることで、より明確で説得力のある志望動機になります。

また、例文では学生時代に積極的にボランティア活動をしていたこと、地方自治・行政学を学んだことをアピールしています。
追加するのであれば、学生時代に自分がおこなってきたことをアピールした上で、経験を市職員の仕事にどのように活かすことができるのかについても説明するとよいでしょう。

例文②地元の市役所を受ける場合

例文

生まれ育った〇〇市をさらに魅力的な街にしたいと思い志望しました。

〇〇市の職員として働きたいと強く感じるようになったのは、大学で経験した広報誌の作成がきっかけです。「地元の人でも知らない〇〇市の魅力」をテーマに、資料探しや街歩きを通じて情報を集めていくうちに、長く住んでいる私でも知らなかったような魅力がたくさんあることに気づきました。

〇〇市にはたくさんの魅力があるにもかかわらず、認知度の低さから観光客の訪問意欲が低いことが課題となっています。そのため私はもっと多くの人に〇〇市の魅力を知ってもらいたいです。大学時代に学んだ知識を活かし、あまり知られていない観光地の情報発信にも力を入れて取り組んでいきたいと考えています。

Point:

「生まれ育った街で愛着があるから」という理由だけに留まらず、なぜこの自治体で働きたいのかまでしっかりと言及できています。
自治体が抱える問題に触れて、どのように改善したいのか触れている点も好印象です。

例文③地元以外の市役所を受ける場合

例文

〇〇市に広がる美しい自然の保護に努めたいと思い志望しました。

私はこの地域の出身ではないのですが、祖父母の家が〇〇市にあるため、毎年のように里帰りで訪れていました。幼少期、〇〇山や〇〇川で兄弟と一緒に遊んだことは私の大切な思い出です。

しかし、近年の都市開発や環境への配慮に欠ける不法なおこないによって、〇〇市の美しい自然が失われつつあると聞きました。そのため私は自分の大切な思い出でもある自然を守りたいと思い、環境の維持・発展に携われる市の職員を志望しました。

なかでも、事業者への指導や環境調査など、業務内容が自然保護と密接な関係を持っている環境保全課で働きたいと考えています。

Point:

公務員志望の学生には「人の役に立ちたい」「地域のために働きたい」という想いは伝わっても、「なぜその地域なのか?」の部分が弱い学生が多いです。

地元以外の市役所を受ける場合は、特に興味を持ったきっかけを詳しく話す必要があります。例文のように「幼少期に訪れて印象に残った」など、きっかけとなったエピソードを伝えましょう。

例文④地元以外の市役所を受ける場合

例文

〇〇市の職員として、私が学生時代に学んだ福祉の知識や、独居高齢者の見守り活動に参加してきた経験を活かし、貢献していきたいです。

高齢者の多い〇〇市では、ふれあい型食事サービスなど、高齢者の安否確認や生きがいづくりのための事業に力を入れて取り組んでいます。

そのため、〇〇市でなら、学生時代に学んだ知識や経験を最大限活かせると思い、志望しました。

Point:

志望動機では、「こういう能力を活かしたい」という前向きな志を語っています。仕事への熱意が伝えると同時に、自分のスキルもアピールできています。

単に「〜に携わりたいです」とあこがれを伝えるだけでなく、「こんな風に〇〇市の役に立ちたい」と具体的に記載できると、さらに評価に繋がるでしょう。

学生時代に取り組んだことを市職員の仕事に関連づけることができれば、大きな強みになります。

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市役所の志望動機は自治体や仕事内容を研究して作成しよう

市役所の志望動機では、民間企業と公務員の違い、国家公務員と地方公務員の違いを明確にすることが大切です。そのためには、自治体の仕事内容を深く研究する必要があります。

「なぜ数ある自治体の中から〇〇市を選んだのか」の質問に答えられるよう、自分が志望する自治体ならではの特色や施策を調べておきましょう。入職後にやりたいことを明確にできれば、その自治体で働きたいという熱意が伝わる志望動機になります。

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